モンマルトルの丘にひっそりと立つサン・ピエール教会(L’Église Saint-Pierre)。
旅行者で賑わうサクレクール寺院とは対照的に、静寂に包まれた由緒あるパリの教会です。
当ブログ「フランスボックス」では、モンマルトルの穴場観光スポットでもあるサンピエール教会についてご紹介していきます。
日本人が見落としがちな教会見学の注意点・モンマルトルの治安についても詳しく記載しています。ぜひ最後までご覧ください!
- サン・ピエール教会がどんなところか知りたい
- モンマルトルの丘から街を見降ろしたい
- 周辺の治安が気になる
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このページの目次
サン・ピエール教会の観光情報
おすすめ観光の周り方
サンピエール教会のあるモンマルトルは、ピカソやマネ、ルノワール、セザンヌ、モネ、モディリアーニなど、多くの画家にゆかりのある、芸術家の街として知られたエリア。
モンマルトル墓地を訪れる際は
- ムーランルージュ
- サクレクール
- テルトル広場
- カフェ・デ・ドゥ・ムーラン
(アメリのカフェ)
を併せて観光するのがおすすめです。
モンマルトル周辺には他にも見どころがあり、「旅のプロが選んだモンマルトルで絶対行きたい人気観光スポットおすすめ15選」ではモンマルトルの詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
サクレクールは対象外ですが、限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
現地ツアーに参加する
モンマルトルは個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
サン・ピエール教会の見どころ
歴史と建築様式
サン・ピエール教会は、サン・ジェルマン・デ・プレ教会、サン・マルタン・デ・シャン教会に次いでパリで3番目に古い教会。
歴史はガリア・ローマ時代までさかのぼります。
もともとこの地は、古代ローマのマルス神殿のあった場所でした。
その神殿の一部である大理石の円柱が、今でもサン・ピエール教会の内部に残っています。
1133年にルイ6世の所有になると、1134年にベネディクト派のモンマルトル女子修道院がここに建設され、1147年にサン・ピエール教会は、その礼拝堂として建てられます。
サン・ピエール教会はロマネスク・ゴシック様式で、モンマルトル女子修道院の中で、現在唯一残っている建物。
一方で、西側のファザードは18世紀に、ステンドグラスは20世紀半ばに作られたためモダンな印象です。
またファサード中央には、サン・ピエール(聖ペテロ)の生涯を描いた浮き彫りの扉があります。
モンマルトルを愛し、生涯描き続けたフランスの画家モーリス・ユトリロは、このサン・ピエール教会をしばしば描きました。
オランジュリー美術館に所蔵されている《モンマルトルのサン・ピエール教会》は、1914年に製作されたものです。
モーリス・ユトリロの葬儀は、このサン・ピエール教会で行われています。
またサン・ピエール教会の近くには、現在は「モンマルトル博物館」になっているユトリロをはじめ、有名画家たちの暮らした建物が残っています。
サン・ピエール教会の口コミ・評判
趣向を凝らした静かな教会です
内部には洗礼を受けている赤ちゃん(とその家族)の写真が飾られていて、人々に愛されている教会であることが伝わってきます。
2019-2020年はモンマルトル大修道院の870年記念の年にあたるらしく、ネイビーのディスクリプションや音声ガイドが設置されていました。(音声ガイドはどこで手に入れられるのかはわかりませんでしたが)
蛇を踏みつけるノートルダムの像は異質な美しさでした。(Googleレビュー)
サン・ピエール教会への行き方・アクセス・最寄り駅
サン・ピエール教会は、パリ北部にあるモンマルトルの丘の上にあります。
モンマルトルは、古き良き時代の面影を残した素敵な街。
ゴッホ、ルノワール、ロートレック、マティス、ピカソなど名だたる画家たちがこの地で暮らし、後世にまで残る不朽の名作を生み出しています。
画家のユトリロが描いた小さな路地が、未だその姿のまま残されていて、本当にとっても素敵!!これだからパリはたまらない~
モンマルトルは芸術の街でもあるので、路上で似顔絵や風景画などを売っている人たちでにぎわっています。
では、公共交通機関での行き方をご紹介します。
メトロで行く
最寄り駅は、メトロの12号線 Abbesses駅、または2号線 Anvers駅。
- メトロの12号線 Abbesses駅からは、徒歩10分。
- メトロの12号線2号線 Anvers駅からは、徒歩8分。
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
サン・ピエール教会の営業時間・所要時間
入場料金
- 無料
営業時間・定休日
- 9:00-19:30(月〜日)
- 9:00-18:00(金)
所要時間
小さな教会なので所要時間は10分~20分も見ておけば十分だと思います。
サン・ピエール教会見学マナー
サン・ピエール教会は現役の教会でもあります。
教会の外にはNG事項が書いてある看板が出ているところも多いので、必ず確認してから中に入るようにしてください。
服装に気をつける
基本的に教会では露出の高い服装はNG!ミニスカート、短パン、タンクトップなどは避けたほうがいいと思います。
男性は帽子やフードを含めて頭に身に着けているものは外すのがマナー。
信仰の方の邪魔にならないよう静かに見学
観光スポットでもありますが、お祈りを捧げる信者の方々も訪れる神聖な場所でもあります。
大きな声でおしゃべりしたり、ズカズカと割り込んで写真を撮ったりは絶対やめましょう。
フラッシュ撮影は禁止
現在は、建物の内部も撮影OKになりました。
フラッシュ撮影は禁止されているのでカメラの設定を事前に確認しておきましょう。
サン・ピエール教会周辺の治安
サン・ピエール教会を含むモンマルトル周辺の治安は残念ながらあまりよくありません。
昼間は旅行者で賑わう場所なので、荷物に気をつけていれば特段問題なく観光できます。
夜はあたりが歓楽街ということもあって、昼間よりも危険が増します。用事がないのに立ち寄らないようにしましょう。
ミサンガ売りに要注意
サン・ピエール教会周辺は、「ミサンガ売り」が多いことでも有名です…。
どこからともなく沸いてきて、話しかけてきます。
言葉を返すと、腕にミサンガをまかれお金を要求してくるので注意!
とにかく、無視に限る!!!(笑)
ミサンガ売りが面倒な方はケーブルカーに乗っちゃってもいいかも…。
また、パリ全体の治安に関しては「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」で詳しく解説しています。
パリに行く全ての旅行者に読んでいただきたいおすすめ記事です。
スリ対策の基本
モンマルトルに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
サン・ピエール教会のまとめ
サン・ピエール教会はサクレクールと比較すると小さく目立ちませんが、荘厳な雰囲気が漂う歴史ある教会です。
モンマルトル界隈を観光で訪れる際には、サクレクール寺院と合わせてサン・ピエール教会もぜひ見学してみてはいかがでしょうか?
モンマルトル周辺には他にも見どころがあり、「旅のプロが選んだモンマルトルで絶対行きたい人気観光スポットおすすめ14選」ではモンマルトルの詳しい歩き方の解説をしています。
また、パリの教会テーマに「パリで絶対に外せない教会を徹底ガイド|元在住者が厳選して見どころを解説」というまとめ記事も書いてみました。
サン・ピエール教会 | |
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住所 | 2 Rue du Mont-Cenis, 75018 Paris 地図 |
最寄り | メトロ12号線 Abbesses駅 メトロの2,12号線 Anvers駅 |
HP | http://www.saintpierredemontmartre.net/ |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!