パリ東部に位置するペール・ラシェーズ墓地。
毎年11月1日の万聖節(Toussaint)には、菊の花を持ったパリジャンがペール・ラシェーズ墓地を訪れ、先祖のお墓参りをします。
パリで最も古い墓地で、43ヘクタールという広大な敷地には、ショパンやモディリアーニなど多くの著名人たちが眠っているため、年間を通してたくさんの旅行者が参拝に訪れるパリ名所の1つになっています。
当ブログ「フランスボックス」では、著名人の眠るペールラシェーズ墓地の行き方や見どころについて詳しくご紹介していきます!
- フランスの文化・慣習に興味がある
- 著名人のお墓を見学、お参りしたい
- 静かな場所が好き
治安は良くない場所なので、この記事の注意事項をよく読んで危険な目に遭わないよう十分注意してくださいね。
パリの中でもお気に入りの場所のひとつ、ペール・ラシェーズ墓地の魅力が伝わりますように!
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このページの目次
- ペール・ラシェーズ墓地観光情報
- ペール・ラシェーズに埋葬されている著名人
- ①マルセル・プルーストの墓
- ②ギヨーム・アポリネールの墓
- ③オノレ・ド・バルザックの墓
- ④ウジェーヌ・ドラクロワの墓
- ⑤ギュスターヴ・カイユボットの墓
- ⑥ジョルジュ・ビゼーの墓
- ⑦ジョルジュ・スーラの墓
- ⑧ジョアキーノ・ロッシーニの墓
- ⑨ジャック=ルイ・ダヴィッドの墓
- ⑩ドミニク・アングルの墓
- ⑪カミーユ・コローの墓
- ⑫モリエールとラ・フォンテーヌの墓
- ⑬フレデリック・ショパンの墓
- ⑭ジム・モリソンの墓
- ⑮フランシス・プーランクの墓
- ⑯カミーユ・ピサロの墓
- ⑰イヴ・モンタンの墓
- ⑱マリア・カラス納骨堂の墓
- ⑲マリー・ローランサンの墓
- ⑳オスカー・ワイルドの墓
- ㉑エディット・ピアフの墓
- ㉒アメデオ・モディリアーニの墓
- パリ・コミューンの終焉の地
- ペール・ラシェーズ墓地口コミ・評判
- ペール・ラシェーズ墓地行き方・アクセス・最寄り駅
- ペール・ラシェーズ墓地の営業時間・所要時間・入場料金
- ペール・ラシェーズ墓地の治安
- パリの街をもっと楽しむ
- ペール・ラシェーズ墓地まとめ
ペール・ラシェーズ墓地観光情報
ペール・ラシェーズ墓地(Cimetière du Père-Lachaise)は、かつてキリスト教カトリックのジュズイット修道会(イエズス会)の僧院があった場所。
ルイ14世の司祭であったペール・フランソワ・デクス・ド・ラ・シェーズの名前に由来しています。
ペール・ラシェーズ墓地は、1804年に作られたパリで一番大きな墓地で、多くの芸術家や作家などの著名人が眠っているため、世界中からたくさんの人が訪れます。
おすすめ観光の周り方
ペール・ラシェーズ墓地のあるパリ20区は、移民が多くボヘミアンな雰囲気の漂う場所です。
あまり治安の良いエリアではないので、ペール・ラシェーズ墓地へ行く場合、時間帯に気をつけ夜間は避けるようにしましょう。
少し足を延ばせば、アトリエ・デ・リュミエールもあります。
ペール・ラシェーズ墓地から徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通り。
- アトリエ・デ・リュミエール(徒歩16分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
20区には他にも見どころがあり、「パリ19区・20区で絶対行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ペール・ラシェーズに埋葬されている著名人
埋葬されている主な著名人をまとめました。ペール・ラシェーズは特に芸術家のお墓が多いですね。
- フランスを代表するシャンソン歌手
エディット・ピアフ - イタリア出身の俳優・シャンソン歌手
イヴ・モンタン - アイルランド出身の作家・劇作家・詩人
オスカー・ワイルド - イソップ寓話で有名なフランスの詩人
ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ - フランスのロマン主義を代表する画家
ウジェーヌ・ドラクロワ - フランスの文豪
オノレ・ド・バルザック - 長編小説「失われた時を求めて」
マルセル・プルースト - オペラの女王・ソプラノ歌手
マリア・カラス - エコール・ド・パリを代表する画家
アメデオ・モディリアーニ - ロマン派を代表する作曲家
フレデリック・ショパン - 印象派の画家
カミーユ・ピサロ - 画家・絵画収集家
ギュスターヴ・カイユボット - オペラ《カルメン》の作曲家
ジョルジュ・ビゼー - フランス6人組・作曲家
フランシス・プーランク - オペラ《セビリアの理髪師》の作曲家
ジョアキーノ・ロッシーニ - バルビゾン派の画家
カミーユ・コロー - 画家
ジョルジュ・スーラ - 新古典主義の巨匠
ドミニク・アングル - 新古典主義の画家
ジャック=ルイ・ダヴィッド - 女性前衛画家
マリー・ローランサン
手づくりの地図まで作って実際に隅々までまわってきたので紹介します!!
①マルセル・プルーストの墓
20世紀のヨーロッパ文学を代表するフランスの小説家マルセル・プルースト。
代表作に「失われた時を求めて」や「楽しみと日々」などがあり、後世の作家たちに強い影響を与えました。
もともと病弱であったプルーストは、1918年頃から発話障害や顔面麻痺などが起こるようになり、喘息と肺炎が併発して51歳で亡くなりました。
②ギヨーム・アポリネールの墓
詩人、小説家、劇作家、美術批評家という多彩な才能の持ち主のギヨーム・アポリネール。20世紀初頭のフランスにおけるあらゆる前衛芸術に関わりをもちました。
パブロ・ピカソやジョルジュ・ブラック、マリー・ローランサンなど新しい画家たちを絶賛し、キュビスムやシュルレアリスムなどを世に紹介しました。マリー・ローランサンとは、一時期恋人関係にありました。
1918年、ヨーロッパで大流行したスペイン風邪に倒れ、ギヨーム・アポリネールは38年の短い人生に幕を閉じました。
③オノレ・ド・バルザックの墓
「谷間の百合」や「ゴリオ爺さん」で知られるフランスの小説家オノレ・ド・バルザック。卓抜した洞察力で数多くの写実的作品を残しました。
社交界へもデビューし、ジョルジュ・サンドやヴィクトル・ユーゴーなど文学界の著名人と親交を結びました。
1850年にポーランド貴族の未亡人ハンスカ夫人とと結婚しましたが、重い病気を患っていたバルザックは、わずか数ヶ月後に51歳で永眠しました。
④ウジェーヌ・ドラクロワの墓
ロマン派の代表、ウジェーヌ・ドラクロワ。
豊かな色彩とドラマチックな描写で独自の世界を作り出すドラクロワの作品は、それまでの常識を打ち破り、フォーヴィスムや印象派の画家たちに多大な影響を与えました。
ペールラシェーズ墓地の中でも巨匠らしく他を圧倒する堂々としたお墓です。
⑤ギュスターヴ・カイユボットの墓
フランスの画家で絵画収集家でもあったギュスターヴ・カイユボットは、印象派画家たちを支え、印象派展の開催に大きく貢献しました。
また数々のヨットレースで優勝し、ヨットの設計をするなど、カイユボットは多彩な才能の持ち主でした。
1894年2月21日、園芸作業中、カイユボットは肺溢血を起こし、45歳で帰らぬ人となりました。
⑥ジョルジュ・ビゼーの墓
《カルメン》や《アルルの女》で知られるフランスの作曲家ジョルジュ・ビゼー。
生前には作品があまり評価されず、死後ようやく認められた作曲家です。
《カルメン》は、これまでに世界中で数えきれないほど上演されており、多くの人々に愛されています。
ビゼーの墓碑は、オペラ座を設計したCharles Garnierによってデザインされたもの。36歳というあまりにも早い死でした。
⑦ジョルジュ・スーラの墓
印象派の画家たちが用いた「筆触分割」の技法を押し進め、光学的理論を取り入れ、点描画法という新しい技法を生み出したスーラ。
1891年3月29日、パリの両親の家で31歳の若さで亡くなりました。
死因は感染性狭心症(またはジフテリア)ではないかと推測されています。
スーラは私生活を語ることはなかったため、家族や友人はスーラの死により内縁関係にあった女性マドレーヌ・ノブロックの存在を知りました。
残念なことに、幼い息子も同じ病気で2週間後に亡くなっています。
⑧ジョアキーノ・ロッシーニの墓
ジョアキーノ・ロッシーニはイタリアの作曲家で、多数のオペラを作曲したことで知られています。代表作に「セビリアの理髪師」や「チェネレントラ」、「ウィリアム・テル」などがあります。同年代に生きたフレデリック・ショパンもロッシーニのオペラが好きでした。
宗教曲や室内楽曲なども手がけており、34歳の若さで音楽界の頂点に立ちました。
作曲家としてのキャリアは短く、44歳のときに音楽界から引退し、もともと美食家であったロッシーニは、料理の創作に情熱を注ぎました。
フランス料理にある「○○のロッシーニ風」とは、ロッシーニの名前が由来です。
晩年は健康を崩し、1868年にロッシーニは76歳でその生涯を終えました。
⑨ジャック=ルイ・ダヴィッドの墓
ナポレオンの首席画家だったダヴィッド。ナポレオンの肖像画や戴冠式の作品はあまりにも有名。
ナポレオンの失脚後、ジャック・ルイ・ダヴィッドはブリュッセルへ亡命し、1825年に77年の生涯を終えました。
シャルル10世(ルイ16世の弟アルトワ伯爵)は、ダヴィッドの遺体を本国に送還させることを許さず、ペール・ラシェーズ墓地には心臓だけが納められました。
⑩ドミニク・アングルの墓
ドミニク・アングルは、19世紀前半に活躍したフランス新古典主義を代表する画家です。
ジャック=ルイ・ダヴィッドから新古典主義を継承し、イタリアでルネサンスの古典様式を学び、ラファエロ・サンティの作品に心酔。
ナポレオンの寵愛を受けていた師ダヴィッドが亡命すると、新古典主義の後継者として、アングルはフランス美術界に熱烈に迎え入れられました。
1867年1月14日、パリの自宅にて死去。享年86歳でした。
⑪カミーユ・コローの墓
「バルビゾン派の七星」と呼ばれた風景画家の一人カミーユ・コロー。
26歳になってから絵画を学び、画家としてはかなり遅いスタートを切りましたが、瞬く間に頭角を現しました。
春から夏にかけて戸外で写生し、その写生をもとに、秋から冬にかけてアトリエで作品の制作。
そのため印象派の先駆けといわれ、のちの印象派画家たちに多大な影響を与えました。
1875年2月22日、パリの自宅で78歳で病死しました。
⑫モリエールとラ・フォンテーヌの墓
フランスを代表する喜劇作家モリエール。本名はJean Baptiste Poquelinといい、ルイ14世時代に活躍したフランス古典主義三大劇作家の一人です。
モリエールは室内装飾業者を営む裕福な家庭に生まれましたが、家業を継がず、演劇の道へと進みました。
モリエールの代表作として「タルチュフ」や「人間嫌い」などがあります。
モリエールの率いていた劇団は、現在の国立劇場コメディ・フランセーズの前身であることから、「モリエールの家」とも呼ばれています。
1673年、胸部疾患のあったモリエールは、公演を勤め上げた後そのまま倒れ、大量の喀血により帰らぬ人となりました。享年51歳でした。
寓話詩で知られるJean de la Fontaineは、フランス人なら誰でも知っている17世紀に活躍した詩人です。
ラ・フォンテーヌの作品で一番有名なのが、「ファーブル」です。イソップをはじめ、多くの物語をもとに詩の形式で寓話集を著しました。「北風と太陽」や「アリとキリギリス」など、今でもフランスの子供たちに親しまれているお話です。
1695年4月13日、パリで73歳で亡くなりました。
⑬フレデリック・ショパンの墓
絶えずたくさんの花が添えられているお墓は、「ピアノの詩人」と呼ばれたフレデリック・ショパンのもの。
墓石は、彫刻家Auguste Clésingerによって作られました。クレサンジェはショパンの恋人であったジョルジュ・サンドの娘、ソランジュの夫。
音楽の女神エウテルペ像と台座にはショパンの横顔があります。
39歳の若さで生涯を閉じたショパン。クレサンジェによってデスマスクと左手の石膏像が製作されています。
⑭ジム・モリソンの墓
アメリカのロック・ミュージシャンで、ザ・ドアーズのボーカルとして一世を風靡したジム・モリソン。
パリのル・マレのアパートにあるバスタブの中で死亡していたのを当時の恋人が発見。おそらく薬物の過剰摂取が原因ではないかと言われています。
ペールラシェーズの中でも観光地化しており、落書きやごみ問題が起こったことから、現在は立ち入れないようフェンス越しの対面です。
⑮フランシス・プーランクの墓
フランシス・プーランクは、20世紀前半にフランスで活躍した作曲家「フランス6人組」の1人。
声楽曲・室内楽曲・管弦楽曲・宗教的楽劇・オペラ・バレエ音楽・オーケストラ音楽など、さまざまなジャンルの楽曲を作曲しました。
1963年1月30日、心臓麻痺によりパリで急死。享年64歳でした。
⑯カミーユ・ピサロの墓
カミーユ・ピサロは、印象派の中心的な画家の1人。
温厚な性格から人望が厚く、印象派のメンバーより10歳以上年が離れていたことから若い世代の画家たちにも慕われました。
晩年はジョルジュ・スーラやポール・シニャックらとともに新印象主義を追求し、点描画なども制作。
日本ではやや知名度が低いかもしれませんが、人気の画家モネやセザンヌとも縁が深く、調べて行くと必ずピサロの名前に辿りつくと思います。
1903年11月13日、ピサロは73年で人生の幕を閉じます。残した油彩画は1316点、版画は200点にものぼりました。
⑰イヴ・モンタンの墓
イタリア出身の俳優・シャンソン歌手のイヴ・モンタン。
マリリン・モンローなど数々の女性と浮名を流しスキャンダルも多かったものの、世界的スターとして名曲を残しています。
遺作となった『IP5/愛を探す旅人たち』の撮影直後、心臓発作で倒れ息を引き取りました。
妻で女優だったシモーヌ・シニョレと共にペールラシェーズに眠っています。
⑱マリア・カラス納骨堂の墓
偉大なオペラ歌手マリア・カラスは53歳の若さで死去。死因は心臓発作ですが、毒殺説、自死説など現在でも謎が残っているといわれています。
遺灰はパリのペール・ラシェーズ墓地に一旦は埋葬されたものの、生前の希望により1979年に出身地のギリシャ沖のエーゲ海に散骨されたため、プレートが置かれているのみ。
マリア・カラスのプレートは、納骨堂の地下にあります。地下納骨堂まで降り、16258番を探してみてください。
⑲マリー・ローランサンの墓
淡く優しい色彩で知られる女性画家マリー・ローランサンは、20世紀の初頭にキュビスムの創設者ジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソなどの前衛芸術家たちと共に活躍しました。
同じペールラシェーズに眠るアポリネールとは、かつて恋人関係でした。別れた後、ローランサンへの思いが断ち切れず、そのときの思いを綴った詩がアポリネールの名作《ミラボー橋》です。
72歳で心臓発作により死去。
ローランサンの遺言により、純白のドレスに包まれたローランサンの亡骸の手には、一輪の赤い薔薇と、胸には若き日にギヨーム・アポリネールから送られた手紙の束が置かれました。
なんともフランス人らしいロマンティックなエピソードですね。
探すのが一番難しかったので周辺の写真も載せておきます(笑)
⑳オスカー・ワイルドの墓
ペール・ラシェーズ墓地の中で一風変わったお墓があります。
アイルランド出身の作家・劇作家・詩人のオスカー・ワイルドの墓で、墓石の彫像は、彫刻家ジェイコブ・エプスタインによって作られました。
その奇抜な墓碑には、熱狂的なファンによるキスマークとメッセージで埋め尽くされていましたが、墓石を保護するため、周囲にガラスフェンスが設置されました。
今では、そのガラスフェンスにキスマークやメッセージがたくさん残されています。
㉑エディット・ピアフの墓
フランスを代表する国民的シャンソン歌手エディット・ピアフも、ここペール・ラシェーズ墓地に眠ります。
波乱万丈の人生で、47歳という若さで亡くなりました。代表曲に「ばら色の人生 (La vie en rose)」や「愛の讃歌 (L’Hymne à l’amour)」などがあります。
またエディット・ピアフによって才能を見出され、一時的に恋人であったイブ・モンタンも妻のシモーヌ・シニョレと一緒にペール・ラシェーズ墓地に埋葬されています。
㉒アメデオ・モディリアーニの墓
フランスで活躍したイタリア出身の画家モディリアーニ。芸術家の集うモンパルナスを拠点に、エコール・ド・パリの画家の1人として活躍。
生前は十分な評価を得られぬまま、貧困のうちに35歳という若さで亡くなりました。
藤田嗣治のモデルもつとめた美しい内縁のJeanne Hébuterneもまた、モディリアーニの後を追い、翌日アパルトマンから投身自殺。
わずか21歳、おなかの中には2人目の子供がいてまもなく生まれる頃の悲劇でした。
ふたりの間に生まれた1歳2ヶ月の娘ジャンヌは、モディリアーニの姉に引き取られ、のちに美術研究者になっています。
パリ・コミューンの終焉の地
1871年に労働者を中心としたパリ市民が蜂起してパリ・コミューン(市民軍)を樹立。
社会主義運動に大きな影響を及ぼし、政府軍によって鎮圧されました。このペール・ラシェーズ墓地は、パリ・コミューン最後の拠点の1つだったのです。
「血の一週間」と呼ばれ、147名の市民兵士がここで銃殺されました。「コミューンの壁( Mur des Fédérés)」と名付けられた弾痕で傷ついた壁が今でも残っています。
ペール・ラシェーズ墓地口コミ・評判
わたしは宿泊先のホテルから69番バス終点ガンベッタまで乗りました。シャンソン歌手ピアフ、ムスタキ、モンタンはガンベッタ駅からが近いからです。
モンタン夫妻のお墓は実にエレガントでマダムのシモーヌ・シニョレの趣味の良さが表れていました。ムスタキはまさにお庭です。夏でも冬でも季節の花が咲き乱れています。ピアフの墓の夏のお花も美しくしばし眺めていました。
ベンチもあるのでサンドイッチや飲み物を持ってピクニックをしている人も見かけました。
ガンベッタ門から入ると直ぐにトイレがあるので安心です。男女共用ですが綺麗に清掃されています。
お花で飾られたお墓もあれば打ち捨てら荒れているお墓もあり人間模様は様々。どんな人生だったのか、、、お名前を読みながら思いを馳せます。
ペールラシェーズ墓地はなぜか惹かれて行ってしまいます。
気がつくと2,3時間経ってしまいます。(飲み物、食べ物持参します):引用:トリップアドバイザー
パリのお墓にはベンチがあって、色んな人がそこへ腰かけ、公園のようでいいなぁとずっと思っていました。
ペール・ラシェーズ墓地行き方・アクセス・最寄り駅
住所:16 Rue du Repos, 75020 Paris
ペール・ラシェーズ墓地は敷地がかなり広く、利用できる駅が複数ありますので、目的地に合わせて選びましょう。
メトロで行く
最寄りのメトロ駅は以下の3駅です。
メトロ2号線Philippe Auguste駅(墓地入口まで徒歩5分)
メトロ3号線Gambetta駅(墓地入口まで徒歩3分)
メトロ2,3号線Pere Lachaise駅(墓地入口まで徒歩3分)
ペール・ラシェーズ墓地を囲むように3つの駅があり、どの駅からも歩いてすぐなのでメトロでアクセスするのがおすすめです♪
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
ペール・ラシェーズ墓地の営業時間・所要時間・入場料金
入場料金
ペール・ラシェーズ墓地に入場料金はありません!
旅行者に人気のスポットとはいえ「墓地」。とても静かで神聖な場所なので、マナーを守って見学したいですね!
営業時間・定休日
お墓に営業時間があるというのも不思議ですが、著名人の墓を掘り起こされたりしないよう、基本的に8:00~18:00が営業時間となっています。
- 営業時間
8:00-18:00(月~金)
8:30-18:00(土)
9:00-18:00(日) - 定休日
なし
所要時間
所要時間は短ければ1時間程度で散策するといいと思います。
43ヘクタールという広大な敷地をもつペール・ラシェーズ墓地は、パリで1番大きな墓地。
ペール・ラシェーズ墓地の入り口では、墓地内の地図が無料でもらえます。
お目当ての墓地があるなら、もらっておきましょう!
静寂に包まれた墓地には、芸術家や作家など歴史に名の残る著名人が眠ります。
ペール・ラシェーズ墓地の治安
ペール・ラシェーズ墓地周辺の治安は、残念ながらあまりよくありません。
パリの18~20区は、在住者からも気を付けなければいけないエリアとして認識されています。
具体的には暴走族や不良集団に絡まれたり、スマホや財布を奪われたりする可能性が他の地域よりも高くなります。
お墓自体はとても静かで危険な雰囲気はありませんが、暗くなると危ないのでできるだけ立ち寄らないようにしましょう。
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
→ エポスカードの保険の付帯条件や特典内容についてもっと詳しく
パリの街をもっと楽しむ
パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットもたくさんあります。
パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
当サイト限定クーポンがあります
「フランスボックス」には現地ツアーや美術館の入場チケットを購入できる代理店サイトで使用可能な当サイト限定の割引クーポンがあります。
大抵のチケットは公式サイトでも購入可能ですが、ほとんどのサイトで日本語は非対応。
当サイトでおすすめしている日本語対応の代理店サイトは以下のとおりです。
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└ 楽天ID・楽天ポイントがそのまま使える - KKday
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└ 当サイト限定割引クーポンあり - GetYourGuide
└ レビューが多く取り扱いが豊富
いくつかを組み合わせて使うもよし、どれか好きな会社をひとつ選んで他のチケットを手に入れるもよし。
わたしは日本語で購入できる、割引やポイントが貯まる、いちいちIDを作るのが面倒という理由で公式を利用することはほとんどありません。ぜひお得なクーポンを使って事前予約をしましょう。
パリは特にGWや夏休み・年末年始などの大型連休や観光のハイシーズンの場合、どこの施設も混雑が予想されます。
最悪の場合、チケットが売り切れ、入場自体できないということも。
現地購入より多少高くなったとしても、事前にオンラインでチケットを購入しておきましょう。
1週間前だと売り切れてしまうので、なるべく早く、遅くとも2週間前には予約するのがおすすめです。
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☑2025年5月31日まで
(予約は2025年3月31日まで)
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☑当サイトURLからの申込で有効
☑日本の新規会員初回限定
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クーポンコード『OHAYOTOUR24』
☑2024年12月31日まで
(予約は2025年3月31日まで)
☑15,000円以上で1,000円オフ
☑当サイトのURLからの申込で有効
☑一部対象外商品あり
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☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。
パリのおすすめツアーやチケットサイトをまとめた「パリ旅行で事前に予約すべきおすすめチケット現地ツアー」もお見逃しなく!
シティパスを活用する
コロナ禍以降、どこも値段が上がりすぎて、チケット料金のことを考えると「やめておこうか…」と思うことも増えてきました。
でも、せっかくここまで来たのに、数千円の違いであきらめる方がもったいないのでは?と思いなおし、最近はもっぱらこのようなシティパスを利用するようになりました。
一度買ってしまえばチケット料金のことはそれほど気にならなくなります。
もちろん料金の元を取ることも可能で、通常料金よりもお得に周れる・節約できるところも魅力。
ですが、わたしの場合は「絶対元をとってやろう」というよりは、行きたい場所へチケット料金を気にせず行けるという「ストレスがなくなるところ」が一番気に入っています。
パリミュージアムパス
2日〜1週間程度の短期滞在でパリを効率的に楽しむなら「Paris Museum Pass」がとっても便利!
