温暖な気候と美しい自然をもつエクス・アン・プロヴァンスは「水の都」と呼ばれています。
街の至るところに噴水があり、目にするだけでリラックスして一気にヴァカンス気分!
フランスはどの都市も本当い素敵で、ハズレな場所はありませんが、中でもエクス・アン・プロヴァンスは特にお気に入りの街になりました♡
本当に大好きで何度も通いたいくらい!
眩しい太陽を求めて、多くの人々が訪れるのも納得。
プロヴァンス地方の観光の拠点しても最適で、画家のセザンヌゆかりの地としても知られています。
かつてはプロヴァンス伯爵領の首都として栄え、現在は大学都市・芸術都市として市民から愛されている街。
毎年夏になると、「エクス・アン・プロヴァンス音楽祭」が開催され、世界中からたくさんの観光客が集まり賑わいます。
一番のお目当てはセザンヌでしたが、マルシェを冷やかしたり、お土産屋さんを見て歩くだけでもワクワクする街でした。
2泊とゆっくり時間をとって観光できたのも非常によかったです。
プロヴァンスは美しい村が沢山あるので駆け足で周遊される方が多いのですが、ぜひ1日はのんびりと街の雰囲気にどっぷりつかるくらいの気持ちで街歩きを楽しんでみてください。
サント・ヴィクトワール山を眺めながら、セザンヌの人生についても想いを巡らせました。
生家からお墓まで、画家の足跡をたどる旅というのはなかなかおもしろいものです。
当ブログ「フランスボックス」では、セザンヌが愛したエクスの観光スポット、おすすめのグルメ・お土産・ホテルなど、エクサンプロヴァンスの魅力をたっぷりご紹介していきます。
ぜひ最後まで楽しんでください♡
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このページの目次
- エクス・アン・プロヴァンスの観光情報
- エクス・アン・プロヴァンスの観光名所と見どころ
- ①噴水(La fontaine)☆☆
- ②ミラボー通り(Cours Mirabeau)☆☆☆
- ③アルベルタ広場(Place d’Albertas)
- ④市庁舎(Hotel de Ville d’Aix-en-Provence)
- ⑤サン・ソーヴール大聖堂(Cathédrale Saint Sauveur Aix-en-Provence)☆
- ⑥タペストリー美術館(Musée des Tapisseries)
- ⑦グラネ美術館(Musée Granet)☆
- ⑧セザンヌ生家(Maison Cezanne)
- ⑨セザンヌアトリエ(Atelier de Cézanne)☆☆
- ⑩レ ローブの丘(Terrain des peintres)☆
- ⑪ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファン(La Bastide du Jas de Bouffan)
- ⑫ビベミュスの石切り場(Carrière de Bibémus)
- ⑬サン・ピエール墓地(Cimetière Saint-Pierre)
- エクス・アン・プロヴァンスで絶対買いたいおすすめ土産
- エクス・アン・プロヴァンスのマルシェで掘り出し物を探そう
- エクス・アン・プロヴァンスで絶対食べたいおすすめグルメ・郷土料理
- エクス・アン・プロヴァンスで泊まりたいおすすめホテル
- エクス・アン・プロヴァンスにゆかりのある偉人・アーティスト
- エクス・アン・プロヴァンスへの行き方・アクセス・最寄り駅
- エクス・アン・プロヴァンスの治安
- エクス・アン・プロヴァンスをもっと楽しむ
- エクス・アン・プロヴァンスまとめ
エクス・アン・プロヴァンスの観光情報
プロヴァンス地方の観光の拠点であるエクス・アン・プロヴァンス。
ゴッホやセザンヌなど多くの芸術家たちが、この溢れんばかりの陽光と豊かな色彩に包まれたエクス・アン・プロヴァンスに魅了されました。
エクス・アン・プロヴァンスは、画家Paul Cézanneの生まれ故郷。
晩年、制作場所をパリから故郷のエクス・アン・プロヴァンスに戻したセザンヌは、故郷の風景を多く描きました。
ここからはエクスアンプロヴァンスという街を知るための情報をしっかり詰め込んだので、必要なところだけピックアップして旅の準備や観光のお供にご利用ください。
特に見逃せない施設には、おすすめ☆マークを3段階でつけておきました。旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
おすすめ観光の周り方
エクスの観光スポットは、中心に集中しているので基本的に徒歩でまわればOK。
わたしは地球の歩き方など、ガイドブックを参考に地図を見ながら街歩きの計画を立てました。美術館に行かないなら半日~1日あればじゅうぶん散策できます。
観光好きならシティパスの活用が断然おすすめ!美術館やツアーがセットで格安に。
セザンヌのアトリエは坂道で歩くときついので、バスかタクシーを使って訪問しましょう。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
コロナ禍で一時的に発売が中止されているようだったので、わたしは購入できなかったのですが、エクスアンプロヴァンスの観光サイトを確認すると販売を再開したようでした。
シティパスは3種類。購入日から6か月間有効。冬季はツアーの種類が減ります。
- 市内の重要観光スポットへの無料アクセス、無料のガイド付きウォーキングツアー、ミニ・トラムで行くエクスのガイド付きツアー
- カフェ、ショップ、レストラン、アクティビティなどの割引
- 公共交通機関
対象施設は公式ページまたはパンフレット(仏語)で確認できます。これ使ってもう1回散策したい(笑)
オンラインの他、現地の観光案内所や各入場施設にパスを買いたいです。と言うと案内してくれますが、聞かないと教えてくれません。こちらから聞くようにしましょう。
セザンヌゆかりの地をめぐる
セザンヌについてはゴッホやモネほど詳しくなかったので事前に映画を見たり、本を読んで勉強してからエクスアンプロヴァンスへ向かいました。
セザンヌの性格やゾラとの確執。胸が苦しくなるシーンもありますが、観て良かった。
街の中心、ロトンドの噴水の目の前に佇んでいたセザンヌを見つけたときは思わずにっこり。
でもこのスプレー、明らかに落書きされてるよね…。
生家から汗だくになりながらアトリエまで歩き、予約をとってからレ ローブの丘へ向かいました。
へとへとでしたが、サント・ヴィクトワール山が見えた瞬間、疲れを忘れてその景色に釘付けになりました。絵の中で何度も見た光景が目の前に広がります。
暑い中30分緩やかな坂をよく登りました!
絵を見つけた途端、セザンヌさんだー!と駆け寄っていく娘に涙出そう… pic.twitter.com/amNot9naWv
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 21, 2022
確かにここにセザンヌがいた気配を感じながらアトリエに戻り、素晴らしいツアーに参加した後はグラネ美術館で作品を鑑賞。
最後はお墓にお参りで締めくくり。エクスアンプロヴァンスはセザンヌ抜きでも素晴らしい街ですが、セザンヌのおかげでより一層忘れられない体験ができました。
現地ツアーに参加する
基本的にはすべてバスか鉄道で移動できるプロヴァンスですが、2時間に1本しかない・バス停がわかりづらい・待ってても止まってくれない等、困ったことも起こります。
限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
ベルトラの現地ツアーは日本語ガイド付きツアーが多くて価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
- エクス=アン=プロヴァンス発
プライベートツアー
(日本語ガイド / 時間内であれば好きなところへ行けます)
英語ガイドのツアーでも問題なければ、種類豊富なGetYourGuideのツアーがおすすめです。
- エクス=アン=プロヴァンス発
ラベンダー畑 日帰りツアー
(英語または仏語 / ヴァレンソール高原 / ムスティエ・サント・マリー / ヴェルドン渓谷 / サント・クロワ・デュ・ヴェルドン) - エクス=アン=プロヴァンス発
ラベンダー畑【午前ツアー】
(英語または仏語 / ヴァレンソール高原) - エクス=アン=プロヴァンス発
ラベンダー畑【午後ツアー】
(英語または仏語 / ヴァレンソール高原) - エクス=アン=プロヴァンス発
サント・ヴィクトワールのワインツアー
(英語または仏語 / コート・ド・プロヴァンス・サント・ヴィクトワール / 2つのワイナリーでワインテイスティング) - エクス=アン=プロヴァンス発
リュベロンツアー
(英語または仏語 / ルールマラン / ボニュー / ルシヨン / ゴルド)
わたしは個人旅行で周ったのとプラスして、プロヴァンス1日周遊ツアーにも参加。滞在時間は物足りないけれど効率よく周ることに関してはピカイチ。個人旅行とうまく組み合わせたいところ。
近隣の観光スポット
エクス・アン・プロヴァンスから車で約1時間で行ける観光地も沢山あります!
プロヴァンス地方を鉄道やレンタカーを使って周るのは大変おすすめです。本数は少ないですがバスも発達しているのでぜひ近隣にも足をのばしてみてください。
- アヴィニョン
- マルセイユ
- サン・レミ・ド・プロヴァンス
- カマルグ
エクス・アン・プロヴァンスの観光名所と見どころ
エクスの美しい街並みは歩いているだけでも楽しめます。
でも、帰ってから「こんなところもあったの?」と後悔するのはもったいないので、観光大好きなわたしが主要な観光名所をご案内したいと思います!
地図の番号順に紹介していくので、興味のある場所だけチェックしてみてくださいね。
特に見逃せない施設には、おすすめ☆マークを3段階でつけておきました。旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
①噴水(La fontaine)☆☆
ラテン語の「アクア」から転じた「エクス」が示す通り、街の至るところで水がわき出し、街のあちらこちらで噴水を見つけることができます。
素敵な噴水はいくつもありますが、その中でも有名な噴水をご紹介します。
ロトンドの噴水(La fontaine de la Rotonde)
エクス・アン・プロヴァンスの噴水の中でもとりわけ大きな噴水が、ジェネラル・ド・ゴール広場にあるロトンドの噴水です。
ギリシャ神話の三美神に例えられる三体の大理石像は、エクス・アン・プロヴァンスを象徴する寓意になっています。
- ミラボー通り方面を見つめる像 「正義」
- ベルジュ通り方面を見つめる像 「農業」
- ナポレオン・ボナパルト通りを見つめる像 「芸術」
ロトンドの噴水 | |
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住所 | Place du Général de Gaulle, 13100 Aix-en-Provence地図 |
行き方 | エクス・アン・プロヴァンス駅からロトンドの噴水まで徒歩約5分 |
4頭のイルカの噴水(La fontaine des Quatre Dauphins)
1667年に彫刻・建築家のJean Claude Rambotによって作られました。
イルカを見たことがなかったため、想像で作り上げたのだとか。そのため、ちょっと滑稽な姿のイルカが見れます。
4頭のイルカの噴水 | |
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住所 | Place des 4 Dauphins, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎から4頭のイルカの噴水まで徒歩約7分 |
ルネ王の噴水(La fontaine du Roi René)
ミラボー通りの小さな広場には、「エクスの善人王」と呼ばれたルネ王の噴水があります。プロヴァンス地方で栽培されているブドウの房を左手に持って立っています。
ルネ王の噴水 | |
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住所 | Cours Mirabeau, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からルネ王の噴水まで徒歩約6分 |
②ミラボー通り(Cours Mirabeau)☆☆☆
街のメインストリートであるミラボー通りは、17世紀に城壁を壊した跡に作られた通りです。
長さ500メートルの通りには、カフェやレストランが軒を連ね、プラタナスの並木が続きます。
中でも有名なのがセザンヌ行きつけの店と知られる「Les Deux Garçons」。ピカソやコクトーも訪れた名店です。
2019年に残念ながら火事で全焼してしまい、いったん閉店。2022年には工事をしているようでしたが、再開するのか別のカフェが入るのか…。
わたしたちはすぐ近くのカフェでコーヒーブレイク。マドモワゼルと優しい声がして、横を向くと素適な老夫婦から娘へお菓子のプレゼント。
南仏は人と人との距離が近く、わたしたちにとっては心地よい空間です。
ミラボー通り | |
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住所 | Cours Mirabeau, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からミラボー通りまで徒歩約5分 |
③アルベルタ広場(Place d’Albertas)
アルベルタ広場は、17世紀にJean Baptiste d’Albertasによって作られました。広場には、1912年に設置されたアルベルタの噴水もあります。
アルベルタ広場 | |
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住所 | 11 Rue Espariat, Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からアルベルタ広場まで徒歩約3分 |
④市庁舎(Hotel de Ville d’Aix-en-Provence)
旧市街の中心にある市庁舎は、17世紀半ばに建てられました。フランスの庁舎はどこも立派な建物が多く、日本とは全く違うので見ていておもしろい。
「hôtel de ville」と表記されるので、フランス語を学ぶ前はてっきり有名なホテルだと思っていました(笑)。
市庁舎の脇にある時計塔には天文時計が設けられています。
市庁舎 | |
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住所 | Place de l’Hôtel de ville, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | エクス・アン・プロヴァンス駅から市庁舎まで徒歩約12分 |
HP | https://www.aixenprovence.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑤サン・ソーヴール大聖堂(Cathédrale Saint Sauveur Aix-en-Provence)☆
サン・ソヴール大聖堂は、5世紀から18世紀にかけて増改築を繰り返したため、様々な時代の建築様式が入り交じっています。
見どころは、12世紀のロマネスク様式の列柱回廊やメロヴィング朝(5~8世紀)時代の洗礼堂。
画家ニコラ・フロマンによる三連祭壇画《燃ゆる茨》などがあります。
1906年10月24日、この大聖堂でセザンヌの葬儀が執り行われました。
サン・ゾーヴール大聖堂 | |
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住所 | 34 Place des Martyrs de la Resistance, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からサン・ソーヴール大聖堂まで徒歩約3分 |
時間 | 8:00-19:00 【ガイド付き見学】 10:00-12:00 14:30-17:30 日曜日のみ10:00-12:00 |
料金 | 無料 |
HP | https://paroisses-aixarles.fr/aix-saintsauveur/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑥タペストリー美術館(Musée des Tapisseries)
タペストリー美術館は、かつて大司教官邸だった建物。
ドン・キホーテの生涯を描いたタペストリーをはじめ、17~18世紀の作品を中心に展示されています。
タペストリー美術館 | |
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住所 | 28 Place des Martyrs de la Resistance, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | サン・ソーヴール大聖堂からタペストリー美術館まで徒歩約1分 |
時間 | 10:00-12:30 13:30-18:00(4月15日-10月15日) 10:00-12:30 13:30-17:00(10月16日-4月14日) |
定休 | 火曜日 |
料金 | 大人3.7ユーロ 26歳以下無料 |
HP | https://www.aixenprovence.fr/Presentation-du-Musee-des-Tapisseries |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑦グラネ美術館(Musée Granet)☆
芸術の街として知られるエクス・アン・プロヴァンスは、近代絵画の父と呼ばれるPaul Cézanneの生まれ故郷。
グラネ美術館は、エクス・アン・プロヴァンス出身の画家François Marius Granetの遺贈により1984年に美術館として開館しました。
グラネの作品をはじめ、Dominique Ingresの《グラネの肖像画》、セザンヌの《ジャス・ド・ブッファンの眺め》、ジャコメッティの寄贈作品など14世紀から20世紀の絵画コレクションを所蔵し、とりわけセザンヌの貴重なコレクションを取り揃えています。
中学時代からのセザンヌの友人を描いた《エミール・ゾラの肖像 Portrait d’Émile Zola》や《砂糖壷、梨、青いティーカップのある静物画 Nature morte, sucrier, poires et tasse bleue》、《セザンヌ夫人の肖像 Portrait of Madame Cézanne》など10点の作品が収蔵されています。
ピカソやゴッホ、デュフィが展示されているのは歩いて5分ほどの場所にある別館。同じチケットで入場可。
元チャペルというだけあり、厳かな雰囲気が漂います。
グラネ美術館 | |
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住所 | Place Saint-Jean de Malte, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からグラネ美術館まで徒歩約10分 |
時間 | 10:00-18:00(2022年10月2日まで) 12:00-18:00(2022年10月4日から) |
定休 | 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 大人8ユーロ(2022年10月4日から6ユーロ) 18歳以下無料 |
HP | http://www.museegranet-aixenprovence.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑧セザンヌ生家(Maison Cezanne)
1839年1月19日、ポール・セザンヌはエクス・アン・プロヴァンスで生まれました。
今も生家が残っていますが、残念ながら中を見学することはできません。
とても立派なお屋敷で裕福だったことがよくわかります。
セザンヌの生家 | |
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住所 | 28 Rue de l’Opéra, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | グラネ美術館からセザンヌの生家まで徒歩約5分 |
⑨セザンヌアトリエ(Atelier de Cézanne)☆☆
セザンヌのアトリエは、1902年から1906年に亡くなるまでセザンヌが制作活動をしていた場所です。
2階部分に大きなアトリエを作り、1902年から1906年に死去するまで制作を続け、《大水浴図 Les Grandes Baigneuses》などの多くの作品がこのアトリエから生み出されました。
セザンヌが愛した数々のオブジェをはじめ、家具や画材、作業着、道具など、セザンヌのゆかりの品々が当時のまま展示されています。
セザンヌの生きていた時代にタイムスリップしたかのよう。
絵なのか写真なのかわからないくらいセザンヌそのままの空気を保ったアトリエ。
セザンヌのアトリエ
画家としてどれほど恵まれていたかわかる、立派なアトリエ
まさに実家が太い画家 pic.twitter.com/N9o5iMUo1M
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 22, 2022
燦燦と降り注ぐ日の光があまりにも美しく、気難しく不機嫌なセザンヌの顔がイメージできない。
本当に気持ちの良い場所でした。ぜひ晴れた日に訪問されることを強く推奨します。
ハイーシーズンは人気で予約が埋まってしまうことも。わたしたちも1.5時間後の英語ツアーを案内されました。
庭には子供と一緒に遊べるクイズや迷路が設置されているので、そこで遊んだりレ ローブの丘へ行っている間に時間が過ぎて良かったです。
セザンヌのアトリエ | |
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住所 | 9 Avenue Paul Cézanne, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からセザンヌのアトリエまで徒歩約15分 |
時間 | 9:30-12:30 14:00-17:00(1月11日〜4月4日/10月1日〜12月31日) 9:30-12:30 14:00-18:00(4月5日〜5月31日) 9:30-18:00(6月1日〜9月30日) |
定休 | 日曜日、月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 大人6.5ユーロ 13-25歳3.5ユーロ 13歳以下無料 |
HP | https://www.cezanne-en-provence.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑩レ ローブの丘(Terrain des peintres)☆
「画家たちの活動の場所」という意味をもつ「テラン・デ・パントル」は、セザンヌが生涯を通して描き続けた《サント・ヴィクトワール山》を描くために通った場所。
セザンヌの描いた《サント・ヴィクトワール山》の中でも有名な9枚の絵の複製が展示されています。
サント・ヴィクトワール山を題材にした作品だけでも、油絵が44枚、水彩画が43枚もあり、セザンヌはこの山に固執し続けたことがよく分かります。
なかでもイギリスのコートールド美術館(Courtauld Gallery)が所蔵する《サント・ヴィクトワール山 Mont Sainte-Victoire》は、セザンヌの傑作。
セザンヌアトリエから少し歩きますが、ぜひその風景をこの目で体験してみてください。
テラン・デ・パントル | |
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住所 | 49 Av. Paul Cézanne, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | セザンヌのアトリエからテラン・デ・パントルまで徒歩約15分 |
料金 | 無料 |
HP | http://terrain-des-peintres-aix-en-provence.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑪ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファン(La Bastide du Jas de Bouffan)
エクス・アン・プロヴァンスの郊外にあるラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファンは、銀行家だったセザンヌの父オーギュストが1859年に購入した別荘です。
18世紀に建てられた美しい邸宅で、歴史的建造物に指定されています。
画家を夢見てパリに赴いたセザンヌ。けれどもサロンでことごとく落選し、失意のまま故郷に戻ったセザンヌを暖かく迎えてくれたのがこの屋敷でした。
セザンヌはここでインスピレーションを得て、創作意欲を取り戻していきました。
ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファン | |
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住所 | 17 Route de Galice, 13090 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からジャス・ド・ブッファン別荘まで徒歩約18分 |
時間 | 工事のため閉館中 |
定休 | – |
料金 | – |
HP | https://www.cezanne-en-provence.com/les-sites-de-cezanne/bastide-du-jas-de-bouffan/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑫ビベミュスの石切り場(Carrière de Bibémus)
サント・ヴィクトワール山に連なるなだらかな丘陵地帯にある「ビベミュスの石切り場」は、18世紀までプロヴァンス地方の建物に使う石の採掘をしていた場所です。
放置されたままになっていたこの場所をセザンヌは発見し、「ビベミュスの石切り場」はセザンヌを魅了します。
セザンヌはこの石切り場の景色を描きながら、キュビスムに辿り着いたといわれており、《赤い岩 Le Rocher rouge》などの作品が生まれました。
ビベミュスの石切り場 | |
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住所 | 3090 chemin de Bibémus, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | エクス・アン・プロヴァンス中心部からビベミュスの石切り場までタクシーで約5分 |
時間 | 【6月11日-10月31日】 ※ガイドツアーのみの公開で、事前の予約が必要です。 《プログラム》 DE BIBÉMUS À L’ATELIER:9:30-13:00(火・水・金・土曜日) CEZANNE AU GRAND AIR:14:30-18:30(土曜日) OCRE, VERT ET BLANC:9:30-13:00/14:30-18:00(日・月曜日) DU GOÛT A LA COULEUR:14:30-18:30(火・水・木・金曜日) |
定休 | 11月1日-6月10日 |
料金 | 38ユーロ(Du goût à la couleurのみ45ユーロ) |
HP | https://www.cezanne-en-provence.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑬サン・ピエール墓地(Cimetière Saint-Pierre)
サン・ピエール墓地には、1906年に死去したセザンヌの遺骸が埋葬されています。
入口から入って、ざっくり左奥の方にセザンヌ墓があります。標識もあるので多くのファンが訪れるのでしょう。
モネ、ゴッホとフランスの地方墓地を巡ってきたけど今回はついにセザンヌのお墓参りができた
墓地で働くおじさんがカートに乗せて案内してくれたそのお墓の向こう見えたのはサント・ヴィクトワール
毎日ここから眺められるんだね
良いところで眠れてよかった pic.twitter.com/IyXCSMY7P2
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 22, 2022
たまたま墓地で管理人をしているおじさんに話しかけると、子供が一緒だったからかカートで墓の前まで連れて行ってくれることに。
到着すると、墓の右側からちょうどサント・ヴィクトワール山がのぞいていることを教えてくれました。
そして少し離れたところで立ち止まると、John Rewaldの墓を指し、「彼は印象派の研究者の第一人者なんだ。誰よりもセザンヌついて書いた人物だよ」と言って仕事に戻っていきました。
ガイドなしでは絶対に知りえなかった素敵な情報を沢山教えてもらったので、読者のみなさんとシェアできることも嬉しい。
セザンヌが繋いでくれた縁。忘れられない素敵な思い出です。
サン・ピエール墓地にはその他エミール・ゾラの父François Zolaやフランス6人組のひとり作曲家Darius Milhaudの墓もあります。
サン・ピエール墓地 | |
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住所 | Avenue des Déportés de la Résistance Aixoise, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 中心部から徒歩約10分 |
時間 | 【10月16日-3月14日】 9:00-17:00 【3月15日-10月15日】 9:00-18:30 |
定休 | – |
料金 | 無料 |
HP | https://www.aixenprovence.fr/Cimetiere-Saint-Pierre |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
エクス・アン・プロヴァンスで絶対買いたいおすすめ土産
せっかくエクスまで来たら、プロヴァンスならではのお土産を買って帰りたいですよね!
わたしがエクスアンプロヴァンスで見つけたおすすめのお土産をご紹介します。
ここで紹介した以外にも沢山素敵なお土産があるので、「プロヴァンス旅行の人気定番お土産7選と特産品|旅のプロおすすめ心ときめく商品」をぜひご覧ください。
ラベンダー(lavande)
プロヴァンス地方の代表的なお土産で真っ先に思い浮かぶのが、ラベンダー。
サシェをはじめ、エッセンシャルオイル、マルセイユ石けんなど、さまざまなラベンダー製品が手に入ります。パッケージもさすがフランス。
素適なプロヴァンス土産
見ているだけで涼やかで、リラックスできる香り🥰 pic.twitter.com/lpP2augqn7
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 21, 2022
洗練されて素敵なものが多く目移りしてしまいます。娘も香りが好きだというのでサシェと石けん、ラベンダーのはちみつを購入しました。
持ち帰りはできませんがアイスクリームも爽やかでとっても美味しいのでみつけたらぜひ食べてみてください。
オリーブオイル(Huile d’olive)
ラベンダーと並んで人気のお土産なのがオリーブオイル。
プロヴァンス地方はオリーブオイルの産地として有名で、質の高いオリーブオイルが手に入ります!
カリソン(Calisson)
カリソンは、プロヴァンス地方の伝統的なお菓子。本当にあちこちで見かけました。
アーモンドとフルーツの砂糖漬けを練り合わせてひし形に焼いたもので、表面にグラス・ロワイヤル(アイシング)がかけてあります。
フランスでは「幸せのお菓子」と呼ばれており、定番のお土産となっていますが、日本人は苦手な人も多いかも。
味は店によって結構違って、甘めのものもあればちょっと苦みが(柑橘系の苦み)強いものもあります。
わたしはサンレミドプロヴァンスで有名な「Le petit duc」のものが一番好きです。
1920年創業の老舗ル・ロワ・ルネはエクスが本店。ギャラリーラファイエットでも取り扱いのある有名店です。
ル・ロワ・ルネ(Le Roy René) | |
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住所 | 11 Rue Gaston de Saporta, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からル・ルワ・ルネまで徒歩約1分 |
時間 | 10:00-13:00 14:00-19:00(月曜日) 10:00-19:00(火-土曜日) 10:00-13:00 14:00-18:00(日曜日) |
定休 | – |
料金 | カリソン箱入り 13.50ユーロ(11個)〜44.95ユーロ(72個) |
HP | https://www.calisson.com/fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
その他、とっても素敵な陶器や香水、アクセサリーなどすべて持ち帰りたいくらい魅力的な商品が沢山ありました。
パッケージもさることながら、ディスプレイもとても美しい…。
エクス・アン・プロヴァンスのマルシェで掘り出し物を探そう
エクスのマルシェは火・木・土曜日の午前中から13時ころまで開かれます。
毎日開かれているマルシェもありますし、月に1度開かれる大きな蚤の市もあります。
フランスではどこのマルシェも楽しいですが、プロヴァンスは特に素敵なものが多く色々お買い物をしてしまいました。
物価の高いフランスでも、マルシェならまだまだ手の届く掘り出し物が沢山あるなという印象。とっても楽しかった!
ココナツやりんごのドライフルーツがとても美味しかったので旅のおやつにおすすめです。
土産物屋の半額以下で大変お得でした。
エクス・アン・プロヴァンスで絶対食べたいおすすめグルメ・郷土料理
プロヴァンスはとても食事が美味しく日本人の口に合う料理が多いと思います。
地中海料理やフランス定番のタルタルに、ご当地のものなどいろいろ食べました。
エクス・アン・プロヴァンスの素適なお店Weibelでデジュネ💕
カリソンのパティスリーも美味😘
人気で満席でした〜 pic.twitter.com/JsGLvfKzHT
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 21, 2022
特におすすめしたいのが、「Weibel」。「南フランスの休日 プロヴァンスへ」でも紹介されている人気店でクロックムッシュならぬクロックweibelとパティスリーをいただきました。
どれもとっても美味しそうで、胃袋がいくつあっても足りません。
また、代表的な郷土料理・家庭料理についても調べてみたので、食べられるタイミングがあったらぜひプロヴァンスの味を堪能してみてくださいね。
カマルグの代表的な郷土料理、Gardiane de Taureau
元々、この地域で盛んな闘牛の廃用牛の処理のために考案された料理で、香味野菜、赤ワイン、オリーブオイルなどでマリネし、長時間かけてじっくり煮込みます。
付け合わせには、カマルグ産のお米がでてきます。
日本人の口にも合う料理でおすすめです。
Daube de bœufとは牛肉のワイン煮込みのことで、赤ワインと白ワインを使ったそれぞれの調理法があります。
ワインでマリネされた牛肉は、8〜9時間かけて煮込み、とろけるような柔らかさになります。
プロヴァンス地方の代表的な家庭料理ですので、ぜひ味わってみてください。
Brandadeは、干し鱈とジャガイモを混ぜ合わせて作った南フランスの郷土料理です。
鱈の美味しい季節である冬に作られる家庭料理ですが、南フランスのレストランやビストロでは年中定番のメニューです!
