フランスと言えばパリの印象が強く、旅行者の9割以上がパリへ滞在すると言われています。
もちろんパリは世界一ともいえる素晴らしい観光都市で、魅力が詰まっていることには間違いありませんが、フランスの地方都市もまたなんとも言えぬおもしろさがあります。
2度目以降の滞在では是が非でも体験していただき、フランスの楽しさをさらに味わっていただけると嬉しいです!
あちこち行きましたがどこへ行っても本当にはずれがなく、素晴らしい景色や教会、それぞれの町のグルメや美術館にうっとりしています。
この景色をひとりでも多くの日本人が知ることを心から願っております。
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このページの目次
パリ近郊(イル・ド・フランス)地域の人気観光都市
ヴェルサイユ Versailles
パリから日帰りで訪れることのできる世界遺産の代表格がヴェルサイユ宮殿。
17世紀後半、太陽王ルイ14世によって築かれた豪華絢爛な宮殿で、ありとあらゆる装飾を施し、贅の限りを尽くしたフランス宮廷文化の黄金期の象徴ともいえる城です。
建築家にル・ヴォー、室内装飾家にル・ブラン、造園家にル・ノートルと当時の超一流技師たちを集め、半世紀近くの月日をかけて完成させました。
「鏡の回廊」は、ヴェルサイユ宮殿の中で最もきらびやかな空間で、1919年に「ヴェルサイユ条約」の調印が行われた場所としても有名です。
宮殿には広大で美しいフランス式庭園もあり、ここで毎年期間限定の光と水のスペクタクル「大噴水際祭」が開催されています。
時間に余裕のある方は、2つの離宮「グラン・トリアノン」と「プチ・トリアノン」にもぜひ足を運んでください!
宮殿から離宮への移動は、プチ・トランがおすすめです。
ルイ14世が愛人マントノン夫人と過ごすために建てたグラン・トリアノン、そしてマリー・アントワネットが愛したプチ・トリアノンと王妃の村里と呼ばれる「ル・アモー」などヴェルサイユ宮殿とはまた違った趣がありますよ。
ヴェルサイユ宮殿への行き方やおすすめ現地ツアーの内容は「ヴェルサイユ宮殿の行き方・おすすめツアー徹底ガイド」で詳しく解説しています。
フォンテーヌブロー Fontainebleau
パリの南東に位置するフォンテーヌブロー。かつて王族の狩猟の森であった広大なフォンテーヌブロー森に、カペー王朝からナポレオン3世までのフランス歴代王が過ごしたフォンテーヌブロー宮殿があります。
もともと王のための狩猟館として使われていたこの建物は、フランソワ1世によって招かれたイタリアの芸術家たちによって華麗な宮殿に生まれ変わりました。
その後、何度も増改築が繰り返されたため、中世から18世紀末までの建築様式を見ることのできる宮殿です。
フォンテーヌブロー宮殿とともにユネスコの世界遺産に登録されている美しい庭園も見逃せません!
フランス式とイギリス式の2つの庭園は、のちにヴェルサイユの庭園を手がけた造園家ル・ノートルが総監督をつとめています。
バルビゾン Barbizon
フォンテーヌブローから少し足を伸ばすと、ミレーやルソーなど「バルビゾン派」の画家たちが住んだ村「バルビゾン」があります。
村のメインストリートには、バルビゾン美術館やミレーのアトリエがあり、画家たちの当時の暮しぶりを偲ぶことができます。
ヴォ・ル・ヴィコント Vaux-le-Vicomte
パリの東南に位置するヴォ・ル・ヴィコントは、田園の広がるのどかな街。美しい並木道の続くその先には、壮麗なヴォ・ル・ヴィコント城があります。
ルイ14世の財務長官であったニコラ・フーケによって建てられた贅を尽くした城で、のちに太陽王ルイ14世の嫉妬を招き、フーケは国家財産横領の罪で牢獄されてしまいます。
このヴォ・ル・ヴィコント城をきっかけにルイ14世は、歴史上で最も大きく、豪華絢爛な城を作るよう命じました。それがヴェルサイユ宮殿です。
ヴォ・ル・ヴィコント城の見どころは、なんといっても城館と庭園。
建築家ルイ・ル・ヴォー、室内装飾家シャルル・ル・ブラン、造園家のアンドレ・ル・ノートルの3人の芸術家を結集して完成させた「17世紀建造物の最高傑作」といわれています。
サン・ドニ Saint-Denis
サン・ドニは、パリ北部に隣接する街。フランス歴代の国王と王妃が眠る墓所として有名なサン・ドニ・バジリカ大聖堂があります。
街の名前は、フランスの守護聖人サン・ドニ(聖デニス)に由来します。
3世紀半ば、パリで最初の司教であったサン・ドニは、モンマルトルで殉教し、自分の切り落とされた首を持って倒れた場所に礼拝堂が建てられました。
サン・ドニ・バジリカ大聖堂の1番の見どころは、地下のクリプト。
ルイ16世とマリー・アントワネットをはじめ、7世紀から18世紀までの歴代フランス王と王妃の遺骸が埋葬されています。
プロヴァン Provins
パリの南東約90㎞に位置する中世市場都市プロヴァン。ユネスコの世界遺産に登録されたフランスの歴史的観光名所のひとつです。
中世時代、フランス第3の都市であったプロヴァンは、「シャンパーニュの大市」が定期的に開かれたフランス有数の商業都市でした。
国の指定する歴史的建造物が58ヶ所あり、中世市場都市の姿が保存された貴重な街です。
所々に残る城壁と美しい中世の街並は、まるで中世時代にタイムスリップしたかのような気分にさせられます。
毎年6月には、「シャンパーニュ大市」を再現した中世祭が行われます。
また野外劇場で行われるスペクタクルも充実しており、鷹や鷲が観客の頭上を飛び交う「城壁の鷹」をはじめ、馬上試合、攻城戦など迫力満点のショーが楽しめます!
オヴェール・シュル・オワーズ Auvers-sur-Oise
パリの北西に位置する小さな田舎街のオヴェール・シュル・オワーズは、印象派の画家ヴァン・ゴッホの終焉の地です。
晩年の傑作《オーヴェルの教会》をはじめ、《オーヴェルの村役場》、《カラスのいる麦畑》など、死の直前まで描かれた作品が残されています。
作品のモチーフとなった風景は、今も変わらず広がっています。
ゴッホが描いたノートルダム教会の小高い丘の上には、ゴッホと兄を追うように死んでいった弟のテオの墓があります。
ディズニーランド・パリ Disneyland Paris
パリ東部のマルヌ・ラ・ヴァレにあるディズニーランド・パリは、ヨーロッパ唯一のディズニーランド!
ディズニーランド・パークとウォルト・ディズニー・スタジオ・パークの2つのパークからなり、日本でもお馴染みの人気アトラクションはもちろん、パリならではのアトラクションも楽しめますよ!
2つのパークは隣接しているので、1日に両方のパークを楽しむことができます。また東京ディズニーランドに比べて待ち時間が短いのも魅力です。
子供から大人まで楽しめる夢の国。ディズニーランド・パリの公式アプリを上手に活用して思う存分楽しんでくださいね!
ロワール地域の人気観光都市
フランス中部を流れる最長の川「ロワール川」流域には、宝石を散りばめたような美しい古城が点在します。
温暖な気候で、ブドウ畑が広がるのどかな風景が続き、「フランスの庭」と呼ばれています。
古城めぐりの参考になればと、「ロワールで絶対行きたいおすすめ古城」という記事を作成しました。
特にシャンボール、アンボワーズ、ブロワ城は王家ゆかりのお城なので、規模や豪華さ、タブレット版解説などがほかのお城と比べて非常に充実しています。
時間がないならぜひこの3つの1つを選ぶことをおすすめします。
シャンボール城 Chateau De Chambord
ロワール川流域で最大の規模をもつシャンボール城は、「白亜の城館」と呼ばれる美しいルネッサンス様式の城です。
巨大な城館に誰もが圧倒されるはず!
人と人がすれ違うことなく階段を上り下りできる二重螺旋階段は、シャンボール城の1番の見どころ。
また屋上のテラスからの眺めが素晴らしく、美しい庭園と国立野生動物保護区域になっているシャンボールの森が一望できます。
ブロワ城 Chateau de Blois
ケルト語で「オオカミ」の意味をもつブロワ城は、フランス王家の主要な王宮として重要な役割を果たした城です。
13世紀から17世紀にかけて増改築が繰り返されたため、異なる建築様式が一度に見ることができ、「建築の博物館」と呼ばれています。
見どころは、フランソワ1世棟にある八角形の螺旋階段。「ルネッサンス様式の傑作」と称されています。
4月〜9月までに訪れるなら、ブロワ城の中庭で開催される「音と光のスペクタクル」は必見!
日が暮れるのが遅いので、開始が22時からというのが日本人からすると驚きですが、お城の歴史がすっと頭に入り、大変貴重な経験ができました。
アンボワーズ城 Château d’Amboise
アンボワーズ城は、ルネッサンス様式発祥の地で、歴代フランス国王の居城でした。
ロワール川に臨む小高い丘の上にあり、シャルル8世の時代、イタリアから画家や建築家、装飾家、造園家などが招かれ、城の大改修が行われました。
またレオナルド・ダ・ヴィンチは、フランソワ1世によって招かれ、晩年をこの地で過ごしました。
華やかな宮廷文化が開花した一方で、宗教戦争による暗い歴史をもつ城でもあります。
1560年にアンボワーズ城で陰謀事件が勃発。これにより旧教徒は、新教徒を大量に虐殺したのです。
アンボワーズ城敷地内にサン・テュベール礼拝堂にはレオナルド・ダ・ヴィンチの墓碑も。
見どころが満載なのでお見逃しなく!
クロ・リュセ城 Château du Clos Lucé
アンボワーズ城から少し離れた所に、クロ・リュセ城があります。
この城は、フランソワ1世によって招かれたレオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごした場所で、数々の発明や芸術がここで生まれました。
城内にある仕事部屋や寝室は、レオナルド・ダ・ヴインチの当時の暮らしを偲ばせてくれます。
またお城の敷地内にある「レオナルド・ダ・ヴィンチパーク」では、プロペラ機の実物大模型など野外展示がされており、こちらも見応えがあります。
ユッセ城 Chateau D’Usse
シノン森に佇む白亜の城「ユッセ城」は、シャルル・ペローの童話「眠れる森の美女」のモデルになったお城として知られ、まるでおとぎ話にでてくるようなメルヘンチックな城です。
ヴェルサイユ宮殿の建築家フランソワ・マンサールによる大階段、ヴェルサイユ宮殿やヴォ・ル・ヴィコント城の庭園を手掛けたル・ノートルによる庭園など見どころが満載。
蝋人形で展示された「眠れる森の美女」の物語を追いながら、見学が楽しめます。
ショーモン城 Château de Chaumont
ショーモン城の歴史は古く、もともと領土の境界を監視するための要塞として作られたお城でした。遠くから眺めると、おとぎ話にでてくるお城のような印象を受けますが、近くでよく見ると、封建時代の要塞だったことがよく分かります。
アンリ2世の時代、ショーモン城は国王の愛妾であったディアーヌ・ド・ポワチエに与えられます。
しかし、そのことに不満を抱いていた王妃カトリーヌ・ド・メディシスは、国王の死後、ディアーヌ・ド・ポワチエからショーモン城を奪い、引き換えにシュノンソー城を与えたといわれています。
シュノンソー城 Château de Chenonceau
「フランスルネッサンスの珠玉の城」と呼ばれるシュノンソー城は、ロワール川の古城の中でも指折りの人気を誇るお城です。
「ルネッサンス様式の傑作」とも称される優美なお城は、「6人の奥方の城」とも呼ばれ、約400年間、6代にわたって城主が女性でした。
特に国王アンリ2世をめぐる2人の女性アンリ2世の愛妾ディアンヌ・ド・ポワチエと王妃カトリーヌ・ド・メディシスの愛憎劇にまつわるエピソードがあるのもこのシュノンソー城。
カトリーヌ・ド・メディシスによって、城館からシェール川をまたぐように架けられた橋の上に作られたギャラリー(大回廊)は、華麗な舞踏会の場所でもあり、城の見どころとなっています。
また18世紀の城主デュパン夫人は、別棟に思想家のモンテスキューやヴォルテールなど一流文化人を集め、文芸サロンを開いたことでも有名です。
「カトリーヌ・ド・メディシス庭園」と「ディアーヌ・ド・ポワチエ庭園」と名付けられた2つの美しいフランス式庭園も見逃せません。
アゼ・ル・リドー城 Azay-le-Rideau
「ロワールの真珠」と呼ばれるアゼ・ル・リドー城。その名にふさわしく、水面に浮ぶように見える外観は、誰もが息をのむ美しさです。
フランスの文豪バルザックは、アゼ・ル・リドー城を「アンドル川のきらめくダイヤモンド」と称賛しました。
他のロワール川古城に比べ規模は小さめですが、ルネッサンス期の家具やタピスリーなどのコレクションが楽しめます。
特にお花の季節は庭に花が咲き誇り、美しさが増していました。
シャルトル Chartres
パリの南西に位置するシャルトル。この小さな街を世界的に有名にしたのが、シャルトルのノートルダム大聖堂。
「シャルトル・ブルー」と呼ばれる美しいステンドグラスがはめ込まれたノートルダム大聖堂は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
大聖堂の前に立ってまず気づくのは、左右非対称の2本の塔。
正面向かって左側の塔はゴシック様式の新鐘楼、右側の塔はロマネスク様式の旧鐘楼です。
大聖堂西側ファサードにある「王の扉」は、1194年の火災を逃れた貴重な部分で、扉に施された彫刻は、12世紀ロマネスク芸術の傑作といわれています。
また地下聖堂入り口手前にある「美しき絵ガラス聖母」は、「ステンドグラスの至宝」と称される1180年に作られたフランス最古のステンドグラスです。
オルレアン Orléans
フランス中部に位置するオルレアンは、紀元前にガリアに居住していたケルト人の町を起源とする大変歴史的な街です。
カエサルによるガリア遠征で破壊され、ローマ帝国時代に再建。フランスの国民的英雄ジャンヌ・ダルクゆかりの地としても知られています。
英仏百年戦争末期、没落寸前だったオルレアンはジャンヌ・ダルクにより解放され、フランス軍を奇跡的な勝利に導きました。
毎年4月下旬から5月上旬には、オルレアンで「ジャンヌ・ダルク祭」が盛大に開かれています。
トゥール Tours
フランス中部に位置するトゥールは、ロワールの古城巡りの最大の拠点。
またトゥール大学をはじめ、国立音楽学校、美術学校、研究機関の集まる学園都市としての顔をもち、ヨーロッパ有数の巡礼地としても知られています。
19世紀の文豪バルザックの生地でもあり、ロワール渓谷を舞台にした「谷間の百合」など数々の名作を書き残しましたが、残念ながらバルザックの生家は、第二次世界大戦中に焼失しています。
ノルマンディー地域の人気観光都市
モン・サン・ミッシェル Mont Saint Michel
フランスの西海岸に浮ぶモン・サン・ミッシェルは、「西洋の驚異」と称されるフランス屈指の観光名所です。
要塞を思わせる堅固なつくりの外観は、見る人誰もが圧倒されることでしょう。
どこか神秘的な雰囲気漂うモン・サン・ミッシェルは、フランスでも有数のカトリック巡礼地のひとつ。
またユネスコの世界遺産にも登録されており、毎年世界中から多くの巡礼者や観光客が訪れます。
歴史的建造物に指定されている修道院をはじめ、修道院付属教会、ラ・メルヴェイユ(驚異)の列柱廊など見どころが随所にあり、西のテラスからは、素晴らしい眺望が楽しめます。
ジヴェルニー Giverny
パリの西北に位置するジヴェルニーは、印象派の巨匠クロード・モネが晩年を過ごした村。
広大な敷地には、アトリエのある2階建ての家と四季折々の花が咲き乱れる美しい庭園があります。
家の前に「花の庭園」が広がり、地下道をくくり抜けると、「水の庭園」と呼ばれる「睡蓮」のモデルとなった庭があります。
家の中にはモネが集めた膨大な浮世絵のコレクションをはじめ、セザンヌやルノワールなど友人画家たちの作品が飾られています。
ルーアン Rouen
パリから約140㎞西北に位置するルーアンは、かつて旧ノルマンディー公国の首都でした。
また救世主ジャンヌ・ダルクが宗教裁判により火刑に処された終焉の地でもあります。
ルーアンの見どころは、印象派のクロード・モネが何度も描いた壮麗な佇まいのノートルダム大聖堂。
ほかにもゴシック様式のサントゥーアン教会、フランボワイヤン様式のサン・マクルー教会などが旧市街に集まっています。
ジャンヌ・ダルクが処刑された旧市街広場とノートルダム大聖堂を結ぶ「大時計通り」には、有名な大時計もあります。
ル・アーブル Le Havre
フランス北西部に位置するル・アーヴルは、古くから港街として栄えてきました。港湾の規模は、マルセイユに次ぎ2番目の大きさ。
対岸には印象派の画家や詩人が愛した小さな港街オンフルールもあり、この2つの街をノルマンディー橋がつないでいます。
第二次世界大戦により、街のほとんどを破壊されてしまったル・アーヴルは、「鉄筋コンクリートの巨匠」と呼ばれた建築家Auguste Perretによって再建されました。
この一帯は、「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」としてとして、2005年ユネスコの世界遺産にも登録されています。
またル・アーヴルは「印象派絵画の発祥地」でもあります。
1872年にモネが描いた《印象、日の出 Impression, soleil levant)》(マルモッタン・モネ美術館所蔵)は、ル・アーヴルの夜明けの港を描いたもので、美術史の流れを変えました。
ドーヴィル Deauville
ノルマンディー地方の高級リゾート地であるドーヴィルは、映画「男と女」の舞台となり一躍人気を集めた港街です。
「ノルマンディーの真珠」と呼ばれ、高級ホテルはもちろん、カジノ、ヨット、競馬などハイクラスな余暇を楽しめる場所。
海岸には遊歩道の「レ・プランシュ」が続き、ビーチにはカラフルなパラソルが並びます。
ノルマンディー独特の美しい木骨組みの建物やカジノ、高級ブティックなど優雅な雰囲気の漂う街ですが、オフシーズンともなると静まり返ってしまうので、夏がおすすめです!
エトルタ Étretat
セザンヌが愛した海の景勝地「エトルタ」は、海に向かって切り立つ2つの石灰岩質の断崖で有名な場所。
浜の右手にあるのが「アモンの断崖」、左手にあるのが「アヴァルの断崖」です。
アヴァルの断崖は特に有名で、「エトルタの針」と呼ばれる尖った岩が海面からそびえ立ちます。
どちらも歩いて断崖の頂上まで行くことができ、素晴らしい景色を堪能することができますが、風が強いので吹き飛ばされそうで怖かった(笑)
コートダジュール地域の人気観光都市
ニース Nice
フランスの南東に位置するニースは、ヨーロッパ屈指のリゾートの街。
全長3.5kmに渡って続く海岸沿いの大通り「プロムナード・デザングレ」には、地中海を眺望できる最高級ホテルが立ち並んでいます。
ニースの中心部は徒歩でまわることができ、マセナ広場の東側には旧市街が広がります。
細い路地が入り組んだ昔ながらの街並が残り、活気にあふれたマルシェも!
バロック様式のラスカリ宮殿やサン・ レパラート大聖堂をはじめ、カラフルな建物が続く街並は、どこか懐かしいイタリアの雰囲気も漂っている感じがしませんか?
また旧市街の東側にある高台には、ニース城跡公園(キャッスルヒルパーク)があり、「天使の入江」を一望できる人気スポット!
マルク・シャガール美術館やマチス美術館、マセナ美術館、ニース近代・現代美術館、ジュール・シェレ美術館(ニース美術館)など魅力的な美術館がたくさん揃っています!
エズ Èze
ニースとモナコの中間に位置するエズは、コート・ダジュールにある「鷹の巣村」のひとつ。
鷹の巣村とは、敵の襲撃を避けるために切り立った崖や岩山の上に作られた村のこと。
中世を彷彿とさせる可愛らしい街で、高台から眺める地中海は、息を呑むほどの美しさです。
石造りの家々に入り組んだ石畳の路地は、まるで迷路のよう。
地中海を見下ろす旧城跡にある熱帯庭園も見逃せません!ここからの眺めは素晴らしく、天気がよければコルシカ島も見えますよ。
体力に自信のある方は、ハイキングコースの「ニーチェの小道」もおすすめです。哲学者ニーチェが「ツァラトゥストラ」の想を得た場所であるといわれている山道です。
サン・ポール・ド・ヴァンス Saint-Paul de Vence
南フランスには、「鷹の巣村」と呼ばれる小さな村がたくさんあります。
ニースとアンチーブの間にあるサン・ポール・ド・ヴァンスもそのひとつで、丘の頂きにある城塞に囲まれた美しい村です。
ピカソやモジリアニなどの画家たちにも愛された村で、なかでもシャガールは、サン・ポール・ド・ヴァンスに20年間暮らしました。
村の墓地には、シャガールのお墓もあります。
またサン・ポール・ド・ヴァンスから北西2㎞にあるマーグ財団美術館は、シャガールをはじめ、ミロ、マチス、カルダー、ブラック、ジャコメッティといった近代美術の巨匠たちの作品を数多く所有する美術館です。
ヴァンス Vence
「鷹の巣村」のひとつであるヴァンスは、ニースの北西約20㎞にある街です。ヴァンスの見どころは、旧市街とマチスの手がけたロザリオ礼拝堂です。
旧市街の市庁舎の向かいには、ノートルダム・ド・ラ・ナティヴィテ大聖堂がひっそりと立っています。
聖堂内には、マルク・シャガールが描いたモザイク画「モーゼの発見」があり、幻想的な世界を醸し出しています。
また旧市街から徒歩で約15〜20分のところには、マチスのロザリオ礼拝堂があります。
マチスは、晩年の4年間をかけてロザリオ礼拝堂を制作しました。真っ白な壁に色鮮やかなステンドグラスが印象的な礼拝堂です。
アンチーブ Antibes
ニースとカンヌの間にあるコート・ダジュールでも有数の高級リゾート地として知られるアンチーブ。
ヨーロッパ屈指のヨットハーバーがあり、豪華なクルーザーが停泊しています。
アンチーブ の1番の見どころは、なんといってもグルマルディ城にあるピカソ美術館でしょう。
アトリエを探していたピカソに、アンチーブ市はグルマルディ城の一室を提供します。
海の見える絶好のロケーションで創作に励んだピカソは、滞在中に制作した作品のほとんどをアトリエに残していきました。
その時の作品を中心に、1966年にオープンしたのがこのピカソ美術館です。
ちなみにピカソ美術館は世界に数カ所ありますが、アンチーブの美術館は世界で最初にできたピカソ美術館なんです。
グラース Grasse
ニースの西約30㎞にあるグラースは、丘の斜面に広がる「香水の街」として有名です。
世界でも有数の香水生産地で、なかでもフラゴナール、モリナール、ガリマールの3社は、老舗香水メーカーとして世界中に知られています。
グラースの老舗香水メーカーでは工場見学ができ、併設したブティックでは、お土産に香水を購入することができます。
またガリマール社では、工場見学のほかに、オリジナルの香水作りが体験できます。
ほかにも街の見どころとして、 古代から現代までの世界の香りに関する文化や歴史を紹介した国際香水博物館や18世紀の邸宅が博物館になったプロヴァンス美術歴史博物館もおすすめです。
カンヌ Cannes
毎年5月に行われる国際映画祭でおなじみのカンヌは、ニースに次いで大きなリゾート地。
19世紀中頃から、イギリスの貴族たちがカンヌで冬を過ごすようになったのがリゾートの始まりです。
海岸沿いに延びるクロワゼット大通りには、高級ホテルや一流ブティックが立ち並び、カンヌ国際映画祭のメイン会場として有名なパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレへと続きます。
旧港の先には旧市街があり、こちらは華やかなイメージのカンヌとは別世界です。
旧港の西側には、城壁が残るシュヴァリエ山があります。山頂からは、カンヌの街並と海岸が見渡せる絶景スポットになっています。
サン・トロペ Saint Tropez
もともと小さな漁港だったサン・トロペ。
フランス人女性作家コレットが愛した街で、1950年代にブリジット・バルドーの映画「素直な悪女」の舞台となり、またたく間に高級リゾート地へと変貌しました。
港から少し奥まったところにあるアノンシアード美術館は、1922年に16世紀の礼拝堂を改装して作られた美術館。
海をこよなく愛し、サン・トロペに移り住んだ画家ポール・シニャックをはじめ、スーラやヴュイヤール、マチスなどの作品が展示されています。
プロヴァンス地域の人気観光都市
マルセイユ Marseille
フランス最大の港街マルセイユ。
街の歴史は紀元前600年までさかのぼります。貿易の中心地として発展し、フランスでも有数の商業都市となりました。
小高い丘の上に立つロマネスク・ビザンチン様式のノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂は、街のシンボルです。
第2次世界大戦時の戦闘による銃弾の痕が壁に残り、歴史を物語っています。テラスからは、マルセイユの美しい街並や港を一望することができます。
ほかにも聖ヴィクトールを祀ったサン・ヴィクトール修道院やネオ・ビザンチン様式のサント・マリー・マジョール大聖堂、市立美術館と自然史博物館が併設されたロンシャン宮殿など見どころがたくさんがあります。
また港の沖合3㎞のところに浮ぶイフ島は、アレクサンドル・デュマの小説「モンテ・クリスト伯」の舞台となった要塞で、実際牢獄として使われていた場所。
フランス革命初期の中心的指導者だったミラボーもここに収容されたことで有名です。
アヴィニョン Avignon
フランス南東部に位置するアヴィニョンは、14世紀にローマから法王庁がこの地に移り、7人の法王が統治しました。
「法王のバビロン捕囚時代」と呼ばれる1309年から1377年まで、アヴィニョンは法王庁の役割を務めます。
アヴィニョンにある法王庁はその時の名残で、厚さ4m、高さ50mの堅固な外壁で囲まれた宮殿というよりは要塞。
創設者ベネディクト12世が建てた北半分のパレ・ヴュー(旧宮殿)とクレメント6世が建てた南半分のパレ・ヌフ(新宮殿)からなります。
毎年7月に開かれるアヴィニョンフェスティバルは、国際的に有名な演劇フェスティバル。
1947年に演出家ジャン・ヴィラールによって設立され、さまざまジャンルのエンターテインメントが上演され、街中が活気にあふれます。
忘れてはいけないアヴィニョン もうひとつの見どころが、ローヌ川にかかるサン・ベネゼ橋!
有名な「アヴィニョンの橋の上で」の歌に出てくる石橋で、22連のアーチに支えられた長さ900mの橋でしたが、洪水により橋の大部分が流されてしまいました。
現在は、4本の橋桁と聖ベネゼを祀るサン・ニコラ礼拝堂が残っています。
エクス・アン・プロヴァンス Aix en Provence
マルセイユの北25kmにあるエクス・アン・プロヴァンスは、かつてプロヴァンス伯爵領の首都として栄えた街。
17〜18世紀の建築が美しい旧市街には、街のいたるところに噴水があります。
エクス・アン・プロヴァンスは学園都市としても有名で、人口の2割以上を学生が占めます。
また近代絵画の父と呼ばれる画家ポール・セザンヌの故郷でもあり、街にはセザンヌの生家をはじめ、自ら設計したアトリエなど数多くの史跡が残ります。
アルル Arles
「芸術と歴史の街」として知られるアルルは、ローマ帝国時代に商業都市として栄えた街。
紀元前2世紀頃に造られた巨大な円形闘技場をはじめ、2本の円柱が残る古代劇場、ロマネスク様式のサン・トロフィーム教会、皇帝コンスタンティヌス1世によって建造されたコンスタンティヌスの共同浴場跡など、街のいたるところに古代遺跡があり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
アルルといえば、ゴッホゆかりの地でもあります。
ゴッホの代表作「アルルの跳ね橋」は、残念なことに第二次世界大戦で破壊されてしまったため、アルルから南へ3kmほど離れた運河に再現されました。
またエスパス・ヴァン・ゴッホは、精神を病んだゴッホが療養生活を送った場所で、現在は図書館、メディア資料館、多目的展示会場などの総合文化センターで、アルルの重要な文化活動の拠点となっています。
オードフランス(ピカルディ・カレー)地域の人気観光都市
アミアン Amiens
パリの北に位置するアミアンは、「北の小ヴェニス」と呼ばれる美しい街です。
13世紀に建てられたゴシック様式のノートルダム大聖堂は、フランス最大の大きさで、ユネスコの世界遺産に指定されています。
聖堂に向かって右側にある南塔は、14世紀に建てられたゴシック・レイヨナン様式、左側にある北塔はゴシック・フランボワイヤン様式で、左右非対称のつくりになっています。
「石の百科全書」と称されるファサードの彫刻群は必見です!
夏とクリスマスの時期に行われる音と光のスペクタクルでは、幻想的な世界が味わえます。
コンピエーニュ Compiègne
パリの北東に位置するコンピエーニュは、シャンティイからオワーズ川を北上した広大な森が広がる街。
歴史の重みを感じさせる街で、歴代のフランス王がこのコンピエーニュの森で狩猟を楽しみました。
またフランス王太子ルイ・オーギュスト(のちのルイ16世)とマリー・アントワネットの初めての対面の場となったのもコンピエーニュ。
コンピエーニュに魅せられたルイ15世は、夏の居城としてコンピエーニュ城の建設を命じます。
フランス君主制が生んだ最後の宮殿でしたが、主を迎える前にフランス革命が勃発し、城にあった調度品はすべて競売にかけられてしまいました。
一時は荒れ果てた城でありながらも、ナポレオン1世よって修築され、ナポレオン3世の時代になると、コンピエーニュ城の黄金期を迎えます。
現在、城内の一部が自動車博物館になっており、17世紀の馬車をはじめ、初期の自動車など乗り物を集めたコレクションが展示されています。
ピエールフォン Pierrefonds
コンピエーニュの森の南東に歴史的建造物に指定されているピエールフォン城。
小高い丘の上に佇み、中世の城を思わせる美しい外観は、誰もが見とれてしまうはず。
もともとこの城塞は、14世紀末にフランス王シャルル6世の弟ルイ・ドルレアンによって建てられました。
時代とともに廃墟と化してしまいましたが、ナポレオン1世が買い取り、それを受け継いだナポレオン3世の命により、パリのノートルダム大聖堂などを修復したことでもしられる建築家ヴィオレ・ル・デュックによって修築されました。
シャンティイ Chantilly
パリの北方に位置する競馬の街として有名な「シャンティイ」はクレーム・シャンティ(シャンティー・クリーム)の発祥の地としても知られています。
広大なシャンティイ森には、壮麗なルネッサンス様式のシャンティイ城が佇みます。
シャンティイ城は、川の水をひいて造られた人工池の上に浮かぶ美しい2つの城館「グラン・シャトー」と「プチ・シャトー」からなります。
1番の見どころは、シャンティイ城の最後の城主であったアンリ・ドルレアン(オーマル公爵)の膨大な数の絵画コレクション。
現在は、コンデ美術館として一般公開され、ラファエロの傑作「三美神」や「オルレアン家の聖母」、ボッティチェッリの「酔い」など貴重な美術品が揃います。
ヴェルサイユ宮殿の庭園を手がけた造園家ル・ノートルによるフランス式庭園、その北東部には、のちにマリー・アントワネットがヴェルサイユに造らせた村里のモデルとなった農村の疑似集落「ル・アモー」もあります。
シャンティイ城の隣には18世紀に建てられた大厩舎があり、馬術ショーや調教デモンストレーションを見ることができます。
150年以上の歴史をもつ大賞レース「ディアヌ・エルメス杯」は、大厩舎の隣りにあるシャンティイ競馬場で開催されています!
ブルゴーニュ・フランシュコンテ地域の人気観光都市
ディジョン Dijon
パリの南東に位置するディジョンは、かつてブルゴーニュ公国の首都として栄えました。街のいたるところに、その面影を残す建物が残っています。
ディジョンに来たら、まず街のシンボル「フクロウ」を探しましょう!
