ルーブル美術館にほど近い、古い歴史的雰囲気が漂う建物。
現在は国務院が入っているので、中は非公開。
ですが、宮殿の奥にある回廊に囲まれた中庭は、散策自由なので街中の喧騒を離れてホッと一息つくのにおすすめの場所です。
このページでは、パレロワイヤルへの行きかたや見どころを丁寧にご紹介していきます。
- パレロワイヤルってどんなところか知りたい
- パリの歴史と自然を堪能したい
- 周辺の治安が知りたい
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このページの目次
パレ・ロワイヤルの観光情報
パレ・ロワイヤルは「王宮」という意味ですが、時代によっては劇場や革命家・娼婦のたまり場だったと言われています。
元々は三銃士でも有名なルイ13世の宰相であるリシュリューが建設した建物(城館パレ・カルディナル)で、その後ルイ13世贈られましたがルイ13世は受け取ることなくほどなくして逝去。
残された王妃アンヌ(ルイ13世とは大変不仲だったと言われる)が幼い子供を二人連れ、パレ・カルディナルへ移りました。
ルイ14世が子供時代をパレ・カルディナルで過ごしたことから「パレ・ロワイヤル(王宮)」と呼ばれるようになります。
王族がヴェルサイユ宮殿に移った後には、オルレアン家の手に渡りますが、借金の抵当になっていたため、返済のため増築してアパートメントや店舗として貸し出すように。
もはや商店街のようになったパレ・ロワイヤルは、あらゆる身分の人たちが集まり、カフェやブティック、賭博場などが発展していきます。
photo by Stéphane Goldstein
警察の立ち入りが禁じられていたことから、フランス革命時には、パレ・ロワイヤルが革命家たちの拠点となり、さまざまな準備がここで行われました。
ロベスピエール、ジョルジュ・ダントン、ジャンポール・マラーなどのジャコバン派は、パレロワイヤルのカフェに集まりました。
中でもカフェ・ド・フォアは有名で、Camille Des moulinsが「諸君、武器を取れ!」と演説をし、フランス革命につながらバスチーユ襲撃のきっかけとなりました。
人々が集まる賑やかな場所でしたが、百貨店の登場により買い物客は減少し、現在は物静かでパリ市民の憩いの場として愛されています。
パリの歴史を感じながら、花壇や沼、噴水などがある中庭を散策してみてください!
おすすめ観光の周り方
パレ・ロワイヤルがあるのはシテ島西側のパリ1区。通りを挟んだ反対側は4区になります。
まさにパリの中心地で、周りは有名観光地だらけ。
周辺にはルーブル美術館やチュイルリー公園、カルーゼル凱旋門などがあります。
古き良きパリの姿を残すパッサージュも近くにいくつかあるので、パッサージュ巡りも楽しめます。
パレ・ロワイヤルから徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通りです。
- ルーブル美術館(徒歩4分)
- カルーゼル凱旋門(徒歩7分)
- 国立中世美術館(9分)
- パッサージュ・ギャルリーヴィヴィエンヌ(徒歩6分)
- パッサージュ・ショワズール(徒歩9分)
- パッサージュ・デ・パノラマ(徒歩13分)
- サントゥスタッシュ教会(徒歩10分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
周辺には他にも見どころがあり、「パリ1区ルーブル美術館界隈の人気観光スポットおすすめ12選」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
パレ・ロワイヤルの見どころ
美しい柱が並ぶ広場
パレロワイヤルの見どころは、ダニエル・ビュレン作の美しい柱群。
中庭の南側には、白黒ストライプの個性的な柱のオブジェがいくつもあります。
色んなサイズの柱がおいてありますね…。
短い柱には腰かけて一休みしたり、子どもたちの遊び場になっています。
この上に立ってポーズをとればフォトジェニックな写真が撮れちゃう??かも!(どうだろう…)
ちょっと不思議な空間です(笑)
ほかにも、ポール・ビュリィ作の球体オブジェもあります。
こ…これは…?何を表現しているのか、わたしにはわかりませんが、アートなのでしょう!
噴水のようにもなっていて…うーんなんだか魚卵チック(笑)
でも球体に周りの風景が映りこんで不思議な感じのする球体ですね…。
パレ・ロワイヤルのクラシックな雰囲気の中に現代アートが溶け込んだ不思議な庭園です!
有名レストラン「グラン・ヴェフール」
商店街のようにブティックやカフェなどの飲食店も入っています。
1760年創業の2つ星レストラン「Le Grand Vefour 」が有名!
パレ・ロワイヤルと同じころにできた老舗レストランです。
ナポレオンとジョゼフィーヌなど著名人の顧客の席も残っているのだとか…。すごい!
内装にも凝っていて、優雅な雰囲気の装飾や調度品など、店内は高級感のある雰囲気。
2つ星レストランですが、そこまで敷居は高くなく、気取らずに食事が楽しめると人気です。
ドレスコードは、男性であればジャケット有です!
住所 | 17 Rue de Beaujolais 75001 Paris |
---|---|
営業時間 | ランチ 12:30~14:00 ディナー 20:00~22:00 |
料金 | ランチ 115ユーロ~ ディナー 315ユーロ~ |
定休日 | 土・日、12月23日~25日・31日、1月1日ほか |
HP | http://www.grand-vefour.com/ |
パレ・ロワイヤル口コミ・評判
ルーブル美術館の向かいにあります。ゆったり過ごせるお勧めのスポットです。
広々とした庭園と噴水・大空を、洒落た椅子に腰かけて、じっくりと眺めていると、歴史を越えた魅惑的な別世界を感じます。
パリは寛げる公園が多いですが、こちらは別格だと思います。(引用:Googleレビュー)
ベルサイユ宮殿を造営するルイ14世が幼少のころに住んでいたところ。中庭がおすすめ。「1789,バスティーユの恋人たち」というミュージカルにも登場する。旅行者が殺到するルーブル美術館のそばにありながら、時空列のズレた錯覚に陥るほど、菩提樹の並木の緑が鮮やかで快適な空間に包まれる。(引用:トリップアドバイザー)
ヨーロッパ観光は見どころが多くつい駆け足になりがち。美術館も好きだけど、カフェや中庭で一休みしたり、ただ街を歩くだけの時間も楽しいですよね。
ここでホッと一息休憩してみみてはいかがでしょうか?
パレ・ロワイヤルへの行き方・アクセス・最寄り駅
パレ・ロワイヤルはルーブル美術館の目と鼻の先です。ぜひ立ち寄ってみてください。
メトロで行く
最寄り駅は、メトロ1号線・7号線 Palais Royal Musée du Louvre駅。
「パレ・ロワイヤル」が駅名になるくらいなので、地上から出ると目の前にパレ・ロワイヤルがあります。
美しい柱の回廊にたくさんのお店が入っているのでウィンドウショッピングがてら中庭まで歩いていきましょう♪
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
バスで行く
バスは、27・39・95番 Palais Royal –Comedie Francaise下車。
お土産屋さんやカフェなどが入ったバスターミナルがあります。
パレ・ロワイヤルの入場料金・営業時間・所要時間
入場料金
入場料金などの設定はありません。誰でも、無料で散策できます。
営業時間・定休日
中庭に入れる時間帯は季節によって若干異なります。
- 7:00-22:15(4月1日~5月31日)
- 7:00-23:00(6月1日~8月31日)
- 7:00-21:30(9月1日~9月30日)
- 17:30-20:30(10月1日~3月3日)
朝は7時から入れるので、朝のお散歩にも良いかもしれませんね♪
所要時間
所要時間はサッと見て回るだけなら15分。ゆっくり1時間かけて散策したり写真撮影するのもおすすめ。
パレ・ロワイヤル周辺の治安
パレ・ロワイヤルを含むパリ1区はルーブル美術館をはじめ、人気観光スポットの集まる地区です。そのため旅行者を狙ったスリの多いエリア。
人が賑わい「怖い」という感じはしませんが、その分スリが人混みに紛れやすく置き引き・盗難には備えるべき!
手に持っていたスマートフォンを取られたり、カバンの中の貴重品を気づかないうちに盗まれたりします。
リュックは狙われやすいので貴重品を別に持つか、ファスナーの付いたショルダーバッグなどを持つようにしましょう。
駅も広場もスリにあった!という声を聞きます。油断しないでくださいね!
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
パレ・ロワイヤルまとめ
パレ・ロワイヤルに派手さはありませんが、昔からパリ市民に愛される憩いの場です。
あちこち歩きまわって疲れたときに、美しい中庭でぼ~っとパリを味わうのも良いかもしれませんね!
パレ・ロワイヤルは「プロカメラマン厳選パリで人気のフォトスポットおすすめ5選」でも取り上げられている場所です。
せっかくなのでパリでプロに写真を撮ってもらいませんか?とってもリーズナブルなのに一生の思い出がつくれることを確約します!
パレ・ロワイヤル | |
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住所 | 8 Rue de Montpensier, 75001 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1,7号線 Palais Royal Musée du Louvre駅 |
HP | monuments-nationaux.fr |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
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ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!