パリには、地元の人たちの憩いの場である公園がたくさんあります。
その中でも特に人気なのが、パリ6区にあるリュクサンブール公園。
ちょうどパリの中心部に位置し、隅々まで手入れの行き届いた美しい公園で、週末ともなると、家族連れで賑わいます。
このページでは、パリの人たちに愛されるリュクサンブール公園をご紹介します。
- リュクサンブール公園ってどんなところか知りたい
- パリのアートに興味がある
- 周辺の治安が知りたい
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このページの目次
リュクサンブール公園観光情報
リュクサンブール宮殿(Palais du Luxembourg)の庭園として造られたリュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)は、23ヘクタールもの広大な敷地をもつパリを代表する公園の1つです。
リュクサンブール宮殿は、もともとフランソワ・ドュ・リュクサンブール公の邸宅であった建物をアンリ4世の妻マリー・ドゥ・メディシスが居城として改築させました。
また宮殿のすぐ隣にはメディシスの泉があり、モニュメントの中央には、マリー王妃の紋章がかたどられています。
リュクサンブール宮殿は、フランス革命時には牢獄として、第二次世界大戦中には、ドイツ占領軍の空軍事司令部として使われたことも。
現在はフランス元老院の議事堂、そして一部がリュクサンブール美術館になっています。
おすすめ観光の周り方
リュクサンブール公園のあるパリ6区は、お洒落エリアといわれるサン・ジェルマン・デ・プレ。
パリ最古の教会といわれる「サン・ジェルマン・デ・プレ教会」を中心とした洗練された雰囲気のあるエリアで、有名な美術学校「パリ国立高等美術学校(École des Beaux-Arts)」もあります。
歴史ある老舗カフェが立ち並び、なかでもカフェ・ド・フロール、レ・ドゥ・マゴ、ブラスリー・リップの3つには、ジャン・ポール・サルトルをはじめ、多くの文化人たちのたまり場でした。
お洒落なブティックも多く、ぶらぶらと街歩きをするのが楽しいエリアです!
周辺にはサン・シュルピス教会やドラクロワ美術館、ザッキン美術館などがあります。
少し足を延ばせば、パリの老舗デパート「ル・ボン・マルシェ」や奇跡のメダイユ教会、老舗ブーランジェリー「ポワラーヌ」もあり、ついでにお買い物も楽しめます。
リュクサンブール公園から徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通り。
- サン・シュルピス教会(徒歩4分)
- サン・ジェルマン・デ・プレ教会(徒歩8分)
- ドラクロワ美術館(徒歩9分)
- ザッキン美術館(徒歩6分)
- パンテオン(徒歩8分)
- 国立中世美術館(徒歩8分)
- ル・ボン・マルシェ(徒歩13分)
- 奇跡のメダイユ教会(徒歩13分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
周辺には他にも見どころがあり、「パリ6区サンジェルマンデプレ界隈で絶対行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
リュクサンブール公園見どころ
まるで野外美術館!美しい彫像の数々
広い園内には至るところに彫像があり、自然のなかで芸術に触れることのできる野外美術館のよう!
フランス王妃をはじめ、ジョルジュ・サンド、ショパン、ベートーヴェンなどの著名人の彫像が自然と見事に調和し、それを探し歩くだけでも楽しめそうです。
ウジェーヌ・ドラクロワ Eugène Delacroix
シャルル・ボードレール Charles Baudelaire
ポール・ヴェルレーヌ Paul Verlaine
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven
フレデリック・ショパン Frédéric Chopin
自由の女神像
自由の女神といえばニューヨーク!
でも実は、リュクサンブール公園の西側にも自由の女神像が存在しています。
高さは約2メートルとニューヨークのものとはサイズ感が全然違いますが、姿かたちはそっくり♪
そもそも、アメリカ独立100周年を記念してフランスが贈ったニューヨークの自由の女神のもとになった像なので、そっくりというかこちらが先駆けですね!(笑)
公園内でも目立っているわけではありませんが、ぜひ探してみてくださいね。
子ども向けエリア
緑溢れるリュクサンブール公園には、子ども向けの遊具がたくさんあります。
メリーゴーランドやポニーに乗ることもできますよ。自由に遊べるスペースと遊具の充実した有料エリアがありますので、ご注意ください!
また、リュクサンブール公園では、小さな子ども達に大人気のマリオネットと呼ばれる人形劇も定期的に開催されます。
野外音楽堂
リュクサンブール公園には、野外の音楽堂があります。
クラシック音楽をはじめ、ジャズやオーケストラ演奏など無料のコンサートが行われています。
サロン・ド・テ「アンジェリーナ」リュクサンブール美術館店
リュクサンブール公園の北側には、モンブランで有名なサロン・ド・テ「Angelina」があります。
リュクサンブール美術館の敷地内にあるためか、パリ本店に比べると混雑していませんよ♪
もちろん、美術館の利用は必須ではありませんので、リュクサンブール公園に訪れた際に立ち寄ることも可能です。
ホッと一息つきたいときにおすすめです♡
住所 | 19、rue de Vaugirard、75006 Paris |
---|---|
営業時間 | 10:00-17:00 |
料金 | モンブラン9.3ユーロ~ メニューの詳細は下記HPから |
定休日 | なし |
HP | http://www.angelina-paris.fr/fr/ |
リュクサンブール公園 口コミ・評判
のんびりした時間が過ごせる素敵な公園です。
中世美術館からも徒歩圏内なので、セットで訪ねたらいいかもしれません。燦々と降り注ぐ太陽光が眩しく、日焼けしてしまいました。
訪ねた日には結婚式をあげているカップルを見かけました。こんな広々とした空間で永遠の誓いを交わすなんて、本当に素敵ですね。(Googleレビュー)
リュクサンブール公園行き方・アクセス・最寄り駅
リュクサンブール公園へは、メトロもしくはRERを使ってアクセスできます。
メトロで行く
最寄り駅は、メトロ4,10号線Odéon駅。
Odéon駅からリュクサンブール公園までは徒歩10分。
Odéon駅2番出口から出て、赤い屋根のカフェがある「オデオン通り」に入ります。オデオン広場・オデオン座をとおり抜けていくと、リュクサンブール公園の入口に着きます。
4号線Saint-Germain-des-Prés駅やSaint-Sulpice駅からも徒歩圏内。
駅すぐの「サンジェルマンデプレ教会」や「サンシュルピス教会」を見学してからリュクサンブール公園でゆっくりするのもおすすめです♡
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
RERで行く
RERの最寄り駅は、B線Gare du Luxembourg駅。
リュクサンブール公園目の前に出られるので、リュクサンブール公園に一番近い駅でもあります。
関連記事RER(高速鉄道)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
リュクサンブール公園の入場料金・営業時間・所要時間
入場料金
- 無料
営業時間
営業時間は月によって細かく変動するので、最新情報は公式サイトで確認してみてください。
- 最長開園時
7:30-21:30 - 最短開園時
8:15-16:30
所要時間
1~2時間かけてゆっくり散策するのがおすすめです。
リュクサンブール公園周辺の治安
リュクサンブール公園を含むサンジェルマンデプレ周辺の治安はパリ市内では比較的よい部類に入ります。
昼間は旅行者で賑わう場所なので、スリなどの対策だけきちんととって荷物に気をつけていれば特段問題なく観光することができます。
夜も多くのフランス人、旅行者がレストランなどで食事をするエリアなので一人歩きでなければ街歩きも大丈夫です。
とはいえ、やはりパリですから混雑した場所ではカバンの中の貴重品を気づかないうちに盗まれたりすることもあり得ます。
リュックは狙われやすいので貴重品を別に持つか、ファスナーの付いたショルダーバッグなどを持つようにしましょう。
駅も広場もスリにあった!という声を聞きます。油断しないでくださいね!
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
リュクサンブール公園まとめ
パリの人気観光スポットをまわるのも楽しいですが、たまには趣向を変えて、気ままに公園でのんびりと過ごすのもなかなか良いものです。
春から夏にかけてのお天気の良い日には、観光の合間に、リュクサンブール公園へ手軽に買える食べ物を持って、パリジャン流に公園でピクニックをしてはいかがでしょうか?
リュクサンブール公園 | |
---|---|
住所 | Rue de Médicis 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4,10号線Odéon駅 |
HP | http://www.senat.fr/visite/jardin/index.html |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
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かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!