雄大なアルプスに囲まれた湖畔の街アヌシー。
「フランスのヴェニス」とたとえられるほど美しい街で、まるで絵本の世界に紛れ込んだかのようです。
ヨーロッパ随一の透明度を誇る美しいアヌシー湖に、川沿いに並ぶ素敵なお店の数々。星付きレストランまであるのだから、楽しくないはずがありません!
また、アヌシーは哲学者ジャン・ジャック・ルソーが16歳から27歳のあいだ暮らしヴァラン夫人と出会った場所としても知られています。
街の至るところにジャン・ジャック・ルソーにまつわるスポットを見つけることができ、ファンにはたまらない場所となっているので、ぜひチェックしてみてください。
当ブログ、「フランスボックス」では、人々の心を魅了してやまないアヌシーのおすすめ観光スポットをご紹介します!
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このページの目次
アヌシーの観光情報
アヌシーは、フランス東部オート・ザヴォア県にある湖畔の街。スイスのジュネーブから車で40キロほどの場所にあります。
豊かな大自然に恵まれたこの街は、夏は避暑地として、冬はスキーリゾート地として一年を通して自然を満喫することができるため、毎年多くのフランス人が訪れています。
美しい景観が堪能できるのも、雄大なアルプスや渓谷、湖のおかげです。
中世時代を思い起こさせるアヌシーの旧市街は、旅行者に大人気のスポットで、いつも人が絶えません。
おすすめ観光の周り方
駅から旧市街の中心までは歩いて10分ほど。基本的に徒歩でまわればOKで1日あれば十分散策できます。
観光スポット的な場所はそれほどありませんが、かわいいお店や、美味しそうな食材専門店もとっても多いので、ウロウロしているだけで楽しいですよ♡
水や自然、鳥や魚など生き物の姿に癒されます。
わたしは地球の歩き方など、ガイドブックを参考に地図を見ながら街歩きの計画を立てました。
所要時間
街自体は小さいので半日あれば全体をまわれきれてしまいますが、時の流れに身をまかせて過ごすのも、贅沢な時間が味わえておすすめ。
食べたいものがたくさんあるので、数時間で帰ってしまうのはちょっともったいないかな~と思います。
近隣の観光スポット
アヌシーからから車で1~2時間で行ける観光地も沢山あります。
アヌシーで泊まりたいおすすめホテル
アヌシーのホテルの選び方
アヌシーでホテルを選ぶ場合は、アヌシー湖周辺のリゾートホテルに泊まるか、駅から旧市街にかけての便利の良い場所を選ぶか大きく2択になると思います。
フランスで色々な街へ滞在してきましたが、基本的に鉄道移動中心の場合は駅周辺の滞在が便利。
わたし自身が観光好きということもあり、旧市街に近いホテルを選びがちですが、アヌシーの有名ホテルと言えば湖畔にあるインペリアル パレス。
特にスイートルームは今まで見たことがないくらい豪華で、素晴らしい客室でした。
ランチやアフタヌーンティーも楽しめるので、宿泊予定がなくてもぜひ立ち寄ってみてほしいです!
アヌシーの観光名所と見どころ
旧市街
旧市街の入口は、アヌシー駅から歩いて約5分。
清涼感あふれるアヌシーの旧市街は「フランスのヴェニス」と称され、風情ある街並が続きます。
中世の面影を残す旧市街には小さな路地がたくさんあり、街散策が楽しめますよ!運河沿いに密集した家々には、色鮮やかな花で飾られ、その美しさに心奪われます。
アヌシー湖(Lac d’Annecy)
アヌシー湖は「サヴォワの宝石」とたとえられた美しい湖。
アルプスに囲まれた豊かな大自然の恩恵を受けたアヌシー湖の透明度の高さは、ヨーロッパで一番ともいわれています。
アヌシー湖を周遊できる遊覧船があり、船からの美しい景観を楽しんでみてはいかがでしょうか?
またポン・デ・ザムール周辺では、貸しボートを借りることができるので、のんびり自然とふれあうのもおすすめ!
