限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
パリ・ミュージアムパスとは、ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など60ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。
このページでは、ミュージアムパスの購入を悩んでいるあなたのために、ミュージアムパスの対象スポット・料金・購入方法をご紹介します。
- 対象スポット一覧
- 料金・購入方法
- ミュージアムパスは本当にお得?
- 実際に使ってみた感想
結論からいうと、ミュージアムパスは2週間以上ゆっくりと時間をかけてパリに滞在する方にはあまりおすすめできません。
しかし、2日間~6日間の限られた時間でパリを観光するなら利用価値大!
なぜなら、チケット売り場に並ぶ待ち時間を省いて効率的に観光できるからです。
(季節やタイミングにもよりますが、ルーブル美術館やオルセー美術館、ヴェルサイユ宮殿など、パリの人気観光スポットの入場はどこも並ぶのが当たり前)
ぜひミュージアムパスを上手に利用して、パリ観光をより良いものにしてください。
パリミュージアムパスは、出発前にネットで買えます!
事前購入は現地購入よりもやや割高ですが、到着後に売り場を探したり買ったりすることを考えれば事前購入の価値アリ。
わたしも愛用している旅行代理店サイト「KKday」からの購入なら、公式サイトで事前購入するよりも安く買えます。本当おすすめ!!
このページの目次
パリミュージアムパスは美術館めぐりに最適な共通パスポート

パリ・ミュージアムパスとは、ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの美術館や歴史的建造物に入場できる共通パスポートのこと。
一番のメリットは、待ち時間の短縮です。
パリの人気スポットは混雑する場所が多いですが、ミュージアムパスがあれば各施設で入場券を買う必要がなくなり、チケット売り場に並ぶ必要はありません。
チケット窓口でやりとりすることもないので、英語やフランス語のコミュニケーションに自信がない方も安心。
またミュージアムパス購入者限定の入口が設けられている対象スポットもあるため、スムーズな入場が可能です♪
使用期間内であればいくつでも対象スポットに入場でき、再入場も自由です。
実際に使って気付いたメリット
実際に使ってみて感じたメリットは時短以外もありました!
まずは、あまり興味のなかった施設に行ってみたら意外とおもしろかったこと。
コンシェルジュリー、パンテオン、ケ・ブランリー美術館は「どうせ無料だから行こうか」と気軽なつもりで行ったらとっても楽しかったんです。
また、サントシャペル教会に2度行けたのもパスならでは。
気に入ったスポットに複数回入場できるのも大きなメリットに感じました。
デメリットは郊外のツアーを利用した場合に感じた
ミュージアムパスは2日券・4日券・6日券の3種類が販売されています。
券を使用し始めると通しで使わなければいけないので、有効期間の途中で郊外のツアーに参加すると損。
わたしの場合は6日間の真ん中にモンサンミッシェルのツアーをいれてしまい、丸1日パリ市内の観光ができませんでした。
ミュージアムパスを購入するなら、現地発着ツアーの日程を慎重に決めたほうがより効果的に使用できます。
また、オフシーズンはモンサンミッシェルやベルサイユ宮殿のツアーが毎日催行されていないことも考慮してスケジュールを立ててみてください。
パリミュージアムパスの対象スポット一覧
ミュージアムパスはパリ近郊の有名な観光スポットであればほとんど使うことができます。
パリ・ミュージアムパスの公式サイトから主な施設を抜粋してまとめてみました。(2017年4月の情報)
対象の美術館
- ルーブル美術館[火]
- オルセー美術館[月]
- ポンピドゥーセンター/国立近代美術館[火]
- オランジュリー美術館[火]
- ピカソ美術館[月]
- ロダン美術館[月]
- クリュニー中世美術館[火]
- ギュスタブ・モロー美術館[火]
- ドラクロワ記念館[火]
- ニシム・ド・カモンド美術館[月火]
- ケ・ブランリー美術館[月]
- ギメ東洋美術館[火]
- アラブ世界研究所[月]
- ユダヤ教芸術歴史博物館[月]
対象の歴史的建造物
- 凱旋門
- ノートルダム大聖堂の塔
- ノートルダム大聖堂のクリプト[月]
- パンテオン
- コンシェルジュリー
- サント・シャペル教会
- 贖罪教会[不定期]
- 下水道[木金]
対象のパリ郊外スポット
- ヴェルサイユ宮殿とトリアノン[月]
- フォンテーヌブロー城[火]
- マルメゾン城[火]
- ランブイエ城[火]
- コンピエーニュ城[火]
- コンデ博物館/シャンティ城[火、毎年1月]
- ヴァンセンヌ城
- サンジェルマン・アン・レイ考古学博物館[火]
- シャン城[火]
- イヴリン県立モーリス・ドニ美術館[月]
- メゾン・ラファイエット城[火]
- ピエールフォン城
- シャアリ修道院
- ルネッサンス博物館/エクアン城[火]
- セーブル陶磁器博物館[火]
- サン・ドニ寺院
- ポール・ロワイヤル博物館[火]
- ムードン・ロダン記念館[月-木]
- サヴォア邸[月]
- 航空宇宙博物館[月]
対象スポットの注意点
- 各施設の常設展のみ入場可能
- 期間限定の特別展などは入場できません
- ルーブル美術館は別途事前入場予約が必要です(事前予約ページ)
※ミュージアムパスの対象スポットに関する最新情報はパリミュージアムパスの公式サイト(日本語対応)でご確認ください。
パリミュージアムパスのチケット料金

ミュージアムパスのチケット料金は何日券を買うかによって価格が違います。
現在販売されているのは2日券・4日券・6日券の3種類。
価格は、パリ観光局の公式サイトで確認すると以下の通りでした。(2020年2月現在)
- 2日券:52ユーロ
- 4日券:66ユーロ
- 6日券:78ユーロ
また、パリのほとんどの美術館や博物館は18歳以下無料なので、ミュージアムパスには子ども用・学生用はありません。パスポートを見せましょう。
パリミュージアムパスは本当にお得?
ミュージアムパスは複数の施設を訪れないと割高になってしまいます。
では、一体どのくらい使えばお得なのでしょうか。
2日間券を使った場合
まず、2日券を購入した場合で検証してみましょう。
2日間券=52ユーロ
パリの人気スポットは大体8ユーロ~15ユーロ。
2日間で5ヶ所くらい周ればお得ということになりますね。
少し急ぎ足になるかもしれませんが、2日で5ヶ所まわることは可能です。
- 1日目パリ1区とシテ島周辺へ✔ ルーブル美術館(15ユーロ)
✔ 凱旋門(12ユーロ)
✔ サント・シャペル教会(10ユーロ) - 2日目ちょっと足を延ばします✔ヴェルサイユ宮殿(20ユーロ)に半日強
(パリに戻る)
✔オルセー美術館(12ユーロ)
計5ヶ所で69ユーロ分。
2日券は52ユーロなので、17ユーロも節約できました。
1ユーロ=130円で計算すると約2,200円相当安くまわれたことになります。
特にルーブル美術館やオルセー美術館など、曜日によって遅くまでやっている場所もあるので、営業時間を調べてうまく計画を立てると良いと思います。
とはいえ、ミュージアムパスの良いところはやはり時間短縮!
上記で挙げたような過密スケジュールはイヤ!という場合でも、チケット売り場に並びたくない方や、英語やフランス語のコミュニケーションに自信がない方はミュージアムパスのメリットを十分得られると思います。
実際に6日間券でまわれた観光スポット一覧
何度も行ってる場所だからこそ効率的に周れたことも大きいですが、頑張れば6日間でこれだけお得に観光できますよ♪
- ルーブル美術館(15ユーロ)
- オルセー美術館(12ユーロ)
- ポンピドゥーセンター/国立近代美術館(14ユーロ)
- オランジュリー美術館(9ユーロ)
- ピカソ美術館(14ユーロ)
- ロダン美術館(13ユーロ)
- ケ・ブランリー美術館(12ユーロ)
- ヴェルサイユ宮殿(20ユーロ)
- 凱旋門(12ユーロ)
- パンテオン(9ユーロ)
- コンシェルジュリー(9.5ユーロ)
- サント・シャペル教会(10ユーロ)
計12ヶ所で149.5ユーロ分。
6日券は78ユーロなので71.5ユーロも節約できました。
1ユーロ=130円で計算すると、約9,295円相当安くまわれたことになります。(すごい!!)
実際は第一日曜日に国立系の施設が無料になることもあってパンテオンは無料。
サントシャペルは気に入り過ぎて2回行ったので誤差はありますが、めちゃくちゃお得でした!
パリミュージアムパスの購入方法
ミュージアムパスの購入方法はおもに3つあります。
2日券 48時間 | 4日券 96時間 | 6日券 144時間 | |
---|---|---|---|
現地購入 | ○ | ○ | ○ |
公式HP | ○ | ○ | × |
KKday![]() | ○ | ○ | × |
わたしたちのおすすめは事前にネットでKKdayから購入する方法。
現地購入と比べるとやや割高の価格ですが、現地に着いてからミュージアムパスを買ったり探したりする手間を短縮できるので割高の価値ありと考えました。
英語やフランス語でのコミュニケーションが不安な場合にもおすすめです。
また、KKdayの事前購入は公式サイトで事前購入するよりも安く買えるのも嬉しいポイント。
公式サイトKKday
パリ現地で当日購入
ミュージアムパスはパリ市内の観光局やルーブル美術館、ノートルダム大聖堂などの主要観光施設、空港のインフォメーションカウンターなどで取り扱っています。

お土産屋さんやたばこ屋さんに置いていることもありますが、観光局や空港のインフォメーションセンターなどで購入するのが確実。
現地でも問題なく買えますが、ミュージアムパスを買ったり探したりする時間はもったいない!
ミュージアムパスを利用するなら事前の購入を検討しましょう。
公式サイトで事前購入する
ミュージアムパスは事前に公式サイトからネット購入できます。
現地で購入するよりやや割高の価格ですが、出発前に自宅にミュージアムパスを配送してもらえます。
配送に時間がかかるため、出発日の7日前までの申し込みが必要なのと、送料がかかる場合があるのがデメリット。
- STEP1ネット・電話・FAXで注文する出発日の7日前までに申し込みが必要
- STEP2支払いをする支払いは振り込みか現金払いのみ(円)
✔2日券 7,000円
✔4日券 8,900円
(2020年3月現在) - STEP3自宅に郵送される
- 出発日の7日前までに申し込みが必要
- 送料がかかる場合がある
- 6日券の取り扱いがない(2020年3月現在)
公式サイトパリミュージアムパス(日本語対応)
旅行代理店サイト(KKday)で事前購入
ミュージアムパスは旅行代理店サイト(KKday)を利用して事前購入できます。
公式サイトと同様、現地で購入するよりやや割高の価格になりますが、公式サイトで事前購入するよりも安く買えます。
また、公式サイトでは出発の7日前までに申し込みが必要だったのに対して、KKdayは現地に着いてからの購入も可能。(印刷不要)
購入後はパリ市内の指定の場所でバウチャー(引換券)をミュージアムパスに引き換える必要があります。
- 6日券の取り扱いがない(2020年3月現在)
また、ベルトラという旅行代理店では、ミュージアムパスの他に公共交通機関の乗り放題券やセーヌ川クルーズなどの特典がセットになった総合パス「Paris Pass Lib」という商品も販売されています。
チケット詳細パリ観光パス「パスリブPassLib」公共交通機関に乗り放題+美術館入場+セーヌ川クルーズ<2日間・3日間・5日間>
↓どちらにしようか迷った方のために関連記事を作成しました。
パリ・ミュージアム・パスの使い方
ミュージアムパスの使い方は簡単。
使用開始年月日と名前を書いて、各施設の入口で見せるだけ!
↓記名が必要だった場合は下記の内容を参考にしてください。
各項目は3か所ありますのですべて消えないサインペンなどで書き込みをしてください。
- 一番上の段
使用開始日を書きます。日・月・年(下2桁)
2018年6月1日だとしたら「01・06・18」と書きます。 - 真ん中の段
姓をローマ字で書きます。山田さんなら「Yamada」 - 一番下の段
名をローマ字で書きます。花子さんなら「Hanako」
間違えてしまうと、修正ができないので気を付けてください。
パリ・ミュージアム・パスは、表紙、チケット、折り畳み式案内書でワンセットなので、切り離さずに使いましょう。
パリミュージアムパスは時間を短縮したい方におすすめ!
パリの人気スポットは混雑する場所が多いですが、ミュージアムパスがあればチケット売り場に並ぶ必要はありません。
チケット窓口でやりとりすることもないので、英語やフランス語でのコミュニケーションに自信がない方も安心。
使い方次第では時間だけでなく料金の節約にもなるので、ぜひ検討してみてください。
パリミュージアムパスは、出発前にネットで買えます!
事前購入は現地購入よりもやや割高ですが、到着後に売り場を探したり買ったりすることを考えれば事前購入の価値アリ。
わたしも愛用している旅行代理店サイト「KKday」からの購入なら、公式サイトで事前購入するよりも安く買えます。本当おすすめ!!
パリでぜひ泊まっていただきたいのがオテル リッツ パリ!!
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです