パリの3区と4区にまたがるマレ地区と呼ばれる界隈は、流行の発信地と呼ばれるほど、お洒落に敏感なパリジャンが集まる場所です。
一方で、歴史的な建造物も数多く残っており、パリ観光には絶対に外せないスポット!
このページでは、旅行者に人気の高いマレ地区の中でも“パリ最古の広場”と呼ばれるヴォージュ広場をご紹介していきます。
- ヴォージュ広場がどんなところか知りたい
- 歴史的なスポットが好き
- 周辺の治安が気になる
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このページの目次
ヴォージュ広場観光情報
マレ地区にあるヴォージュ広場は、パリ最古の広場として知られています。
17世紀にフランス国王アンリ4世の命によって造られ、「王宮(ロワイヤル)広場」と名付けられました。
白い切石と赤レンガ造りの36棟の館は、広場を取り囲むように建てられています。
この緑豊かな広場には、美しい噴水もあり、場所柄オシャレなパリジャンが集まります。
おすすめ観光の周り方
ヴォージュ広場のあるパリ4区は、流行の発信地といわれるマレ地区。
小さな路地にお洒落なお店がひしめき合い、ショッピングスポットとして人気があります。
一方で、ピカソ美術館のような美しい歴史的建造物も残っていることでも有名です。
お買い物が目的でなくても、お洒落なブティックが多いので、ぶらぶらと街歩きをするのが楽しいエリア!
周辺にはヴィクトル・ユーゴー記念館やカルナヴァレ美術館があります。
ヴォージュ広場前には1927年創業の老舗サロン・ド・テ「カレット」があり、パリ散策のひと休みの場所としておすすめです。
少し足を延ばせば、マレ地区のデパート「BHVマレ」やポンピドゥーセンターなどもあります。
ヴォージュ広場から徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通り。
- ヴィクトル・ユーゴー記念館(徒歩1分)
- ピカソ美術館(徒歩8分)
- カルナヴァレ美術館(徒歩4分)
- バスティーユ広場(徒歩7分)
- ポンピドゥーセンター(徒歩16分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
周辺には他にも見どころがあり、「パリ4区マレ地区で絶対行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
ヴォージュ広場見どころ
歴史
ヴォージュ広場には、かつて王宮がありました。1388年に築かれたトゥルネル宮殿です。
1559年、フランス国王アンリ2世の娘エリザベートとカール5世の息子フェリペ2世(スペイン王)の婚姻の祝宴で馬上槍試合が行われた際、宮廷付スコットランド儀仗隊長ガブリエル・ド・モンゴメリーの槍が、アンリ2世の右目を貫くという事故がありました。
致命傷を負ったアンリ2世は、数日後にトゥルネル宮殿で死去。
王の死後、哀しみに暮れた王妃カトリーヌ・ド・メディシスは、この宮殿に立ち入ることを拒み、16世紀半ばにこの宮殿は取り壊されてしまいます。
1605年、国王アンリ4世の命により、トゥルネル宮殿跡地に広場の建設が開始。
1612年に完成したこの広場は、「王宮広場」と名付けられ、パリで初めての公共広場として解放されました。
広場を取り囲むように建てられたルネサンス様式の赤レンガの館には、貴族達が住んでいたそうです。下はアーケードになっており、人々が自由に散策することができました!
1800年にナポレオンは、フランス東部のヴォージュ県がいち早く税を納めた功績を称え、「王宮広場」を「ヴォージュ広場」と改名。
ヴォージュ広場の中央にあるルイ13世の騎馬像は、フランス革命時に破壊されたため、のちに再建されたものです。
気品あふれるヴォージュ広場は、パリ屈指の高級なエリアです!!
リシュリュー枢機卿や文豪ヴィクトル・ユゴーなど、多くの著名人がこの邸宅に住んでいたことでも知られており、なんだか歩いているだけで自分も文豪になったような気分!?
サロン・ド・テ「カレット (Carette)」2号店
ヴォージュ広場の北側の回廊には、1927年創業の歴史あるサロン・ド・テ「Carette」の2号店があります。
回廊のアーチを活かしたお洒落な雰囲気の店内に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのがショーケース!
美味しそうなヴィノワズリーやパティスリーなどがずらりと並びます♡
さすがにマレ地区界隈だけあって、客層もどことなくお洒落な感じ。
旅行者というより地元の人たちがゆっくりとくつろいでいるのが印象的でした。
テラス席もあり、ヴォージュ広場を眺めながら贅沢な時間を味わえます。
マカロンやエクレア、モンブラン、サントノレ、フルーツタルトなど、見た目もお味も絶品!サンドウィッチなどの軽食や食事のメニューも定評があります。
マレ地区界隈の散策に疲れたら、ここで休息してみてはいかがでしょうか?
ヴォージュ広場口コミ・評判
落ち着いた雰囲気がとても良いです。冬は少し寒々しいかもしれませんが、晴れた日の春〜秋は良い憩いの場です。(引用:Googleレビュー)
バスチーユ広場からも近く木々の下にはベンチがあり、17世紀の貴族の館に囲まれた広場です。
周りの館の古さも雰囲気充分ですが、お店もまた王室御用達のお茶の専門店、5星のレストラン・カフェなどがありアーケードだけでも充分満喫できますが、ミヤケイッセイの会社もあったりで見て回っても面白いです。すぐそばでは 行列ができるアイスクリームを薔薇の形にコーンに盛ってくれる店などがありしばし休憩にいかがでしょうか?わたしは今回の観光ではこの広場がお気に入りになりました。(引用:トリップアドバイザー)
ヴォージュ広場に訪れたほとんどの方がリラックスして落ち着いたというレビューを書いていました。
パリは見どころが多く駆け足で回っていると疲れてしまいます。レストランもフランス語メニューで気が張ってしまって緊張しますよね!
そんな時はお店でテイクアウトして広場や公園で食事をとるといいかもしれません♪
ヴォージュ広場の行き方・アクセス・最寄り駅
周りには美術館やヴィクトル・ユゴー記念館があるので、見学した後にひと休みするのにぴったりの場所です。
メトロで行く
最寄り駅は、メトロ8号線Chemin-Vert駅。ヴォージュ広場までは歩いて約5分。
使い勝手がいいおすすめはメトロ1号線Saint-Paul駅またはメトロ1,5,8号線Bastille駅。
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
ヴォージュ広場の入場料・営業時間・所要時間
入場料
- 無料
営業時間
- 24時間
所要時間
所要時間は1時間程度で散策するといいと思います。
ヴォージュ広場周辺の治安
ヴォージュ広場周辺のマレ地区は旅行者に人気のエリア。
3区、4区共に共通していえるのが、旅行者を狙ったスリです。スマートフォンは狙われやすく、マップなどを見て気を取られている隙にスリに遭遇します。
突然近寄ってきて、スマートフォンをひったくられるケースもありますので十分に注意しましょう。
ハイブランドを購入した後はメトロは使わずタクシーでホテルに戻るか、ショッピングバッグに入れ替えて移動することを強くおすすすめします!!
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
ヴォージュ広場まとめ
長い歴史を積み重ねてきたヴォージュ広場。
その広場の魅力はなんといってもその美しい景観です。パリジャンのように、広場を眺めながらくつろぐ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ヴォージュ広場 | |
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住所 | Place des Vosges, 75004 Paris 地図 |
最寄り | メトロ8号線Chemin-Vert駅 メトロ1号線Saint-Paul駅 メトロ1,5,8号線Bastille駅 |
HP | https://www.parisinfo.com/transports/73189/Place-des-Vosges |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
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ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!