パリジャンの憩いの森であるヴァンセンヌの森は、四季折々にさまざまな表情を見せてくれる美しい森です。
そんな自然豊かな森で、パリジャンはピクニックをするのが大好き!
お天気の良い日には、チーズやワイン、バゲットを片手に、森林浴でマイナスイオンをたっぷり浴びながら、おしゃべりを楽しみます。
このページでは、そんなパリジャンの癒しのスポット「ヴァンセンヌの森」をご紹介していきますね。
- ヴァンセンヌの森ってどんなところか知りたい
- 動物園や水族館に興味がある
- パリの自然に興味がある
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このページの目次
ヴァンセンヌの森観光情報
パリの東に位置するヴァンセンヌの森(Bois de Vincennes)。
パリの西側にある高級住宅街16区に隣接したブーローニュの森に比べると、やや庶民的な雰囲気の漂う森ですが、かつては王の狩猟場でした。
フランス革命後、ナポレオン3世によってパリジャンのための森林公園となります。
995ヘクタールの広大な森には、今でも豊かな自然が残り、犬の散歩をしている人やジョギングをしている人などをたくさん見かけます。
ヴァンセンヌの森の北側には、12世紀に建てられたヴァンセンヌ城が佇みます。ヴァンセンヌの森を一望したいのなら、お城の展望台がおすすめですよ!
おすすめ観光の周り方
ヴァンセンヌの森のあるパリ12区は、有名観光スポットこそありませんが、南方面へ電車で旅行に出かける際、利用することになるリヨン駅があります。
メトロはもちろん、RER(エール・ウ・エール)やTER(テ・ウ・エル)、TGV(テ・ジェ・ヴェ)などの発着駅で、イタリアやスイス行きの電車もここから出ています。
周辺には、高架橋を利用したヴィアデュック・デ・ザール(芸術高架橋)があり、ギャラリーやアトリエが並びます。
少し足を延ばせばヴァンセンヌ城もありますが、森の中の一人歩きは避けましょう。
ヴァンセンヌの森から徒歩10分圏内の代表的なスポットは以下の通り。
- パリ動物園(徒歩7分)
- パリ花公園(徒歩13分)
- ヴァンセンヌ城(徒歩15分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
周辺には他にも見どころがあり、「パリ12区ヴァンセンヌ界隈で行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
短期間で複数の観光スポットを周るスケジュールでない場合は、チケットのみを事前購入するのがおすすめです。
現地でチケット列に並ぶ時間は本当にもったいないので、ぜひ事前購入を検討してみてくださいね。
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
ヴァンセンヌの森見どころ
ヴァンセンヌ城の他にも、パリ動物園やヴァンセンヌ競馬場、移民博物館、トロピカル水族館、パリ花公園、美しい4つの湖など、ヴァンセンヌの森は見どころが盛り沢山です!
パリ動物園(Parc zoologique de Paris)
photo by Corentin Foucaut
ヴァンセンヌの森に隣接する1934年開園のパリ動物園。
老朽化により大規模な改修工事を経て、2014年にリニューアル・オープンしました。
マダガスカル、ギアナ、ヨーロッパ、スーダン、パタゴニアの5大陸に分けられた14ヘクタールの敷地内で、2000匹以上の動物たちに出会えます。
移民歴史館(Musée national de l’histoire de l’immigration)
photo by Gaël Chardon
ヴァンセンヌの森のすぐ近くには、歴史的建造物にも指定されたエキゾチックな建物が目印の「ポルト・ドレ宮(Palais de la Porte Dorée)」があります。
1931年の植民地万国博覧会の際に建てられ、2007年に同宮殿内に「移民歴史館」がオープンしました。
1960年には「アフリカ・オセアニア美術館」として生まれ変わりますが、7区のエッフェル塔の麓にある「ケ・ブランリ美術館」のオープンにともない、アフリカ・オセアニア美術館にあったコレクションは、ケ・ブランリ美術館に移され閉館します。
しかし2007年には、「移民歴史館」として再スタートを切り、19世紀以降の移民の歴史を紹介しています。
トロピカル水族館(Aquarium Tropical de la Porte Dorée)
photo by Pedro
ポルト・ドレ宮の地下には、1万5千匹もの海の生物に出会える「トロピカル水族館(Aquarium Tropical de la Porte Dorée)」があります。
1931年の植民地万国博覧会の際に、植民地の魚を展示するために作られました。
アジア、南米、アフリカ各地の魚を見ることができます。
パリ花公園(Parc floral de Paris)
35ヘクタール以上の広大な土地にたくさんの花々が咲くパリ花公園(Parc floral de Paris)
お散歩にもピクニックにもぴったり!
ヴァンセンヌの森は、日中は比較的安全ですが、人気のない場所や朝早い時間帯、または夜遅い時間帯には、危険ですので近づかないようにしましょう!
ヴァンセンヌの森口コミ・評判
とにかく広い。全部まわるのは無理なので、ピクニックなどしてのんびり過ごすのに向いてます。
池のボートに乗って池全体を約1時間で制覇できます。カモの大群に遭遇したりなかなか面白い。
フランス最大級の動物園が併設されています。トラムのT3が延長されたので、天気の良い日はパリ市内南からトラムで行けば外の景色を見ながらのんびりたどり着けます。
ジョギングやサイクリングしている人も多数いますので、それらに交じってジョギング。サイクリングした入り過ごすのもいいですね。(引用:トリップアドバイザー)
Googleレビューでスリ集団にあったという口コミも見られました。十分注意してくださいね!
ヴァンセンヌの森アクセス・行き方
メトロで行く
最寄り駅は、メトロ1号線Château de Vincennes駅または8号線Porte Dorée駅。
1号線Château de Vincennes駅は、パリ花公園の入口付近まで徒歩約10分。
8号線Porte Dorée駅は、動物園やドーメニル湖方面の入口付近まで徒歩約3分。
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
RERで行く
最寄り駅は、A線Vincennes駅です。
ヴァンセンヌの森の「ダム・ブランシュ通り」入口まで徒歩約8分。
関連記事RER(高速鉄道)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
ヴァンセンヌの森の入場料・営業時間・所要時間
入場料
- パリ動物園
大人(13歳〜)20ユーロ
子供(13歳未満)17ユーロ
子供(3〜12歳まで)15ユーロ
- 移民歴史館
エクスポジション期間中 6ユーロ
エクスポジション期間外 4.5ユーロ
※26歳以下・毎月第一日曜日は無料
- トロピカル水族館
大人 7ユーロ※エクスポジション期間中
子供 5.5ユーロ※エクスポジション期間中
大人 5ユーロ※エクスポジション期間外
子供 3.5ユーロ※エクスポジション期間外
移民歴史館+トロピカル水族館の両方を見学の場合
- エクスポジション期間外 大人8ユーロ
- どちらか片方がエクスポジション期間中 大人9ユーロ
- 両方がエクスポジション期間中 大人10ユーロ
家族割引(大人2人+18歳以下の子供2人)
- エクスポジション期間外 17ユーロ
- どちらか片方がエクスポジション期間中 20ユーロ
- 両方がエクスポジション期間中 22ユーロ
営業時間
- パリ動物園
10:00-17:00(2020年3月以降の営業時間は要確認)
- 移民歴史館
10:00-17:30(火〜金)
10:00-19:00(土・日)
(いずれも入館は、閉館時間の45分前まで)
- トロピカル水族館
10:00-17:30(火〜金)
10:00-19:00(土・日)
(いずれも入館は、閉館時間の45分前まで)
定休日
- パリ動物園
木 - 移民歴史館
月、1月1日、5月1日、12月25日 - トロピカル水族館
月、1月1日、5月1日、12月25日
所要時間
ヴァンセンヌの森はとにかく広いので敷地内のどの施設を訪れるかによって所要時間の目安は変わってきます。
各施設を訪問するのであればそれぞれ1時間強を目安に見積もっておくと良いと思います!
ヴァンセンヌの森周辺の治安
ヴァンセンヌの森および観光スポット周辺は、観光地というよりは住宅街のイメージ。
パリ市内の中では比較的安全ですが、人気のない場所や朝早い時間帯、または夜遅い時間帯は十分注意が必要です。
また女性同士でヴァンセンヌの森へ行く場合には、周りに注意して行動してください。
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
ヴァンセンヌの森まとめ
パリにいることを忘れてしまうような緑豊かなヴァンセンヌの森。見どころもたくさんあり、1日中楽しめる場所です。
都会の喧騒に疲れたら、ぜひこの森を訪れて癒されてくださいね。
ヴァンセンヌの森 | |
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住所 | Route de la Pyramide, 75012 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1号線Château de Vincennes駅 メトロ8号線Porte Dorée駅 |
HP | https://en.parisinfo.com/paris-museum-monument/71314/Bois-de-Vincennes |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
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ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!