
旅行者があまり訪れることのない、パリ19区・20区。
移民の街、下町、労働者の街として知られ、わたしたちが知っているパリの中心とは一味違う雰囲気のするエリアです。
低所得者が集まるので、格安スーパーなど価格重視のお店が多く、混沌とした場所が好みの方は意外と気に入るかもしれません。
観光スポットはあまりありませんが、ショパンやモディリアーニが眠るペールラシェーズ墓地、モントルイユ蚤の市があります。
最近は若いファミリーやアーティストも引っ越ししてきて、街の開発が進んでいます。
これから楽しみな地区でもありますが、注意点をよく読んで気をつけて行動してくださいね!
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このページのもくじ
1. 全スポット一覧
2. 観光スポット地図
3. 19,20区の治安と注意点
パリ19区・20区の全観光スポット一覧
※観光スポット名をタップすると詳しい記事へジャンプします
- ヴィレット公園
- ビュット・ショーモン公園
- ベルヴィル公園
- ペール・ラシェーズ墓地
- モントルイユ蚤の市
パリ19区・20区の治安
パリの19、20区は移民が多く治安が悪い場所として認識されているので旅行者はあまり近寄りません。
かくいうわたしも、ペールラシェーズと蚤の市くらいしか訪れたことがないので実はあまり詳しくないのです。
墓地はそうでもなかったけど、蚤の市はちょっと怖い雰囲気がありました。
一言で移民といいましたが、具体的には、アフリカ系黒人、アラブ人、中華系を筆頭としたアジア人、ユダヤ人など本当に様々。
ギャング(不良集団)もいるため、たまたまギャングの抗争に遭遇したりすると大変です。
日本人が歩いていると中国人と間違われる可能性もありますし、事件に巻き込まれたという被害も報告されています。
とはいえ、日中人通りの多い中で必ず狙われるというわけではありません。在住者の中にはエキゾチックで面白い地域だという人もいます。
世界中旅して、かなり旅慣れしたわたしが、在住者の方々にインタビューした出した結論は、
夜は近寄らないこと、なるべく2人以上で行動することを意識して、旅慣れた人であれば街歩きをしても大丈夫!
だけど、おすすめはしないし十分すぎるくらい気を付けてね。
という感じです。
パリが初めてだったり、慣れていない人がわざわざ行く場所でもないような気がするので用事がないならやめておきましょう。
『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』という20区を舞台にした映画もあるので、雰囲気が知りたい方はぜひチェックしてみてください。
パリの治安については「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」でさらに詳しく紹介しています。
パリの街をもっと楽しむ

パリは東京の山手線と同じくらいの広さ。
メトロやバスを使えば1日でかなりの場所をまわれますし、徒歩で散策できるスポットも沢山あります。

パリでお気に入りの過ごし方は美術館をはしごしながら、素敵なカフェで休憩をとったりスーパーでお土産を物色すること♡
このブログでは、パリで絶対行くべき人気観光スポットやフランス旅行の人気定番お土産などパリをもっと楽しむためのコツが書かれた記事を沢山紹介しています。
ぜひこの記事を参考に旅行の計画を立て楽しんでくださいね!
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

またアートや文学好きの人のために「ガイドブック以外のフランス旅行をさらに楽しむためのおすすめ書籍」も作成しました。ぜひご覧ください!
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
毎回チケットを買って旅行を楽しんでいます。
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。
購入方法や使い方について詳しく解説した「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」は大変人気の記事です。

フランスの偉人・芸術家ゆかりの地をめぐる
自分がフランスに行くとき、こんな記事があったらいいな…を形にしました。
大好きなゴッホ、ルノアール、モネを出発点に、パリを中心としたゆかりの地スポットをまとめています。

現地ツアーに参加する
パリは治安面に不安はあるものの、個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
思い出を写真に残せるフォトツアーも大変おすすめです。

パリのおすすめツアーやチケットサイトをまとめた「パリ旅行で事前に予約すべきおすすめチケット現地ツアー」もお見逃しなく!