日本人から最も人気のある画家をあげるとするなら、クロード・モネと答える人も多いのではないでしょうか。
モネの作品はオルセー美術館、オランジェリー美術館でも見ることができますが、いつも混んでいるのが難点ですよね。
実はモネ最大のコレクションを所有する美術館は、パリのマルモッタンモネ美術館(Musée Marmottan Monet)。
他と比べて旅行者が少ない美術館なので、モネの作品をじっくり見ることができます。
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このページの目次
マルモッタン・モネ美術館 見どころ・観光情報
マルモッタン美術館はパリ16区の住宅街の一角にあります。
近くにはブローニュの森もある静かな高級住宅街。
マルモッタン美術館はもともと個人の別荘で、1882年にフランス北部の裕福な実業家であった、ジュール・マルモッタン氏が買い求めました。
その後息子のポールの時代に邸宅へと改装され、自身の集めた美術品のコレクションがこの館に納められます。
ポールが亡くなってからは、コレクションを邸宅ごと譲り受けたフランス美術アカデミーが美術館として公開し、現在に至ります。

美術館の名前にもあるとおり、とにかくモネの作品がたくさん見られます!
モネの「睡蓮」というと、オランジュリー美術館も有名ですが、このマルモッタン・モネ美術館でも睡蓮を見ることができます。
美術館自体はそこまで大規模ではないので、1時間半くらいあれば全体的に館内を見学できますよ!
モネの睡蓮があるオランジュリー美術館のことはこちらで紹介しているのであわせて読んでみてください♪

ナポレオン1世の調度品


クロード・モネの絵画はもちろんですが、この邸宅のコレクションであったナポレオン1世とその家族のために作られた調度品や美術品、絵画なども見どころです。
それぞれの作品とテーブルセットや飾られたお花が一つの空間に調和し、とても良い雰囲気の中落ち着いて鑑賞できます。


まるでこの家に暮らしているかのように(妄想して)鑑賞してみてください。
地下常設展《印象 日の出》《睡蓮》の連作


モネの作品をじっくり見たい方は地下の常設展を見逃さないで下さい!
ここにはモネの代表作である《印象 日の出》を見ることができます。


印象派という言葉はこの絵から生まれました。
他にも有名な《睡蓮》の連作や1895年から1924年にかけて描かれた《太鼓橋》も見ることができ、モネの描き方が年代を経て変わっていく様子を味わうことができます。


《睡蓮》の飾られている部屋は円形のホールになっていて、モネの美しい色に囲まれて幸せな時間を過ごすことができます。


マルモッタン・モネ美術館は世界で最もモネの絵画を所蔵していると言われています。
オランジュリー美術館の睡蓮も素晴らしいけど、モネが好きならこの常設展を見て帰ってほしい!
《睡蓮》をもっと楽しむならジヴェルニーへ
パリの北に位置するノルマンディ―地方には、《睡蓮》のモデルになったモネの晩年の家と庭園があります。


日本好きで知られているモネの庭は日本風の庭園。
《睡蓮》の情景がそのまま残っているので、モネが好きな方にはかなりおすすめ。
関連記事ジヴェルニー・モネの家へ行ってきた!行き方・入場料金・見どころ徹底ガイド《パリから日帰り》
2階 ベルト・モリゾ ジョルジュ・ウィルデンスタイン等
2階にあがると、その他の印象派の絵画が展示されています。
特に女性画家であり、エドゥアール・マネのモデルでもあったベルト・モリゾの作品も多く、必見です。


家族を描いたとてもやさしい作品です。


《ワイト島のウジェーヌ・マネ Eugene Manet》をはじめ、《ブージヴァルの庭のウジェーヌ・マネと娘》、《ニースの港》、《横たわる羊飼い》、《飾り鉢の子供たち》など、明るく優しい気持ちになるものばかり。
また、ジョルジュ・ウィルデンスタインによる中世からルネサンス期に制作された彩色写本のコレクションも観ることができます
マルモッタン・モネ美術館 お土産・ミュージアムショップ


鑑賞の後は、館内のミュージアムショップもおすすめです。


モネグッズは本当になんとも言えない素敵な色合いのものが多くうっとりしてしまいます。


特別展によってアイテムも変わるのでいつ行っても楽しい!!


わたしは昔ここでモネの睡蓮の絵の入ったバレッタを買いました。
睡蓮をモチーフにしたノートやバッグ、ハンカチなども人気があります。
マルモッタン・モネ美術館 口コミ・レビュー
パリで最も好きな美術館です。モネは勿論ですが印象派の画家が好きな方には堪らない空間だと思います。個人的にベルトモリゾの絵が好きなのですが、ここには沢山のモリゾの作品があり、掲示された家族構成などからその絵が描かれた背景も知ることができるのでより魅力的に見えます。
暖かな絵が多く、とても幸せな気持ちになります。
音声ガイドは日本語もあるのでぜひ借りる事をお勧め致します。
天気の良い日は途中の公園を通るのも気持ちが良いです。素晴らしい美術館です。
パリで大好きな美術館の一つです。印象派の絵画がお好きなら、オルセー美術館、オランジュリーと並んで外せない場所です。駅から静かな道を進み公園を抜けたら、素敵な邸宅がお目当ての美術館です。
今回は企画展として、ルノワール展をやっていました。日本の美術館から貸し出された絵画も有りました。残念な事に、またまた印象日の出は海外出張らしく観ることできませんでしたが。
Googleレビューの口コミもかなりの高評価。ルーブル、オルセーに比べると知名度は劣りますが、満足度は高めです。
美術にそれほど興味がない人でも楽しめるんじゃないかな??
マルモッタン・モネ美術館行き方・アクセス
最寄り駅はメトロ9号線La Muette駅。駅から美術館までは徒歩約10分、少し歩きます。
駅の出口の前に大きな道路があり、それを渡るとLA GAREというレストランが左手に見えます。ここは元駅舎を改装したレストラン。
そこから5分ほど歩くとJardin du Ranelaghという公園が正面に見えます。
ラヌラグ公園を通り過ぎると右前方に美術館が見えてきますよ。
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド



マルモッタン・モネ美術館 チケット情報・営業時間・所要時間


マルモッタン・モネ美術館は、ルーブル美術館などとは違い、ゆっくり鑑賞できるのが特徴。
チケット売り場に長蛇の列ができるということは、そう多くありませんので、当日チケット売り場でチケットを購入しても問題ありません。
公式サイトでも事前予約できますが、特に当日券でも構わないと思います。
入場料金
- 大人 12ユーロ
- 18歳未満・25歳未満の学生 8.50ユーロ
- 7歳未満 無料
- オーディオガイドあり(日本語、英語、フランス語)3
ユーロ
営業時間・定休日
- 営業日
10:00-18:00(火~水、金~日)
10:00-21:00(木)
※最終入場は閉館30分前まで - 定休日
月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
所要時間
小さな美術館なので所要時間は1時間ほど見ておけば大丈夫です。
もちろん好きなかたはいくらでも♡
マルモッタン・モネ美術館周辺の治安
マルモッタン・モネ美術館のある16区は基本的には治安の良い地区として知られています。
治安が悪いといわれているブローニュの森も日中は比較的安全ですが、人気のない場所や朝早い時間帯、または夜遅い時間帯は危険です。


ルイヴィトン財団美術館へ向かう途中の車が次々と車上荒らしに遭っているのを見て怖くなりました・・・。
パリ全体の治安に関しては「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」で詳しく解説しています。
パリに行く全ての旅行者に読んでいただきたいおすすめ記事です。



マルモッタン・モネ美術館まとめ
マルモッタン・モネ美術館は観光地から少し離れていますが、とても落ち着く居心地の良い美術館です。
わたしが来館している時も、母娘や、デートで来ているカップルをたくさん見かけました。ここでデートをするなんてとっても素敵!
様々なお客さんが楽しそうに過ごしているのがマルモッタン・モネの特徴かもしれません。モネ好きでなくとも、ぜひ旅程に加えてみてくださいね!
モネが好きなら、パリに訪れたついでにジヴェルニーに訪れてみませんか?
パリからの日帰りはもちろん、半日ほどで堪能できますよ。
次へ>>ジヴェルニー「モネの家と庭園」の行き方・見どころガイド!



マルモッタン・モネ美術館 | |
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住所 | 2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ9号線La Muette駅 |
時間 | 10:00-18:00(火-水、金-日) 10:00-21:00(木) ※最終入場時間 閉館30分前まで |
定休 | 毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 12ユーロ 18歳以下8.50ユーロ |
HP | http://marmottan.fr |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
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