パリ3区にあるカルナヴァレ美術館は、先史時代から現代までのパリの歴史に関するコレクションを多く所蔵しています。
1880年に開館した長い歴史をもち、市立美術館ということでなんと無料で見学できます!
大規模な改修工事により2021年にリニューアルし、モダンでとっても素敵になりました。
子供たちが遊びながら体験できる展示もたくさんあり、娘も夢中で美術館内を散策したほど。
パリは見どころが多く、なかなかカルナバレまでたどり着けないかもしれませんが、マレ地区まで来たらぜひ短い時間でも立ち寄ってみてください。
当ブログ「フランスボックス」では、新しくなったカルナヴァレ美術館行き方や見どころなどを詳しくご紹介していきます!
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このページの目次
カルナヴァレ美術館観光情報
歴史
マレ地区の中心にあるカルナヴァレ美術館。歴史は古く、1880年に開館します。
もともとこの建物は、1548年にパリ市議会議長ジャック・デ・リニュリの邸宅として建てられました。
17世紀半ばに建築家フランソワ・マンサールによって改築され、1866年にパリ市がこの邸宅を買い取りました。
1989年には隣接するル・ペルティエ・ドゥ・サン・ファルジョー館も統合し、先史時代から古代、中世、ルネサンス、革命期、そして現代に至るまでの所蔵品が時系列に展示されています。
4年をかけて模様替えをしたカルナヴァレ美術館は、より洗練された美術館となって再オープンしました。
おすすめ観光の周り方
ピカソ美術館があるのはパリ3区。マレ地区と呼ばれるエリアです。
隠れ家的スポットが多く集まり、パリジャンだけでなく、観光する旅行者にとっても魅力的な場所です。
周辺にはピカソ美術館やヴィクトル・ユーゴー記念館などがあります。
行列のできるファラフェルのお店「L’As du Fallafel」も近くにあり、食べ歩きが楽しめます。
カルナヴァレ美術館から徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通り。
- ピカソ美術館(徒歩5分)
- ヴォージュ広場(徒歩3分)
- ヴィクトル・ユーゴー記念館(徒歩5分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
周辺には他にも見どころがあり、「パリ4区マレ地区で絶対行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
短期間で複数の観光スポットを周るスケジュールでない場合は、チケットのみを事前購入するのがおすすめです。
現地でチケット列に並ぶ時間は本当にもったいないので、ぜひ事前購入を検討してみてくださいね。
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
カルナヴァレ美術館の見どころ
多岐に渡る充実したコレクションを所蔵するカルナヴァレ美術館は、とにかく見どころが満載です。
写真のように大人も楽しめるしかけもたくさんあるため、時間に余裕をもって行くことをおすすめします!
看板展示室
カルナヴァレ美術館に入ると、一番最初にお店の看板を集めた看板展示室があります。
可愛らしい看板が並び、見ているだけで楽しくなる空間です。
さまざまなモチーフがあり、どんなお店看板か一目で分かるよう工夫が凝らされています。
セヴィニエ侯爵夫人の部屋
この館に20年ほど暮らしたセヴィニエ侯爵夫人の部屋もあります。
セヴィニエ侯爵夫人は、17世紀の書簡作家として知られています。
フランス革命にまつわる展示品
カルナヴァレ美術館は、フランス革命にまつわる展示品も充実しています。
フランス国王ルイ16世一家が幽閉されていたタンプル塔の部屋が再現されており、コンシェルジュリーに送られるマリー・アントワネットの絵画をはじめ、マリー・アントワネットのものとされる靴などが展示されています。
プルーストの部屋
フランスを代表する作家マルセル・プルーストの部屋も再現されています。
病弱だったプルーストは、「失われた時を求めて」のほとんどをベッドの上で書いたそうです。
そのベッドをはじめ、書棚や長椅子、父親の肖像画などプルーストの遺品が展示されています。
カルナヴァレ美術館の中庭
カルナヴァレ美術館には、素敵な中庭があります。
カフェ・レストランが併設されており、春から夏にかけてはテラス席がおすすめですよ!
カルナヴァレ美術館のお土産・ミュージアムショップ
カルナヴァレ美術館はミュージアムショップも併設しています。
アクセサリーやTシャツ、スカーフ、トートバッグ、食器など、お土産にピッタリなグッズが揃っています。
オリジナルグッズもあるので、お見逃しなく!
カルナヴァレ美術館口コミ・レビュー
パリに関する歴史資料・美術館。常設展は入場無料です。展示内容が非常に充実しており、一通り見て回るのに1時間はかかります。絵画や資料に加え昔の部屋を再現する展示も充実して没入感が高く、家具や調度品に興味のない人でも楽しめると思います。
ここを見学した後にパリの街を歩くと絵画に描かれた古くからの建造物がそのまま残っていたりして歴史を感じることができより楽しめと思います。(googleレビューより引用)
日本人からの知名度はそれほど高くありませんが、かなり評価の高い美術館のひとつです。
カルナヴァレ美術館の行き方・アクセス・最寄り駅
メトロで行く
最寄り駅は、メトロ1号線Saint-Paul駅。駅から徒歩5分とすぐなので、メトロで行くのがおすすめ。
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
カルナヴァレ美術館チケット情報・営業時間・所要時間
入場料金
無料
営業時間・定休日
パリにある美術館の多くが火曜休館ですが、カルナヴァレ美術館は月曜が休館日!
- 営業時間
10:00-18:00(火〜日) - 定休日
月曜日
所要時間
駆け足でまわるなら約1時間。じっくり周るなら2時間はみておきたいところ。
カルナヴァレ美術館周辺の治安
カルナヴァレ美術館のある3区は比較的治安の良い地区ですが、観光客を狙ったスリには注意してください。
スリ対策の基本
また、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
カルナヴァレ美術館まとめ
カルナヴァレ美術館はパリの市立美術館のため、無料で楽しむことができる穴場スポットです。
周辺にはパリ国立ピカソ美術館やコニャック・ジェイ美術館もあり、合わせて見学するのもおすすめです!
カルナヴァレ美術館 | |
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住所 | 23 Rue de Sévigné, 75003 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1号線Saint-Paul駅 |
時間 | 10:00-18:00 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 無料 |
HP | https://www.carnavalet.paris.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!