フクロウの彫刻は、ディジョンのノートルダム教会の外壁にあります。
フクロウのお腹を左手でなでると願いが叶うといわれています。
また街の道路には、フクロウのパネルが埋め込まれ、それに従って歩いていくと、ディジョンの主要観光スポットを回ることができます。
ディジョンの1番の見どころは、14〜15世紀にかけて建てられたブルゴーニュ大公宮殿。
ただ当時の姿をとどめているのは「衛兵の間」のみで、ほかは17世紀にヴェルサイユ宮殿の建築家マンサールによって増改築されています。
現在、宮殿の西側は市庁舎として使われ、東側はボザール美術館になっています。
宮殿の前に広がる美しいリベラシオン広場をはじめ、フランボワイヤン様式のサン・ベニーニュ大聖堂、ガリア・ローマ時代のコレクションが展示された考古学博物館、モーゼの井戸で有名な旧シャンモル修道院などが旧市街に集まっています。
ボーヌ Beaune
「ワインの里」と呼ばれるボーヌは、ブルゴーニュ公家が首都ディジョンに居を移す前に住んでいた街です。
城壁で囲まれた小さな旧市街には、観光スポットが集まっています。
ボーヌで絶対に外せない観光スポットといえば、オテル・デュ(市立病院)です。
1443年に建てられたゴシック・フランボワイヤン様式の建物で、モザイク模様の美しい瓦屋根が特徴です。
15世紀にロジェ・ヴァン・デル・ヴァイデンによって描かれた祭壇屏風画「最後の審判」は、フランドル絵画の最高傑作のひとつといわれています。
ところでボーヌ一帯は、「コート・ドール(黄金の丘)と呼ばれるワインの名産地。
ブドウ畑が続く丘陵地帯で、穏やかな気候に恵まれた地域です。オテル・デュでも60ヘクタールものブドウ畑を所有しており、ワインを生産しています。
そこで得た収益は、オテル・デュの設備や維持に使われています。
ヴェズレー Vézelay
小高い丘の上にあるヴェズレーは、「フランスで最も美しい村」のひとつに数えられ、ユネスコの世界遺産にも登録されている小さな集落です。
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに通じる巡礼の道の基点のひとつで、中世時代の雰囲気をそのままに残しています。
見どころは、丘の上に佇むサント・マドレーヌ・バジリカ聖堂。
マリア・マグダラの聖遺物を祀る聖堂が建てられ、ヴェズレーはフランスでも屈指の巡礼地として栄えます。
ところが1295年にサン・マクシマンでマリア・マグダラの聖遺物が発見され、教皇ボニファティウス8世によって認定されると、聖堂は新教徒や革命派によって破壊され、村は衰退してしまいます。
1840年に文化検察官で作家のメリメにより歴史的価値が認められると、建築家ヴィオレ・ル・デュックによって再建され、サント・マドレーヌ・バジリカ聖堂は見事に甦りました。
ブルターニュ地域の人気観光都市
サン・マロ Saint Malo
城壁に囲まれたサン・マロは、英仏海峡を望む港街です。フランス国王公認の海賊コルセールがここを拠点に活動し、17世紀末にはフランス随一の港街として栄えました。
今ではブルターニュ地方の人気観光地のひとつで、美しいエメラルドグリーンの海が広がります。
12世紀に築かれた堅固な城塞に囲まれた旧市街は、第二次世界大戦中に破壊されてしまいましたが、戦後忠実に復元されました。
城壁の遊歩道からは、サン・マロ生まれの作家シャトー・ブリアンの眠るグラン・べ島を見ることができます。
街の中心には、11世紀に建てられたサン・ヴァンサン大聖堂があります。
建物の大半は戦後に復元されたもので、様々な時代の建築様式が入り交じっています。
また街の歴史を紹介するサン・マロ歴史博物館では、カナダを発見したジャック・カルチエについての資料やコルセールにまつわる展示などがあります。
カルナック Carnac
キブロン湾岸沿いにある小さな街カルナックは、無数の巨石群が点在する街です。
紀元前3000年頃の巨石文化時代が生み出した世界でも珍しい遺跡を見ることができます。
一体何のためにこのような巨石群が分布しているのかまだ解明されていませんが、宗教や天文学的なものと考えられています。
垂直に立つメンヒル(立石)やテーブル型に横たわるドルメン(支石墓)、チュミュリュス(墳丘墓)などの形態があり、カルナックは「フランス先史時代の巨石文化遺跡の宝庫」といわれています。
先史時代のコレクションに興味のある方は、巨石遺跡に関する展示のあるカルナックの先史博物館もおすすめですよ!
アルザス・ロレーヌ・シャンパーニュ地域の人気観光都市
ストラスブール Strasbourg
アルザス地方の中心都市ストラスブールは、かつてドイツ領でもあったことから、フランスとドイツの2つの文化が融合した独自の文化をもつ街です。
イル川の本流と支流に取り囲まれた旧市街(グラン・ディル)は、ユネスコの世界遺産に登録されており、主要観光スポットが集まります。
アルザス地方独自の美しい木骨組みの家が建ち並ぶ「ラ・プティット・フランス(小さなフランス)」や「天文時計」で有名なノートルダム大聖堂、3つの博物館(考古学博物館・装飾博物館・ストラスブール美術館)が併設されたロアン宮殿など見どころが満載。
またストラスブールといえば、冬の風物詩「マルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)」!
フランス最古のクリスマスマーケットとして知られるクリシュトキンデルスマリック・ブログリ広場のマルシェ・ド・ノエルをはじめ、ノートルダム大聖堂前やグーテンベルク広場などさまざまな場所で開かれます。
コルマール Colmar
ストラスブールの南に位置するコルマールは、奇跡的にも第二次世界大戦の被害が少なかったため、地方独特の古い街並が残ります。
なかでも「ラ・プティット・ヴニーズ(小さなヴェニス)」と呼ばれる運河沿いには、木骨組みの家々が立ち並び、メルヘンチックな風景が広がります。
コルマールを訪れたら絶対に見逃せないのが、旧市街外れにあるウンターリンデン美術館。
フランス屈指の美術館で、西洋宗教画の最高傑作といわれるドイツ人画家グリューネヴァルトの「イーゼンハイムの祭壇画」が展示されています。
ランス Lance
パリの東北東に位置するランスは、フランス歴代国王の戴冠式が行われたノートルダム大聖堂で有名な街。
シャルル7世の戴冠式には、百年戦争を勝利に導いたジャンヌ・ダルクも列席しました。
ランスのノートルダム大聖堂は、隣接するトー宮殿、サン・レミ教会とともにユネスコの世界遺産に登録されています。
街の中心にそびえ立つゴシック様式のノートルダム大聖堂は、シャルトル大聖堂やアミアン大聖堂と並び、ゴシック様式の傑作のひとつと称されています。
西正門入口にある彫像「微笑みの天使」やシャガール作のステンドグラスは必見です!また近くには、ロマネスク様式のフジタ礼拝堂(正式名称:ノートルダム・ド・ラ・ペ教会)もあります。
ナンシー Nancy
ロレーヌ地方の街ナンシーは、かつてロレーヌ公国の首都として栄えました。
アール・ヌーヴォー発祥の地としても知られ、巨匠エミール・ガレの生誕の地でもあることから、エミール・ガレを中心に活躍した芸術家はナンシー派と呼ばれています。
ナンシーにある3つの広場「スタニスラス広場」、「カリエール広場」、「アリアンス広場」はナンシーの観光名所で、3つの広場は一括してユネスコの世界遺産に登録。
広場が多いため、テラス席で食事やカフェを楽しむフランス人をたくさん見かけることができますよ!
メッス
ロレーヌ地方の街メッスは、 3000年以上の歴史を持つ歴史的な街。
ミニ国家のルクセンブルクからもほど近く、美しい自然と活気あふれる文化が共存しています。
街のシンボルであるサン・テティエンヌ大聖堂は、13世紀から16世紀にかけて建てられました。
ゴシック建築の最高傑作と呼ばれ、画家シャガールによって手がけられたステンドグラスは必見です!
また、最新のアートが集まるポンピドゥーセンターの分館もメッスにあります。日本人の坂茂氏が設計のメンバーになっているので、ぜひ建物だけでも見学してみてください。
オーヴェルニュ・ローヌアルプ地域の人気観光都市
オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方はフランス第2位の美食の土地。
2019年は94ものレストランがミシュランガイドで星を獲得。3つ星シェフはなんと9人に上ります。
また、世界的に有名なEvianやVichyを含む24のスパリゾートがあり、温泉好きの日本人には嬉しいですね♡
リヨン Lyon
パリに次ぐ第2の都市リヨン。
ソーヌ川の右岸にあるヴュー・リヨンと呼ばれる旧市街からクロワ・ルースにかけての地区は、歴史地区に指定されており、ユネスコの世界遺産に登録されています。
14世紀の天文時計で有名なサン・ジャン大司教教会をはじめ、フールヴィエールの丘の上に建てられたビンザンチン様式のノートルダム・ドゥ・フールヴィエール寺院、フランス最古の古代ローマ劇場など見どころが随所にあります。
またノートルダム・ドゥ・フールヴィエール寺院の北側にある展望台は、リヨンの街並を一望できる絶景スポット!
リヨンを訪れたら、観光だけでなく美味しい郷土料理を味わいましょう!
仏料理界の巨匠ポール・ボキューズのレストランはもちろん、グルメの街ならではの美味しいレストランがたくさんありますよ。
アヌシー Annecy
アヌシーは、スイス国境に近いアヌシー湖のほとりにある街。
夏は避暑地として、冬はスキーリゾート地として人気の高い観光地で、「フランスのヴェニス」と呼ばれています。
「サヴォワの宝石」と称される世界屈指の透明度で知られるアヌシー湖の周辺には、美しい山岳風景が広がり、ただ歩いているだけで心が癒されます。
ティウー運河沿いの旧市街には、歴史的建造物のパレ・ド・リルや中世の面影を残す家々が立ち並び、旅情をかきたててくれます。
ジャン・ジャック・ルソー通りには、ルソーがヴァラン夫人と出会った司教館が残っているのでぜひ足を運んでみてください。
アヌシー湖畔にあるシャン・ド・マルス公園とヨーロッパ庭園つなぐ橋「ポン・デ・ザムール(愛の橋)」は、恋人たちの人気デートスポット。
この橋の上でキスをすると、永遠に幸せになれるそうです♡
シャモニー=モン=ブラン Chamonix-Mont-Blanc
フランスの東部に位置するシャモニー・モンブランは、登山やスキーの山岳リゾート地。
ヨーロッパ最高峰といわれるモンブランの北側の麓にある街で、4,000m級の山々に囲まれています。
小さな山村だったシャモニー・モンブランを有名にしたのは、水晶採掘人のジャック・バルマと医師ミッシェル・パカールで、当時「魔の山」と恐れられていたモンブランの登頂に成功しました。
シャモニー・モンブランの1番の見どころである「エギュイユ・デュ・ミディ」は、モンブランを間近で見ることのできる展望台です。
街からロープウェイで登ることができ、南峰・北峰・中央峰の3ヶ所には展望台があり、そこから絶景が楽しめます。
また「メール・ドゥ・グラス」はフランス最大の氷河で、景勝地として有名。
氷河の下にはトンネルもあり、神秘的な氷の彫刻を見学することができますよ。
足に自信のある方は、ハイキングコースのあるプレヴァン展望台もおすすめです。
プレヴァンからの眺めは素晴らしく、モンブランの中腹からシャモニーの谷へと落ちるように見えるボゾン氷河は圧巻です!
オクシタニー地域の人気観光都市
かつてのラングドック=ルシヨン地域圏とミディ=ピレネー地域圏が統合され、2016年からオクシタニーとして呼び名を変えました。
人口の多い都市としては、トゥールーズ、モンペリエがあげられ、ニーム、カルカソンヌ、アルビと続きます。
ラングドックは鴨肉で有名なので、この地方に来たらぜひ鴨のコンフィ、フォアグラも楽しんできてください!
トゥールーズ Toulouse
フランス第6の都市トゥールーズ。
エアバスを中心とする航空機産業の盛んな街で、トゥールーズ大学を中心に7万人以上の学生を擁す大学都市としても有名です。
赤レンガの建物が建ち並ぶ「バラ色の街」と呼ばれる旧市街には、ユネスコの世界遺産サン・セルナン・バジリカ大聖堂をはじめ、壮麗な赤レンガ造りの市庁舎とキャピトル劇場のあるキャピトル広場、13世紀に建てられたジャコバン修道院など、観光名所が集まります。
トゥールーズの発展を支えたのが、ユネスコの世界遺産に登録されているミディ運河。
17世紀に造られたガロンヌ川と地中海を結ぶ全長約240kmの運河で、貿易の重要な役割を果たしました。
ニーム Nîmes
フランス最古のローマ都市として知られるニーム。
古代ローマ時代の巨大な円形闘技場をはじめ、紀元前1世紀に建てられた神殿メゾン・カレ、ラ・フォンテーン庭園にあるディアヌの神殿とマーニュ塔など、街のいたるところにローマ遺跡が残っています。
ニームとアヴィニョンの中間には、古代ローマ時代に造られた巨大な水道橋ポン・デュ・ガールがあります。
ガール川にかかる長さ275メートル、高さ49メートルの3層のアーチ型石橋で、50kmも離れたユゼスの泉からニームまで1日に約2万平方メートルの水を引いていました。
「フランスの偉大な景勝地」に指定されており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
モンペリエ Montpellier
モンペリエは、地中海に面した温暖な気候と、歴史的な建築物が調和し、古都としての面影を残しながらも、活気あふれる大学都市としての顔も持ち合わせています。
ヨーロッパ最古の医学部として知られ、フランソワ・ラブレーやノストラダムスといった著名な人物もここで学びました。
11世紀頃にはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の宿場町としても繁栄。
ユグノー戦争(カトリックとプロテスタントの)ではユグノーの拠点となり、一時的に荒廃したものの、17世紀に宰相リシュリューがモンペリエをラングドック地方の首都としたことで隆盛を取り戻します。
その後、コメデイ広場、凱旋門、水道橋など都市開発が成功し、今のモンペリエの姿となりました。
カルカッソンヌ Carcassonne
歴史的城塞都市と呼ばれるカルカソンヌは、「カルカッソンヌを見ずして死ぬなかれ」といわれるほどの人気観光地。
中世時代にタイムスリップしたかのような幻想的な世界が広がる魅力的な街で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
日本だけでなく世界中でも大人気の「進撃の巨人」の舞台と驚くほど似ていることから、漫画のモデルになった場所といわれています!
カルカッソンヌの見どころは、難攻不落の城といわれた二重の城壁を巡らした旧市街ラ・シテ。
ラ・シテの入り口には、カルカッソンヌの名前の由来となった女領主カルカスの胸像があります。
また城郭内のコンタル城やロマネスク様式とゴシック様式の融合したサン・ナゼール・バジリカ聖堂も必見です。
アルビ Albi
フランス南西部の古都アルビは「アルビの司教都市」として世界遺産に登録された街です。
世紀末に活躍したフランス人画家、トゥールーズ・ロートレックの出身ということでも知れられており、聞いたことがある人も多いかもしれません。
レンガ色の美しい街並みが魅力的な小さな街で、トゥールーズと似たような色合いですが、人が少なく穏やかな空気が流れ、ゆったりと散策が楽しめます。
見どころはそれほど多くはありませんが、大聖堂とロートレック美術館がただただ素晴らしく、この2ヶ所のためだけにでも滞在する価値のある街です。
ロカマドゥール Rocamadour
アルズー渓谷の絶壁にあるロカマドゥールは、キリスト教の重要な巡礼地の1つで、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路としてユネスコの世界遺産に登録されています。
1166年に聖アマドゥールの遺骸が腐敗せず完全に保存された状態で見つかり、それ以来、歴代のフランス国王をはじめ、たくさんの巡礼者がこの地を訪れるようになりました。
フランスで人気のチーズ、ロカマドゥールもこの村の名前から来ています。
コルド・シュル・シエル Cordes sur Ciel
世界遺産の街、アルビから30km。天空の街と言われる岩山にそびえる要塞都市、コルド・シュル・シエルも、アルビと同じくカタリ派の拠点でした。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路としても知られ、その美しさから、2014年にはフランス人が好きな村で1位に選ばれたこともあります。
コルド・シュル・シエルとは、天空のコルドという意味、1993年にこの名前がつけられたとか。
13世紀ころにつくられた建物が多いため、歩いていると、中世の世界に迷い込んだかのようです。
ヌーヴェル=アキテーヌ(バスク地方)地域の人気観光都市
ボルドー Bordeaux
ワインの産地として世界的に有名なボルドー。ワイン好きならシャトー巡りをお目当てに訪れる人も多いはず!
