せっかく旅行に行くならベストシーズンがいいですよね!
旅行会社に質問すると「フランスのベストシーズンは夏(6~8月)」と回答されると思います。
なぜなら
- フランスと日本の気候はわりと似ていて四季がある
- 気候的には6~8月の夏が過ごしやすい
- 夜21時~22時ごろまで明るいので観光しやすい
- 夏は晴れている日が多い
という理由から。
ですが、実際は《観光に向いているベストシーズン》と《旅費の安さから見たベストシーズン》は違うので、旅行の目的に合わせて季節を選ぶのがベスト。
このページでは、様々な視点でフランス旅行のベストシーズンを解説していきます。
四季ごとの気温やイベントなどもあわせてご紹介しているので、これから旅行の計画を立てる方はぜひ、参考にしてみてくださいね!
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このページの目次
フランス・パリ旅行ベストシーズンの考え方
冒頭でお伝えした通り、一般的にベストシーズンといえば気候やイベントを考慮して語られることが多いでしょう。
ヨーロッパのベストシーズンは間違いなく夏を中心とする春から秋にかけての季節です。
降り注ぐ太陽の光や、輝く緑や花々。街としての活気が全く違いますし、人々も生き生きとしています。

晴れた日のパリを歩いているとピクニックを楽しむパリジャンがいっぱい!
日照時間も長く1日の観光時間もたっぷりとれますし、営業時間が延長される施設も少なくありません。

ただしその分航空券やホテルの料金は跳ね上がります。6月から8月にかけてヨーロッパの人たちはバカンスをとるため、人気観光地は混みあい、空港でも待たされることが増えていきます。
場合によっては美術館や観光施設のチケットが売切れたり、バカンスでお店が閉まっていたりすることもあるため「混むのが嫌い」という人にとってはベストシーズンとはいえないかもしれません。

そんなときは少しバカンス期間をずらして春や秋に滞在されるのがおすすめです。
冬と比べると料金は高いですがその分天候もよく混雑具合もそれなり。

いやいや、アートやコンサートがメインで天気はそこまで気にしないからどうしても安い時期に行きたい!という人におすすめの季節は冬になります。
ここからさらに詳しく掘り下げて解説していきます。
フランス・パリ旅行が最も安くなる時期
物価の高騰が恐ろしいフランス。
残念ながら学生やバックパッカーが旅行するには厳しい状況ですが、比較的料金が安く手配できる時期というとざっくりこんなところ。
- パックツアーが安くなるのは年末年始を除く冬季(11月~3月頃)
- 個人旅行(航空券)が安くなるのは夏のハイシーズンと大型連休以外
少しでも安く済ませたいなら、まめに情報をチェックするのが肝心です。
パックツアーの場合
フランス行きのパックツアーは年末年始を除く冬季(11月~3月頃)に安くなります。
「でも、寒い冬はNG…やっぱりできるだけ良い季節に!!」というのであれば、GWあとから6月上旬、9~10月で検討してみましょう。比較的、安いツアーが見つかる時期です。
これはフランスに限ったことではありませんが、下記の期間はツアー料金が高騰します。
- 年末年始
- GW(ゴールデンウィーク)
- 夏休み、お盆休み
- 秋の連休
8月のお盆が圧倒的に混みあう日本とは少し異なり、フランスは6月から8月までがバカンスシーズン。
個人旅行(航空券)の場合
パリ行きの航空券は冬季が安い傾向ではあるものの、7~9月と年末年始を除けば、比較的あまり価格に差がなさそうです。
アジアや中東経由なら往復15万円前後のことも多く、安くて10万円台からあります。
航空券の情報をまめにチェックするのがおすすめ
旅行にかかる値段は、航空会社や出発する曜日などによって金額が変動するので、一概には言えません。大切なのは、まめに情報をチェックすること!
できるだけ安くフランス旅行をしたいなら、複数の旅行代理店の情報を比べたり、安い航空券が出ていないか、まめに情報収集をしてみましょう。
格安航空券を探すなら「エクスペディア」
格安航空券を取るのに有名な比較サイトのひとつにエクスペディアがあります。
航空券を予約した後ホテルも検索でき、対象ホテルが最大15%OFFになるのでわたしも何度か利用しました。
以前はヨーロッパ便といえばアジアの経由便が圧倒的に安かったのですが、コロナ以降かなり高騰しており、格安便は減ってしまいました。
また、エアトリの航空券アプリは検索しやすさ抜群。
わたしも電車や料理の待ち時間などの隙間時間にポチポチして、安いチケットはないか、良さそうな行先はないか探しています。
会員登録せずに検索できるのでぜひ試しに使ってみてください。
繰り返しになりますが、まめに検索して航空券の相場感覚を養っておくことが、一番の節約に!
ホテルを安く予約するなら「Booking.com」
毎日のようにホテルの料金が変動し、ホテルによってその落差もまちまちなので「ホテルが安い時期」というのは一言では言い表せません。
そのため、ホテルの価格もまめにチェックするのが大切。
わたしはヨーロッパのホテルの場合は大抵、Booking.comで探します。
他のホテルサイトと比較し、色々検証してみた結果、取り扱いホテルの数と値段が最安になることが多かったのでおすすめです。
もちろん日本語で簡単に予約できるので、難しいことはありません。100泊以上予約してきましたが、一度もトラブルになっていないのでご心配なく!
おとな2人、日本では2万円くらいで泊まれそうなホテルがパリでは5万円以上する状況。
そんなとき、わたしが活用したホテル代のコストカット方法がかなり良い経験になったのでやり方を記事にまとめました。
参考にしていただけたら嬉しいです → パリのホテル代が高すぎる!旅行を楽しむために私が宿泊代をコストカットした方法
フランスの季節イベント
フランスには日本と同様に四季があり、それぞれの季節にそれぞれの魅力がたくさんあります。
季節ごとのイベントや主要な祝日は混みあいホテルも高騰します。興味がないなら避けた方がいいかもしれません。
1月1日 | 元旦 |
---|---|
3月11日 | エッフェル塔垂直マラソン |
4月12日 | イースター,復活祭 |
4月13日 | 復活祭の翌月曜日 |
5月1日 | メーデー |
5月8日 | 第二次世界大戦終戦記念日 |
5月24日~6月7日 | 全仏オープンテニス |
6月27日 | ツールドフランス |
7月14日 | 革命記念日 |
7月上旬~9月上旬 | パリプラージュ |
12月25日 | クリスマス |
フランス旅行の観光ベストシーズンは夏(6月・7月・8月)

気候的なベストシーズン。
日本の夏と違い、カラッとしていて過ごしやすいフランスの夏。外を歩くのがとっても気持ちいい!
カラッと晴れた日が続き、日本のように暑すぎないので気持ちよく過ごせます。
そして、やっぱり一番のメリットが日照時間が長いこと。
日没後、真っ暗になるのは22時半すぎ。1日まるごと観光を堪能できます。
暗くなってから出歩くのはちょっと…という方も、遅くまで明るいのは嬉しいですね!
でも、1年を通して見どころがあるので、一概に夏だけとは言い難いというのが正直なところです。
6月のイベントは盛りだくさん。
夏至は音楽のお祭りで街中で無料で音楽を楽しめますし、最終土曜日はゲイパレードもあります。ル・マン24時間レースが開催されるのも6月です。
プロヴァンスはラベンダーの季節になり、8月ころまで楽しめます。

7月に入るとセールも開始。
7月は夏休みが始まるので学生や若者向けイベントもたくさんあり、街が華やいでとっても楽しいです。
ただし、7月からはフランス人もバカンスでみんな国内外へ旅行に出てしまうので、パリ市内は旅行者だらけ。
パリの日常を味わいたい、フランス人がどんな風に生活しているのか見てみたい、という人は夏のバカンス以外の季節に訪れるのがおすすめです。
パリ祭 7月14日(革命記念日)

フランスの一大イベント、7月14日の革命記念日(14Juillet)はものすごく盛り上がります。
前日の13日にはコンコルド広場やバスティーユ広場で前夜祭がおこなわれ、当日14日はシャンゼリゼ大通りでパレートが開かれ、夜には花火があがります。

フランスの秋(9月・10月・11月)
芸術の秋という言葉がこんなにもぴったりくる街は世界中探しても他にはありません。
秋のパリは、9月のジャズ・フェスティバル、10月のニュイ・ブランシュなど芸術関連のイベントが続きます。
毎年9月の第3週の週末に開催される「ヨーロッパ文化遺産の日」には普段入れない歴史的な施設や美術館などが見学可能になり、フランス全土では1万5000を超える歴史的建造物が公開されます。
セーヌ川のクルーズも風情があり、夏とはまた違った雰囲気を楽しむことができます。

10月後半に行われる「サロン・デュ・ショコラ」も見逃せません。
ヨーロッパ中のショコラティエが集まる世界最大のチョコレート展。チケットがないと入れないので事前に予約しておくのがおすすめです。

フランスの冬(12月・1月・2月)

冬のパリは、きれいなイルミネーションとクリスマスマーケットが一押しです。
パリのイルミネーションとクリスマスマーケットは11月下旬あたりから。
日没が早いので、夕方からイルミネーションやライトアップされた建造物を楽しめます。エッフェル塔のシャンパンフラッシュを見られるチャンスも増えますよ。
雪が降ることもありますが、積もることはあまりありません。
シャンゼリゼ大通りや、モンテーニュ通り、ヴァンドーム広場など、パリの至るところでイルミネーションの装飾がされます。
↓デパートのギャラリー・ラファイエットには、毎年違うツリーが飾られます。

そして、この時期に外せないのが「クリスマスマーケット」。
シャンゼリゼ大通りやノートルダム、トロカデロ広場や、デパートもクリスマス仕様に!かわいい雑貨からお菓子、チーズなどの食べ物まで、クリスマスの雰囲気を味わいながら楽しめます。
コルマールやストラスブールなどアルザスのクリスマスマーケットは大変人気があります。
日本の場合は12月25日が終わるとお正月モードですが、フランスのイルミネーションとクリスマスマーケットは1月頭まで楽しめます。
パリの冬は曇りが多く、天候が悪い日が多いのがイマイチ。
16時すぎには暗くなってしまうので、夏と比べてしまうと観光できる時間には限りがありますが、冬のヨーロッパもとっても素敵です。
晴れ渡る青空以外はパリを楽しめます!
フランスの春(3月・4月・5月)
3月の最終日曜日になるとサマータイムが始まり、春の訪れ。
パリでも日本と同じように桜が開花します。

パリ郊外の「Parc de Sceaux(ソー公園)」はお花見スポットとして有名。パリ市内なら「Jardin des Plantes(パリ植物園)」で桜を見ることができます。
また、春になると多くの公園の芝生エリアに入れるようになり、パリにある公園はピクニックをしている人が増え始めます。
あたたかくなってくると
- エッフェル塔のあるシャンドマルス公園、
- オランジュリー美術館のあるチュイルリー公園
- リュクサンブール公園など
あらゆる公園が人でいっぱいに。
パリ16区、ブローニュの森の北側にあるにある子ども向けのアクリマタシオン公園のお散歩もとっても気持ちが良いですよ。
また、花の季節で外せないのが、ジヴェルニーのモネの家です。
5月ころには睡蓮の花が満開で、モネの絵の世界そのものを体験することができます。

ちょうど蓮の花が咲いている時間を目指すなら、午前中に訪れるのがおすすめ。
パリから日帰りも可能です。
関連記事ジヴェルニー・モネの家と庭園の行き方・入場料金・見どころ徹底ガイド
フランス通の中には、5月中旬から6月頃が一番良い季節だという人も多く、夏に続いて人気のシーズンです。


マントンのレモン祭り 2~3月頃

ユニークなお祭りも1つ紹介しておきましょう。柑橘類の名産地マントンで毎年開催されるレモン祭り。
レモンやオレンジでできたオブジェや山車の賑やかなパレードを観覧できる他ではお目にかかれない楽しいイベントです。
マントンから電車で30分ほどの街ニースで同時期に開催されるカーニバルも人気。両方を楽しむ旅もいいですね。
フランス旅行を避けたほうが良い時期
絶対に旅行を避けたほうが良い!という訳ではありませんが、クリスマスにフランスを訪れる場合は注意が必要です。
クリスマス
フランス人はカトリック信者も多くクリスマスは家族で過ごす特別な日になります。
クリスマスイブには家族が集まり一緒に過ごし、深夜のミサに出かけるのがフランスのクリスマスの過ごし方。
クリスマスシーズンはイルミネーションやマーケットなどがあり旅行者にとても楽しいのですが、直前になると実家への帰省ラッシュがあり、当日には街がいつもよりさみしくなってしまいます。
静かな街を味わうのも価値があると思いますが、営業しているお店は少ないです。
フランスの年間平均気温・降水量
フランスの平均気温と降水量を調べてみました。
1ページ目が年間平均気温、2ページ目が年間降水量です。
日本と比べてパリは雨が少く夏場も本当に涼しくカラッとしていて気持ち良い!北海道よりも緯度が高く北に位置しています。
なんとなくの目安にしてみてください。
フランスに滞在する予定が決まったら、次にチェックしておきたいのはどんな洋服を着ていくのか。
わたしのおすすめは現地で浮かない恰好をすること!日本人らしい恰好をすると意外と目立って犯罪に巻き込まれやすくなることも。
次の記事でおすすめコーデについて詳しく解説しているので、旅行前にぜひチェックしてね!
関連記事フランス旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ徹底解説
フランス・パリ旅行ベストシーズンまとめ
限られた時間での観光のしやすさを考えるとベストシーズンは「夏」で間違いありません。
ただ、フランスはどの季節も違った良さがあります。
どのシーズンもフランスらしい見どころがたくさんあるので、ぜひ色んな季節に訪れてみてくださいね。
人気観光地なので、日本発の航空券付き+ホテル付のツアーがたくさんあります!
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです