パリには数えきれないほどたくさんの美術館があります。
美術館・博物館の数はなんとパリ市内だけで30か所以上。しかもどれもこれも素晴らしい美術館ばかり・・・。
これだけ多いと、限られた時間でどの美術館へ行くべきか迷ってしまいますよね!
このページでは、わたしたちの大好きな美術館の中でも、特におすすめの絶対に外せない美術館を紹介します。
- パリで行くべき美術館が知りたい
- 美術館の見どころを簡潔に知りたい
- 美術館の住所や行き方を調べたい
ミュージアムパスを利用すれば列に並ぶことなく、料金を気にすることなく美術館めぐりを楽しめるのでぜひ活用してみてください♡
パリ観光におすすめ!!
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この記事で紹介している施設はミュージアムパス対象スポットなので、パスの利用を検討してみる価値は十分アリ◎

パリで絶対に外せない美術館8選
パリ観光の時間が十分とれなくてもパリの美術館は意外と密集しています。
効率良く観光できるようGoogleマップにまとめてみました。
ルーブル美術館(Musée du Louvre)

ルーブル美術館は、世界で最も有名な美術館といってもいいほど知られている美術館。
世界的に有名な絵画や彫像などの美術品を見ることができます。

展示場所:ドノン翼2階 展示室711 国家の間
- レオナルド・ダ・ビンチ「モナ・リザ」
- ミロのヴィーナス
- サモトラケのニケ
- ナポレオンの1世の戴冠式など
ルーブル美術館の入り口は、有名なガラスのピラミッドがあります。
館内は「ドゥノン翼」「リシュリュー翼」「シュリー翼」の3つのエリアに分かれていて、すべての展示品を見るには、数日かかるほど壮大なスケールを誇ります。
数日かかるというのは紛れもない事実で、ルーブル美術館に行くなら事前準備必須。
「なんとなくモナリザ観たいな~」ぐらいの事前情報で入場すると、想像以上に広くて、想像以上に迷子になって、体力も精神も消耗します。(体験談)
ルーブル美術館のおすすめの周り方については「ルーブル美術館で絶対に見ておきたい作品7選とおすすめの周り方」で詳しく解説しています。
ルーブル美術館 | |
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住所 | Rue de Rivoli, 75001 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1号線,7号線Palais-Royal-Musée du Louvre駅 |
時間 | 9:00-18:00(月・木・土・日) 9:00-21:45(水・金) ※閉館時間の45分前まで入場可能 |
定休 | 毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 15ユーロ(待ち時間短縮可能なオンラインチケットは17ユーロ) 18歳以下無料 ミュージアムパスOK |
HP | https://www.louvre.fr/ |
チケット | ルーブル美術館のチケット |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ネット購入の場合は待ち時間30分以内に入場できるなどの特典あり。
詳しいチケット情報に関しては「ルーブル美術館の行き方・アクセス・チケット徹底ガイド」にまとめています。
オルセー美術館(Musée d’Orsay)

オルセー美術館は、かつて「オルセー駅」と呼ばれた駅舎でした。

1900年パリ万国博覧会のために造られ廃駅となったのち、今のオルセー美術館として生まれ変わりました。館内にある大時計はその時の名残です。
- ミレー「落ち穂拾い」
- ルノワールの傑作「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」
- ゴッホの代表作「オーヴェール・シュル・オワーズの教会」
- ゴーギャンの「タヒチの女」

5階にはオルセー美術館の一番の見どころともいわれる、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、シスレーなどの印象派の有名絵画がたくさん展示されています。
また、オルセー美術館内にはロココ調の内装と天井画が美しいレストランがあります。
オルセー美術館のおすすめの周り方については「オルセー美術館の代表作品7選とおすすめの周り方」で詳しく解説しています。
オルセー美術館 | |
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住所 | 1 Rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris 地図 |
最寄り | メトロ12号線Solférino駅 |
時間 | 9:30-18:00(火水金土) 9:30-21:45(木) ※閉館時間の45分前まで入場可能 |
定休 | 毎週月曜日、5月1日、12月25日 |
料金 | 14ユーロ 18歳以下無料 ミュージアムパスOK |
HP | https://www.musee-orsay.fr/ |
チケット | オルセー美術館チケット |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
詳しいチケット情報に関しては「オルセー美術館の行き方・アクセス・チケット徹底ガイド」にまとめています。
オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)
ルーブルやオルセーと比べると小規模ですが、印象派が好きな方は必見です。
その理由は印象派の巨匠クロード・モネの「睡蓮」の展示室。8連の絵画からなるモネの大作は、生前からモネが望んでいた自然光を取りいれた展示室に改装され、パノラマ展示がされています。
- モネの「睡蓮」
- ルノワール「道化の衣装のクロード」
- モディリアーニ「ポール・ギョームの肖像」
- ルノワール「ピアノに寄る少女たち」など
印象派とポスト印象派の画家の作品が数多く展示されていて、小規模ながらも見応えが十分にある美術館です。
オランジュリー美術館のおすすめの周り方については「オランジュリー美術館の代表作品6選とおすすめの周り方」で詳しく解説しています。
もし、パリ観光の日程に余裕があるなら、オランジュリー美術館に行く前に「睡蓮」のモデルになった「ジヴェルニーのモネの庭」に訪れることをおすすめします。

わたしはモネの庭に行く前・行った後、両方のタイミングでオランジュリー美術館に行きましたが、ジヴェルニーを訪れてから作品を見るほうが「睡蓮」をより楽しめました。
関連記事ジヴェルニー・モネの家と庭園の行き方・入場料金・見どころ徹底ガイド
オランジュリー美術館 | |
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住所 | Jardin Tuileries, 75001 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1, 8, 12号線Concorde駅 |
時間 | 9:00-18:00 |
定休 | 毎週火曜日、5月1日、7月14日の午前、12月25日(※2022年現在、月曜も臨時閉鎖) |
料金 | 12.5ユーロ 18歳未満無料 ミュージアムパスOK |
HP | https://www.musee-orangerie.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
詳しいチケット情報に関しては「オランジュリー美術館の行き方・アクセス・チケット徹底ガイド」にまとめています。
マルモッタン・モネ美術館(Musée Marmottan Monet)

印象派を代表する画家、クロード・モネのコレクションをもっとも多く所有しているといわれるマルモッタン・モネ美術館。

- モネの「印象ー日の出」
- モネの「睡蓮」「太鼓橋」
- モネの「ルーアン大聖堂」など
マルモッタン・モネ美術館 | |
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住所 | 2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ9号線La Muette駅 |
時間 | 10:00-18:00(火-水、金-日) 10:00-21:00(木) ※最終入場時間 閉館30分前まで |
定休 | 毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 12ユーロ 18歳以下8.50ユーロ |
HP | http://marmottan.fr |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
詳しいチケット情報に関しては「マルモッタン・モネ美術館の行き方・アクセス・チケット徹底ガイド」にまとめています。
ルイ・ヴィトン財団美術館|フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)

パリの観光名所で知られるルイ・ヴィトン財団美術館。
ブローニュの森にあるモダンかつ斬新なデザインの建物は、パリを代表するモニュメントの1つです。

ルイ・ヴィトン財団が所蔵するコレクションやLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループCEOのベルナール・アルノー氏のコレクションなど、さまざまなジャンルの現代アートを鑑賞することができます。

併設されたミュージアムショップでは「Fondation Louis Vuitton」のロゴの入ったオリジナルグッズが旅行者に大人気!
美術品よりお土産を目当てにする日本人旅行者でいつも混雑しています。
クオリティが高く、お値段が手頃なのでお土産にもピッタリ。
ルイ・ヴィトン財団美術館 | |
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住所 | 8 Avenue du Mahatma Gandhi, 75116 Paris 地図 |
メトロ | 1号線 Les Sablon駅 |
営業時間 | 11:00-20:00(月・水・木) 11:00-21:00(金) 9:00-21:00(土・日) ※時期によって異なる場合もある |
定休日 | 毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 16ユーロ 26歳以下の学生、10ユーロ 18歳以下、5ユーロ 3歳以下無料 |
HP | https://www.fondationlouisvuitton.fr/ |
※最新情報はルイ・ヴィトン財団美術館公式サイトでご確認ください
詳しいチケット情報に関しては「ルイ・ヴィトン財団美術館(フォンダシオン)の行き方・アクセス・チケット徹底ガイド」にまとめています。
国立近代美術館|ポンピドゥーセンター(Musée national d’Art moderne: MNAM)

レ・アル地区にある鉄筋の支柱とむき出しのパイプで覆われた奇抜なデザインのジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター。
文化と芸術の複合施設になっており、国立近代美術館、産業創造センター、公共情報図書館、現代音楽・音響研究所が入っています。
国立近代美術館には、20世紀初めから現代までの作品11万点を所蔵。ピカソやマティス、ダリ、マグリットなどの美術作品が展示されています。
ポンピドゥー芸術文化センター | |
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住所 | Place Georges-Pompidou, 75004 Paris 地図 |
最寄り | メトロ11号線Rambuteau駅、 メトロ1,11号線Hôtel de Ville駅 メトロ1,4,7,11,14番線Châtelet駅 |
時間 | 11:00-21:00 ※12月24日、12月31日は19:00まで |
定休 | 毎週火曜日、5月1日 |
料金 | 15ユーロ 18歳未満無料 ミュージアムパスOK |
HP | https://www.centrepompidou.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
詳しいチケット情報に関しては「国立近代美術館(ポンピドゥーセンター)の行き方・アクセス・チケット徹底ガイド」にまとめています。
グラン・パレ美術館(Grand Palais)
1900年のパリ万国博覧会を記念して建てられたグラン・パレ美術館。
アール・ヌーボーの代表的な建物で、石造りの建物に鉄骨のガラス屋根とドームが特徴。建物そのものが芸術的です。
歴史的建造物に指定されていて、西側に科学技術博物館と国立美術館があります。
グランパレ内ではさまざまなジャンルの企画展が開催されていて、人気のある展覧会では長蛇の列ができます。
グラン・パレ美術館 | |
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住所 | 3, avenue du Général Eisenhower, 75008 Paris 地図 |
メトロ | 1, 13号線 Champs-Elysées Clemenceau駅 |
営業時間 | 企画展によって異なります |
定休日 | 毎週火曜日 |
料金 | 企画展によって異なります |
HP | https://www.grandpalais.fr/fr |
※最新情報はグラン・パレ公式サイトでご確認ください
ロダン美術館(Musée Rodin)

パリの閑静な住宅街の一角に、旧貴族の館を改装してできた美術館があります。
「考える人」や「地獄の門」で知られる19世紀を代表するフランスの彫刻家、オーギュスト・ロダンのロダン美術館。

- ロダンの「考える人」
- ロダンの「地獄の門」
- ゴッホの「タンギー爺さん」
ロダンのかつての恋人であり、彫刻家であったカミーユ・クローデルの作品やロダン自身が収集した絵画や彫刻のコレクションなどが展示されています。

ロダン美術館の美しい庭園には彫刻作品がたくさん。美術館の中にある彫刻をみるのとは一味違うおもしろさがあります。
ロダン美術館 | |
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住所 | 77 Rue de Varenne, 75007 Paris 地図 |
最寄り | メトロ13号線Varenne駅 RER C線Invalides駅 |
時間 | 10:00-17:45 |
定休 | 1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 大人14ユーロ 18歳未満無料 ミュージアムパスOK |
HP | http://www.musee-rodin.fr/ |
チケット | ロダン美術館チケット |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
詳しいチケット情報に関しては「ロダン美術館の行き方・アクセス・チケット徹底ガイド」にまとめています。
パリの街をもっと楽しむ

パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットも沢山あります。

パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
購入方法や使い方について詳しく解説した「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」は大変人気の記事です。

フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。

現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。

パリのおすすめツアーやチケットサイトをまとめた「パリ旅行で事前に予約すべきおすすめチケット現地ツアー」もお見逃しなく!
パリの美術館まとめ
パリは芸術の都と呼ばれるだけあって、美術館の数が本当に多い…!
2日~1週間ほどの短期滞在でパリを観光するなら、パリ・ミュージアムパスを使って観光するのがおすすめです。
なぜなら、チケット売り場に並ぶ時間を短縮できるから。
対象スポットはルーブル美術館やオルセー美術館、オランジュリー美術館など、パリ市内~パリ近郊にある美術館や史跡など約60か所。
パリ・ミュージアム・パスを持っていれば、チケット売り場で並ぶことなく、待ち時間を短縮して美術館に入ることができます。
長期滞在にはおすすめできませんが、2日間~1週間でパリを観光するならかなりおすすめ!
わたしは上記のミュージアムパス対象の美術館を1週間ですべて周ってきました♡
パスを持っていれば疲れたから明日へ後回しなんてことが気軽にできるのでリラックスして予定がたてられます。ぜひ参考にしてみてください!
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです