パリ旅行の楽しみといえば、名だたる著名人が通った老舗カフェで一服したり、美味しいランチを食べること。
※フランスのカフェは日本と違って、食事やワインを楽しむ場所でもあります。
中でも、モンパルナス界隈には名だたる芸術家や著名人が通った老舗レストラン、カフェがたくさん!

わたし達と同じように、日本の文豪や世界的映画スターも彼らの足跡を辿っています。
日本と違い、フランスでは有名人でも一般人と同じお店を利用することが多々あり、特に混乱もありません。そんなところも素敵ですよね。
このページでは、パリのカフェのなかでも人気の高い老舗カフェと、わたしたちがおすすめする穴場スポットをご紹介していきます。
前半にモンパルナスのお店を集め、後半でその他のエリアの有名カフェをピックアップしてみました。
ぜひパリの素敵なカフェで一生の思い出になる時間を過ごせますように♪
- パリで美味しいカフェを堪能したい
- パリの素敵な空間を楽しみたい
- パリに何度か来ているリピーター
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パリの人気老舗カフェ(モンパルナス)
ラ・ロトンド(La Rotonde)

1903年創業のラ・ロトンドは、モディリアーニやシャガールが通ったパリの老舗ブラッスリー。

アール・デコの重厚感ある豪華な内装で、20世紀初頭に芸術家たちが好んで通ったお店です。
無名の画家がしばしば飲み代の代わりに自分の作品を置いていったというエピソードもあり、店内にはモディリアーニなどの絵画(レプリカ)が飾られています。
- モディリアーニ
- ピカソ
- ギヨーム・アポリネール
- 藤田嗣治
- ジョルジュ・ブラック
- シャガール
- ドビュッシー
- ジャン・コクトー
- モイズ・キスリング
- フランソワ・ポンポン
- シャイム・スーティン
- シュザンヌ・ヴァラドン
- ユトリロ
- アントワーヌ・ブールデル
- ウラジーミル・レーニン
- レフ・トロツキー
- アナトリー・ルナチャルスキー
- レフ・カーメネフ
- マクロン大統領
ラ・ロトンド | |
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住所 | 105 Bd du Montparnasse, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Vavin駅から徒歩1分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ラ・クーポール(La Coupole)

1927年創業のラ・クーポールは、アールヌーヴォーの内装が美しいブラッスリー。
サルトルやヘミングウェイのほか、ジャン・コクトーや藤田嗣治、モディリアーニ、ピカソなどのエコール・ド・パリの画家などが通った老舗カフェです。
店内には、ラ・クーポールに通っていた著名人の写真が飾ってあり、古き良きパリの雰囲気を味わうことができます!

名物料理の仔羊カレーや魚料理を堪能してみてはいかがでしょうか。
ラ・クーポール | |
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住所 | 102 Bd du Montparnasse, 75014 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Vavin駅から徒歩1分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ル・ドーム・モンパルナス(Le Dôme Montparnasse)

1897年創業のル・ドーム・モンパルナスも上記と同様、サルトルやヘミングウェイ、ジャン・コクトーや藤田嗣治、モディリアーニ、ピカソなどのエコール・ド・パリの画家などが通いました。

アール・デコの豪華な装飾が施されたカフェで、名物の魚料理を味わってみてはいかがでしょうか。
ル・ドーム・モンパルナス | |
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住所 | 108 Bd du Montparnasse, 75014 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Vavin駅から徒歩1分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ル・セレクト・モンパルナス(Le Select Montparnasse)

1923年創業のル・セレクト。こちらも同じく上記の著名人が常連客でした。
アール・デコの落ち着いた雰囲気の内装で、創業以来、インテリアなどはほとんど変わっていないそうです。今でも俳優や作家など多くの著名人が集まります。
ル・セレクト・モンパルナス | |
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住所 | 99 Bd du Montparnasse, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Vavin駅から徒歩1分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
クロズリー・デ・リラ(La Closerie des Lilas)

象徴派の詩人を中心に多くの作家が集まり、文学カフェとして知られることになったクロズリー・デ・リラ 。
《誰がために鐘は鳴る》で知られる作家・ヘミングウェイや芸術家のピカソも通ったカフェです。

小説家の林芙美子もパリ滞在中によく足を運んだようで、《林芙美子 巴里の恋》にも店名が登場。
最近では、ハリウッドスターのジョニー・デップも常連となっているとか。
クロズリー・デ・リラ | |
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住所 | 171 Bd du Montparnasse, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Vavin駅から徒歩8分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パリの人気老舗カフェ(サン・ジェルマン・デ・プレ)
カフェ・ドゥ・フロール(Café de Flore)

1887年創業のフランスの老舗カフェ「カフェ・ド・フロール」は、1950年代に文化人たちが哲学論に花を咲かせた場所。
ジャン・ポール・サルトルはフロールの2階を自分の書斎のように利用し、シモーヌ・ド・ボーヴォワールやアルベール・カミュなどが集まりました。
またマルセル・カルネやアラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモント、ブリジット・バルドー、エディット・ピアフのようなスターまで幅広い層の人々に愛され、現在も世界中から観光客の訪れるパリで最も有名なカフェの1つです。
カフェ・ド・フロール | |
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住所 | 172 Bd Saint-Germain, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線 Saint-Germain-des-Prés駅から徒歩2分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
レ・ドゥ・マゴ(Les Deux Magots)

サン・ジェルマン・デ・プレ界隈にあるもう1つの老舗カフェ「レ・ドゥ・マゴ」。
カフェ・ド・フロールと同様、パリの文化人たちや上流階級の社交サロンのような役割を果たしていました。
パブロ・ピカソやアーネスト・ヘミングウェイなど文学仲間や芸術家たちが集まりました。
レ・ドゥ・マゴの5階にはジャン・ポール・サルトルが、2階にはシモーヌ・ド・ボーヴォワールが住んでいたことでも有名です。
レ・ドゥ・マゴ | |
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住所 | 6 Pl. Saint-Germain des Prés, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線 Saint-Germain-des-Prés駅から徒歩2分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ブラッスリー・リップ(Brasserie Lipp)

1880年創業の老舗ブラッスリー「リップ」は、ヘミングウェイが足繁く通ったことで知られています。
客層は政治家や文化人が多く、1925年以来、お店の内装をそのまま残した美しいブラッスリーです。

ブラッスリー・リップ | |
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住所 | 151 Bd Saint-Germain, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線 Saint-Germain-des-Prés駅から徒歩2分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パリの人気老舗カフェ(その他エリア)
カフェ・ドゥ・ラ・ペ(Café de la Paix)
オペラ地区にある1862年創業のカフェ・ド・ラ・ペ。
エミール・ゾラやヴィクトル・ユゴー、ギ・ド・モーパッサン、オスカー・ワイルド、アーネスト・ヘミングウェイなど数多くの文豪や著名人らが通いました。
歴史的建造物に指定されており、ナポレオン3世様式の気品ある空間で優雅なひとときを過ごすことができます。
夏はテラス席がおすすめ。
目の前にオペラ座を眺めることのできる絶好のロケーションにあります!
カフェ・ド・ラ・ペ | |
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住所 | 5 Pl. de l’Opéra, 75009 Paris 地図 |
最寄り | メトロ3・7・8号線Opéra駅から徒歩1分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
カフェ・デ・ドゥ・ムーラン(Café des deux Moulins)

映画「アメリ」で一躍有名になったモンマルトルのカフェ。
店内には、今も主演オドレィ・トトゥが演じたアメリの写真が飾られています。

ここに来たらぜひとも食べたいのが、アメリの大好物「クリーム・ブリュレ」!
サクレ・クール寺院からも近いので、観光のついでに足を運んでくださいね。
カフェ・デ・ドゥ・ムーラン | |
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住所 | 15 Rue Lepic, 75018 Paris 地図 |
最寄り | メトロ2号線Blanche駅から徒歩3分 |
定休日 | なし |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ル・ピュール・カフェ(Le Pure Café)

ノスタルジックな外観をもつル・ピュール・カフェは、映画「ビフォア・サンセット」の舞台となったカフェ。
お洒落なパリというよりも、古き良き時代のパリを彷彿とさせる内装で、地元の人たちに愛されています。
バスティーユ界隈のお洒落スポット「シャロンヌ通り」もあり、お買い物の合間のひと休みにおすすめです。
ル・ピュール・カフェ | |
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住所 | 14 Rue Jean-Macé, 75011 Paris 地図 |
最寄り | メトロ9号線Charonne駅から徒歩6分 |
定休日 | なし |
パリの街をもっと楽しむ

パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットも沢山あります。

パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
購入方法や使い方について詳しく解説した「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」は大変人気の記事です。



フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。



現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。


パリのおすすめカフェまとめ
パリで有名な素敵なカフェを紹介しました。
人気で混雑しているお店が多いので、時間に余裕をもって足を運びましょう。
料金は日本と比べるとかなり高いと感じますが、料理に限っていえばボリュームも多いので品数は少なめでちょうどいいと思います。
素敵な思い出ができますように!
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです