当ブログはパリを中心に観光地、グルメ、ショッピングについてガイドブックなしで旅行できるブログを目指しています。
この記事では、フランスを訪れる全ての方に絶対に知っておいてほしい10のことをまとめました。
- 思ったよりフランスが楽しめなかった
- 期待と全然違った
- 日本とルールが違いすぎて戸惑った
こんな旅行者を減らして、少しでもフランス旅行を楽しんでもらうため注意点を中心にフランスでのマナーや文化を紹介します。
最後まで読んでいただき、心の準備と持ち物の準備をしっかりしていただければ、きっとあなたのフランス旅行がもっと快適で楽しいものに変わると信じています。
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このページの目次
フランス・パリ現地で気を付けるべき10のこと
挨拶は欠かさずにする
フランスでは挨拶がとっても大事!
慣れないうちは恥ずかしいかもしれませんが、笑顔で元気に「Bonjour!」と挨拶するだけでもお店の人の対応がまったく違います。
たまにこっちが愛想よく挨拶してるのに、めちゃくちゃ無愛想な人がいたりしますがそれも一興。たまたま機嫌が悪かっただけかもしれないのであまり気にしないことです。
まずは絶対覚えておいてほしい言葉はたったの3つ!
数日滞在すると全てのフランス人がこの言葉を何度も話してくるのできっとすぐに覚えられるハズ。
こんにちは!(英語のHello)「Bonjour!」
ありがとう!(英語のThank you)「Merci!」
またね!(英語のSee you)「Au revoir!」
そしてできればこの辺まで分かっておくと旅行者としては十分。
- お店に入るときBonjour/Bonsoir
- お会計をするとき(お店を出るとき)Merci,Au revoir
- お願いするとき(英語のplease)s’il vous plaît
- 断るとき Non,Merci
- 店員さんや人に呼び掛けるときの「すみません」Excusez-moi
- 人にぶつかったときの「すみません」Pardon
また「フランス人は英語を喋れない」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、基本的にパリにいるお店の人はほとんど英語を話せます。
どんな場面でも、挨拶だけはフランス語で明るくするようにしてみてください♪
街歩きするならラフな格好で
パリはおしゃれなイメージがありますが、黒を基調としたシンプルな格好をしている人が多いです。
残念ながらパリはスリや犯罪が多いので、防犯対策という意味でもあまり着飾りすぎない現地になじむ服装を選ぶのがおすすめ。
ブランドのロゴがついた紙袋を持っているとほぼ100%狙われていると思って問題ありません。
季節やシーンごとの服装、タブーとされている服装については「フランス旅行の服装まとめ!在住者おすすめ季節・シーン別の最適なコーデ」で紹介しています。
大きいお札は出さない
日本だとどんなお店でも1万円札や5,000円札を気軽に使うことができますが、フランスではお札の感覚が違います。
大きなお札は出しても20ユーロ札まで。
それ以上はそれ以上の金額になったときだけ使うのが無難です。お釣りがないと断られる可能性があったり、わかりやすく嫌な顔をされます。
フランスではカード決済が便利
そこで、現金以外におすすめな支払い方法はクレジットカードを使ったキャッシュレス決済。
まれに現金しか使えないお店もありますが、ほとんどのお店で1ユーロ、2ユーロの少額決済も問題なく使えます。
そもそも切符券売機などそもそもカードとコインの使用しかできない(お札が使えない)こともよくあるので、フランス旅行でクレジットカードは必須。
スリ対策の意味でも現金は少なめに50ユーロ前後。多くても100ユーロ以下。
クレジットカード払いを徹底しましょう。
旅行にぴったりのおすすめカード
- マイルを貯めるならマリオットボンヴォイカード
- 年会費永年無料ならエポスカード
カードについては、さらに詳しく「フランス・パリ旅行に必携!現地で使えるおすすめクレジットカード」で解説しています。
現金が必要な場合はキャッシングが便利
現金の持ち合わせが少ないのは不安かもしれませんが、現地で現金が必要になったときはクレジットカードの海外キャッシングを使うのが便利です。
「キャッシング」と聞くとその響きだけで怖いイメージがありますが、実は両替所の手数料と比べるとお得。
参考記事海外の両替ならキャッシングがお得!元クレカ社員がメリットデメリット徹底解説(mariの個人ブログにジャンプします)
トイレの利用に注意
日本のように街中どこでも綺麗なトイレがある国は他にありません。
フランスは諸外国に比べてもトイレが少なめ。
どうしても行きたいときは、美術館やデパート、カフェで利用するのがおすすめ。
カフェの場合は必ず1杯注文しましょう。トイレ目的の場合、着席せずカウンターで頼めば料金が安くなることも。
レストランのオープン時間と注文方法

海外のレストランって慣れるまでかなりとまどってしまいますよね。フランスで食べたいものが完全に食べられた経験は少ないかも(笑)
日本との違いは結構大きく不安になりますが、ぜひ美味しいフランス料理を召し上がってくださいね。
美味しいお店で食べたい時はGoogleマップでレビューをみて4点以上のお店を選んだり、観光客が多い目抜き通りを避けて裏道のビストロに入るのがおすすめです。
営業時間
欧米の食事時間は日本と比べるとかなり遅いです。
ランチは12時ではなく、13時半頃がピーク。ディナーは20時~23時が一般的。
観光客向けのレストランは1日中開いていますが、多くのレストランがランチの後、一度締めてから19時半頃再オープンするので行きたいお店があるなら予約をいれるか時間を確かめておきましょう。
食事の選び方・注文の仕方

観光地のレストランでは、英語やまれに日本語のメニューが置いてある場合があるので、遠慮せず聞いてみましょう。
ちなみにフランス語でメニューは、「la carte」です。
フランス料理は前菜、メイン、デザート、ドリンクで注文します。
ボリュームがあるので、それほどお腹が空いていない時はメインとドリンクだけ注文することもよくありました。
メニューをGoogle翻訳で一生懸命調べてみたりしたこともあるのだけど、近くで食べている美味しそうな料理をみつけたら、指をさして同じものをくださいと頼んだ方が確実かもしれません(笑)
最近はたいていGoogleでレビューが書いてあるので、写真を見せてお願いすることも多いです。
「フランスのレストランでのメニューの見方と注文方法」では食事に関する基本的な情報をまとめました。

ホテル選びは慎重に
治安
パリでホテル選びは最も重要といっても過言ではありません。
基本的に値段が高いので、ついつい料金で選んでしまいたくなる気持ちはわかりますが、絶対に治安の悪い地域に宿泊するのはやめましょう!!
料金は高くなりますが、身の安全が一番大事。
この場合の治安の悪いは傷害事件などに発展する可能性がある地域のことです。(特に危険なエリア)
土地勘のない旅行者にとっては大変危険なので、中心部エリアにホテルを予約しましょう。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。



治安については「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」で詳しく解説しています。
ホテル設備


日本だと考えられませんが、高級ホテルでないとエレベーターがなかったり、お湯がたっぷり出なかったり、部屋に水が漏れたり、鍵が簡単に開かなかったり、WiFi環境が悪かったりすることはよくあることです。
心配症な方は事前にホテルに問い合わせたり、口コミをしっかり読むことを強くおすすめします。
アメニティ
シャンプー、ボディーソープ以外のアメニティは基本的にないことがほとんど。歯ブラシや髭剃りなどのお風呂グッズは忘れずに!
さらに詳しいフランスと日本のホテルの違いは「旅のプロが教えるフランス・パリのホテル・アパルトマンの選び方と注意点」でまとめました。



メトロ・バスなどの公共交通機関
メトロ、バス、鉄道についてはそれぞれの個別記事で詳しく解説しています。
料金、チケットの買い方、乗降や車内の雰囲気もアップしているのでぜひ読んでみてくださいね。(交通系の記事一覧を見る)
ここでは公共交通機関に乗るときに気をつけるべきことに特化してご案内します。
切符の打刻と検札(切符チェック)
わたしがヨーロッパで時々やってしまうミスのひとつに、切符の打刻忘れがあります。
日本で特急や新幹線を利用する時は必ず自動改札か、人が切符を確認すると思いますが、ヨーロッパでは自分で打刻する必要がある国が結構多いです。
公共交通機関では時々抜き打ちチェックがあり、万が一打刻を忘れると故意かどうかにかかわらずその場で高額な罰金が…。
- 罰金35ユーロ
チケットが有効化されていない(磁気が認証していない)
正規ゾーンの利用可能区間を超えた乗り越し
子供用チケットの不正使用 - 罰金50ユーロ
チケット不所持
使用済チケットの提示
係員の指示に従わないとそれ以上に罰金が増えることもあるので、何かトラブルになったら素直に従うか、周りを巻き込んで弁明しましょう(ひとりで話しても説明は厳しいと思います)。
罰金は見つかったらその場で支払うことになります。クレジットカード払いも可能。
スリ
フランスは治安が悪い悪いと言われていますが、一般的な旅行者が遭遇する犯罪は99%スリなのでは??というくらいスリ被害が多発しています。
そして圧倒的に被害が多いのがパリのメトロ。車内はもちろん、乗り換えの際駅の構内、ホームでカバンをガサゴソという経験はわたしや家族、友人も経験しています。
気をつけるのは当然ですが、そもそもスられる前提でいた方がいいくらいなので、わたしたちは海外旅行専用の100均で買ったお財布に入れ替えて行動しています。


これなら取られても被害は最小限なのでおすすめです!
スト・デモ
フランス旅行をするときに見逃しがちですが、絶対に考慮しておかなければならないのがストとデモ!
メトロを中心に交通機関がしょっちゅうストライキを起こし、旅行中にもかかわらず移動ができないなんてこともよくあります。
日本だと考えられないのですが、フランス人は抗議することには慣れっこで、それほど怒ったりもせず受け入れています(笑)
数時間から長くても1日で終われば良いのですが、稀に長期化することも…。


定休日
基本的に日曜日がお休みのことが多いフランス。
年中無休に慣れた日本人からすると、つい定休日を考慮せずに街に出かけてしまいそうですが、行きたいお店の定休日は必ずチェックしておきましょう。
ルーブルなど有名美術館は火曜日定休のところが多いです。火曜、日曜に注意しつつ絶対に行きたい場所をピックアップし、事前にモデルプランを立てておくと安心です。
タバコは屋外で
嫌煙家も愛煙家も気になるタバコ事情。パリは屋内の喫煙は認められていませんが、カフェやレストランのテラスでは喫煙OK。
わたしがここ10年、世界中旅行してきた中でみても、パリの喫煙率はかなり高いと感じます。
とにかくタバコが多く、子連れだとヤキモキする場面も。
1箱1,300円になりましたが、喫煙率は下がるのでしょうか!?
タバコを持っていると「1本くれない??」と話しかけてくる人もいます。急に話しかけられてびっくりするかも。
フランス・パリ現地で気を付けるべき10のことまとめ
わたしたちが実際にフランスでとまどったり、失敗した経験を元に、まず最初に知っておいていただきたいことをまとめてみました。
過去に住んでいたり、何度も旅行で行っているにもかかわらず、普段日本で生活しているとスッカリ現地のルールを忘れてしまって驚かされることがたくさんあります。
日本とフランスでは気にかけるポイントが違うことも多く、文化の違いからなんだかフランスって嫌だなぁと感じてしまうかもしれません。
しかし、そんな違いや、変だなぁと思う習慣こそ海外旅行の醍醐味だと思います。
旅行をきっかけに、より日本愛が深まるのもいいですし、周りの目を気にしないフランス人の堂々とした対振る舞いから学ぶことも多々あります。
ぜひぜひ、旅先で起こる様々なアクシデントも前向きに捉えて楽しんでみてください。
ただし、危険な目にだけは絶対に遭うことなく無事帰国していただきたいので、どうかどうか、治安の記事だけは目を通していただきたいと思います。
それではフランス旅行めいっぱい楽しんできてくださいね!ボンボヤージュ!



ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです