フランス北部の街「ランス」。
街のシンボルであるランスのノートルダム大聖堂は、アミアン、シャルトルと並びフランスの三大カテドラルとして有名で、フランス歴代国王の聖別戴冠式が行われた特別な大聖堂です。
ノートルダム大聖堂をはじめ、トー宮殿、サン・レミ聖堂が世界遺産に登録されたの1991年のこと。
さらに、2015年に登録されたシャンパーニュの丘陵・メゾンとカーヴの対象にもなっていることから、まさに世界遺産の街といっても過言ではないでしょう。
また、日本人なら押さえておきたい、画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)が愛した街としても知られ、フジタ礼拝堂(平和の聖母礼拝堂)も見学できるため、ぜひとも足を運んでおきたいですね。
当ブログ「フランスボックス」では、ランスについて見どころやお土産までたっぷり紹介していきます!
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ランスの観光情報
フランス北部にあるランスは、歴史遺産や宗教施設が好きな人にも、シャンパンなどのお酒が好きな人にもおすすめの街です。
さらにサッカー選手の伊東純也や中村敬斗がランスのクラブチームで活躍していることから、サッカーファンも訪れるようになりました。
パリからのアクセスが良く、日帰りで観光することもできます。
おすすめ観光の周り方
ランスの見どころは、街のシンボルで世界遺産にも登録されているランスのノートルダム大聖堂です。
1991年に「ランスのノートル・ダム大聖堂、サン・レミ旧大修道院及びト宮殿」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
近隣の観光スポット
ランスから車で約1時間で行ける観光地もあります!
シャンパーニュ地方を鉄道やレンタカーを使って周るのは大変おすすめです。
- エペルネー
現地ツアーで周る
日本語ガイド付きのツアーは見つかりませんでしたが、英語ドライバーというだけならそこまでの英語力は求められないと思われます。
日本語ガイド付きのワイナリーツアーはエペルネ発着のツアーがありました。もし日本語ガイド付きをお探しでしたらエペルネを拠点にランス観光を楽しむのもおすすめです。
また、HISにもシャンパーニュ地方のワインセラーをめぐるパックツアーが出ています。
ランスの観光名所と見どころ
ランスはシャンパーニュの産地として知られるシャンパーニュ地方の中心都市で、フランスの歴代国王が戴冠式を行った場所です。
世界遺産に登録されたノートルダム大聖堂をはじめ、ランス大司教の公邸だったト宮殿、サン・レミ聖堂などは絶対に見逃せない観光スポットです。
また日本人観光客に人気のフジタ礼拝堂も一見の価値ありです!
ランスのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Reims)
フランス三大大聖堂の1つに挙げられるランスのノートルダム大聖堂。
「ゴシック建築の傑作」と称され、フランス歴代国王が戴冠式を行なった場所でもあります。
大聖堂の内外を飾る彫刻群は素晴らしく、中でもファサードの左扉口を飾る「微笑みの天使」は有名です。
またこの大聖堂には、「シャガール・ブルー」と呼ばれる青を基調としたシャガール作のステンドグラスを見ることができます。
ノートルダム大聖堂 | |
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住所 | Pl. du Cardinal Luçon, 51100 Reims 地図 |
行き方 | ランス駅から徒歩約14分 |
営業時間 | 7:30-19:30(日・祝日のみ19:15まで) |
料金 | 無料 |
HP | https://www.cathedrale-reims.com/ |
サン・レミ聖堂(Basilique Saint-Remi)
サン・レミ聖堂はロマネスク様式のバジリカ教会で、聖堂の隣にある博物館はかつて修道院だった場所です。
第一次世界大戦中にドイツ軍により大きな被害を受けましたが、現在は修復され、世界遺産に登録されています。
496年にクローヴィスを洗礼した聖人レミの墓もここにあります。
サン・レミ聖堂 | |
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住所 | Rue Saint-Julien, 51100 Reims 地図 |
行き方 | ノートル大聖堂から徒歩約22分 |
トー宮殿(Palais du Tau)
トー宮殿はかつてのランス大司教が住んでいた邸宅です。
ノートルダム大聖堂に隣接しており、国王の戴冠式の際は、国王がここに滞在しました。
現在は博物館になっており、戴冠式の際に使用された装飾品や戴冠式に関する資料を展示しています。
トー宮殿 | |
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住所 | 2 Pl. du Cardinal Luçon, 51100 Reims 地図 |
行き方 | ノートル大聖堂から徒歩約1分 |
営業時間 | 改装工事中のため2025年まで閉鎖中 |
HP | https://www.palais-du-tau.fr/ |
フジタ礼拝堂(Chapelle Foujita)
フジタ礼拝堂は、画家の藤田嗣治が1965年から1966年にかけて自らが建設に関わった礼拝堂です。
1959年に藤田ははキリスト教に改宗し、ノートルダム大聖堂で洗礼を受けました。
礼拝堂内部は、フジタの美しいフレスコ画が壁一面に描かれています。
礼拝堂には、フジタと君代夫人が埋葬されています。
フジタ礼拝堂 | |
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住所 | 33 Rue du Champ de Mars, 51100 Reims 地図 |
行き方 | ランス駅から徒歩約18分 |
マルス門(Porte de Mars)
マルスの門は紀元前3世紀のローマ時代に建造された凱旋門で、現存するローマ遺跡の中でも最も長いものの1つです。
8本の柱で支えられた3つのアーチで構成され、門には人物、紋章などが彫りこまれてい ます。
かつてこのマルスの門を含め4つの門がありましたが、現在残っているのはこの1つだけ。
マルス門 | |
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住所 | Pl. de la République, 51100 Reims 地図 |
行き方 | ランス駅から徒歩約8分 |
ランスで買いたいおすすめ土産
ビスキュイ・ローズ(Biscuit rose)
ランスのお菓子と言えばビスキュイ・ローズ!シャンパンを試飲する時のお口直し用に作られたお菓子で、見た目もとってもかわいいです♡
1756年から続く老舗のフォシェ(Fossier)社のものが有名で、日本のディーンアンドデルーカなどでも取り扱いがあります。
フォシェ社はビスキュイ・ローズ以外にも色々なお菓子を販売していて、サブレも美味しいです。
シャンパン(Champagne)
フランスを代表するお酒。シャンパーニュ地方で生産されたスパークリングワインは、世界中で大人気。
シャンパンを購入するなら市内やブドウ畑で行われるシャンパン・ツアーもおすすめです。
持ち帰るのが重いという場合には郵送もしてもらえますし、シャンパーニュを使った白ワインのビネガーやマスタードもおすすめです。
ランスへの行き方・アクセス・最寄り駅
ランスの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
パリから45分、シャルルドゴール空港から30分とアクセスは非常に良い場所にあります。
パリから電車で行く場合
TGV inOuiを利用
パリの東駅(Gare de l’Est)からランス(Reims)駅まで高速列車のTGVinOuiで約45分。
TERのみで行く
パリの東駅(Gare de l’Est)からランス(Reims)駅まで快速列車のTERで約1.5時間。
直通はなく、エペルネ駅(Epernay)などで一度乗り換えとなります。
パリからの電車は予約が必要になったと聞きました。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
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フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリからバスで行く場合
パリのベルシー(Bercy)からランスアルデンヌTGV駅(Reims, Gare de Champagne-Ardenne TGV)まで約2時間。
バスのチケットは各バス会社のウェブサイトから購入できますが、ここでもわたしは鉄道と同じくOmioでの事前購入を推します。
なぜなら、違う会社のバスと金額や時間を比較しやすいから。
- BlaBlaCarBus(旧OUIBUS)
- Flixbus
パリから車で行く場合
- 走行距離約144キロ
- 約1時間45分
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
ランスの治安
スリ対策の基本
ランスの治安は比較的良好です。
昼間は旅行者で賑わう場所なので、荷物に気をつけていれば特段問題なく観光できますし、大通りであれば夏の夜のお出かけも問題ありません。
とはいえ、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
ランスをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏
ランスのベストシーズンは、6月~10月です。
フランスの夏の日照時間はとても長いので、この時期に訪れるのがおすすめです。
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
ランスまとめ
ランスには見逃せない観光スポットがたくさんあります。
パリからアクセスも良く、日帰りで観光ができるのも魅力です。
ランスはシャンパンの産地としても有名ですので、シャンパンに興味のある方は、観光とあわせてカーブ見学もおすすめです!
ランス | |
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住所 | 51100, Reims 地図 |
行き方 | パリの東駅(Gare de l’Est)からTGVでランス(Reims)駅まで約45分 |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!