観光でパリを訪れたときの移動手段として最も便利なのが、地下鉄(メトロ)です。
パリ市内を編み目のように走っており、観光地へのアクセスがとても簡単!
- 日本の地下鉄より簡単
- チケット料金の仕組みも簡単
- 時刻表はないけど本数が多い
- スリに注意
スリに気をつけて利用しなければならない点はデメリットですが、パリを安く・お得に・効率的に観光するならメトロの利用がおすすめ!
最近はGoogle mapを使えば路線バスの利用もカンタンです。
目的地やホテルの立地にあわせてメトロとバスを使いこなしましょう!
このページでは、メトロの料金・乗り方について詳しく説明していきます。
実際に乗ってみて分かった注意点も詳しく解説しているので最後までよく読んでくださると嬉しいです♪
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このページの目次
パリの地下鉄(メトロ)

パリの街を歩いていると、必ず目に入ってくる「M」のマーク。これが地下鉄(メトロ)の入り口です。

「METRO」や「METROPOLITAIN」など、場所によって書き方が変わってきますが、いずれも地下鉄(メトロ)のことです。

路線図

パリのメトロは全部で14路線。
路線の名前はすべて番号で、番号ごとにカラー(色)が決まっています。
パリのメトロの路線
1号線
2号線
3号線
4号線
etc..
東京の電車に比べると難しくありません。簡単です。
路線図はパリ交通公団(RATP)の公式サイトからダウンロードするか、係員のいる販売窓口で無料の路線図をもらいましょう。
パリ市内での交通手段を調べるなら、RATP公式アプリの「Bonjour RATP」が便利。
交通系アプリはとても便利ですが、街中でスマホに夢中になってしまうのは危険。
アプリでの乗り換え検索はあらかじめホテルなどの安全な場所でおこなうのが理想的ですが、ホテルだけで確認するのはちょっと不安ですよね。
街中で安全に路線を確認するなら、駅構内に置いてある無料の路線図をもらっておくと重宝します。

運行時間・時刻表
メトロには時刻表がありません。
路線によって本数に違いはありますが、人気の路線なら2~5分に1本ぐらいの間隔でメトロが来ます。東京でいうところの山手線のような感じ。
あまり本数が多くない路線でも、10分~15分ごとに1本ぐらいの本数があります。
- 平日の運行時間は、午前5時30分から翌日の午前1時15分まで
- 金・土曜日、および祝日の前日の運行時間は、午前5時30分から翌日の午前2時15分まで
アプリで路線を検索すると発車時刻が出てきますが、遅れることは日常茶飯事。あまり過度な期待はしないことが肝心です。(笑)
切符の料金と種類
パリの電車はゾーンで区分されており、ゾーンごとに料金が異なります。
ゾーンごとに料金が変わってくるのはパリ市内を出て、パリ郊外に入ったエリアから。
チケットは数種類あるので、目的に合わせて購入しましょう。
- Ticket t+:1回券の切符(メトロ、バス、RERゾーン1-2)
- Paris Visite:1-5日間パス(ゾーン1-3か1-5)
- Mobilis:1日乗車券(ゾーン1-5の組み合わせ)
- Navigo Easy:交通ICカード(ゾーン1-5の組み合わせ)
- Navigo:交通ICカード(ゾーン1-5の組み合わせ)
Ticket t+(ティケ プリュス)

Ticket t+ はパリ市内のメトロ・RER・バスで利用できる1回券。
メトロ以外にパリ市内のバスやRERに乗るときもTicket t+を使います。
- メトロ全線全区間
- パリ市内バス
- パリ市内トラム
- RERゾーン1~2
Ticket t+には乗り物ごとに有効時間が決められていて、有効時間内であれば何度でも乗り換えができるのが大きな特徴。
乗り換え | 有効時間 |
---|---|
メトロ→メトロ | 2時間以内有効 |
メトロ→RER | |
RER→RER | |
バス→バス | 1時間半以内有効 |
バス→トラム | |
トラム→トラム |
パリ市内であれば、1つの目的地に行くためにメトロを何回乗り換えても、途中でRERに乗り換えても、1枚の切符で一律の料金で移動できます。
何度も乗る場合は、10枚つづりのCarnetを購入するのがお得です。
料金 | |
---|---|
Ticket t+ 1枚 | 1.90ユーロ |
Ticket t+ Carnet (10枚つづり) | 14.90ユーロ |
Mobilis(モビリス)

モビリスは1日乗り放題券。
購入時に選択したゾーン内であれば、すべての交通機関が1日乗り放題。
モビリスについては「パリの1日乗車券「Mobilis モビリス」の買い方・使い方ガイド」で詳しく解説しています。
Paris Visite(パリ・ヴィジット)
パリビジットは旅行者向けの1~5日乗り放題券。
ゾーンの広さと日数を選んで購入します。
パリヴィジットについては「パリ乗り放題パス「ParisVisite パリヴィジット」の買い方・使い方ガイド」で詳しく解説しています。

Navigo Easyは公共交通機関の紙切符を廃止するために、2019年にパリで導入されたチャージ式のICカード乗車券です。
これを待っていましたー!!
従来のNavigoは一定期間乗り放題のカードですが、Navigo Easyは紙の切符を買う代わりに同等の料金をチャージするカードなので、乗り放題のサービスではありません。
改札での使い方と名前は似ていますが、似て非なるものと思っていたほうがいいかも。
従来のNavigoと違って購入後すぐに使い始められるので、2022年時点では最も旅行者におすすめの1枚です。
ナヴィゴ・イージーについては「パリの交通ICカード「NavigoEasy」の買い方・使い方ガイド」で詳しく解説しています。
ナビゴはパリの交通ICカード。長期滞在者向け。
※発行には証明写真とデポジット5ユーロが必要
短期滞在者にとってはデメリットが目立つためおすすめできませんが、長期滞在する方やパリによく来る人にはとっても便利!
ナヴィゴについては「パリの交通ICカード「Navigo ナヴィゴ」の買い方・使い方ガイド」で詳しく解説しています。
パリの地下鉄(メトロ)の乗り方
切符の買い方

メトロには自動券売機があります。
- Ticket t+
- Ticket t+ Carnet(10枚つづり)
- Mobilis
- Paris Visite
ナヴィゴの購入は駅の窓口のみですが、チャージは自動券売機でOK!
10枚つづりのTicket t+ Carnetは、RATPの看板のあるカフェでも購入可能です。
モビリスの買い方は>>パリの1日乗車券「Mobilis モビリス」の買い方・使い方ガイド
パリヴィジットの買い方は>>パリ乗り放題パス「Paris Visite パリヴィジット」の買い方・使い方ガイド
メトロに乗る・降りる

まず切符を購入し、改札機に通して中へ入ります。
自分の乗りたい路線案内標識に従って進み、次に自分の乗車する路線と最終駅の書かれたホームへ移動します。

地下鉄(メトロ)のドアは、手動と自動の2つのタイプがあり、手動タイプはレバー式とボタン式があります。
レバー式の場合は、レバーを上に持ち上げるとドアが開きます。
出口は「Sortie」、乗り換えは「Correspondance」の案内に従って進んでください。

メトロを出るときは、切符を通す改札機はありません。
車内は治安が悪い

パリのメトロはスリが非常に多いです。
- 貴重品の入ったバッグはファスナー付きにする
- バッグは必ず体の前に持つ
- 車両の出入り口付近で立ち止まらない
- 子どもがいても油断しない
また早朝・深夜などの利用客の少ない時間帯も注意が必要です。
特に治安の悪い地域では、女性1人でメトロに乗るのは絶対に避けましょう。
治安に関する詳しい対策は「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」へまとめています。
旅行前に必ず読んでみてください!
ルイヴィトン財団美術館の帰り、文具の紙袋ではありましたがハイブランドのロゴが入っていたので少年3人組に狙われました。
3秒おきに振り返って乗り換えに気を配っていたところ、リュックに手が伸びていて気持ち悪かった…。
どんなに気をつけてもスリはターゲットを見逃しません。
体感として、1号線は特に危険だと思います。買い物のあと1号線に乗るのは避けてください。
メトロの注意点

パリのメトロを利用中何度か磁器不良で改札を通れなくなりました。
有人のカウンターで磁気を補充(機械に通すと磁気が復活する)するかチケットを交換するよう頼んでみてください。
メトロで働く人は旅行者には不親切で有名ですが、めげずに主張してくださいね!
パリの街をもっと楽しむ

パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットも沢山あります。

パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
購入方法や使い方について詳しく解説した「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」は大変人気の記事です。



フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。



現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。


パリの地下鉄(メトロ)まとめ
パリのメトロはとっても便利!
パリ市内を編み目のように運行しているので、メトロがあればパリ市内のほとんどの観光地に行くことができます。
普段日本で地下鉄を使っている方なら特に問題なく初日から乗りこなせると思います。



ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです