リヨンはフランスの南東部に位置するローヌ・アルプ地方の中心都市としてガリア・ローマ時代から繁栄し、パリに次ぐフランス第2の都市。
14世紀には絹織物で名を馳せ、16世紀になってからは金融都市として有名になりました。映画や絹織物発祥の街、印刷の街、いろんな顔を見せてくれるリヨン。
旧市街からクロワ・ルースにかけての歴史地区は、ユネスコの世界遺産に登録され、15~16世紀の街並みを楽しむことができました。
そして、忘れてはいけないのが「美食の都」として世界的に名高い街であるということ。
街中には、美味しいレストランやビストロが数多くあり、観光とグルメが同時に楽しめるんですよ♡
またサン・テグジュペリゆかりの地でもあるので、星の王子さまファンの聖地としても知られています。
当ブログ「フランスボックス」では、そんな美食&世界遺産の街、リヨンの見どころをたっぷりご紹介していきます。
- フランスで美食を堪能する
- フランスの世界遺産に興味あり
- フランスの地方都市も見てみたい
リヨンシティカードは知ってる?
☑公共交通機関乗り放題
☑美術館など観光スポット入場可
☑ソーヌ川のクルーズ体験付き
☑現地ガイド付きツアー含む
選ぶプランによっては
空港送迎ありプランもあるよ!
1日券から選べるので
24時間以上リヨンに滞在するなら
ぜひ利用してみてくださいね
このページの目次
- リヨンの観光情報
- リヨンで絶対食べたいおすすめグルメ
- リヨンで絶対に買いたいおすすめ土産
- リヨンの観光名所と見どころ
- ベルクール広場(Place Bellecour)
- 世界遺産 リヨン旧市街
- サン・ジャン大聖堂(Cathédrale Saint-Jean-Baptiste)
- フルヴィエールの丘(Colline de Fourvière)
- ノートルダム大聖堂(Basilique Notre-Dame de Fourvière)
- ローマ劇場(Théâtre Gallo Romain de Lyon-Fourvière)
- シネマ・ミニチュア博物館(Musée Cinéma et Miniature)
- ギニョール博物館(Le Petit Musée deol)
- リヨンのだまし絵(Fresque)
- クロワ・ルースの丘(Croix-Rousse)
- リヨン市庁舎(Hôtel de Ville de Lyon)
- テロー広場(Place des Terreaux)
- リヨン美術館(Musée des Beaux-Arts de Lyon)
- テット・ドール公園(Parc de la Tête d’Or)
- 合流博物館(Musée des Confluences)
- リヨンにゆかりのある偉人・アーティスト
- リヨンへの行き方・アクセス・最寄り駅
- リヨンの治安
- リヨンをもっと楽しむ
- リヨンまとめ
リヨンの観光情報
おすすめ観光の周り方
世界遺産の街として知られるリヨンは、見どころが盛りだくさん!
リヨン歴史地区として世界遺産に登録された旧市街は見逃せません。観光スポットもこの辺りに集中しています。
観光だけでなく、食事や買い物も楽しめるリヨン。中心地までくればほぼ徒歩で観光できます。
2つの丘に登れば、街が見渡せとってもいい雰囲気!
わたしのように教会好きならぜひノートルダム大聖堂までのぼってみてください♪
春から秋にかけてはガイド付きで塔に登ってパノラマを楽しめます。
トラブール(Traboule)
リヨンにはトラブールと呼ばれる細い抜け道が500以上あるともいわれており、一部は旅行者にも開放されています。
扉を抜けると外部と遮断された特別な空間が現れ、散策するのがめちゃくちゃ楽しい!!
人気のトラブールは旧市街に集中しています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
シティパスを活用する
リヨンには「リヨンシティカード」と呼ばれる
- 公共交通機関乗り放題(メトロ・バス・トラム等)
- 美術館などの観光スポットに入れる
- ソーヌ川クルーズ体験
- 現地ガイド付きツアー含む
わたしが実際に購入して使った様子や、元がとれたかどうかは「リヨン・シティカードは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」をご覧ください!
リヨンシティカードはリヨンの現地ツアーやチケットを多く取り扱っているGetYourGuideでも販売されていました。
リヨンに訪れるならGetYourGuideの登録がおすすめです!
近隣の観光スポット
リヨンから車で約2時間で行ける観光地も沢山あります!
鉄道やレンタカーを使って周るのは大変おすすめです。
- ディジョン
- アヌシー
- グルノーブル
現地ツアーで周る
リヨンには街歩きを日本語アシスタントと巡る現地ツアーがありました。
- 美食の都リヨン街歩きツアー 旧市街散策+ポール・ボキューズ市場で試食・試飲 公共交通機関1日パス付<日本語アシスタント/午前/貸切/4時間>
- リヨン市内ウォーキングツアー 世界遺産リヨン歴史地区など定番スポットをご案内 <夕食付きプランあり/3または5時間/日本語アシスタント/リヨン発>
英語でも問題なければ上記のツアーよりかなり安く周れるほか、リヨン発のボジョレー地方ツアーもありました。
- 世界遺産と美食の街・リヨン ローカルグルメウォーキングツアー!伝統郷土料理からスイーツまで試食たっぷり&赤・白ワイン試飲付き<英語ガイド>
- リヨン発:テイスティング付きボジョレー地方ワイン ツアー<英語ガイド>
リヨンで絶対食べたいおすすめグルメ
リヨンのお楽しみといえばやっぱり食事。
リヨンにはブションと呼ばれる伝統料理を提供する食堂があり、多くの旅行者がブションでのランチ&ディナータイムを目当てにやってきます。
日本でも有名なポール・ボキューズ本店があるのもリヨン。
星付きレストランからカジュアルなものまで様々なレストランがあるので、ぜひお腹を空かせて訪れましょう!
定番料理のクネル(白身魚の身をすりつぶした魚料理)や内臓系の料理がおすすめです。
スイーツならカスタードクリームにメレンゲを浮かせたîles flottantesやTarte aux pralinesがリヨン名物。
ポール・ボキューズ市場(Les Halles de Lyon Paul Bocuse)
リヨンには、美食の都と呼ばれるにふさわしいポール・ボキューズ市場(Les Halles de Lyon – Paul Bocuse)があります。
もともと「リヨン中央市場」という名称でしたが、リヨン出身でフランス料理界の重鎮ポール・ボキューズ氏にちなんで名前が変更されました。
新鮮でバラエティ豊かな食材が陳列された上品な雰囲気の市場で、バーやレストランも併設されています。
そのため美味しいグルメをお目当てに、地元の人たちだけでなく、旅行者にも人気のスポット!ぜひ足を運んでみてくださいね♪
もし言語や会話が不安で市場に行くか悩んでいる方は、日本語アシスタント付きの現地ツアーを利用されるのがおすすめです。
ポール・ボキューズ市場 | |
---|---|
住所 | 102 Cours Lafayette, 69003 Lyon 地図 |
行き方 | ベルクール広場から徒歩約23分 |
時間 | 7:00-19:00(日曜日13:00まで) |
定休 | なし |
HP | https://www.halles-de-lyon-paulbocuse.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ポール・ボキューズ 本店
リヨンまで来たら、フランス料理界の巨匠「ポール・ボキューズ」の三ツ星レストランを味わいたいものです!
ただレストランは、リヨン市街から少し離れているため、タクシーで行くのがおすすめ。
気軽に行けるレストランではありませんが、自分へのご褒美にポール・ボキューズのスペシャリテコースを一度味わってみませんか?
東京の「ポール・ボキューズ」にも足を運びましたが、とても素敵なレストランでした。フランスでフレンチをいただくのは少し敷居が高いけれど特別な思い出になりますよ!
ポール・ボキューズ | |
---|---|
住所 | 40 Quai de la Plage 69660, Collonges au Mont d’Or 地図 |
行き方 | リヨン中心部からタクシーで約17分 |
時間 | 12:00-13:15 20:00-21:15(水〜日) |
定休 | 月・火曜日 |
HP | https://www.bocuse.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
リヨンで絶対に買いたいおすすめ土産
ベルナシオンのチョコレート(Bernachon Chocolats)
リヨンのお土産にぜひとも買って帰りたいのが、ベルナシオンのチョコレート。
フランスを代表するショコラティエで、長らくリヨンの1店舗のみでしたが、ついにパリのブティックをオープン。
お店の隣には、サロン・ド・テ&レストランの「ベルナシオン・パション (Bernachon Passion)」が併設されています。
田中みな実が絶賛し、アナザースカイでも取り上げられたことでさらに日本人からの人気も高まりました。
ベルナシオン | |
---|---|
住所 | 42 Cours Franklin Roosevelt, 69006 Lyon 地図 |
行き方 | Foch駅から徒歩約3分 |
時間 | ブティック 火〜土8:30-19:00 サロン・ド・テ 火〜土9:00-12:00 14:00-18:30 レストラン 火〜土12:00-14:00 |
定休 | 日曜日 |
HP | https://boutique.bernachon.com/fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
プラリネ・ローズ(Praline rose)
リヨン名物といえば、ピンク色のアーモンド菓子「プラリネ・ローズ」。
バラの香りとアーモンドの風味が絶妙な組み合わせで、リヨン土産の定番です。ナッツに砂糖なので、普通にお菓子として美味しいのですが、どぎつい色に驚きますよね。
お店によっては試食できるので、ぜひ一度試してみてからお土産にどうぞ。
老舗の「ヴォワザン」や「ベルナシオン」など、様々なブランドから販売されています。
クッサン・ド・リヨン(Coussin de Lyon)
クッサン・ド・リヨンは、アーモンドを潰して練り上げた生地パートダマンドでガナッシュを包み込んでつくられたリヨンの銘菓です。
「クッサン」とは「クッション」の意味で、絹織物のクッションをかたどったことから名づけられました。
ふわふわの食感と濃厚な味わいが特徴で、リヨン土産として人気です。
プラリネ・ローズといい、クッサン・ド・リヨンもなんて色なんだろう(笑)
ちょっと口に入れるのを躊躇しましたが、味はわりと定番スイーツなので安心してください。
その他のお土産については「リヨン旅行の人気定番お土産と特産品|旅のプロおすすめ心ときめく商品をご紹介」で詳しく紹介しています。
リヨンの観光名所と見どころ
古い街並みやグルメが有名なリヨン。
せっかくパリから足を伸ばして訪れるなら、有名な見どころやお土産は外せませんね♪
ベルクール広場(Place Bellecour)
フランスでも有数の大きさを誇るベルクール広場は、リヨンの街歩きの起点ともいえる場所!
広場からは、フルヴィエールの丘を眺めることができる絶好のスポットでもあります。
広場の中央には、太陽王と呼ばれたルイ14世の像が。
ツーリストインフォメーションもあって、シティカードの購入も可能。
子供たちが遊べるちょっとした遊び場もあって、賑わっていました。
サン・テグジュペリ像(Statue de Saint-Exupéry)
またベルクール広場の南西には、「星の王子さま」で知られるサン・テグジュペリの像もあります。
この像は2000年にサン・テグジュペリ生誕100年を記念して作られたもの。
でも、かなり地味な場所にあるので、見逃してしまう人も多いみたい・・。
なぜそんな場所に選ばれたかというと、実は50mほど先にサン・テグジュペリの生家があるからなのです!
サン・テグジュペリ通り8番地の門の上には、記念プレートも掲げられています。
ベルクール広場 | |
---|---|
住所 | Place Bellecour, 69002 Lyon 地図 |
行き方 | Vieux Lyon駅から約11分 |
世界遺産 リヨン旧市街
リヨンには、ソーヌ川とローヌ川の2つの川が流れており、ソーヌ川の西に旧市街、ローヌ川の東に新市街と、川が街区を分ける境界線のような役目を果たしています。
ベルクール広場から、ボナパルト橋(Pont Bonaparte)を歩いて旧市街側へ渡ってみましょう!
石畳の街並が残る旧市街(ヴュー・リヨン)からクロワ・ルースにかけての歴史地区は、1998年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
サン・ジャン大聖堂(Cathédrale Saint-Jean-Baptiste)
旧市街にあるサン・ジャン大聖堂は、12世紀から約300年の歳月をかけて建てられました。
そのためロマネスク様式やゴシック様式、フランボワイヤン様式など、さまざま様式が入り混ざっためずらしい建物となっています。
聖堂内では、13世紀に作られた精巧で豪華なステンドグラスやバラ窓を見ることができ、その美しさに目を奪われてしまいます。
また14世紀に作られた天文時計は、今もなお時を刻み、1日4回(12:00・14:00・15:00・16:00)、からくり時計が動き出します。
サン・ジャン大聖堂 | |
---|---|
住所 | Place Saint-Jean, 69005 Lyon 地図 |
行き方 | Vieux Lyon駅から約2分 |
時間 | 8:15-19:00(火〜金)水曜日は20:00まで 8:00-19:00(日) |
定休 | 月・土 |
料金 | 無料 |
HP | https://primatiale.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
フルヴィエールの丘(Colline de Fourvière)
リヨンの街を見下ろすようにそびえるフルヴィエールの丘。
ここには、優美なノートルダム・ドゥ・フルヴィエール・バジリカ聖堂やフランス最古のローマ劇場があります。
階段で登っていくのもいいのですが、公共交通機関のケーブルカー(Funiculaire de Lyon)を使って、一気に上がるのもおすすめです。
残念ながらケーブルカーはトンネルの中を走るので、車内では景色を楽しむことができません。
次のノートルダム大聖堂に行くには必ずFourvière行きに乗ってくださいね。
ノートルダム大聖堂(Basilique Notre-Dame de Fourvière)
ケーブルカーを降りると、そこに現れるのが、美しいノートルダム・ドゥ・フルヴィエール・バジリカ聖堂。
この聖堂は、1872年から1896年にかけて建てられました。リヨンの旧市街と新市街を一望できる絶景スポットです。
ステンドグラスにフレスコ画、床から天井まで素晴らしすぎて言葉が出ません。
ちょうど復活祭前ということもあり、多くの人が集まって讃美歌をうたっているところでした。
フランスには素晴らしい教会がたくさんありますが、ここが必見なのは納得。普段興味のない方にもぜひ足を運んでもらいたいスポットです。
ノートルダム・ドゥ・フルヴィエール・バジリカ聖堂 | |
---|---|
住所 | 8 Place de Fourvière, 69005 Lyon 地図 |
行き方 | Vieux Lyon駅から約3分 |
時間 | 7:00-19:00 |
定休 | なし |
料金 | 無料 |
HP | https://www.fourviere.org/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ローマ劇場(Théâtre Gallo Romain de Lyon-Fourvière)
ノートルダム大聖堂から歩いて5分、紀元前15年に建造されたフランス最古の劇場といわれるローマ劇場もおすすめです。
円形の野外劇場で、今でもオペラやコンサートの会場として使われ、1万人の観客を収容することが可能。
また同じ敷地内には、オデオン(音楽堂)と呼ばれる小劇場も。
リヨンの夏の風物詩「フルヴィエールの夜(Les Nuits de Fourvière)」では、6月から7月の間毎晩コンサートが開催され、大きな賑わいを見せます。
タイミングがあえば、ぜひ参加してみてください。
ガロ=ロマン文明博物館(LUGDUNUM – Musée & Théâtres romains)
また、同じ敷地内にある美術館がなかなか面白いのです。
年代別にゆっくりとらせん状に下って(登っていくことも可能)いき、子供が遊べる工夫もたくさん施されています。
見事なモザイクには思わずうっとり。シティパスを使って軽い気持ちで訪れましたが、期待以上に良い博物館でした。
ローマ劇場 | |
---|---|
住所 | 17 Rue Cleberg, 69005 Lyon 地図 |
行き方 | Vieux Lyon駅から徒歩約20分 |
時間 | 【ローマ劇場】 7:00-21:00(5月2日-9月30日) 7:00-19:00(10月1日-4月30日) 【博物館】 11:00-18:00(火〜金) 10:00-18:00(土・日) |
定休 | なし |
料金 | 無料 ※但し博物館は有料で、展示館期間中は大人7ユーロ、子供4.5ユーロ 展示期間中以外は大人4ユーロ、子供2.5ユーロ |
HP | https://lugdunum.grandlyon.com/fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
シネマ・ミニチュア博物館(Musée Cinéma et Miniature)
サン・ジャン大教会まで戻ってくると、すぐそばにシネマ・ミニチュア博物館があります。
ジュラシックパークやバッドマン、ハリーポッターにチャーリーとチョコレート工場など様々な有名映画の小道具が展示され、映画ファンにはたまらない博物館となっています。
ミニチュアの精度も素晴らしく、何時間でもいられそう!!グロテスクなマスクや小道具のコーナーは危険マークが表示され、子供も一緒に楽しめるように工夫されています。
シネマ・ミニチュア博物館 | |
---|---|
住所 | 60 Rue Saint-Jean, 69005 Lyon 地図 |
行き方 | Vieux Lyon駅から徒歩約4分 |
時間 | 10:00-18:30(月〜金) 10:00-19:00(土・日・フランスの学校休暇中) |
定休 | なし |
料金 | 大人16.90ユーロ、子供11.90ユーロ、3歳以下無料 家族割引(大人2人+子供2人)49ユーロ |
HP | https://www.museeminiatureetcinema.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ギニョール博物館(Le Petit Musée deol)
ギニョールはリヨン発祥、操り人形劇の主人公の名前です。
今では人形劇のことをギニョールと呼び、フランスの子供たちに大人気!
旧市街にはギニョール博物館もあり、シティカードを使えば無料で鑑賞できます。
ちょっと古くてびっくりしますが(実際地下はちょっと匂います)、日本語の解説もあり異空間に迷い込んだようでおもしろい体験でした。
ギニョール博物館 | |
---|---|
住所 | 6 Rue Saint-Jean, 69005 Lyon 地図 |
行き方 | Vieux Lyon駅から徒歩約7分 |
時間 | 14:00-18:00(月) 10:30-12:30 14:00-18:30(火〜日) |
定休 | 1月1日、12月25日、12月26日 |
料金 | 大人5ユーロ、子供(2〜16歳)3ユーロ、2歳未満無料 シティカードがあれば無料 |
HP | http://www.musee-de-guignol.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
リヨンのだまし絵(Fresque)
リヨンの街中を歩いていると、「あれ?」と気づくことがあるかもしれません。それはさまざまな場所で、だまし絵を見つけることができるから!
フランスではだまし絵という言葉は使わず、”Fresque(フレスコ画)”と訳されているので地図で検索する時は気をつけてくださいね!
有名なのは下記の2つ!ユニークで、バラエティに富んだだまし絵はわざわざ行く価値があるほど楽しいのでブックマーク必須です。
ミュール・デ・カニュ(Murs des Canuts)
こちらはクロワ・ルース地区にある巨大なだまし絵のミュール・デ・カニュ。
1978年に設立されたCité de la Création(シテ・ドゥ・ラ・クリアション)によって描かれたもので、リアリティに溢れています。
ミュール・デ・カニュ | |
---|---|
住所 | 36 Bd des Canuts, 69004 Lyon 地図 |
行き方 | Hénon駅から徒歩約2分 |
HP | http://www.citecreation.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
フレスク・デ・リヨネ(Fresque des Lyonais)
こちらのだまし絵もCité de la Création(シテ・ドゥ・ラ・クリアション)によるもので、リヨン出身の有名人物が描かれています。
フランス料理界の偉大なシェフであるポール・ボキューズ(Paul Bocuse)をはじめ、シネマトグラフを発明したリュミエール兄弟、「星の王子さま」の作者アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry)など、日本人でも知っている有名人が描かれているので、探してみるのもおもしろいと思います。
すぐ後ろにはHommage à Tony Tolletの壁画も。
フレスク・デ・リヨネ | |
---|---|
住所 | 2 Rue de la Martinière, 69001 Lyon 地図 |
行き方 | Croix-Paquet駅から徒歩約2分 |
HP | http://www.citecreation.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
クロワ・ルースの丘(Croix-Rousse)
「働きの丘」と呼ばれ、絹織物の拠点として発展したクロワ・ルースの丘。
19世紀には3万人ものカニュと呼ばれる絹織物職人がここで働きました。
現在は若いアーティストが集まるクリエイティブなエリアで、カーニュの壁を代表とするグラフィックアートも目を惹きます。
クロワ・ルースの丘 | |
---|---|
住所 | Croix rousse , 69005 Lyon 地図 |
行き方 | Croix-Rousse駅から徒歩約9分 |
リヨン市庁舎(Hôtel de Ville de Lyon)
リヨンの観光名所の1つであるテロー広場(Place des Terreaux)に面したリヨン市庁舎は、歴史的建造物にも指定された威厳ある建物です。
普段は一般公開されていませんが、毎年9月の第3週目の週末に開催されるヨーロッパ文化遺産の日に見学することができます。
多くの人が階段前でくつろいでおり、憩いの場所になっています。
リヨン市庁舎 | |
---|---|
住所 | 1 Pl. de la Comédie, 69001 Lyon 地図 |
行き方 | Croix-Paquet駅から徒歩約6分 |
HP | http://www.lyon.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
テロー広場(Place des Terreaux)
テロー広場は、長方形の歩行者専用の広場です。
1646年に広場の東側にリヨン市庁舎の建設が決定され、行政の中心となりました。
広場の中央には、彫刻家フレデリク・オーギュスト・バルトルディ(Frédéric Auguste Bartholdi)が手がけた噴水があります。
噴水に馬はなかなか珍しい!水しぶきと相まってすごい迫力でした。
テロー広場 | |
---|---|
住所 | Pl. des Terreaux, 69001 Lyon 地図 |
行き方 | Croix-Paquet駅から徒歩約6分 |
リヨン美術館(Musée des Beaux-Arts de Lyon)
テロー広場に面したリヨン美術館は、17世紀の修道院を改装した建物で、1803年に美術館として一般公開されました。
古代から現代まで充実のコレクションで、みごたえたっぷり!
