パリにはフランス王家の家族をはじめ、著名な芸術家、哲学科、文学者、歴史的な偉人が多く埋葬されています。
「お墓めぐり」と聞くとあまりピンとこないかもしれませんが、実はみなさんが良く知っている教会にも有名人が眠っていたりするんですよ!
このページでは、いつもとはちょっと違う切り口で、パリ中心地に眠るフランスゆかりの人物と墓地や教会をご紹介していきたいと思います。
- フランスの文化・慣習に興味がある
- 外国のお墓を見てみたい
- 静かな場所が好き
え、そんなところにそんな人が!?とびっくりするようなものもあるかもしれません。
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フランス・パリで行ってみたい有名人が眠るお墓8選
パリ市内にお墓が点在しているため、効率良く観光できるようGoogleマップにまとめてみました。
郊外にあるお墓も多いので、全て周るという方はほとんどいないと思いますが、観光の予定と照らし合わせて、近くまで行くことがあればぜひ立ち寄ってみてください。
モンマルトル墓地やパンテオン、アンヴァリッドなどは比較的アクセスしやすいと思います。
サン・ドニ・バジリカ大聖堂
サン・ドニはパリ北部にある郊外の街で、歴代のフランス国王と王妃が眠るサン・ドニ・バジリカ大聖堂があります。
大聖堂の地下聖堂(クリプト)には、「フランス王家の墓所」があり、10世紀から1789年までの42人の王、32人の王妃、63人の王太子および王女が埋葬されています。
- フランス革命で処刑された
ルイ16世
マリー・アントワネット - メロヴィング朝フランク王国
初代国王クロヴィス - カロリング朝西フランク王国
初代国王シャルル2世とその王妃 - カペー朝フランス王国
初代国王ユーグ・カペー - ヴァロワ朝
初代国王フィリップ6世
9代目フランソワ1世
10代目アンリ2世と
王妃カトリーヌ・ド・メディシス - ブルボン朝
初代国王アンリ4世
最後のフランス王
ルイ18世
フランス革命後、多くの墓が破壊されましたが、その後修復され、再び王家の墓所としての立場を復権します。
ちなみにルイ16世とマリー・アントワネットの遺体は、当初パリのマドレーヌ教会に葬られていましたが、ルイ18世によりサン・ドニ・バジリカ大聖堂に移されました。
またクリプト内にあるブルボン朝の礼拝堂には、10歳という若さで病死したマリー・アントワネットの息子ルイ・シャルル(のちのルイ17世)の心臓が収められています。
詳しい情報に関しては「サンドニバジリカ大聖堂の行き方・営業時間・見どころ徹底ガイド」にまとめています。
サン・ドニ・バジリカ大聖堂 | |
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住所 | 1 Rue de la Légion d’Honneur, 93200 Saint-Denis 地図 |
最寄り | メトロ13号線Basilique de Saint-Denis駅 |
時間 | 10:00-18:15(4月-9月) 10:00-17:15(10月-3月) |
定休 | |
料金 | 大人11ユーロ/18歳未満無料 ミュージアムパスOK |
HP | http://www.saint-denis-basilique.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パンテオン
カルチエ・ラタンにあるパンテオンは、18世紀後半にルイ15世の命により聖ジュヌヴィエーヴ教会として建設されました。
「フーコーの振り子」の実験が行われた場所として有名で、レプリカが設置されています。
パンテオンの地下は、地下納骨堂(クリプト)になっていて、以下の偉人たちが眠ります。
詳しい情報に関しては「パンテオンの行き方・営業時間・見どころ徹底ガイド」にまとめています。
- フランスの文豪
ヴィクトル・ユーゴー - 哲学者
ジャン・ジャック・ルソー - ノーベル物理学賞を受賞した
キュリー夫人ことマリ・キュリー - 啓蒙思想家・文学者・歴史家
ヴォルテールこと
フランソワ・マリー・アルエ - 点字を発明
ルイ・ブライユ
パンテオン | |
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住所 | Place du Panthéon, 75005 Paris 地図 |
最寄り | メトロ10号線Maubert-Mutualité駅 メトロ7号線Place Monge駅 |
時間 | 10:00-18:00(10月1日-3月31日) 10:00-18:30(4月1日-9月30日) |
定休 | 1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 13ユーロ 18歳以下無料 ミュージアムパスOK |
HP | http://www.paris-pantheon.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
サンジェルマンデプレ教会
パリ最古の教会として知られるロマネスク様式のサン・ジェルマン・デ・プレ教会。
教会の起源は6世紀にさかのぼります。
パリの司教であったサン・ジェルマンがここに教会堂を建立したのが始まりで、サン・ジェルマン・デ・プレ教会のシンボルである鐘楼の下に葬られています。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会には、パリ司教のサン・ジェルマンのほかに、フランク王国の初代国王クロヴィスの息子でパリ国王のキルデベルト1世をはじめ、メロヴィング朝の歴代の王たちが眠っています。
また近世哲学の祖として知られる哲学者のルネ・デカルトも埋葬されています。
詳しい情報に関しては「パリ最古サン・ジェルマン・デ・プレ教会の行き方・見どころ徹底ガイド」にまとめています。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会 | |
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住所 | 3, place des Saint-Germain des Prés, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線 Saint-Germain des Prés駅 |
HP | https://www.eglise-saintgermaindespres.fr/ |
アンヴァリッド・サン・ルイ教会
ルイ14世によって建設された旧軍事病院アンヴァリッド。
付属するサン・ルイ教会は、ルイ9世の遺体安置のために建てられた教会です。
王家の教会と呼ばれるドーム教会の地下墓地には、フランス史上最も重要な人物であるナポレオン・ボナパルトをはじめ、ナポレオンの親族やフランスの著名な将軍たちの棺が置かれています。
こんなに壮大なお墓はめったにお目にかかれません。あまりメジャーな観光地ではありませんがぜひ足を運んでみてください。
詳しい情報に関しては「アンヴァリッドの行き方・営業時間・見どころ徹底ガイド」にまとめています。
アンヴァリッド | |
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住所 | 129 Rue de Grenelle, 75007 Paris 地図 |
最寄り | メトロ8号線La Tour Maubourg駅 メトロ13号線Varennes駅 |
時間 | 10:00-18:00(4月1日~10月31日) 10:00-17:00(11月1日~3月31日) |
定休 | 1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 15ユーロ 無料エリアあり ミュージアムパスOK |
HP | https://www.parisinfo.com/musee-monument-paris/71310/Hotel-national-des-Invalides |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ペールラシェーズ墓地
パリには、著名人の眠る墓地がいくつかあります。
なかでもパリの三大墓地といわれているのが、ペール・ラシェーズ墓地、モンパルナス墓地、モンマルトル墓地です。
ペール・ラシェーズ墓地は、1804年に作られたパリで一番大きな墓地。
ルイ14世の司祭であったペール・フランソワ・デクス・ド・ラ・シェーズの名前に由来しています。
多くの芸術家や作家など歴史に名の残る著名人が眠っているため、世界的に有名な墓地で、毎年たくさんの人々がペール・ラシェーズ墓地を訪れます。
とにかく広大な墓地のため、迷わないためにも墓地の入り口で無料の地図をもらっておきましょう。
ペール・ラシェーズ墓地に埋葬されている著名人の中でも訪れる人の多いお墓
- フランスを代表するシャンソン歌手
エディット・ピアフ - イタリア出身の俳優・シャンソン歌手
イヴ・モンタン - アイルランド出身の作家・劇作家・詩人
オスカー・ワイルド - イソップ寓話で有名なフランスの詩人
ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ - フランスのロマン主義を代表する画家
ウジェーヌ・ドラクロワ - フランスの文豪
オノレ・ド・バルザック - 長編小説「失われた時を求めて」
マルセル・プルースト - オペラの女王・ソプラノ歌手
マリア・カラス - エコール・ド・パリを代表する画家
アメデオ・モディリアーニ - ロマン派を代表する作曲家
フレデリック・ショパン - 印象派の画家
カミーユ・ピサロ - 画家・絵画収集家
ギュスターヴ・カイユボット - オペラ《カルメン》の作曲家
ジョルジュ・ビゼー - フランス6人組・作曲家
フランシス・プーランク - オペラ《セビリアの理髪師》の作曲家
ジョアキーノ・ロッシーニ - バルビゾン派の画家
カミーユ・コロー - 画家
ジョルジュ・スーラ - 新古典主義の巨匠
ドミニク・アングル - 新古典主義の画家
ジャック=ルイ・ダヴィッド - 女性前衛画家
マリー・ローランサン
詳しい情報に関しては「ペール・ラシェーズの行き方・営業時間・見どころ徹底ガイド」にまとめています。
ペール・ラシェーズ墓地 | |
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住所 | 16 Rue du Repos, 75020 Paris 地図 |
最寄り | メトロ2号線Philippe Auguste 駅 |
時間 | [11月-3月中旬] 8:00-17:30(月~金) 8:30-17:30(土) 9:00-17:30(日・祝) [3月中旬-10月] 8:00-18:00(月~金) 8:30-18:00(土) 9:00-18:00(日・祝) |
定休 | ー |
料金 | ー |
HP | https://pere-lachaise.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
モンマルトル墓地
モンマルトル墓地は、1825年にモンマルトルの丘に作られました。
さまざまな分野の著名人が眠っていて、世界各国からたくさんの人々がお墓参りに訪れます。
モンマルトル墓地の入り口では、地図を無料で貸し出しています。
モンマルトル墓地に埋葬されている著名人の中でも訪れる人の多いお墓
- ロシアの舞踊家
ヴァーツラフ・ニジンスキー - ロマン派の作曲家
ルイ・エクトル・ベルリオーズ - 自然主義文学を定義した作家
エミール・ゾラ - フランス象徴主義を代表する画家
ギュスターヴ・モロー - フランスの作家
スタンダール - 「椿姫」で有名な作家
アレクサンドル・デュマ・フィス - フランスの印象派画家
エドガー・ドガ - フランスの国民的歌手
ダリダ - ロココ期のフランス画家
ジャン・オノレ・フラゴナール
詳しい情報に関しては「モンマルトル墓地の行き方・営業時間・見どころ徹底ガイド」にまとめています。
モンマルトル墓地 | |
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住所 | 20 Avenue Rachel, 75018 Paris 地図 |
最寄り | メトロ2号線Blanche駅 メトロ13号線Place de Clichy駅 |
時間 | 8:30-12:30 / 14:00-17:00 |
定休 | ー |
料金 | ー |
HP | https://www.paris.fr/equipements/cimetiere-de-montmartre-5061 |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
モンパルナス墓地
1824年に作られたモンパルナス墓地は、セーヌ川左岸の14区にあります。
パリで2番目の広さを誇る墓地で、サルトルやモーパッサンなどの著名人が眠っています。
墓地の入り口付近にある事務所で、墓地内の案内図が無料でもらえるので、マップを見ながら散策しましょう!
モンパルナス墓地に埋葬されている著名人の中でも訪れる人の多いお墓
- フランスの哲学者
ジャン・ポール・サルトル - フランスのフェミニスト・哲学者
シモーヌ・ド・ボーヴォワール - 「女の一生」で知られる自然主義作家
ギ・ド・モーパッサン - 第22代フランス大統領
ジャック・シラク
詳しい情報に関しては「モンパルナス墓地の行き方・営業時間・見どころ徹底ガイド」にまとめています。
モンパルナス墓地 | |
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住所 | 3 Boulevard Edgar Quinet, 75014 Paris 地図 |
最寄り | メトロ6号線Edgar Quinet駅 メトロ4,6号線Raspail駅 |
時間 | 8:30-12:30 / 14:00-17:00 |
定休 | ー |
料金 | ー |
HP | https://www.paris.fr/equipements/cimetiere-du-montparnasse-4082 |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パッシー墓地
規模こそは小さいですが、トロカデロ広場の一角にあるパッシー墓地。
2ヘクタールに満たない敷地の中に芸術家が眠っています。
パッシー墓地に埋葬されている著名人のお墓
- フランスの作曲家
クロード・ドビュッシー - フランスの作曲家・オルガニスト
ガブリエル・フォーレ - 近代美術の父と呼ばれる画家
エドゥアール・マネ - 印象派を代表する女性画家
ベルト・モリゾ - フランスの劇作家
ジャン・ジロドゥ - ファッションデザイナー
ユベール・ド・ジバンシィ
パッシー墓地 | |
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住所 | 2 Rue du Commandant Schloesing, 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ6,9号線Trocadéro駅 |
時間 | 8:00-17:30(月-金曜日) 8:30-17:30(土曜日) 9:00-17:30(日曜日) |
定休 | |
料金 | 無料 |
HP | https://cimetiere-de-passy.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
フランスで眠る著名人
パリ以外にもぜひ足を運んでみたい著名人のお墓がフランスの各地に点在しています。
ピカソ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゴッホなどの有名画家はフランス出身ではありませんがフランスが終焉の地であり、フランスに眠っています。
ピカソの眠るヴォーヴナルグ城
南フランスのエクサンプロヴァンスに、ピカソの眠る城「ヴァーヴナルグ城」があります。
1973年に92年の生涯を閉じたピカソは、妻のジャクリーヌと共にヴァーヴナルグ城の庭に眠っています。
残念ながら、現在は一般公開されていません。
ヴォーヴナルグ城 | |
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住所 | 4 Rue René Nicol, 13126 Vauvenargues 地図 |
最寄り駅 | Gare d’Aix en Provenceから車で20分 |
レオナルド・ダ・ビンチの眠るサン・テュベール礼拝堂
ロワール渓谷の古城の1つ「アンボワーズ城」の敷地内に、フランボワイアン・ゴシック様式のサン・テュベール礼拝堂があります。
ここにルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが埋葬されています。
アンボワーズ城 | |
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住所 | Montée de l’Emir Abd el Kader, 37400 Amboise 地図 |
行き方 | パリのMontparnasse駅からTGVとTERを乗り継ぎ、アンボワーズ駅(Gare d’Amboise)で下車し、徒歩17分。所要時間は約2時間半。 |
時間 | 月ごとに異なる 公式サイトに詳細あり |
定休 | 1月1日、12月25日 |
料金 | 16.4ユーロ 7歳未満無料 |
HP | https://www.chateau-amboise.com/fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ゴッホの眠るオーヴェル・シュル・オワーズ
パリから北に30㎞に位置するオーヴェル・シュル・オワーズにポスト印象派の画家ゴッホの眠るお墓があります。
ゴッホはオランダ人ですが、1890年に自ら命を絶ち、市立墓地であるオーヴェルの墓地に埋葬されました。隣にはゴッホの弟、テオが眠っています。
ゴッホのお墓 | |
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住所 | Av. du Cimetière, 95430 Auvers-sur-Oise 地図 |
行き方 | オーヴェル・シュル・オワーズ駅からゴッホのお墓まで徒歩約10分 |
時間 | 10:00-19:30 |
定休 | – |
料金 | 無料 |
HP | https://cimetiere.gescime.com/auvers-sur-oise-cimetiere-95430 |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
モネの眠るジヴェルニー
ノルマンディー地方にある小さな村ジベルニーには、印象派絵画の巨匠クロード・モネが晩年を過ごした家があります。
モネの家から15分程歩いたところに、村の小さな教会「聖ラドゴンド教会」があり、緑に囲まれた教会の敷地内には、モネが眠るお墓があります。
ジヴェルニー | |
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住所 | 53 / 55 Rue Claude Monet, 27620 Giverny 地図 |
最寄り | Vernon駅 |
HP | https://www.chateau-amboise.com/jp/ |
セザンヌの眠るエクス・アン・プロヴァンス
南仏エクス・アン・プロヴァンスの出身であるセザンヌは、パリでの活動のあと、故郷に戻り名作《サント・ヴィクトワール山》など多くの作品を制作しました。
セザンヌの墓からはサント・ヴィクトワール山をのぞむことができ、今でも毎日素晴らしい景色を眺めていることでしょう。
マティスの眠るニース
マティスはニースで84年の人生に幕を下ろし、マティス美術館のほど近くにあるシミエ修道院の墓地へ埋葬されています。
ニースの芸術活動にも力を尽くし、現代の芸術家にも強い影響を与えています。
シャガールの眠るサンポール・ド・ヴァンス
芸術家たち愛された南仏の村、サンポール・ド・ヴァンス。
村の外れには、近代・現代アートの私立美術館「マーグ財団美術館」があり、シャガールをはじめ、マティス、ミロ、ピエール・ボナール、ブラックなどの貴重なコレクションを所蔵してします。
村の墓地には、シャガールのお墓があり、シャガールの2番目の妻ヴァランティーナ・ブロツキーと一緒に眠っています。
パリの街をもっと楽しむ
パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットもたくさんあります。
パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
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パリは特にGWや夏休み・年末年始などの大型連休や観光のハイシーズンの場合、どこの施設も混雑が予想されます。
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現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。
パリのおすすめツアーやチケットサイトをまとめた「パリ旅行で事前に予約すべきおすすめチケット現地ツアー」もお見逃しなく!
シティパスを活用する
コロナ禍以降、どこも値段が上がりすぎて、チケット料金のことを考えると「やめておこうか…」と思うことも増えてきました。
でも、せっかくここまで来たのに、数千円の違いであきらめる方がもったいないのでは?と思いなおし、最近はもっぱらこのようなシティパスを利用するようになりました。
一度買ってしまえばチケット料金のことはそれほど気にならなくなります。
もちろん料金の元を取ることも可能で、通常料金よりもお得に周れる・節約できるところも魅力。
ですが、わたしの場合は「絶対元をとってやろう」というよりは、行きたい場所へチケット料金を気にせず行けるという「ストレスがなくなるところ」が一番気に入っています。
パリミュージアムパス
2日〜1週間程度の短期滞在でパリを効率的に楽しむなら「Paris Museum Pass」がとっても便利!
パリに訪れる際、毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
※[]内は定休日
美術館 | ルーブル美術館[火] |
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オルセー美術館[月] | |
ポンピドゥーセンター/国立近代美術館[火] | |
オランジュリー美術館[火] | |
ピカソ美術館[月] | |
ロダン美術館[月] | |
クリュニー中世美術館[火] | |
ギュスタブ・モロー美術館[火] | |
ドラクロワ美術館[火] | |
ニシム・ド・カモンド美術館[月火] | |
ケ・ブランリー美術館[月] | |
ギメ東洋美術館[火] | |
アラブ世界研究所[月] | |
ユダヤ教芸術歴史博物館[月] | |
歴史的 建造物 |
凱旋門 |
ノートルダム大聖堂の塔 | |
ノートルダム大聖堂のクリプト[月] | |
オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ | |
パンテオン | |
コンシェルジュリー | |
サント・シャペル教会 | |
贖罪教会[不定期] | |
下水道[木金] | |
パリ郊外 | ヴェルサイユ宮殿とトリアノン[月] |
フォンテーヌブロー城[火] | |
マルメゾン城[火] | |
ランブイエ城[火] | |
コンピエーニュ城[火] | |
コンデ博物館/シャンティ城[火、毎年1月] | |
ヴァンセンヌ城 | |
サンジェルマン・アン・レイ考古学博物館[火] | |
シャン城[火] | |
イヴリン県立モーリス・ドニ美術館[月] | |
メゾン・ラファイエット城[火] | |
ピエールフォン城 | |
シャアリ修道院 | |
ルネッサンス博物館/エクアン城[火] | |
セーブル陶磁器博物館[火] | |
サン・ドニ寺院 | |
ポール・ロワイヤル博物館[火] | |
ムードン・ロダン記念館[月-木] | |
サヴォア邸[月] | |
航空宇宙博物館[月] |
パリミュージアムパス
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※出発前に郵送で欲しい場合は、ミュージアムパス日本代理店サイトの利用がおすすめ
※春から夏にかけてのハイシーズンは1ヶ月前の予約を推奨しています。
ハイシーズンはミュージアムパスを持っていても予約が必要な施設もあるので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
(過去に予約が必要だった施設 → ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル教会、コンシェルジュリー *ルーブル美術館は常に予約が必要です)
GoCity周遊パス
GoCityパリ周遊パスは、パリのチケットやアクティビティを自由に組み合わせてお得に観光を楽しめるシティパス。
大きくわけて2種類あり
- エクスプローラーパス
└ 3〜7ヶ所の施設を選択可能 / 施設数によって金額が異なる / 対象スポットは体験系や食事系のアクティビティ中心 - オールインクルーシブパス
└ 2〜6日を選択可能 / 日数によって金額が異なる / 期間中は入場し放題 / 4日券か6日券を買えば、対象スポットはパリの有名観光スポット・美術館をはじめ、体験系や食事系のアクティビティまで全部で100ヶ所以上
オールインクルーシブパスは3日までだと美術館や博物館が含まれませんが、4日以上を選択するとパリミュージアムパスが付いてくるのでほとんどの美術館が対象に!
すでにミュージアムパスを購入予定で、6日以上パリに滞在して観光する予定の方はかなりお得。行き放題になるのも嬉しいポイント。
対象スポットの中には事前予約が必要なスポットがあったり、エクスプローラーパスの場合、施設の組み合わせによっては損してしまう可能性もありますが、あちこち出かけたり、経験するのが好きな人、ある程度体力がある人には最適なパス。
ぜひ、GoCityパリ周遊パスを使って新しい経験を試してみてはいかがでしょうか。
交通機関を乗りこなす方法と注意事項
パリの交通機関には、日本と同じように「1日乗り放題券」などを利用して、安くバスやメトロに乗る方法があります。
チケットの種類はいくつかあり、複雑です。
当ブログ「フランスボックス」では、どの切符を選べばいいかわからないあなたのために、パリのお得な切符の選び方をまとめています。
また、TGVやTERなど鉄道の予約は事前予約をしておきましょう。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
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☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。
パリに眠る偉人を訪ねるまとめ
こうしてみるとすごい数の名所があると思いませんか??パリの有名墓地や教会などには、たくさんの著名人が眠っています。
墓地やクリプトというと、なんだかじめじめとした暗い雰囲気の場所をイメージしてしまうかもしれません。
しかし、実際は世界中からたくさんの旅行者が訪れる観光スポットになっていて、いつもとは違ったパリが楽しめます!
もしここで紹介した中に、好きな歴史上の人物や芸術家がいたならぜひ一度お墓参りをしてみてください。
日本との文化風習の違いも感じられる素敵な経験になること間違いなしです。
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!