パリで地下鉄(メトロ)やバスなどの公共交通機関をたくさん利用するなら、交通ICカードの「Navigo」の利用が便利!
ナヴィゴは中・長期滞在者向けのサービスではありますが、メトロやバスが乗り放題になるので、いちいち切符を購入する手間なく快適にパリ周辺を観光することができるのでおすすめ。
2019年より、短期滞在者にもおすすめできる「Navigo Easy」というサービスが始まりました。乗り放題ではありませんが、こちらは短期滞在の旅行者にもおすすめ!→ NavigoEasyについてはこちらのページで詳しく解説しています。
このページでは、従来の中・長期滞在者向けのナヴィゴの購入方法・使い方・注意点について解説していきます。
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このページの目次
Navigoとは、地下鉄(メトロ)やバスが乗り放題の交通ICカードのこと。
期間中の利用回数が多ければ多いほど、1回ずつ切符を購入するよりお得に!!
パリ市内だけでなく、パリ郊外も利用可能。
ゾーンごとに利用範囲を指定して購入できるので、
- ヴェルサイユ宮殿(ゾーン4)
- シャルル・ド・ゴール空港(ゾーン5)
- ディズニーランド・パリ(ゾーン5)など
滞在中に訪れる目的地まで行けるゾーンのNavigoを購入すれば、滞在期間中にNavigo1枚でパリとパリ近郊を自由に移動できます。
ナヴィゴの種類
基本的にNavigoは
- 有効期間(1日、1週間、1ヶ月)
- 有効ゾーン(ゾーン1~5)
を選択して購入します。
どちらかというと中・長期滞在に利用しやすい料金プランになっているので、1日乗り放題のパスを買うなら、NavigoではなくMobilisのほうが便利。
お得な切符の選び方については「パリのメトロ・RER・バスのお得な切符の選び方ガイド」で詳しく紹介しています。
ナヴィゴの料金
公式サイトを参考にナヴィゴの価格を一覧にしました。
有効期間1日 | |
---|---|
ゾーン | 料金 |
ゾーン1-2, 2-3, 3-4, 4-5 | 7.50ユーロ |
ゾーン1-3, 2-4, 3-5 | 10.00ユーロ |
ゾーン1-4, 2-5 | 12.40ユーロ |
ゾーン1-5 | 17.80ユーロ |
有効期間1週間 | |
---|---|
ゾーン | 料金 |
ゾーン1-5 | 22.8ユーロ |
ゾーン2-3 | 20.85ユーロ |
ゾーン3-4 | 20.20ユーロ |
ゾーン4-5 | 19.85ユーロ |
有効期間1ヶ月 | |
---|---|
ゾーン | 料金 |
ゾーン1-5 | 75.20ユーロ |
ゾーン2-3 | 68.60ユーロ |
ゾーン3-4 | 66.80ユーロ |
ゾーン4-5 | 65.20ユーロ |
最新情報は公式サイトでご確認ください。
購入準備・必要なもの
Navigoを初めて作る場合、
- 証明写真(縦3cm×横2.5cm)
- デポジット(5ユーロ)
が必要です。
券売機では買えないため、窓口での購入となります。
証明写真は、日本で用意して持っていくと手間が省けます。
万が一忘れてしまった場合、窓口のある駅構内であれば、付近に証明写真機が設置されているので、そこで証明写真を作ることができます。
購入したら、すぐに名前を書きましょう!
サインの無い状態で見つかると罰金の対象になります。
購入する際の注意点
購入する際に気を付けなければならないことが2点あります。
- 有効期間
- 購入できる期間
有効期間は月曜日から日曜日までとなっており、購入日から7日間ではありません。
また、購入できる期間は有効期間開始の前週金曜日から当週木曜日までと決められているの、パリに金・土・日曜日に到着する場合は購入できません。
日程的にかなり自由度が低いのが大きなデメリット。
長期滞在される方にはおすすめできますが、短期滞在の場合はデメリットが大きすぎるのでおすすめできません。
短期滞在の場合は、1日乗車券のモビリスや1~5日券のパリヴィジットがおすすめです。
お得な切符の選び方については「パリのメトロ・RER・バスのお得な切符の選び方ガイド」で詳しく紹介しています。

使用前の注意点
証明写真やサインのないナヴィゴを使っていると罰金の対象になってしまいます。
使用前に必ず写真とサインを確認しましょう。
電車・バスに乗るとき
Navigoの使い方は、Suicaなどの日本の交通ICカードと同じです。
地下鉄(メトロ)やRERの改札では、紫色の部分にタッチして通るだけ!
バスの場合も同様で、乗車口付近に紫色の部分がありますので、タッチしてから中へ進みます。
通常、窓口でNavigoを購入した際に、チャージをしてもらえます。


チャージをしてもらえなかった場合、自動券売機でチャージをすることができます。
- STEP.1券売機の画面で言語を選択
- STEP.2紫色の部分にNavigoを置くor挿入する画面に「Navigo」と「チケット購入」の画面が表示されたら、Navigoを読み取る紫色の装置部分にカードを置く・または挿入します
- STEP.3有効期間を選ぶ1週間なら「Weekly transit pass(Navigo Semaine)」を選択します
- STEP.4ゾーンを選択する
- STEP.5金額画面を確認し、確認ボタンをタッチ
- STEP.6支払いをしてチャージ完了
パリの街をもっと楽しむ


パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットも沢山あります。


パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎



またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
購入方法や使い方について詳しく解説した「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」は大変人気の記事です。



フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。



現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。


Navigoの利用を検討している場合は、「有効期間」と「購入できる期間」を考慮した上で、パリ観光の計画を立てましょう!
期間的にNavigoがイマイチなら、1日乗車券や1~5日券を利用して観光するのがおすすめです。
お得な切符の選び方については「パリのメトロ・RER・バスのお得な切符の選び方ガイド」で詳しく紹介しています。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです