パリ三大蚤の市の1つであるクリニャンクールの蚤の市(Marché aux puces de St-Ouen)。
高価なアンティークなものから気軽に手に入るものまで何でも揃います。
日曜日になると、パリの多くのお店は閉まってしまいますが、そんなときはクリニャンクールの蚤の市でお買い物を楽しみましょう♪
- パリでアンティークを手に入れたい
- 蚤の市で素敵なお土産をゲットしたい
- 周辺の治安が知りたい
わたしは周るのが下手で、お店の方に話しかけるまで時間がかかってしまいましたが、運が良いと掘り出しものが見つかるかもしれませんよ♡
このページの目次
クリニャンクール(サント・オーエン)蚤の市の観光情報

パリの北側に位置するクリニャンクールの蚤の市。
パリジャンには、クリニャンクールの蚤の市よりも「サント・オーエンの蚤の市」の名で親しまれています。
※標識も全てSt-Ouenとなっていて、クリニャンクールと聞いてもおそらくピンとこないので注意!!

アンティークの家具やオブジェ、ビンテージものの服やかばん、年代物のレコードなど、がらくたのようなものから高価なものまでありとあらゆる商品が並んでいます。

パリ三大蚤の市のひとつ
パリの三大蚤の市といえば、
- クリニャンクール(サント・オーエン)
- ヴァンヴ
- モントルイユ
の3つ!
中でも今回ご紹介するクリニャンクールは、一番大きな規模を誇る蚤の市です。
とにかく広大な市場なので圧倒されますが、きちんと区画が整理されているので、歩きやすいのも特徴。
近隣の観光スポット
クリニャンクール蚤の市が開催される場所からは、サクレ・クール寺院があるモンマルトルが近いです。
モンマルトルは、ピカソやマネ、ルノワール、セザンヌ、モネ、モディリアーニなど、多くの画家にゆかりのある、芸術家の街として知られたエリア。
クリニャンクール蚤の市に訪れた際は
- サクレ・クール寺院
- ムーランルージュ
- テルトル広場
- カフェ・デ・ドゥ・ムーラン
(アメリのカフェ)
を併せて観光するのがおすすめです。
→ その他モンマルトル観光スポット一覧
→ フランス偉人ゆかりの地一覧
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
観光の注意点
クリニャンクールの蚤の市が開催されるパリ18区は、残念ながらあまり治安がよくありません。
わたしが蚤の市を散策した時は、特に何も問題はおこりませんでしたが、パリの中心部とはまた違った人種というか、雰囲気というか、危ない空気を感じました。
クリニャンクールの蚤の市へ出かける際には、危険なので派手で目立つような服装は避けましょう。
女性がひとりで行くと少し怖い思いをするかもしれません。買い物をたくさんしたら、Uberかタクシーでホテルに直行してください。
また貴重品などの入った手荷物から目を離さないようにしてください。
また蚤の市周辺には、偽物品を売りつける人が多く立っています。しつこく声をかけられても「ノー」ときっぱり断り、立ち止まったり、相手にしたりしないようにしましょう。
万が一に備えて準備しておくことも大事。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
クリニャンクール蚤の市は、高価なアンティークから気軽に手に入るものまで何でも揃う、宝探しのようにワクワクする場所。
一部ではありますが見どころをまとめてみたので、ぜひ観光の参考にしてください。
クリニャンクール(サント・オーエン)蚤の市での買い物・交渉
気になる商品が見つかったら必ずお店の人に声をかけて手に取るようにしてください!
- お店の人に声をかけて商品をチェック
- 値段交渉
- お金を支払う(クレカは使えない店が多い)
値段交渉は携帯の電卓機能を使って提示すると分かりやすいです。
フリーマーケットというよりは普通のお店に近いので大幅な値下げや交渉はやめておきましょう!
フランス人店員のご機嫌を損ねず楽しくお買い物をしてくださいね♪

ちなみに駅から蚤の市へ向かうと手前はブランドの偽物や粗悪品がズラッと並ぶので、質を求めるならパスした方がいいと思います。
東南アジアとか中東のカオスな雰囲気が好きな人にはおすすめ。
クリニャンクール(サント・オーエン)蚤の市の見どころ

蚤の市は区画整理され、エリアごとに名前が付いているので、あらかじめ行きたい場所を絞っておくとよいでしょう。
マルシェドフィン(Marché Dauphine)

まずご紹介するのが、Marché Dauphine。

近代的な2階建ての建物で、地上階は主に絵画や家具、現代アートやアンティーク玩具など。
そして2階は古書、レコード、おもちゃ、ポストカードなどを取り扱っていて、まるでショッピングモールのような雰囲気です。

とっても活気があって、まるで別の街にやってきたかのようです。

ヴェルネゾンマルシェ(Marché Vernaison)

ヴェルネゾンマルシェは、クリニャンクールの蚤の市で最も古くからあるエリアです。

最寄り駅から近いこともあり、たくさんの旅行者がここを訪れます。

キッチンリネンや陶器、古着などの日用品から、ビーズやレース、生地などの手芸用品まで、取り扱う商品もバラエティに富みます。

また手作りアクセサリーを売っているお店もあり、目を楽しませてくれますよ!!

いわゆるわたしがフランスでイメージしていたお店が並んでいました!時間がない人はここがおすすめ!!
ポールベールマルシェ(Marché Paul Bert)

ポールベールエリアは屋外店舗です。

アンティーク家具や骨董品、インテリア雑貨など高価な商品を多く取り扱っており、骨董好きにはたまらない場所。


セルペットマルシェ(Marché Serpette)

このエリアで取り扱う商品は、値段が高めの商品が目立ちます。

美術品のような絵画から、高級なインテリアなど、ヨーロッパやアジアのアンティークが揃います。
買い物目的でなくとも、見て回るだけで十分に楽しめます。
クリニャンクール(サント・オーエン)蚤の市カフェ・レストラン

クリニャンクールの蚤の市には、ちょっと歩き疲れたときやお腹が空いたときに立ち寄りたいカフェやレストランがたくさんあります。
中でも人気なのが、「La REcyclerie」。
ラ・ルシクルリー(La REcyclerie)

駅舎を改装して作られたカフェ&レストランで、内装は100%リサイクルというから驚きです。外に出るとテラス席があり、その先にはなんと都市農園が!
ここで収穫された農作物は、レストランで使われています。
またレストランの一角では、さまざまなイベントが開催されており、日曜大工や家電修理、工芸、園芸、手芸、料理など魅力的なアトリエがたくさんあります。
ラ・ルシクルリー(La REcyclerie) | |
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住所 | 83 Boulevard Ornano 75018 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Porte de Clignancourt駅 |
営業時間 | 12:00-00:00(月~木) 12:00-02:00(金・土) 11:00-22:00(日) |
HP | http://www.larecyclerie.com/ |
クリニャンクール(サント・オーエン)蚤の市行き方・アクセス・最寄り駅
メトロで行く
最寄りはメトロ13号線Garibaldi駅またはメトロ4号線Porte de Clignancourt駅
フランス人は気まぐれなので、早朝だと開いていない店も結構あります。ごはんを食べてゆっくりしてから日中出かけてみましょう!
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド

クリニャンクールの蚤の市周辺の治安
クリニャンクールの蚤の市が開催されるパリ18区はあまり治安のよくない地域として知られています。
わたしが蚤の市を散策した時は、特に何も問題はおこりませんでしたが、パリの中心部とはまた違った人種というか、雰囲気というか、危ない空気を感じました。
クリニャンクールの蚤の市へ出かける際には、危険なので派手で目立つような服装は避けましょう。
女性がひとりで行くと少し怖い思いをするかもしれません。買い物をたくさんしたら、Uberかタクシーでホテルに直行してください。
また貴重品などの入った手荷物から目を離さないようにしてください。
また蚤の市周辺には、偽物品を売りつける人が多く立っています。しつこく声をかけられても「ノー」ときっぱり断り、立ち止まったり、相手にしたりしないようにしましょう。
スリ対策の基本
18区に限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。

また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)


パリの街をもっと楽しむ

パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットも沢山あります。

パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
購入方法や使い方について詳しく解説した「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」は大変人気の記事です。

フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。

現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。

パリのおすすめツアーやチケットサイトをまとめた「パリ旅行で事前に予約すべきおすすめチケット現地ツアー」もお見逃しなく!
クリニャンクールの蚤の市まとめ

宝探しをするかのようにワクワクするクリニャンクールの蚤の市。
日本からの旅行者も多く、パリで人気の高い蚤の市の1つですが、残念なことに治安の問題があります。
旅行者が多いため注意して歩けば特に問題はありませんが、油断は禁物!せっかくの旅行でトラブルに巻き込まれないよう予防策をとってお出かけください!
クリニャンクール蚤の市 | |
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住所 | 142 Rue des Rosiers 75018 Paris 地図 |
最寄り | メトロ13号線Garibaldi駅 メトロ4号線Porte de Clignancourt駅 |
営業時間 | 7:00-19:30(土・日・月) |
HP | paris-flea-market.com |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
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