パリに訪れる際、毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
※[]内は定休日
美術館 | ルーブル美術館[火] |
---|---|
オルセー美術館[月] | |
ポンピドゥーセンター/国立近代美術館[火] | |
オランジュリー美術館[火] | |
ピカソ美術館[月] | |
ロダン美術館[月] | |
クリュニー中世美術館[火] | |
ギュスタブ・モロー美術館[火] | |
ドラクロワ美術館[火] | |
ニシム・ド・カモンド美術館[月火] | |
ケ・ブランリー美術館[月] | |
ギメ東洋美術館[火] | |
アラブ世界研究所[月] | |
ユダヤ教芸術歴史博物館[月] | |
歴史的 建造物 |
凱旋門 |
ノートルダム大聖堂の塔 | |
ノートルダム大聖堂のクリプト[月] | |
オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ | |
パンテオン | |
コンシェルジュリー | |
サント・シャペル教会 | |
贖罪教会[不定期] | |
下水道[木金] | |
パリ郊外 | ヴェルサイユ宮殿とトリアノン[月] |
フォンテーヌブロー城[火] | |
マルメゾン城[火] | |
ランブイエ城[火] | |
コンピエーニュ城[火] | |
コンデ博物館/シャンティ城[火、毎年1月] | |
ヴァンセンヌ城 | |
サンジェルマン・アン・レイ考古学博物館[火] | |
シャン城[火] | |
イヴリン県立モーリス・ドニ美術館[月] | |
メゾン・ラファイエット城[火] | |
ピエールフォン城 | |
シャアリ修道院 | |
ルネッサンス博物館/エクアン城[火] | |
セーブル陶磁器博物館[火] | |
サン・ドニ寺院 | |
ポール・ロワイヤル博物館[火] | |
ムードン・ロダン記念館[月-木] | |
サヴォア邸[月] | |
航空宇宙博物館[月] |
パリミュージアムパス
購入はklookから
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『KLOOKOHAYO』
※2025年7月1日まで / 割引上限1,000円
3回まで利用可能
※出発前に郵送で欲しい場合は、ミュージアムパス日本代理店サイトの利用がおすすめ
※春から夏にかけてのハイシーズンは1ヶ月前の予約を推奨しています。
ハイシーズンはミュージアムパスを持っていても予約が必要な施設もあるので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
(過去に予約が必要だった施設 → ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル教会、コンシェルジュリー *ルーブル美術館は常に予約が必要です)
GoCity周遊パス
GoCityパリ周遊パスは、パリのチケットやアクティビティを自由に組み合わせてお得に観光を楽しめるシティパス。
大きくわけて2種類あり
- エクスプローラーパス
└ 3〜7ヶ所の施設を選択可能 / 施設数によって金額が異なる / 対象スポットは体験系や食事系のアクティビティ中心 - オールインクルーシブパス
└ 2〜6日を選択可能 / 日数によって金額が異なる / 期間中は入場し放題 / 4日券か6日券を買えば、対象スポットはパリの有名観光スポット・美術館をはじめ、体験系や食事系のアクティビティまで全部で100ヶ所以上
オールインクルーシブパスは3日までだと美術館や博物館が含まれませんが、4日以上を選択するとパリミュージアムパスが付いてくるのでほとんどの美術館が対象に!
すでにミュージアムパスを購入予定で、6日以上パリに滞在して観光する予定の方はかなりお得。行き放題になるのも嬉しいポイント。
対象スポットの中には事前予約が必要なスポットがあったり、エクスプローラーパスの場合、施設の組み合わせによっては損してしまう可能性もありますが、あちこち出かけたり、経験するのが好きな人、ある程度体力がある人には最適なパス。
ぜひ、GoCityパリ周遊パスを使って新しい経験を試してみてはいかがでしょうか。
交通機関を乗りこなす方法と注意事項
パリの交通機関には、日本と同じように「1日乗り放題券」などを利用して、安くバスやメトロに乗る方法があります。
チケットの種類はいくつかあり、複雑です。
当ブログ「フランスボックス」では、どの切符を選べばいいかわからないあなたのために、パリのお得な切符の選び方をまとめています。
また、TGVやTERなど鉄道の予約は事前予約をしておきましょう。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
当サイト限定クーポンで最大6%割引】
クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。
ペール・ラシェーズ墓地まとめ
ペール・ラシェーズ墓地には、今回詳しくご紹介したほかにも世界的な著名人がたくさん眠っています。
この広大な敷地をもつペール・ラシェーズ墓地で、特定のお墓を探し出すことはかなり至難の業。
事前にお目当ての人物の墓石をあらかじめ地図で確認してから歩きましょう!
偉人のお墓をテーマに「パリに眠る偉人を訪ねる!在住者おすすめの有名墓地と見どころ」というまとめ記事を書いてみました。
意外な場所も沢山あると思うので、ぜひ読んでみてください!
ペール・ラシェーズ墓地 | |
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住所 | 16 Rue du Repos, 75020 Paris 地図 |
最寄り | メトロ2号線Philippe Auguste 駅 |
時間 | [11月-3月中旬] 8:00-17:30(月~金) 8:30-17:30(土) 9:00-17:30(日・祝) [3月中旬-10月] 8:00-18:00(月~金) 8:30-18:00(土) 9:00-18:00(日・祝) |
定休 | ー |
料金 | ー |
HP | https://pere-lachaise.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!