パリ西部のブローニュの森の中にあるパリロンシャン競馬場は、競馬ファンにとって憧れの競馬場!
かつては王侯貴族たちの社交の場でした。現在でも華やかな雰囲気が漂い、世界的な大レースの日には、世界各国から観戦客が集まります。
このページでは、競馬ファン必見のパリロンシャン競馬場をご紹介していきます。
- 競馬好き
- 世界的競馬場を見てみたい
- 周辺の治安を知りたい
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このページの目次
ロンシャン競馬場観光情報
フランスの競馬人気は日本と比べ物になりません。競馬場の数は250と日本の約10倍です。
世界的高級ブランドHermèsも馬具工房からのスタートですから、いかに馬が重要であったかわかると思います。
その中でも由緒正しい、世界で一番優雅な競馬場といわれているのが「パリロンシャン競馬場(L’hippodrome de Paris Longchamp)」
競馬ファンでなくともぜひ足を運びたい有名観光スポットのひとつです。
歴史
パリ西部のブローニュの森の中にある「パリロンシャン競馬場」。
1857年に最初のレースが施行されましたが、それ以前は、パリ7区のエッフェル塔の麓にある現在のシャン・ド・マルス公園が競馬場でした。
しかしシャン・ド・マルス競馬場は、本来は軍の演習場であり、競馬場としては狭かったことから、ブローニュの森の中にロンシャン競馬場が新設されます。
広大な敷地面積を誇り、パリ大賞典(Grand Prix de Paris)やムーラン・ド・ロンシャン賞(Prix du Moulin de Longchamp)などのG1レースをはじめ、フランス国内で行われる重賞レースの4割以上がこのパリロンシャン競馬場で行われます。
なかでも凱旋門賞は、世界最高峰のレースで、高額賞金でも有名です。
通称「ウィークエンド・ロンシャン」とも呼ばれ、土・日の2日間で、純血アラブ種限定の2レースを含む13重賞競争(全17レース)が開催されます。
2018年にリニューアルオープンし、ロンシャン競馬場(L’hippodrome de Longchamp)からパリロンシャン競馬場(L’hippodrome de Paris Longchampリポドローム・ドゥ・パリロンシャン)に改名されています。
子供向けのイベントやアトラクションもあり、家族連れで楽しむこともできます。
おすすめ観光の周り方
ロンシャン競馬場があるのはパリ16区。ブローニュの森の中にあります。
アクセスがあまり良くありませんが、パリ中心部からメトロ(またはRER)とバスを使って15~20分程度で行くことができます。
また大きなレースが開催される日は、ロンシャン競馬場への無料シャトルバスが運行されています。
ただしブローニュの森での一人歩きは禁物です。
夜だけでなく、日中でも売春婦や薬物中毒者がいるため、ロンシャン競馬場へ交通機関を使って行く分には問題ありませんが、森散策をするのはおすすめできません。
16区には他にも見どころがあり、「パリ16区パッシー界隈で絶対行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
ロンシャン競馬場見どころ
5万人収容可能なパリロンシャン競馬場は、5階建ての建物で、1階(地上階)は自由席、2階以上は指定席になっています。
フランスの競馬場というと、「華やかな社交の場」というイメージがありますが、正装している人もいれば、そうでない人ももちろんいます。
年齢層もさまざま。集まった競馬ファンたちは、まるでお祭りのような賑わいをみせます。
凱旋門賞のような大きなレースが行われる日は、日本と違ってドレスアップして競馬を観戦する人たちの姿を多く見かけます。
その中で特に目を引くのは、華やかな衣装を身にまとった女性たちが身につける帽子ではないでしょうか。
お洒落なものから個性的なものまであり、帽子にかける意気込みを感じます。
そんな華麗な装いを眺めて楽しめるのも、パリロンシャン競馬場ならでは!
凱旋門賞
毎年10月の第一日曜日に行われる凱旋門賞。世界最高峰のレースといわれており、世界中から競馬ファンが集まります。
パリ大賞典
ナポレオン3世によって始められたレースで、7月14日のフランス革命記念日に行われます。
ロンシャン競馬場をモチーフにした絵画
バレリーナを描いたことで有名なエドガー・ドガ、「草上の昼食」「オランピア」が代表作のエドゥアール・マネもロンシャン競馬場をモチーフとした絵画を残しています。
まるで自分たちに向かってくるような臨場感ある構図はかなり革新的で世間を驚かせました。
ロンシャン競馬場口コミ・評判
芝がとても綺麗。裏のパドックも森の中にある感じ。
さすがに世界一きれいなレース場と言うたけある。
日本からもツアーがよく組まれているために、そこに参加すれば団体で来れると思う(ワタシはパッケージツアーを好まないので全部自分で手配)。
こう言う格式高いレースの時は正装しての観戦が良いと思います(周りの人もみんなスーツ着ているので浮きません)
引用:Googleレビュー
ロンシャン競馬場行き方・アクセス・最寄り駅
メトロで行く
ロンシャン競馬場への行き方は大きく2つ。
メトロ1号線Porte Maillot駅下車。そこからパリロンシャン競馬場方面行きの244番バスに乗車し約10分、バス停Les Mouling Camping で下車。
メトロ10号線Porte d’Auteuil駅下車。そこからパリロンシャン競馬場方面行き241番バスに乗車し約7分、バス停Hippodrome de Longchamp駅で下車。
週末・祝日は、ポルト・マイヨとポルト・ドートゥイユから無料のシャトルバスが出ています。
メトロまでは歩くと1時間弱かかってしまいますが、気候がよければお散歩と割り切って歩くのも気持ち良いですよ。
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
ツアーで行く
「フランス語も英語もわからないし、電車やバスは不安…」という方にはツアーに参加するのをおすすめします。
パリ市内からの往復送迎、日本人アシスタントケア付き、観戦ガイド付きのツアーもあります。
ロンシャン競馬場の入場料金・開催日程
入場料金
- 5ユーロ ※平日。凱旋門賞などの特定レースがない場合。
- 10ユーロ ※土日
- 10~65ユーロ ※凱旋門賞
なお、馬券は、競馬場内ではPMH、競馬場外ではPMUで購入が可能です。
馬券は14種類あり、レースによってどの種類の馬券を購入できるかは出馬表で確認しましょう。
開催日程
〈春期開催 4月〜7月〉
- プール・デッセ・デ・プーリッシュ仏1000ギニー(5月)
- プール・デッセ・デ・プーリッシュ仏2000ギニー(5月)
- パリ大賞典(7月14日)
〈秋季開催 9月〜11月〉
- ムーラン・ド・ロンシャン賞(9月)
- ヴィルメイユ賞(9月)
- 凱旋門賞(10月)
ロンシャン競馬場周辺の治安
ロンシャン競馬場のある16区は基本的には治安の良い地区として知られています。
治安が悪いといわれているブローニュの森も日中は比較的安全ですが、人気のない場所や朝早い時間帯、または夜遅い時間帯は危険です。
ルイヴィトン財団美術館へ向かう途中の車が次々と車上荒らしに遭っているのを見て怖くなりました・・・。
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
ロンシャン競馬場まとめ
パリロンシャン競馬場は、競馬ファンにとって憧れの競馬場。
そんな由緒あるフランス最大の競馬場で、優雅なひとときを過ごしてみませんか?
日本ではあまり興味が湧かないという人でも素敵な思い出になること間違いなしです♡
ロンシャン競馬場 | |
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住所 | 2 Route des Tribunes, 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1号線Porte Maillot駅からバスで約10分 メトロ10号線Porte d’Auteuil駅からバスで約7分 |
HP | https://www.francegalop-live.com/ |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!