レ・アールのショッピング街に堂々と聳え立つサントゥスタッシュ教会。
エリアは1区ですが、立地はLes Hallesに近く、主要観光スポットからは少しだけ離れています。
実はもともと全然知らない教会でしたが、調べてみると歴史あり、見どころありの素晴らしい教会でした。
このページでは、わたしのおすすめ教会のひとつサントゥスタッシュ教会への行き方や見どころなどをわかりやすく丁寧にご紹介していきます!
- サン・トゥスタッシュ教会の見どころを知りたい
- 教会の住所や行き方を調べたい
- 周辺の治安が気になる
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このページの目次
サントゥスタッシュ教会観光情報

歴史
サントゥスタッシュ教会はノートルダム大聖堂を手本に作られました。
1532年に着工され、100年以上の長い年月を掛けて建築が続けられます。

そのため、外装はゴシック様式、その内部の装飾やその他の細部はルネサンスとクラシックと異なる様式の建築を楽しむことができます。

楽しむと書きましたが、色んな教会を見て周っている人だとなんとなく不思議というか違和感を感じるかも!
ゆかりの人物

パリの中世の市場とモントルグイユ通りの近くにあるサントゥスタッシュは、ルイ14世、宰相リシュリュー、ルイ15世の公妾ポンパドゥール夫人などが洗礼式をした場所としても有名。
ベルリオーズ、フランク、リストなどの有名作曲家も演奏したというのだから、普通の教会とは一味も、二味も違うということがよくわかります。
おすすめ観光の周り方
サントゥスタッシュ教会があるのはシテ島西側のパリ1区。1区はパリの中心地で、周りは有名観光地だらけ。

周辺にはポンピドゥーセンターやパレ・ロワイヤルがあります。

少し足を延ばせば、パリ市庁舎のすぐ隣にあるマレ地区の人気デパート「BHV(ベー・アッシュ・ヴェ)/マレ」でお買い物も楽しめます。
サントゥスタッシュ教会から徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通りです。
- パレ・ロワイヤル(徒歩10分)
- ルーブル美術館(徒歩11分)
- ポンピドゥーセンター(徒歩9分)
- サント・シャペル教会(徒歩15分)
- コンシェルジュリー(徒歩15分)
- サン・ジャック塔(徒歩11分)
- パリ市庁舎(徒歩15分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
周辺には他にも見どころがあり、「パリ1区ルーブル美術館界隈の人気観光スポットおすすめ12選」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。

現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
サントゥスタッシュ教会見どころ
教会内部の見どころ

教会内部の見どころは細かくマップやパンフレットで紹介されています。

マップと教会内を見比べつつ、事前に調べてきた祭壇や美術品を見てまわることにしました。

ノートルダム大聖堂が火災による修復中でしばらく見学できないので、近くのサントシャペルやサントゥッシュタッシュをまわるチャンスともいえるかもしれません。

ちょうど午前中の早い時間で日が差し込み大変ゆったりとした神聖な時間を過ごすことができました。

説教台、時計も落ち着いた色合いで教会とマッチしています。

「パリで絶対に外せない教会を徹底ガイド|元在住者が厳選して見どころを解説」にもサントゥスタッシュ教会を取り上げました。教会好きの方はぜひあわせて読んでみてください!

パイプオルガン

サントゥスタッシュ教会見どころのひとつは、8000本のパイプを持つ世界有数のパイプオルガン
定期的にパイプオルガンの無料コンサートがあるので、パリ観光の思い出にパイプオルガンの演奏を楽しまれてはいかがでしょうか。
ステンドグラスと装飾

サントゥスタッシュ教会のステンドグラスは、単体で見るというよりも周囲の装飾とのコントラストを楽しむのがおすすめです。


ゴシック後期の装飾が多く、非常に繊細で柱ひとつひとつまで非常に美しいです。
ステンドグラスから入る光がとても明るいので、ぜひステンドグラスと繊細な装飾の調和を楽しんでみてください!
ピガールの聖母マリア
祭壇の中でも一際目を引くのがピガールの聖母子像。

聖母子像の祭壇は周囲の宗教画、ステンドグラスに囲まれなんとも神々しい雰囲気。
アンヴァリッドの礼拝堂用にピガールが彫刻したとても美しいマリア様を観ることができます。

キリスト像も美しいステンドグラスと一緒にご覧ください。

コルベールの霊廟

財務総監コルベールの霊廟。前任のマザランの死後、ライバルのフーケを破ってルイ14世の絶対王政を支えた人物です。
毎朝5時には仕事を始め、自らの富には興味がなく質素な洋服を着ていたそう。
キースへリングのキリストの生涯

まさかパリでキースへリングの祭壇画見られるとは予想していませんでした。
キースへリング生前最後の作品といわれ、死の2週間前に3枚続きの絵が全部で9つ製作されました。
自分の作品をパリに残したいという生前の願いから、そのうち1つがジョンレノン、オノヨーコの財団からパリへ寄付されました。
レイモンド・メイソン

日本ではほとんど知られていませんが、ヨーロッパの著名な彫刻家であるレイモンド・メイソンの作品。
Les Hallesにかつて中央市場があった時の描写でしょうか。野菜を売るために人々が野菜を運んでいる様子がカラフルな粘土細工で表現されています。
他の展示と比べると、キースへリング、レイモンド・メイソンの作品が浮いているようにも見えますが、現代アートも積極的に展示するサントゥスタッシュ教会の前衛的な考え方が現れているように感じました。
巨大な顔の彫刻

