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キュリー夫人ゆかりの地2選!フランス・パリを巡る旅

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マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム
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日本では「キュリー夫人」でお馴染みのマリ・キュリーは、ポーランド出身の物理学者・化学者です。

放射能という概念を提唱し、世界で初めてノーベル賞を受賞した女性として日本でも大変有名になりました。

のちにラジウムとポロニウムの発見とその研究でノーベル化学賞を受賞し、世界で初めて2度のノーベル賞を受賞。

今回は、女性科学者として数々の偉業を成し遂げたマリ・キュリーゆかりの地をご紹介していきます。

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マリ・キュリー(Maria Curie)とは?

1867年11月7日、マリ・キュリー(マリア・スクォドフスカ)は5人兄弟の末っ子として、ワルシャワで誕生。

両親は下級貴族階級出身で、どちらも教育関係者。そのため5人の子供達は質の高い教育を受け、優秀な成績をおさめています。

しかし当時のポーランドでは、女性の高等教育の道は閉ざされていました。

そのためマリは1891年にフランスへ渡り、パリ大学(ソルボンヌ大学)に入学。生活費を稼ぐため、家庭教師の仕事をしながら、勉学に励みます。

1894年、夫となるPierre Curieピエール・キュリーと出会い、1895年に2人は結婚。そして共同で研究や実験を行うようになりました。

1903年、自然放射能現象に関する研究で、マリは夫ピエールと共にノーベル物理学賞を受賞。

しかし1906年4月19日、突然の不幸がキュリー夫妻を襲います。夫ピエールが馬車にひかれ、46歳の若さで亡くなるという痛ましい事故が起きました。

研究のパートナーで、最愛の夫を失くしたマリは、深い悲しみに暮れます。しかし、ピエールの死後もマリはラジウムの研究を続けました。

1908年、パリ大学物理学部教授だった夫の後任として、マリは女性として初めてパリ大学の教授に就任。

そして1911年には、ラジウムとポロニウムの発見とその研究でノーベル化学賞を受賞しました。

1914年、ラジウム研究所が創立。

1918年、マリの長女Irène Curieイレーヌ・キュリーがラジウム研究所の特別助手として採用されます。1926年、イレーヌは研究所で知り合った実験助手のFrédéric Joliotフレデリック・ジョリオと結婚。

2人は共同研究により人工放射能を発見し、1935年にノーベル化学賞を受賞しています。

1934年7月4日、マリ・キュリーは放射線被爆による急性白血病で亡くなります。66歳でした。

マリの遺骸は、夫の眠るパリ郊外の墓地に埋葬されましたが、1995年にキュリー夫妻の業績を称え、2人の遺骸はパンテオンに移されました。

キュリー夫人ゆかりの地巡りのベストシーズン

フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。

どの季節も素晴らしいのですが、ヴォージュ広場など広場や公園の散策も楽しむのであれば気候の良い春から秋にかけてがおすすめです。

4月~10月までは営業時間が延びる施設が多く、多くのスポットを観光することができますよ!

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キュリー夫人ゆかりの地2選

①パンテオン(Panthéon)

パリのパンテオン外観パリのパンテオン外観

フランスを代表する名門校が立ち並ぶ「カルチエ・ラタン」には、巨大なドームが印象的なパンテオンがあります。

18世紀に建てられた建物で、コリント様式の円柱が並ぶ広いホールの中央には、地球の自転を証明した「フーコーの振り子」のレプリカが置かれています。

地下納骨堂には、フランスに貢献した偉人たちが埋葬されており圧巻です。

マリ・キュリーとピエール・キュリーの遺骸は、パリ郊外のソー墓地に埋葬されていましたが、2人の業績を称え、1995年にパンテオンの地下納骨堂(クリプト)に移されました。

パンテオン
住所 Place du Panthéon, 75005 Paris 地図
最寄り メトロ10号線Maubert-Mutualitéモベール・ミュチュアリテ
メトロ7号線Place Mongeプラス・モンジュ
時間 10:00-18:00(10月1日-3月31日)
10:00-18:30(4月1日-9月30日)
定休 1月1日、5月1日、12月25日
料金 11.5ユーロ
18歳以下無料
ミュージアムパスOK
HP http://www.paris-pantheon.fr/

※最新情報は公式サイトでご確認ください。

②マリ・キュリー博物館(Musée Curie)

文教地区カルチエ・ラタンの中心に位置し、パンテオンからほど近い場所に、マリ・キュリー博物館があります。

放射能研究の中心地だったラジウム研究所は、パリ大学(ソルボンヌ大学)の一角に建てられました。

マリ・キュリーと夫ピエールの名前がそのまま通りの名前になった「ピエール・エ・マリ・キュリー通り(Rue Pierre et Marie Curie)」にあり、マリ・キュリーが初代所長を勤めました。

その後マリの娘イレーヌが引き継ぎ、イレーヌは夫フレデリック・ジョリオと共に、1935年にノーベル化学賞を受賞しています。

現在、「旧ラジウム研究所・キュリー館」の一部が「キュリー博物館」として一般公開されています。

おにちゃん
おにちゃん
キュリー夫妻の胸像や当時使われていた実験装置などが見どころ!

実験室は放射能汚染のため閉鎖されていましたが、現在は汚染除去が施されて見学することができます。

マリ・キュリー博物館
住所 1 Rue Pierre et Marie Curie, 75005 Paris 地図
最寄り メトロ7号線Place Mongeプラス・モンジュ
メトロ10号線Cardinal Lemoineカルディナル・ルモワヌ
時間 13:00-17:00
※土曜は要予約
定休 日曜・月曜・火曜・祝日・8月・ノエルのヴァカンス
料金 無料
HP https://musee.curie.fr/

※最新情報は公式サイトでご確認ください。

キュリー夫人ゆかりの地まとめ

女性蔑視の風潮が強かった当時のヨーロッパで、努力を積み重ね、物理学者・化学者となったマリ・キュリー。

研究者となった後も「女性」や「外国人」などの差別を受け続けますが、生涯をかけてひたすら研究に打ち込みます。

複数の科学部門でノーベル賞を受賞することができたのも、逆境に負けることなく、強い好奇心と探究心を持ち続けた結果といえるでしょう。

マリのエピソードを読むと涙がこみあげるほど。現代の働く女性もとても共感できると思うので、ぜひ色々調べてみてください!

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