アヌシー湖では遊泳はもちろん、ウィンドサーフィンやヨット、水上スキーなどのウォータースポーツが人気です。また湖の周辺では、サイクリングやパラグライダー、トレッキングなども楽しめますよ♪
パレ・ド・リル(Le Palais de I’Île)
ティウー運河の中州に建つ要塞のような堅固な建物は、アヌシーの観光名所の1つ「パレ・ド・リル」。
12世紀にジュネーブ伯爵の宮殿として建てられました。その後牢獄や裁判所として使われ、現在は歴史博物館になっています。
パレ・ド・リルは、1900年に歴史的建造物に指定されました。
パレ・ド・リル | |
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住所 | 3 passage de l’Ile 74000 Annecy 地図 |
行き方 | アヌシー駅からパレ・ド・リルまで徒歩約10分 |
時間 | 10:30-18:00(6月1日-9月30日) 10:00-12:00 14:00-17:00(10月1日-5月31日) |
定休 | 火曜日、1月1日、イースターマンデー、5月1日、5月8日、昇天祭、11月1日、11月11日、12月24日、12月25日 |
料金 | 大人4ユーロ ※7・8月は5ユーロ 子供2ユーロ ※7・8月は2.5ユーロ(12歳以下無料) |
HP | http://musees.annecy.fr/eng |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ポン・デ・ザムール(Pont des Amours)
「愛の橋」と呼ばれる「ポン・デ・ザムール」は、パキエ公園とヨーロッパ公園を結ぶ橋で、恋人達のデートスポットとして有名な場所です。
この橋の上でキスをした恋人達は、永遠に幸せになれるのだとか!ロマンチックですね♡
アヌシー城(Musée-Château d’Annecy)
小高い丘の上にあるアヌシー城は12世紀に建てられた城塞で、サヴォワ家の住居として使われていましたが、現在は博物館として一般公開されています。
庭園からはアヌシーの旧市街が一望できます!
アヌシー城 | |
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住所 | Place du Château, 74000 Annecy 地図 |
行き方 | アヌシー駅からアヌシー城まで徒歩約12分 |
時間 | 10:00-12:00 14:00-17:00(10月1日-5月31日) 10:30-18:00 (6月1日-9月30日) |
定休 | 火曜日、1月1日、イースターマンデー、5月1日、5月8日、昇天祭、11月1日、11月11日、12月24日、12月25日 |
料金 | 大人6.5ユーロ ※7・8月は7ユーロ 子供3.5ユーロ※7・8月は4ユーロ(12歳以下無料) |
HP | http://musees.annecy.fr/eng |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
アヌシーのマルシェで掘り出し物を探そう
アヌシーでは月曜日を除いてマルシェが開かれるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
旅行者に人気なのが旧市街のマルシェ。
旧市街のマルシェ(火・金・日)
photo by Martin Stone
旧市街では、火、金、日(7:00~13:00)の週に3回、マルシェが開かれます。
新鮮な野菜や果物、肉、魚などの生鮮食材はもちろん、チーズやワイン、ソーセージ、ジャムなど地元の特産品が手に入ります!
活気にあふれたマルシェは見て歩くだけでも十分に楽しめますが、せっかくの機会、地元ならではの特産品を味わってみてはいかがでしょう。
試食をさせてくれる場合もありますので、気さくに話しかけてみましょう。
木曜日のマルシェ
6:00~13:00まで、ノベル地区で食品と雑貨のマルシェが開かれます。
土曜日のマルシェ
6:00~13:30まで、テーヌ大通りとニコレットの食品市場 (ソムリエ高校前) およびフェリックス プティ通りのさまざまな製品市場が開催されます。
アヌシーのお土産
サヴォワ地方のチーズ・乳製品
サヴォワ地方のワイン
サヴォワ地方のワインはそれほど有名ではありませんが、スイス国境のレマン湖畔から流れ出るローヌ川沿いや支流のイーゼル川沿いにブドウ畑が点在しています。
主に白ワインの生産が中心で、山岳地ワインならではの軽やかで、かつ爽やかな味わいを特徴としています。
オピネルのナイフ(Opinel)
フランスの老舗ナイフブランド、オピネル(OPINEL)も、アヌシーでぜひ立ち寄ってほしいお店です。
1890年にオピネルで開発された折り畳みナイフは「ザ・フレンチナイフ」と称されるほど、世界中に名を馳せています。
店舗にはものすごい種類のナイフがあって、キッズからプロ用まで選び放題!!
アヌシーで絶対食べたいおすすめグルメ
タルティフレット(Tartiflette)
サヴォワ地方の名物料理と言えば、タルティフレット!スイスとの国境にも近く、とにかくラクレットやチーズフォンデュなどチーズ料理が美味しいです。
タルティフレットは、ジャガイモと炒めた玉ねぎにベーコン、そこにチーズを乗せてオーブンで焼いたシンプルな料理。
個人的にはワインの味が強いチーズフォンデュよりも、タルティフレットでチーズを楽しむ方が好きです。
フィリップ リゴロ(Philippe Rigollot Pâtissier Chocolatier)
わたしと同じくスイーツ好きのあなたに、ぜひ立ち寄ってほしいのがパティスリーの「フィリップ リゴロ」。
3つ星レストランでのシェフ・パティシエの経験があるフィリップ リゴロ氏の美味しいケーキやショコラが楽しめます。
初日の夕方に行くと、種類が減っていたので翌日朝一に再訪しました♡美味しかった~♪
アヌシーへの行き方・アクセス・最寄り駅
オーヴェルニュ・ローヌアルプの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、どこかで経由してジュネーブ空港へ入るか、パリや周辺都市からTGV(新幹線)で直接移動する方法、長距離バスを使う方法などが主な交通手段となります。
アヌシーはジュネーブから約40キロ、リヨンから150キロ、パリから約550キロに位置します。
パリから電車で行く場合
パリのLyon駅からTGVでAnnecy駅まで約3時間40分。
時間帯によっては直通がなく、TERに乗り換える必要があるのでご注意ください。
アヌシー駅から街の中心部までは、徒歩12分ほど。
高速列車(TGVやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
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フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリから車で行く場合
パリから高速道路A6号線を南下し、アヌシー方面に向かって進みます。
分岐点でA6BからA6B/E15へ、次の分岐点でA40、A40/E21/E62へと進みます。13出口からA41に入りアヌシー方面へ。出口を出て、アヌシーまで標識に従って進んでください。
パリからアヌシーまで所要時間は約5時間30分。
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
アヌシー周辺の治安
スリ対策の基本
アヌシーの治安は比較的良好。自然が豊かで、街中は安心して歩くことができますが、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
特に観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
アヌシーをもっと楽しむ
気候・ベストシーズンは(夏)
フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。
避暑地として人気のアヌシーは夏は過ごしやすく、冬は非常に寒いです。
どの季節も素晴らしいのですが、やっぱり夏がおすすめです。どの季節も1日の気温差が激しいので、洋服には注意してください。
2月のアヌシー
アルプスのヴェニスとも呼ばれるアヌシー。ベネチアのカーニバルと共に、アヌシーでも数百の仮面が旧市街をゆっくりと自由に歩き回り、パレードが始まります。
4月のアヌシー
4月に開催されるのは、フランスで最も美しい湖とうたわれるアヌシー湖でのマラソン。
タイミングが合えば挑戦してみるのも楽しそう!
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報も詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
地方にしか行かないという方は分冊版がおすすめです。通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
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アヌシーまとめ
アヌシー湖畔には、ヨーロッパ公園やシャン・ド・マルス公園、パキエ公園など広大で美しい公園がいくつもあり、地元の人たちの憩いの場所となっています。
時間に余裕があれば、青く澄みきったアヌシー湖のほとりでのんびりと過ごし、豊かな大自然に癒されてみてはいかがでしょうか?
アヌシー | |
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住所 | 74000 Annecy 地図 |
行き方 | パリのLyon駅からTGVでAnnecy駅まで約3時間40分。 時間帯によっては直通がなく、TERに乗り換える必要がありますのでご注意ください。 アヌシー駅から街の中心部までは、徒歩12分ほど。 |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!