2014年10月にオープンしたルイ・ヴィトン財団美術館「Fondation Louis Vuitton」は、パリ西部に位置するブローニュの森の中にある現代アート美術館です。
モダンかつ斬新なデザインの建物で、これぞルイ・ヴィトンというべき迫力!
このページでは、パリを訪れたらぜひとも足を運んでおきたい観光名所の1つ、ルイ・ヴィトン財団美術館の見どころに迫ります!
- 美術館の見どころが知りたい
- お土産カフェ情報をチェックしたい
- 周辺の治安が知りたい
このページの目次
ルイ・ヴィトン財団美術館観光情報
パリの西側にあるブローニュの森には、家族連れで賑わうアクリマタシオン庭園があります。
約18万㎡(東京ドーム約4個分)の敷地内には、アトラクションや動物園、飲食店などがあり、パリジャンに人気のスポット!
2014年には、ルイ・ヴィトン財団美術館が併設され、今ではパリの代表的なモニュメントの1つになりました。
このルイ・ヴィトン財団美術館は、より多くの人々が現代アートに触れ、感動を分かち合える場所を作り上げることがコンセプト。
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループCEOのBernard Arnaultの主導のもと実現されました。
ガラス張りの個性的な建物は、世界的に有名な建築家Frank Gehryによるものです。
総面積約3,850㎡の館内は、奇抜なデザインの外観からは想像もつかないこれまたユニークな造りで、
- 大小11のギャラリー
- 350席のオーディトリアム
- 360度の大パノラマが楽しめるテラス
- 星付きシェフによるレストラン
- ブティック
があります。
おすすめ観光の周り方
ルイ・ヴィトン財団美術館があるのはパリ16区。ブローニュの森の中にあります。
凱旋門近くからシャトルバスが運行しているので、アクセスも良く、治安の心配もありませんが、ブローニュの森の一人歩きは禁物です。
夜だけでなく、日中でも売春婦や薬物中毒者がいるため、シャトルバスで美術館へ行く分には問題ありませんが、森散策をするのはおすすめできません。
ルイ・ヴィトン財団美術館から徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通り。
その他の施設は少し距離があるので、メトロやバスで移動するほうがいいかもしれません。
- アクリマタシオン庭園(徒歩6分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
16区には他にも見どころがあり、「パリ16区パッシー界隈で絶対行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルイ・ヴィトン財団美術館は残念ながら対象ではありませんので、別の美術館を利用する際に検討してみてください。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
短期間で複数の観光スポットを周るスケジュールでない場合は、チケットのみを事前購入するのがおすすめです。
現地でチケット列に並ぶ時間は本当にもったいないので、ぜひ事前購入を検討してみてくださいね。
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
ルイ・ヴィトン財団美術館見どころ
美術館のデザイン
ルイ・ヴィトン財団美術館の見どころの1つとして最初に挙げられるのが、この美術館の建物ではないでしょうか。
まずここを初めて訪れる人は、その壮大なスケールの建物に圧倒されることでしょう。
ロサンゼルスを拠点に活動する現代建築家のフランク・ゲーリーによるもので、モダンかつ斬新なデザインの建物であるにもかかわらず、自然豊かなブローニュの森に溶け込んだ、まさに近代アートの傑作ともいえる建物です。
バラのモニュメント
開放感あふれる館内では、企画展やルイ・ヴィトン財団が所蔵するコレクションの展示、依頼製作による作品、グループCEOのベルナール・アルノー氏のコレクションなど、さまざまなジャンルの現代アートを見ることができます。
また最上階にはテラスもあり、アクリマタシオン庭園はもちろん、その先に広がる緑豊かなブローニュの森、さらにはラ・デファンスやエッフェル塔などが一望できます。
地下1階の階段状の水庭
オラファー・エリアソン
地階へ下ると、デンマーク生まれのアイスランド人、オラファー・エリアソンのインスタレーションが目に飛び込んできます。
LEDの黄色い光で照らされた廊下は、水辺に反射し万華鏡のような何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
エキシビション・バスキア
2019年の冬はちょうどバスキアの展示で毎日多くのお客さんで賑わっていました。
ルイ・ヴィトン財団美術館の特徴は、このエキシビションがとてもおもしろいこと!!
ルーブルやオルセーで中世からの歴史ある絵画を鑑賞したあと、モダンなアートと比較してみてはいかがでしょうか?
バスキアにかかるとフランス・パリもこんな風に~♪
村上隆
やはりルイヴィトンと言えばこの方でしょうか。わたしは好みではないのですが、村上氏の海外での活躍本当にすごいです!
レストラン「ル・フランク(Le Frank)」
美術館に併設されたレストラン「Le Frank」もおすすめです。
ミシュランガイドで星を獲得したレストラン「Les Tablettes」のJean-Louis Nomicosがプロデュースするレストラン。
多国籍料理がリーズナブルに楽しめると地元フランス人にも評判ですよ!
美術鑑賞だけでなく、味覚も堪能できる美術館なんて、なんとも贅沢なことですね。
ルイ・ヴィトン財団美術館のお土産
美術を鑑賞した後は、ミュージアムショップへ!
ここでしか買えないルイ・ヴィトン財団美術館オリジナルグッズが購入できます。
「Fondation Louis Vuitton」のロゴの入ったステーショナリーやポーチ、マグカップ、スマートフォンケース、傘、キーホルダーなど、バリエーション豊かなグッズが揃います。中でもトートバッグは大人気商品!
どれもシンプルなデザインですが、クオリティが高く、しかもお値段が手頃なのも魅力ですね。もちろんアート関連の本も充実しています!
ルイ・ヴィトン財団美術館の口コミ・レビュー
ブローニュの森を散策しながら30分ぐらいかけて歩いて行きました。印象派の画家の企画展の最中で名だたる名画ばかり。オルセー行かなくても良いぐらいでした。同じチケットで隣りの有料の遊園地(アクリマタシオン庭園)に入れます。子供向けのジェエットコースターとかカワイイ遊具たくさんで楽しいです。
ルイ・ヴィトン財団美術館の行き方・アクセス・最寄り駅
ブローニュの森の中にあるルイ・ヴィトン財団美術館。
メトロで行くこともできますが、シャルル・ド・ゴール広場から15~20分間隔で運行しているシャトルバス(Navettes de la Fondation)がおすすめです!
シャトルバスで行く
シャトルバスは、予約制になりました。予約したチケットを持っていないと乗車できないので注意が必要です。
公式サイトからチケットと一緒にシャトルバスの予約をしましょう!
フランス語サイトですが、グーグルで翻訳してもらいながら進めると全然難しくありませんよ。とてもシンプルに購入できます。
ただ、1点わかりにくいのが、最初の画面の時間の選択です↓
「9時しか選べないの!?」と思わせる書き方をしていますが、これはあくまで美術館が何時オープンかということを指しているだけです。
なのでこのまま購入手続きを進めてOK!メールにeチケットが送られ来ます。
美術館のチケットの方は、時間指定する形になっているのであくまで自分の予定に合わせてシャトルバス乗り場(出口番号 2 シャルル ド ゴール エトワール駅)に向かえば大丈夫ですよ♪乗車時間は約5~6分。
- シャトルバス料金:2ユーロ(往復)
- シャトルバス乗り場:シャルル・ド・ゴール広場(Place de Charles de Gaulle)
メトロで行く
最寄りはメトロ1号線Les Sablons駅。
駅からルイ・ヴィトン財団美術館までは徒歩10〜15分くらいかかります。パリの街中から訪れる予定なら安くて美術館前まで送迎してくれるシャトルバスの方がおすすめです!
駅からサブロン通りを森の方に直進すれば到着するので、ブローニュの森の中をお散歩しながら行きたいという方は、メトロで訪れるのも良いかも♪
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
バスで行く
43,73,82,93、PC1,174,244番のバスが止まります。
ルイ・ヴィトン財団美術館の入場料金・営業時間
ルイ・ヴィトン財団美術館のチケット売り場はそこまで混雑していないので、当日券を購入しても問題ないかと思います。
列ができているのはセキュリティチェックのためです。
ですが、シャトルバスを使うならチケットを一緒に予約しておいた方が手間がかかりません。
シャトルバス同様、公式サイトから一緒に予約できます。メールにeチケットが送られてくるので、バーコードをかざして入場します。
入場料金
- 大人16ユーロ
- 26歳以下の学生10ユーロ
- 18歳以下5ユーロ
- 3歳以下無料
- 家族料金:32ユーロ(大人1人または2人+18歳以下の子供4人まで)
※割引の際には、身分証明書が必要です。
ルイヴィトン財団美術館のチケットはGetYourGuideで事前にネット購入可。
営業時間・定休日
- 営業時間
11:00-20:00(月・水・木)
11:00-21:00(金)
9:00-21:00(土・日) - 定休日
火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
(但し、学校休暇期間中は、9:00-21:00で定休日なし)
営業時間は曜日によって異なるのでチェックしておきましょう!
わたしが行った時はなぜか12時~営業といわれ近くのアクリマタシオン庭園で時間を潰しました。公式サイトも11時~となっていたし結局なぜか理由はわからぬまま(笑)
ルイ・ヴィトン財団美術館周辺の治安
ルイ・ヴィトン財団美術館のある16区は基本的には治安の良い地区として知られています。
治安が悪いといわれているブローニュの森も日中は比較的安全ですが、人気のない場所や朝早い時間帯、または夜遅い時間帯は危険です。
ルイヴィトン財団美術館へ向かう途中の車が次々と車上荒らしに遭っているのを見て怖くなりました・・・。
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
ルイ・ヴィトン財団美術館まとめ
ルイ・ヴィトン財団美術館は、週末ともなると、家族連れで訪れる人も多く、隣接するアクリマタシオン庭園とあわせて一日中楽しむことができます♪
今やパリの観光名所の1つとなったルイ・ヴィトン財団美術館。お子さま連れの方にもおすすめの一押し観光スポットです!
ルイ・ヴィトン財団美術館 | |
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住所 | 8 Avenue du Mahatma Gandhi, 75116 Paris 地図 |
メトロ | 1号線 Les Sablon駅 |
営業時間 | 11:00-20:00(月・水・木) 11:00-21:00(金) 9:00-21:00(土・日) ※時期によって異なる場合もある |
定休日 | 毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 16ユーロ 26歳以下の学生、10ユーロ 18歳以下、5ユーロ 3歳以下無料 |
HP | https://www.fondationlouisvuitton.fr/ |
※最新情報はルイ・ヴィトン財団美術館公式サイトでご確認ください
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
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ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!