高級ワインで有名なメドックやサンテミリオン、貴腐ワインで有名なソーテルヌなど、事前に予約をすればワイナリーを見学することができます。
ボルドーの見どころはワインのみにあらず!「月の港ボルドー」と呼ばれる歴史地区は、ユネスコの世界遺産に登録されており、歴史的建造物が数多く残されています。
「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として世界遺産に登録されているサン・タンドレ大聖堂とサン・ミッシェル大聖堂をはじめ、ブルス広場の水鏡、コメディ広場にあるボルドー大劇場、ヨーロッパ最大の広さを誇るカンコンス広場など見どころが盛りだくさんです。
ペリグー Périgueux
フランス南西部に位置するペリグーは、トリュフやフォアグラで有名な美食の街。
ガリア・ローマ時代に栄えた街で、ラ・シテ地区には、ガリア・ローマ時代の神殿遺跡「ヴェソーヌの塔」や古代円形闘技場跡が残っています。
またロマノ・ビザンチン様式のサン・フロン大聖堂は、パリのサクレ・クール寺院を手がけたアバディの設計で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
ラスコー Lascaux
ボルドーの東に位置するヴェーゼル渓谷には、先史時代の遺跡が点在しています。なかでも世界的に有名なのがラスコー洞窟。
ラスコーの洞窟のあるモンティニャックは、ドルドーニュ川の支流ヴェーゼル川にたたずむ小さな街です。
1948年にラスコー洞窟は一般公開されましたが、壁画を保護するため閉鎖され、現在はモンティニャックから2㎞離れたところにレプリカ洞窟の「ラスコーⅡ」が作られました。複製とはいえ、精巧に作られた壁画は見応え十分です!
リモージュ Limoges
フランスの中部に位置するリモージュは、「磁器の街」として名高い街。
古くからフランスの高級陶磁器と七宝焼で知られる伝統工芸の街で、アドリアン・デュブーシェ国立磁器博物館には、リモージュ焼の陶磁器コレクションをはじめ、ヌヴェール、ルーアン、セーヴルなどフランス国内の陶磁器、オランダ、イギリス、東洋の陶磁器など世界中の磁器コレクションが展示されています。
また博物館の近くには、リモージュ焼の老舗ベルナルドとロワイヤル・リモージュの工房があり、事前に予約をすれば見学することができます。
歴史的建造物に指定されたサン・テティエンヌ大聖堂や七宝焼コレクションを所蔵するリモージュ市立博物館もリモージュの観光名所として見逃せません!
ラ・ロシェル La Rochelle
大西洋沿岸にある港街ラ・ロシェルは、中世の貿易都市として名を馳せた街。
真っ先に目に飛び込んでくるのが、大西洋沿岸にそびえるラ・ロシェルのランドマークである3つの塔です。
ドンジョンのサン・ニコラ塔、火薬庫だったシェンヌ塔、灯台のランテルヌ塔で、かつて要塞の一部でしたが、16〜18世紀にかけて牢獄として使われていました。
港を望む大時計台をくぐると旧市街が広がります。
ラ・ロシェルの18km沖合に浮かぶ要塞フォール・ボワイヤールやラ・ロシェルから全長3㎞の橋でつながる避暑地として人気のレ島(イル・ド・レ)も観光におすすめです!
バイヨンヌ Bayonne
フランス南西部、スペインの国境近くに位置するバスク地方の中心都市バイヨンヌは、独自の文化を築き上げた歴史ある街。
ベレー帽の発祥の地といわれ、生ハム(ジャンボン・ド・バイヨンヌ)の街としても有名です。
アドゥール川から分岐したニーヴ川を挟み、バイヨンヌは東西2つの地区に分けられます。
西側のグラン・バイヨンヌには、ユネスコの世界遺産であるサント・マリー大聖堂やヴュー城、東側のプチ・バイヨンヌには、バスク博物館やボナ美術館があり、街の見どころになっています。
ビアリッツ Biarritz
大西洋の高級リゾート地ビアリッツは、古くから王侯貴族の保養地として愛されてきた街。
19世紀に皇帝ナポレオン3世が王妃ウージェニーのために建てた離宮は、現在イギリスの王室も利用するという高級ホテル「オテル・デュ・パレ」になっており、近くにはカジノもあります。
「大西洋岸の宝石」といわれ、夏になると世界中から観光客が集まります。
メインビーチのグランド・プラージュは、フランスのサーフィンのメッカとしても有名です。
その他の人気観光都市
コルシカ島 Corse
イタリア半島の西に位置するコルシカ島は、ナポレオンの故郷として有名な島です。
島の西海岸にあるアジャクシオは古い港街で、ナポレオンの生まれ故郷。そのためナポレオンの生家をはじめ、ナポレオン記念館、アウステルリッツ広場のナポレオン像、ナポレオンが洗礼を受けたノートルダム・ド・アソンプション大聖堂など、街のいたるところにナポレオンゆかりの観光スポットがあります。
コルシカ島は美しい砂浜をもつリゾート地としても有名で、「地中海に浮かぶ最後の楽園」と呼ばれています。
コルシカ島の南に位置するボニファシオは、景勝地として知られ、海に向かってそそり立つ石灰岩の断崖絶壁とその上に広がる中世の街並が美しい街です。
また北に位置するサン・フロランは、地中海でも有数のターコイズブルーのビーチで有名な街です。
ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されているポルト湾は、コルシカ島西部のカルヴィとアジャクシオの中間にあります。このように場所によって全く異なる顔をもつコルシカ島は、豊かな自然に囲まれた魅力あふれる島です。
フランスの地方都市まとめ
かなりのボリュームになってしまいました。
日本と同様、フランスにも多種多様な風景や観光スポットがあり、満足ゆくまで旅をするには何年もかかってしまいそうです。
これから死ぬまでに何度でも訪れたい街ばかりで時間が全然足りませんが、これからもフランスを隅々まで旅したいと思います!
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!