サントゥスタッシュ教会の前にはHenri de Millerの彫刻作品L’ecouteが展示されています。
突然教会の前に大きな顔が現れるのであっとびっくりすること間違いなし。
とてもユニークな彫刻で、L’ecouteを見るためにサントゥスタッシュへ訪れる人もいるのだとか。
サントゥスタッシュ教会の口コミ・評判
世界有数のパイプオルガンが現役です。
週末は無料のコンサートが開かれています。事前の知っていたので時間に合わせて訪問。開始時刻10分前に座席が埋まり、立見も多数いました。
ステンドグラスも美しいので、パリ訪問の際に候補に入れる価値あります。 (TripAdvisor)
パリで有名な教会はノートルダム寺院ですが、年末・年始は100m以上の行列ができ、とても混んでいます。そんな時でもこのレ・アルのそばにある『St-Eustache(サントゥスタッシュ)教会』は、教会の荘厳さとポンパドール婦人の活躍していた時代のパリのセンスを感じさせてくれる素敵な教会です。華やかなステンドグラスやパイプオルガンをながめていると、当時のパリを感じます。
この教会は、ノートルダム寺院の鐘楼から市内を眺めていたときにみつけました。ポンピドーセンターのすぐそばです。観光コースから外れているせいか、観光客も少なめで、ゆっくり教会の雰囲気を味わえます。(TripAdvisor)
フランス旅行のリピーターの方がおすすめしていることが多かったです!
サントゥスタッシュ教会への行き方・アクセス・最寄り駅
Les Halles駅から徒歩1分の場所にあり、非常にアクセスの良いサントゥスタッシュ教会。
メトロで行く
最寄り駅は、メトロ4号線Les Halles駅。
駅を出てすぐ、徒歩にすると1分ほどの場所にサントゥスタッシュ教会はあります。
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
RERで行く
RERA,B,D線Chatelet-les-Halles駅が最寄り。RER線もLes Halles駅と地下で繋がっています。
関連記事RER(高速鉄道)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
バスで行く
29,75,85,67,74番のバスでサントゥスタッシュ教会までアクセスすることが可能です。
乗車するバスによって最寄りのバス停が異なってくるので、Googleマップなどを利用して乗車ください。

サントゥスタッシュ教会の入場料金・営業時間・所要時間
サントゥスタッシュ教会は、だれでも入場料金無料!
気軽に教会の中を見学できます♪
入場料金
- 無料
※献金箱があるので、気持ちとして寄付するのも◎美しい教会を維持するため、少しの金額でも協力できると嬉しいですよね!
営業時間・定休日
- 営業時間
9:30-19:00 - 定休日
なし
※ミサの時間は見学場所の制限がある場合があります。
所要時間
サントゥスタッシュ教会は15分~20分あれば十分見て周ることができます。
ひとつひとつじっくり見学したい、無料コンサートに参加したい場合は1時間ほどみておきましょう。
サントゥスタッシュ教会見学マナー
サントゥスタッシュ教会は現役の教会でもあります。
教会の外にはNG事項が書いてある看板が出ているところも多いので、必ず確認してから中に入るようにしてください。
服装に気をつける
基本的に教会では露出の高い服装はNG!ミニスカート、短パン、タンクトップなどは避けたほうがいいと思います。
男性は帽子やフードを含めて頭に身に着けているものは外すのがマナー。
信仰の方の邪魔にならないよう静かに見学
観光スポットでもありますが、お祈りを捧げる信者の方々も訪れる神聖な場所でもあります。
大きな声でおしゃべりしたり、ズカズカと割り込んで写真を撮ったりは絶対やめましょう。
フラッシュ撮影は禁止
現在は、建物の内部も撮影OKになりました。
フラッシュ撮影は禁止されているのでカメラの設定を事前に確認しておきましょう。
サントゥスタッシュ教会周辺の治安
1区はルーブル美術館をはじめ、人気観光スポットの集まる地区です。そのため旅行者を狙ったスリの多いエリア。
人が賑わい「怖い」という感じはしませんが、その分スリが人混みに紛れやすく置き引き・盗難には備えるべき!
手に持っていたスマートフォンを取られたり、カバンの中の貴重品を気づかないうちに盗まれたりします。
リュックは狙われやすいので貴重品を別に持つか、ファスナーの付いたショルダーバッグなどを持つようにしましょう。
とはいえサントゥスタッシュ教会あたりは観光客もやや少なく、幼児が遊べる公園も豊富で、たくさんの子連れシッター、家族で賑わっていました。
パリ全体の治安に関しては「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」で詳しく解説しています。
パリに行く全ての旅行者に読んでいただきたいおすすめ記事です。

サントゥスタッシュ教会まとめ
さながら美術館のようなサントゥスタッシュ教会。日本ではあまり知られていませんが、わたしのおすすめ教会です。
たまたまミサが始まる直前に見学できたので、時間になるとどんどん人が集まりオルガンの音が聞こえてきました。
歴史を感じながら、パリの人々の信仰心を垣間見ることができる素晴らしい体験となりました。
近くには公園、子供用ブティック、一風堂などもあるのでぜひ立ち寄ってみてください。
また、パリの教会テーマに「パリで絶対に外せない教会を徹底ガイド|元在住者が厳選して見どころを解説」というまとめ記事も書いてみました。

サントゥスタッシュ教会 | |
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住所 | 2 Imp. Saint-Eustache, 75001 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Les Halles駅 RER A,B,D号線Châtelet–Les Halles駅 |
時間 | – |
定休 | – |
料金 | – |
HP | http://www.saint-eustache.org/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
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