美しい中庭とそれを囲む回廊があり、中庭だけの見学ならチケットなしで入ることができるので、ちょっとした休憩にもおすすめ。
でもせっかくですから、パリの喧騒を離れた場所で、モネや、ピエールボナール、ゴーギャン、ドガなどの他、ルーベンスやヴェロネーゼなどフランス国外で活躍した画家の名画も鑑賞しましょう!
リヨン美術館のカフェには大きなデュフィの壁画があり、明るく癒しの空間になっています。
こういうのもフランスに来たなぁ~って感じで楽しいですよね!
リヨン美術館 | |
---|---|
住所 | 20 Pl. des Terreaux, 69001 Lyon地図 |
行き方 | Hôtel de Ville – Louis Pradel駅から徒歩約3分 |
時間 | 10:00-18:00(金曜日のみ10:30〜) |
定休 | 火曜日 |
料金 | 常設展大人8ユーロ/企画展大人12ユーロ、18歳未満無料 |
HP | http://www.mba-lyon.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
テット・ドール公園(Parc de la Tête d’Or)
約105ヘクタールの広さを誇るリヨン憩いの場。1857年、ニューヨークのセントラルパークと同じ年に開園された歴史ある公園です。
夏の間にボート遊びが楽しめる湖や、1.5万種以上の植物が茂るランス最大の市立植物園、バラ園の他、無料の小さな動物園もあり、地元の人たちにも大人気!
観光に疲れたら休憩するのにも最適なスポットなので、ぜひ散策してみてください。
テット・ドール公園 | |
---|---|
住所 | 69006 Lyon 地図 |
行き方 | Masséna駅から徒歩約7分 |
時間 | 6:30-20:30(10月15日〜4月14日) 6:30-22:30(10月14日〜4月15日) |
料金 | 無料 |
HP | https://www.loisirs-parcdelatetedor.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
合流博物館(Musée des Confluences)
科学と社会の博物館として建設されたコンフリュアンス博物館。
「起源」「社会 : 人間の劇場 」「種 : 生物のネット 」「永遠 : その先のビジョン 」と4つのセクションにわかれた常設展示は子供はもちろん、大人にとってもみごたえがあり、まる1日楽しめそうです。
日本の国立科学博物館と似たような雰囲気の展示なので、好きな人はぜひ足を運んでみてください。
また、この辺りはヨーロッパ最大規模の都市再開発計画が進むコンフリュアンス再開発地区と呼ばれるエリア。
独創的な建物が次々と建ち、新しいフランスの姿をみることができるのも特徴です。
合流博物館 | |
---|---|
住所 | 86 Quai Perrache, 69002 Lyon 地図 |
行き方 | バス停Musée des Confluenceから徒歩約2分 |
時間 | 10:30-18:30 |
定休 | 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 大人12ユーロ、18歳未満無料 |
HP | https://www.museedesconfluences.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
リヨンにゆかりのある偉人・アーティスト
リヨンにゆかりのある偉人、有名人といえば、映画の父と呼ばれるリュミエール兄弟や3つ星レストランの世界的巨匠ポール・ボキューズがあげられます。
また日本からは永井荷風が横浜正金銀行の社員としてリヨンに滞在したこともあるとか。
その他サン=テグジュペリなど多くの著名人が、だまし絵で紹介されているので、お見逃しなく!
リヨンへの行き方・アクセス・最寄り駅
パリからリヨンへ行くなら電車(TGV)で行くのが一般的です。
パリから電車で行く場合
パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からリヨン・パール・デュー駅(Gare de Lyon Part Dieu)までTGV inOuiで約2時間。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
当サイト限定クーポンで最大6%割引】
クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリからバスで行く場合
パリのベルシー(Bercy)からリヨン・ペラーシュ駅(Lyon Perrache)まで約6時間の長旅です。
バスのチケットは各バス会社のウェブサイトから購入できますが、ここでもわたしは鉄道と同じくOmioでの事前購入を推します。
なぜなら、違う会社のバスと金額や時間を比較しやすいから。
- BlaBlaCarBus(旧OUIBUS)
- Flixbus
パリから飛行機で行く場合
パリ・シャルル・ド・ゴール空港からサン・テグジュペリ空港まで約1時間30分。
サン・テグジュペリ空港からリヨン市内まで高速トラムのローヌ・エクスプレス(Rhone Express)で約29分です。
「リヨンシティカード」を使えば本来片道16.9ユーロかかるローヌエクスプレスが、往復22.1ユーロと格安料金で乗車できるため、空港から市内まで往復する予定の方はぜひ検討してみてください。
航空券をとる場合
スカイスキャナーなど比較サイトで
検索して探すのが一般的ですが
わたしは最近Trip.comで
予約することが多いです!
☑料金が安い
☑ポイントが貯めやすい
☑プラチナ会員以上で
なんと空港ラウンジ無料
サイト自体も使いやすいので
ぜひ一度使ってみてください!
パリから車で行く場合
- 走行距離は約490キロ
- パリからリヨンまで約5時間
リヨン周辺の観光地(ペルージュやシュヴァルの理想宮)の中には公共交通機関を使うと時間がかかる場所もあるので、運転が好きで複数にの旅であればレンタカーの利用は大変おすすめです。
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
リヨンの治安
1年中旅行者でにぎわっているパリに比べると、リヨンは落ち着いた街と言えます。
パリよりも比較的物価も安く、地元の人たちも旅行者に優しく声をかけてくれたりすることが多いよう。
とはいえ、置き引きやスリには十分注意!リヨンでは、駅で列車が到着・出発するタイミングで、スリや置き引きが多発しています。
特にパールデュー駅周辺は、旅行者をカモにしようとする人たちが多く出没しているので、声をかけられても無視したほうが無難です。
スリ対策の基本
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
リヨンをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏
フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。
リヨンは夏は暖かく、冬は平均気温が4度前後です。どの季節も素晴らしいのですが、気候的には春から夏にかけてがおすすめです。
光の祭(12月)
毎年12月8日から11日にかけて、リヨンの一大イベント「光の祭典」 (Fête des Lumières) が行われます。
リヨンの街中が光のアートに包まれ、幻想的な雰囲気が味わえるので、日本からのリヨン行きのツアーも催行されますよ!
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報も詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
地方にしか行かないという方は分冊版がおすすめです。通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
また地球の歩き方以外であれば、わたしの大好きな旅のヒントBOOKから「美食の古都散歩 フランス・リヨンへ」が出版されています。
リヨンで気軽に楽しめるお店や、近郊の街が紹介されており、旅行に一役買いました。
三ツ星レストランをメインに楽しむ予定の方には物足りないかもしれません。
リヨンまとめ
リヨンは、ここでご紹介しきれないほど魅力のある街です。
パリの街とはまた違った味わいのある旅が楽しめるので、時間が許せばぜひ立ち寄ってみてください。
リヨン | |
---|---|
住所 | 69000 Lyon 地図 |
行き方 | パリ・シャルル・ド・ゴール空港からサン・テグジュペリ空港まで約1時間30分。サン・テグジュペリ空港からリヨン市内まで高速トラムのローヌ・エクスプレス(Rhone Express)で約20分。 |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!