エクス・アン・プロヴァンスで泊まりたいおすすめホテル
わたしがエクス・アン・プロヴァンスでおすすめしたいホテルは3箇所。
フランスのホテルはエレベーターがない場合も多いので、荷物が多いなら駅から近いホテルがおすすめです。
タクシーもいないことがあるので、徒歩で移動可能か考慮しながら決めるのが大切。
わたしが実際泊まったホテルや、ホテルを選ぶ際に重視している立地や料金を元におすすめ順を考えました。
↓有名観光地との位置関係はこんな感じ
イチオシはルネッサンス エクス アン プロヴァンス
わたしの一押しはマリオットボンヴォイグループのルネッサンス エクス アン プロヴァンス!
中心部からも近く、無料のスパ(屋内温水プール、スチームルーム、フィットネスルームあり)も提供しています。
お部屋も明るく清潔でホスピタリティも高いおすすめのホテル。
その他ややリーズナブルなホテルならHôtel Aquabella & Spa、高級ホテルもOKならLa Villa Gallici – Relais & Châteauxをぜひチェックしてみてください。
まるでセザンヌの絵の中に入り込んだかのような特別な気分になれる素敵なホテルです。
エクス・アン・プロヴァンスにゆかりのある偉人・アーティスト
エクス・アン・プロヴァンスにゆかりのある偉人、アーティストと言えば画家のポール・セザンヌとかつて親友だったエミール・ゾラの2人でしょう。
また、フランス6人組のひとりダリウス・ミヨーもエクスの出身。パリ音楽院に入学するまで住んでいた家や墓が見学できます。
その他出身者や滞在歴のある著名人を並べてみました。
- エディット・ピアフ
- ダリウス・ミヨー
- パブロ・ピカソ
- フィンセント・ファン・ゴッホ
エクス・アン・プロヴァンスへの行き方・アクセス・最寄り駅
プロヴァンスの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、どこかで経由してマルセイユ・ プロヴァンス空港へ入るか、パリや周辺都市からTGV(新幹線)で直接移動する方法、長距離バスを使う方法などが主な交通手段となります。
パリから電車で行く場合
- パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVでAvignon駅まで約2時間40分
- アヴィニョン駅からゴルドまでタクシーで約1時間
高速列車(TGVやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
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クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリから車で行く場合
- 走行距離約720km
- 約7時間
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
エクス・アン・プロヴァンスの治安
スリ対策の基本
エクス・アン・プロヴァンスの治安は比較的良好ですが、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
特に主要駅周辺や観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
公式サイトエポスカード
そのほかクレジットカードについては「フランス・パリ旅行に必携!現地で使えるおすすめクレジットカード」の記事で詳しく解説しています。
エクス・アン・プロヴァンスをもっと楽しむ
プロヴァンスは地中海性気候で、年間を通して300日間も晴れるといわれています。
冬は毎日曇ってばかりのパリとは大違いで、陽射しが強く明るいため驚かれるかもしれません。
年中楽しめますが、初夏のはじまりとなる4月中旬頃から9月までが夏を感じられる季節です。
真夏には40度を超えることもあり、ベストとは言えないかもしれませんが、フランスのバカンスのハイシーズンでもあるため街に活気があり、音楽イベントも活発になります。
春のはじめや秋から冬にかけてはミストラルという季節風が吹き、一気に寒くなることも。また秋は雨が降りやすい季節でもあります。
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
地方にしか行かないという方は分冊版がおすすめです。通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
また地球の歩き方以外であれば、以前、旅行のあいだに「南フランスの休日 プロヴァンスへ」をずっと持ち歩いていました。
普通のガイドブックよりエッセイの要素が入っているので読みやすく、どの街に行こうかなと考えているときの参考にもってこい。読んでいてワクワクします。
エクス・アン・プロヴァンスまとめ
エクス・アン・プロヴァンスは、紀元前からの歴史のある美しい街です。
南仏の中でも特に好きで、何度でも訪れたいおすすめなので訪問を迷っているならぜひ優先度を上げてみてください。
セザンヌにあまり興味がないけれど、映画は観てもいいかなという人はぜひご覧になってから散策するとより楽しめると思います。
エクス・アン・プロヴァンス | |
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住所 | 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVでAix-en-Provence TGV駅まで約3時間。エクス・アン・プロヴァンスTGV駅から中心部までシャトルバスで約25分。 |
HP | https://www.aixenprovencetourism.com/ja/ |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!