フランシス・プーランクは、20世紀前半にフランスで活躍した作曲家「フランス6人組」の1人で、声楽曲・室内楽曲・管弦楽曲・宗教的楽劇・オペラ・バレエ音楽・オーケストラ音楽など、さまざまなジャンルの楽曲を作曲しました。
今回は、作風の広さから「修道僧と悪童が同居している」と形容されたフランシス・プーランクのゆかりの地をご紹介していきます。
個人旅行が好きなら

往復たった6万円のチケットをとったことも。
乗り継ぎは疲れるので直行便がおすすめです♪
公式サイト

このページの目次
フランシス・プーランク(Francis Poulenc)とは?
フランシス・プーランクは、1899年にパリの裕福なブルジョワ家庭に誕生しました。
父親は製薬会社プーラン社の創設者で、両親ともに音楽愛好家だったことから、幼い頃から音楽に慣れ親しんでいました。
プーランクが5歳になると、母親からピアノの手ほどきを受けます。
1914年から1917年にかけて、プーランクはフランスで活躍したスペイン出身のピアニストで作曲家のRicardo Viñesに師事。
1917年12月、歌曲「黒人狂詩曲(Rapsodie Nègre)」で作曲家デビュー。
のちに「6人組」と呼ばれたGeorges Auric、Louis Durey、Darius Milhaud、Arthur Honegger、Germaine Tailleferreなど同世代の作曲家たちと密接な関係を築いたほか、André Breton、Paul Éluard、Louis Aragon、Jean Cocteau、Max Jacobなど文学界の人物たちともつながりをもちました。
またエドモン・ド・ポリニャック公爵夫妻やシャルル・ド・ノアイユ伯爵夫妻など貴族階級の芸術愛好家による積極的な支援も行われ、プーランクは若くして音楽家としての成功を収めます。
第一次世界大戦終戦後、プーランクはヨーロッパ各国を旅行。
1924年、Sergei Diaghilev率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために作曲した「牝鹿(Les Biches)」は、作曲家として世界的な評価を得ました。
1930年以降もプーランクは、ピアノ作品・歌曲・室内楽作品・宗教的楽劇など次々と作曲活動を行いました。
映画音楽や舞台のための付属音楽なども手がけ、歌手Pierre Bernacとの演奏旅行も行います。
第二次世界大戦後、プーランクはベルナックやDenise Duvalなどとアメリカでも演奏活動を開始。
1963年1月30日、フランシス・プーランクは、心臓麻痺によりパリで急死しました。享年64歳でした。
フランシス・プーランクゆかりの地3選
①パリのフランシス・プーランクの家(La maison de Francis Poulenc)
パリ8区、エリゼ宮近くのソセエ通り(Rue des Saussaies)2番地は、プーランクの生家。

アパルトマンの入り口近くには、プーランクがここで生まれたことを示すプレートが掲げられています。
パリ6区、リュクサンブール公園に隣接するメディシス通り(Rue de Médicis)5番地は、プーランクが晩年を過ごした家で、ここで亡くなっています。
生家と同じように、プーランクがここで暮らしたことを示すプレートが掲げられています。
②ペール・ラシェーズ墓地(Cimetière du Père-Lachaise)

パリ東部に位置するペール・ラシェーズは、パリ三大墓地の1つです。
芸術家や著名人が多く眠るため、墓地を訪れる観光客もたくさんいます。
Frédéric ChopinやGeorges Bizet、Gioachino Rossiniなど有名な作曲家たちのお墓があり、フランシス・プーランクもまたこの墓地に眠っています。
クラシック音楽好きにはぜひとも訪れておきたい墓地です。
③フランシス・プーランクの家(La demeure de Francis Poulenc “Le Grand Coteau”)
1927年、プーランクはフランス中部ロワール地方トゥール近郊のNoizayに別荘「Le Grand Coteau」を購入しました。
1530年頃にJean Bretteによって建てられた館で、歴史的建造物に指定されています。
パリの自宅とともにこの別荘は、プーランクの重要な活動拠点として使われていました。
ル・グラン・コトーには、友人のジャン・コクトーやPablo Picassoも滞在しました。
現在、「フランシス・プーランクの家」として公開されており、見学することができます。
フランシス・プーランクゆかりの地まとめ
フランシス・プーランクは、音楽家になることを親から反対されていたため、パリ国立音楽院(コンセルヴァトワール)に入学することはありませんでした。
しかし生涯音楽への情熱は失わず、ジャン・コクトーをはじめ、パブロ・ピカソやエリック・サティ、ココ・シャネルといったさまざまな人々と交流し、近代フランス音楽の発展に貢献した人物です。
プーランクのゆかりの地を巡り、往事に思いを馳せてみませんか?
パリでぜひ泊まっていただきたいのがオテル リッツ パリ!!
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです