当ブログ「フランスボックス」では、フランス旅行で多くの人が使うであろう、オルリー空港からパリ市内までの移動方法をご紹介します。
- 空港から市内までの移動方法は何が一番お得?
- 公共交通機関の乗り方は難しい?
- 治安は大丈夫?
知らない土地では不安を感じると思います。
事前に知っていれば不安が安心に変わると思うので、実際に何度もパリへ行って感じたおすすめの移動方法や公共交通機関の乗り方などをご紹介します。
オルリー空港からパリ市内
ホテルの移動は送迎やタクシーがおすすめ
最近は以前にも増してスリが増えています
せっかくの旅行が台無しにならないよう
まったく土地勘がない場合や
ハイブランドで買い物をした場合は
ケチらず送迎やタクシーを使いましょう
このページの目次
オルリー空港からパリ市内へのおすすめアクセス方法は4つ
オルリー空港のターミナルは4つ。
日本からパリ・オルリーの空港への直行便は運行されていません。
オルリー空港は、主にヨーロッパ域内、中近東、アフリカ、カリブ海方面へのフライトが就航しています。
オルリー空港からパリ市内へのアクセス方法は、
- バス
- RER(鉄道)
- タクシー
- 空港送迎
の4つ。
それではもっとも安全安心な空港送迎から紹介していきます。
空港送迎は安心安全
初めてのパリ、複数人での利用、荷物が多い、駅からホテルまでの距離が少し離れているなら空港送迎かタクシーがおすすめです。
なぜなら、パリはスリをはじめとする危険が多いから。
到着直後に大きな荷物を持ちながらスリを警戒するのも疲れますし、初日からスリに遭うと旅が楽しくなくなってしまう可能性大。
また、パリのメトロの駅にはエレベーターやエスカレーターの設備がほとんどありません。こんな大都会で車椅子やベビーカーはどうしているのだろうと首をかしげたくなるほど不便です。
大きなスーツケースを持ちながらの移動はとても大変ですし、治安の観点からも好ましくありませんので、ぜひ送迎やタクシーの利用を検討してみてくださいね。
事前にネットで予約できるので、送迎なら「タクシー乗り場に行ったけれど1台もいなかった」というハプニングは起こりません。

タクシーの料金・所要時間・乗り場

繰り返しになりますが、大事なことなのでもう一度。
初めてのパリ、複数人での利用、荷物が多い、駅からホテルまでの距離が少し離れているなら送迎やタクシーの利用がおすすめです。
オルリー空港とパリ市内を行き来するタクシーは定額制なので、ぼったくられる心配はありません。
グループ旅行なら意外とタクシーがお得!
夜間休日は割増料金になったり、事前予約・5人以上の乗車・スーツケースの数によって追加料金がありますが、安全を考えれば安いもの。
特に子連れの場合はスリの多いメトロにスーツケースと一緒に乗るのは避けたいところ。
日本だとタクシーは贅沢なイメージがあるかもしれませんが、安心と安全のためにぜひ前向きに検討してみてください。
乗り場 | 各ターミナル到着階の手荷物引取所を出たところ |
---|---|
空港⇔パリ 所要時間 |
市内中心部まで約40~50分(行き先、道路状況により異なる) |
料金 | パリ右岸41ユーロ パリ左岸35ユーロ※ |
※2023年2月1日から値上げされました。夜間休日は割増料金。事前予約・呼び出し・5人以上の乗車は追加料金あり。スーツケース2個目から追加料金あり(1ユーロ)。
オルリーバスの料金・所要時間
旅慣れている人や荷物が少ない場合におすすめ移動方法はバス!バス停からホテルが近いならコスパが良く楽チンです。
オルリー空港から市内へのバス運航会社は「OrlyBus(オルリーバス)」
2025年1月2日からは空港⇔市内のバス・電車運賃は一律13ユーロに変更となります。
オルリーバス | |
---|---|
路線 | 空港⇒パリ市内まで運行 |
空港⇔パリ 所要時間 |
約30分 |
料金 | 11.20ユーロ(ナビゴイージーにチャージする場合は10,05€) |
公式HP | https://www.orly-aeroport.fr/orlybus/ |
RER(鉄道)の料金・所要時間

治安に不安があるので初心者さんにはあまりおすすめできませんが、とにかく安くて速くて便利なのがRERです(高速鉄道)。
日本でいうところのJRのような電車。一駅一駅の間隔が広いです。
紹介する移動手段の中でもっとも速くてもっとも安いですが、残念ながらあまりおすすめできません。
なぜなら、あまり治安が良くないから。
夕方~通勤ラッシュの時間はとても混雑します。
はじめてのパリなら送迎かタクシーがおすすめです!
RERのチケットは券売機(緑か青)か窓口で購入可。券売機はお札が使えないタイプが多いので、クレジットカード支払いのつもりで購入しましょう。
2025年1月2日からは空港⇔市内のバス・電車運賃は一律13ユーロに変更となります。
路線 | B線 |
---|---|
空港⇔パリ 所要時間 |
市内中心部まで30~50分(行き先により異なる) |
料金 | 大人14.10ユーロ 子供(4〜10歳)7.05ユーロ |
※安くて早いのが特徴ですが、初めてのパリならおすすめしません。ひとり旅や深夜早朝発着であれば利用は控えたいところ。日本人は狙われやすいので注意。
パリの街をもっと楽しむ
パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットもたくさんあります。


パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
当サイト限定クーポンがあります
「フランスボックス」には現地ツアーや美術館の入場チケットを購入できる代理店サイトで使用可能な当サイト限定の割引クーポンがあります。
大抵のチケットは公式サイトでも購入可能ですが、ほとんどのサイトで日本語は非対応。
当サイトでおすすめしている日本語対応の代理店サイトは以下のとおりです。
- 楽天トラベル観光体験
└ 楽天ID・楽天ポイントがそのまま使える - KKday
└ 当サイト限定割引クーポンあり
- klook
└ 当サイト限定割引クーポンあり - GetYourGuide
└ レビューが多く取り扱いが豊富
いくつかを組み合わせて使うもよし、どれか好きな会社をひとつ選んで他のチケットを手に入れるもよし。
わたしは日本語で購入できる、割引やポイントが貯まる、いちいちIDを作るのが面倒という理由で公式を利用することはほとんどありません。ぜひお得なクーポンを使って事前予約をしましょう。
パリは特にGWや夏休み・年末年始などの大型連休や観光のハイシーズンの場合、どこの施設も混雑が予想されます。
最悪の場合、チケットが売り切れ、入場自体できないということも。
現地購入より多少高くなったとしても、事前にオンラインでチケットを購入しておきましょう。
1週間前だと売り切れてしまうので、なるべく早く、遅くとも2週間前には予約するのがおすすめです。
KKdayのクーポン
【KKday
当サイト限定クーポンで5%割引】
クーポンコード『5OFFOHAYO2023』
☑2025年5月31日まで
(予約は2025年3月31日まで)
☑3,000円以上で5%オフ(上限600円)
☑当サイトURLからの申込で有効
☑日本の新規会員初回限定
☑一部対象外商品あり
【KKday
当サイト限定クーポン割引】
クーポンコード『OHAYOTOUR24』
☑2024年12月31日まで
(予約は2025年3月31日まで)
☑15,000円以上で1,000円オフ
☑当サイトのURLからの申込で有効
☑一部対象外商品あり
klookのクーポン
【klook
当サイト限定クーポンで最大6%割引】
クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。

パリのおすすめツアーやチケットサイトをまとめた「パリ旅行で事前に予約すべきおすすめチケット現地ツアー」もお見逃しなく!
シティパスを活用する
コロナ禍以降、どこも値段が上がりすぎて、チケット料金のことを考えると「やめておこうか…」と思うことも増えてきました。
でも、せっかくここまで来たのに、数千円の違いであきらめる方がもったいないのでは?と思いなおし、最近はもっぱらこのようなシティパスを利用するようになりました。
一度買ってしまえばチケット料金のことはそれほど気にならなくなります。
もちろん料金の元を取ることも可能で、通常料金よりもお得に周れる・節約できるところも魅力。
ですが、わたしの場合は「絶対元をとってやろう」というよりは、行きたい場所へチケット料金を気にせず行けるという「ストレスがなくなるところ」が一番気に入っています。
パリミュージアムパス
2日〜1週間程度の短期滞在でパリを効率的に楽しむなら「Paris Museum Pass」がとっても便利!

パリに訪れる際、毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
※[]内は定休日
美術館 | ルーブル美術館[火] |
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オルセー美術館[月] | |
ポンピドゥーセンター/国立近代美術館[火] | |
オランジュリー美術館[火] | |
ピカソ美術館[月] | |
ロダン美術館[月] | |
クリュニー中世美術館[火] | |
ギュスタブ・モロー美術館[火] | |
ドラクロワ美術館[火] | |
ニシム・ド・カモンド美術館[月火] | |
ケ・ブランリー美術館[月] | |
ギメ東洋美術館[火] | |
アラブ世界研究所[月] | |
ユダヤ教芸術歴史博物館[月] | |
歴史的 建造物 |
凱旋門 |
ノートルダム大聖堂の塔 | |
ノートルダム大聖堂のクリプト[月] | |
オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ | |
パンテオン | |
コンシェルジュリー | |
サント・シャペル教会 | |
贖罪教会[不定期] | |
下水道[木金] | |
パリ郊外 | ヴェルサイユ宮殿とトリアノン[月] |
フォンテーヌブロー城[火] | |
マルメゾン城[火] | |
ランブイエ城[火] | |
コンピエーニュ城[火] | |
コンデ博物館/シャンティ城[火、毎年1月] | |
ヴァンセンヌ城 | |
サンジェルマン・アン・レイ考古学博物館[火] | |
シャン城[火] | |
イヴリン県立モーリス・ドニ美術館[月] | |
メゾン・ラファイエット城[火] | |
ピエールフォン城 | |
シャアリ修道院 | |
ルネッサンス博物館/エクアン城[火] | |
セーブル陶磁器博物館[火] | |
サン・ドニ寺院 | |
ポール・ロワイヤル博物館[火] | |
ムードン・ロダン記念館[月-木] | |
サヴォア邸[月] | |
航空宇宙博物館[月] |
パリミュージアムパス
購入はklookから
当サイト限定3〜6%オフクーポンで
お得に購入できます
割引クーポンコード
『KLOOKOHAYO』
※2025年7月1日まで / 割引上限1,000円
3回まで利用可能
※出発前に郵送で欲しい場合は、ミュージアムパス日本代理店サイトの利用がおすすめ
※春から夏にかけてのハイシーズンは1ヶ月前の予約を推奨しています。
ハイシーズンはミュージアムパスを持っていても予約が必要な施設もあるので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
(過去に予約が必要だった施設 → ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル教会、コンシェルジュリー *ルーブル美術館は常に予約が必要です)

GoCity周遊パス
GoCityパリ周遊パスは、パリのチケットやアクティビティを自由に組み合わせてお得に観光を楽しめるシティパス。
大きくわけて2種類あり
- エクスプローラーパス
└ 3〜7ヶ所の施設を選択可能 / 施設数によって金額が異なる / 対象スポットは体験系や食事系のアクティビティ中心 - オールインクルーシブパス
└ 2〜6日を選択可能 / 日数によって金額が異なる / 期間中は入場し放題 / 4日券か6日券を買えば、対象スポットはパリの有名観光スポット・美術館をはじめ、体験系や食事系のアクティビティまで全部で100ヶ所以上
オールインクルーシブパスは3日までだと美術館や博物館が含まれませんが、4日以上を選択するとパリミュージアムパスが付いてくるのでほとんどの美術館が対象に!
すでにミュージアムパスを購入予定で、6日以上パリに滞在して観光する予定の方はかなりお得。行き放題になるのも嬉しいポイント。
対象スポットの中には事前予約が必要なスポットがあったり、エクスプローラーパスの場合、施設の組み合わせによっては損してしまう可能性もありますが、あちこち出かけたり、経験するのが好きな人、ある程度体力がある人には最適なパス。
ぜひ、GoCityパリ周遊パスを使って新しい経験を試してみてはいかがでしょうか。

交通機関を乗りこなす方法と注意事項
パリの交通機関には、日本と同じように「1日乗り放題券」などを利用して、安くバスやメトロに乗る方法があります。
チケットの種類はいくつかあり、複雑です。
当ブログ「フランスボックス」では、どの切符を選べばいいかわからないあなたのために、パリのお得な切符の選び方をまとめています。
また、TGVやTERなど鉄道の予約は事前予約をしておきましょう。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
当サイト限定クーポンで最大6%割引】
クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)

ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。

オルリー空港からパリ市内までの移動方法まとめ
フランスの玄関口、オルリー空港からパリ市内への行き方を4パターンご紹介しました。
タクシーとバスに共通して言えることですが、パリの街は夕方~夜にかけて渋滞します。
場合によっては普段の2倍時間がかかることもあるので、16時以降のバスに乗る場合は飛行機の時間に間に合わないなんてことがないように十分注意してくださいね。
また、以前は節約ばかりしていましたが、タクシーで移動すると緊張感が少なく疲れにくいなと感じます。
安さを重視するか、速さを重視するかで最適なアクセス手段は変わってくるので状況や旅の目的に合わせて交通手段を選んでみてください。
オルリー空港からパリ市内
ホテルの移動は送迎やタクシーがおすすめ
最近は以前にも増してスリが増えています
せっかくの旅行が台無しにならないよう
まったく土地勘がない場合や
ハイブランドで買い物をした場合は
ケチらず送迎やタクシーを使いましょう

パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!

予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!