
オペラ座界隈には、パリのオペラ座「オペラ・ガルニエ」をはじめ、パリの2大デパート「ギャラリー・ラファイエット」と「プランタン」があり、観光だけでなく、買い物にも外せないスポットです。
またオペラ大通り(Avenue de l’Opéra)周辺は「日本人街」と呼ばれ、日本食品店や日本食レストランが多く集まります。
パリに滞在中、和食が恋しくなったら、パリの日本人街へ行ってみてくださいね!(オペラ座界隈の日本食レストラン一覧)
このページでは、パリのオペラ座界隈(2区と9区)について紹介します。
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このページのもくじ
1. 全スポット一覧
2. 観光スポット地図
3. 2区、9区の治安と注意点
4. 有名スポット4選
5. 穴場スポット6選
オペラ座界隈の全観光スポット一覧
※観光スポット名をタップすると詳しい記事へジャンプします
芸術
美術館・博物館
- フラゴナール博物館
- クレヴァン蝋人形館
- ギュスターヴ・モロー美術館
ショッピング
パッサージュ
- ギャラリー・ヴィヴィエンヌ
- パッサージュ・ジュフロワ
- パッサージュ・ヴェルドー
- パッサージュ・デ・パノラマ
グルメ
オペラ座界隈(パリ2区、9区)の治安
2区と9区は、ギャラリー・ラファイエットやパッサージュなどショッピングスポットの多く集まる地区です。
そのためスリが多いので、財布やスマートフォンなどの貴重品をむやみに出さないようにしましょう。また多額の現金を持ち歩くのは絶対に避けましょう。
銀行のATMで現金を引き出す場合、外の機械ではなく銀行内にある機械を利用することをおすすめします。
現金を引き出した際、不審者が近寄ってきて、さっと現金を奪い取っていくケースがあります。
パリの治安については「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」でさらに詳しく紹介しています。
オペラ座界隈で絶対行きたい人気有名観光スポット4選
時間のない人のために、すぐに周れる人気マストスポット4選をご案内します。
次に、時間が許せばぜひ足を運んでほしい穴場スポットを6つご紹介していきます。
オペラ座(ガルニエ)L’Opéra / Palais Garnier
パリには2つの国立オペラ劇場があります。
- オペラ・ガルニエ
- オペラ・バスティーユ
パリのオペラ座といって先に連想するのはオペラ・ガルニエ。

オペラ・ガルニエは、ナポレオン3世の命により、建築家シャルル・ガルニエによって1875年に完成。ガルニエ宮とも呼ばれる豪華絢爛な劇場です。
オペラ座の内部は見学可能。
正面玄関入口から中に入ると、アポロンをテーマに描かれた天井のフレスコ画と大理石に覆われた大階段が出迎えてくれます。

オペラ座のホールには赤と金のコントラストが華やかな大観客席があり、

中に入って見上げると、1964年にマルク・シャガールによって描かれた天井画《夢の花束》が目に飛び込んできます。
その中央には、重々しく輝く8トンのシャンデリア。

ところでオペラ・ガルニエは、「オペラ座の怪人」の舞台になった場所で、2階の3番ボックス(旧5番ボックス)には「怪人(ファントム)ボックス席」があります。
残念ながら中に入ることができるのは、バレエなどの公演でその席のチケットを持っている人だけ。

オペラ・ガルニエには「グラン・ホワイエ」と呼ばれる大広間があります。

まるでヴェルサイユ宮殿の鏡の間のようなきらびやかな部屋で、金色の彫刻が施され、天井には美しい天井画が描かれ、眩いほどのシャンデリアが並びます。
オペラ座の見学が終わったら、お土産ショップも覗いてみましょう!

文房具などのオリジナルグッズをはじめ、バレエ関連の書籍や写真集、バレエシューズやチュチュなど、お土産にしたくなるような可愛いグッズがたくさん揃っています。
なかでもお土産におすすめなのが、オペラ座の屋根に置かれた巣箱で採れたといわれる「ハチミツ」
オペラ座を見学する時間のない方は、ショップのみの入場も可能で、その場合は入場券無しで入れます。
オペラ座はレストランも併設!赤が基調だった店内を改装し、都会の喧騒を忘れさせてくれるような緑溢れる素敵な空間を演出。
名前も「Coco」に変わりました。オペラ座でバレエやオペラを鑑賞しなくても、誰でも気軽に入ることができます。
またティータイムも楽しめるので、オペラ座の見学の後や近くのギャラリー・ラファイエットやプランタンで買い物を楽しんだ後にふらりと立ち寄るのもいいですね!

ギャラリー・ラファイエット Galeries Lafayette

オペラ・ガルニエのすぐ後ろにある「Galeries Lafayette」は、ヨーロッパでも最大級規模のデパート。
本館、紳士館、メゾン館&グルメ館の3館で構成されています。
本館はルイ・ヴィトンをはじめ、シャネルやディオールなど人気の高級ブランド店が勢揃い!
本館地下1階には、ジャパニーズ・カスタマーサービスがあり、心強いことに日本人スタッフが常駐しています。免税書類作成などのサービスが受けられるので、フランス語や英語が苦手な方でも安心してお買い物を楽しめますよ。
今やギャラリー・ラファイエットのシンボルである本館のクーポール(ドーム型天井)も必見!高さ43メートルの美しいネオ・ビザンチン様式で、1912年に建築されました。

毎年クリスマスの時期には、クーポールの下に巨大なクリスマスツリーが飾られ、それを一目見ようと多くの人が訪れます。
パリのお土産選びには、メゾン館&グルメ館がおすすめ。こだわりのインテリア用品やお洒落な日用品、フランスをはじめ、世界中から美味しいものを集めた食品などが揃います。

プランタン Printemps

ギャラリー・ラファイエットのすぐお隣には、1865年創業の「Printemps」があります。
ギャラリー・ラファイエットとともにパリを代表する老舗デパートの1つで、モード館、コスメ・メゾン館、メンズ館の3つの建物で構成されています。
1881年の火災で建物の大部分を焼失。その後、建築家ポール・セディーユによって再建され、1975年に歴史的建造物に指定されています。
モード館の裏手入り口近くには、「Espace Printemps Japon(日本人顧客専用サービスカウンター)」があり、日本人スタッフが常駐しています。日本語で免税の書類作成や買い物済み商品の発送サービス(パリ市内ホテルや海外へ)等が受けられるのも嬉しいですね。
お買い物がてらランチやティータイムを楽しみたいのなら、モード館6階にある「ブラッスリープランタン」がおすすめです。文化財に指定されたクーポール(ドーム型天井)を間近で見ながら食事が楽しめますよ。
パリのお土産選びには、メンズ館7・8階フロアにある食品館「Printemps du Goût」がおすすめです。フランスのこだわりの食材が並び、お土産探しに困りません。
またフォアグラで有名な「La Maison Dubernet」のレストランも併設。パリの絶景を眺めながら、優雅な食事を楽しみたい方におすすめです。

ギャラリー・ヴィヴィエンヌ Galerie Vivienne

Galerie Vivienneは、1974年に歴史的建造物に指定されたパリで最も美しいといわれるパッサージュ。
ギャラリー・ヴィヴィエンヌの入り口は、ヴィヴィエンヌ通り、プチ・シャン通り、バンク通りの3ヶ所。
パレ・ロワイヤルやルーブル美術館からも近いので、観光ついでに立ち寄れるメリットも。
ガラスの屋根で覆われたアーケード街なので、雨の日でも散策が楽しめますよ!
ノスタルジックな雰囲気漂うパッサージュ内には、1862年創業の古書店「ジュソーム書店(Librairie Jousseaume)や木のおもちゃを豊富に取り揃えたおもちゃ屋さん「Si Tu Veux」などがあり、見て歩くだけでも楽しめます。

できれば行きたいオペラ座界隈の穴場スポットおすすめ6選
フラゴナール博物館 Le Musée du Parfum
フラゴナールは、香水の街として知られるコート・ダ・ジュールのグラースにある香水ブランドで、パリに直営ブティックと香水博物館があります。
フラゴナール博物館は、オペラ座やギャラリー・ラファイエットの近くにあるので、お時間のある方や香水に興味のある方におすすめのスポット。
フランス語と英語のガイドツアーは約20分ごとにありますが、日本語のガイドを希望する場合には、事前の予約が必要。
香水の歴史をはじめ、香水作りの過程や香水の原料などが学べるほか、香りにまつわる体験もできますよ!
博物館の見学後は、ブティックに案内されます。香水をはじめ、キャンドル、石鹸、スキンケア商品などを取り揃えており、お土産に最適です!自分好みの香りを見つけてみてはいかがでしょうか?
パッサージュ・ジュフロワ Passage Jouffroy

オペラ座から徒歩圏内にあるレトロな雰囲気のPassage Jouffroy。
人通りの多い活気にあふれたパッサージュです。
グラン・ブールヴァール大通り側の入り口には、1882年創業のクレヴァン蝋人形館があり、イギリスの老舗スーパー「Marks & Spencer」、1849年創業のおもちゃ屋さん「Pain D’épices」、豪華なアンティーク風雑貨店「La Maison du Roy」など、思わず立ち止まってしまうようなブティックが入っています。
ウィンドウショッピングだけでも楽しめますので、お時間に余裕のある方はぜひ立ち寄って見てくださいね。

クレヴァン蝋人形館 Musée Grévin
パッサージュ・ジュフロワにあるクレヴァン蝋人形館。
ここを訪れる日本人観光客は少ないのですが、一風変わったパリを楽しみたい方におすすめのスポットです。
フランスの初代大統領シャルル・ド・ゴールやサッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダン、マイケル・ジャクソン、パブロ・ピカソなど、フランスをはじめ、世界の著名人約300体の蝋人形が勢揃い!
牢獄のジャンヌ・ダルクやタンプル塔のルイ16世など、フランスの歴史のさまざまな場面も再現されています。
またイタリア式劇場や鏡のホール、大理石の大階段、バロック式の支柱広間など美しい内装も見物で、子供から大人まで楽しめるスポットです。
パッサージュ・ヴェルドー Passage Verdeau

パッサージュ・ジュフロワを抜けると、その先にPassage Verdeauがあります。
パッサージュ・ジュフロワに比べて人通りが少ないため、ちょっと寂しげな感じがしますが、画廊や古本屋さんなどが並びます。
またパリで手芸屋さん巡りをする人が必ず訪れるという刺繍専門店の「Le Bonheur des Dames」もあります。
刺繍用品はもちろん、オリジナルの刺繍キットなども取り扱っており、刺繍好きの方必見のお店ですよ。
パッサージュ・デ・パノラマ Passage des Panoramas

グラン・ブールヴァール大通りを挟んだパッサージュ・ジュフロワの向かい側にあるのが1800年から続くパッサージュ・デ・パノラマ。
パリで最古のパッサージュで、歴史的建造物にも指定されています。
昔ながらの雰囲気あるパッサージュで、カフェやレストランが多く、時間帯によっては混み合います。
また切手商の集まる通りとしても有名で、古切手はもちろん、古銭や古ハガキなどを取り扱うお店がたくさんあるので、コレクターは必見です!
ギュスターヴ・モロー美術館 Musée national Gustave Moreau

ギュスターヴ・モローの美術館は、ギュスターヴ・モローが1852年から晩年まで暮らした家です。
モローの死後、コレクションとともに国に寄贈され、1903年に世界で初めての個人美術館として開館しました。
1階には、「キャビネ・ド・レセプション」と呼ばれる書斎があり、2階の住居部分には、モローの生前の歴史が刻まれた食堂と寝室などが公開されています。

3・4階部分はモローのアトリエだった場所で、壁一面にぎっしりと作品が展示されています。
決して大きな美術館ではありませんが、モローの作品がまとめて鑑賞できる貴重な美術館になっています。

パリの街をもっと楽しむ

パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットも沢山あります。

パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
購入方法や使い方について詳しく解説した「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」は大変人気の記事です。

フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。

現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。

パリのおすすめツアーやチケットサイトをまとめた「パリ旅行で事前に予約すべきおすすめチケット現地ツアー」もお見逃しなく!