パリの物価と聞くと大体の方が「日本より高そう」とイメージするのではないでしょうか?
実際のパリの物価は、日本(東京)の約1.5倍!
2023年1月現在でいうと円安もあって場所によっては体感で2倍くらいになっていると思います。
今回は旅費の計画を立てるのに参考になりそうな物価をまとめてみました。
- パリ旅行の旅費の計画を立てたい
- ホテルやレストラン、お土産などの相場価格が知りたい
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
パリのホテル代が高すぎる!
久しぶりのパリ旅行
ツインで清潔感のある部屋を探したら

たったそれだけの条件なのに
日本で1泊2万円ぐらいのホテルが
パリではなんと1泊3〜5万!?
お手上げ状態だったホテル探し…
私が宿泊代を節約した方法を
詳しくまとめました
このページの目次
パリの物価は日本の1.5倍
フランスは、物価の高い国といわれています。
なぜなら、フランスの消費税(TVA:付加価値税)が20%と高く設定されているから。
中でもパリは大都市ということもあり、地方と比べても全てにおいて割高。
パリ旅行の際には、物価事情をしっかりと把握した上で観光すると、より一層素晴らしい旅となりますよ♪

パリのホテル宿泊費の相場目安


フランスのホテルは、フランスの政府観光局によって設定された基準により、「星無し・1つ星・2つ星・3つ星・4つ星・5つ星・パラス」と7段階に分けられています。
当然ながら、料金もさまざま。また同じパリ市内でも、中心部に近いほど値段が高くなる傾向にあります。
全体的なホテル価格相場を簡単に説明すると以下のようになりました。(1人1泊の価格)
- ドミトリー・ユースホステルなど:¥3,000〜
- パリの3つ星ホテル:¥15,098
- パリの4つ星ホテル:¥24,392
- パリの5つ星ホテル:平均¥64,180
(2020年Booking.comの平均値)
もともとアジアと違ってドミトリーでも結構高いですし残念ながら設備も良くありません。それが2023年にはここまで値上がり…。
ちょっと信じられないくらいのインフレですね。
- ドミトリー・ユースホステルなど:¥7,000〜
- パリの3つ星ホテル:¥59,366
- パリの4つ星ホテル:¥99,023
- パリの5つ星ホテル:平均¥311,707
(2023年Booking.comの平均値)
予算や目的に合わせて選びましょう。ちなみにホテルの価格表示は、1部屋の値段なので複数人で泊まればその分安くなります。
ただし、価格の安いホテルは、治安のあまり良くない場所にあることもあります。
いくら安くても、パリで治安の悪い地域に滞在するのはまったくおすすめできません。
なぜなら、治安の悪い地区では軽犯罪以上の傷害事件に発展するようなでき事に遭遇してしまう可能性があるから。節約よりも身の安全が第一です。
パリの食事・レストランの値段・価格


旅先での楽しみの1つでもある食事。
残念ながら、美食の街「パリ」の外食費は高くつきます。
カジュアルなものから高級レストランまであり、当然値段もさまざまですが、気軽に美味しいものが食べられるレストランは、日本に比べて少ないような気がします。



例えばランチの場合、日本では1000円以下で食べられるお店はたくさんあります。けれどもパリでは、10ユーロ以下で食べられるところは限られてきます。
カフェやビストロ、カジュアルなレストランには、「前菜+メイン」、あるいは「メイン+デザート」の「Formule」 や「Menu」といったお得なセットもありますが、大抵15〜20ユーロぐらい。
パン屋さんでサンドイッチを買えば、10ユーロ以下で食べることができます。
レストランの値段はエリアによっても若干変わってきます。
観光地周辺や高級住宅街などは割高なので、少しでも外食費を抑えたい場合には少し観光地から離れた場所を選ぶのもいいかもしれません。



パリのスーパーの物価・価格


スーパーは安くてその国特有の珍しいものが手に入るので、旅行者にとっては魅力的な場所です。
パリは物価が高いというイメージですが、スーパーで売られている食材はそこまで高くありません。
日本の輸入食品のお店で購入することを考えれば安いです。
水・ジュースなどの飲料
ミネラルウォーターは、スーパーで2Lのペットボトルが0.5ユーロ(約65円)。
ヴォルビックやエヴィアンなど日本でもおなじみのメーカーの水がどこでも売っています。


日本と違ってデパートや観光地で買うと高く、1本300円することもあります。
コーラ(500ml)は1.5ユーロ、オレンジジュースは1.2ユーロ。
フランスは水道水も飲めますが、わたしはいつもミネラルウォーターを購入します。
あと、自販機は壊れていることがあり、お金が返ってこなくて嘆いている人もいます(笑)
ワインなどのアルコール類


フランスと言えば、ワイン!と楽しみにしている方も多いのではないでしょうか♪
スーパーのお酒売り場にはたくさんのワインが置いてありました。3ユーロ弱~さまざまな価格のワインがあります。


こちらはスパークリングワインの棚。
日本でもおなじみのシャンパン、モエ・エ・シャンドンは34.43ユーロ!
日本円にすると約4,273円です。Amazonでも4,798円で購入できるので500円ほど安いという感じ。まったくお得じゃないですね。(笑)
わざわざパリまで行ってモエを買う必要はありませんが、ワインはスーパーでも安くておいしいものがたくさんあります!



お菓子類


バラマキ土産にぴったりなのが、スーパーのお菓子。
個包装でない商品も多いので、バラマキに使う場合は商品をよくチェックしてください。
ボンヌママンのマドレーヌや日本の輸入食品店でも見かけるチョコレートがずらり。


クラッカー、ビスケット、マドレーヌなどのお菓子がどれも1袋3~4ユーロ前後で購入できます。


チョコレートは2~3ユーロで購入できます。
日本で見かけないパッケージのリンツもたくさん売っています。
野菜・果物


観光で訪れるとなかなか購入する機会はありませんが、自炊する方向けに。
フランスのスーパーはマルシェと同じく量り売り。
1個いくらではなく、重さによって値段が決まります。
欲しい分だけ袋に入れて、軽量⇒値段のシールを貼るというところまで自分で行うお店が多いです。
- ナス:1kg 2.7ユーロ~
- 玉ねぎ:1kg 3.5ユーロ~
- トマト:1kg 3.9ユーロ(~
- ズッキーニ:1kg 2.99ユーロ~
乳製品(チーズ・バター)


フランスのスーパーマーケットの中で一番気に入っているのがチーズ売り場!
日本とは比べ物にならないくらいたくさんのチーズが安い値段で売られているのでとっても楽しいです。
カマンベールチーズが1ユーロ後半~で購入できちゃいます。他のチーズも2~5ユーロと手ごろ。


セミハード・ハードタイプのチーズなら日本への持ち帰りも大丈夫♪
チーズもおいしいですが、バターも人気!
エシレやボルディエなどの有名なバターはデパートの食品売り場で購入できます。


写真は、ル・ガールのバターです。
どれも3~5ユーロくらいなので、日本より安い!(日本では800円~1,000円くらい)
ジャム


パンが主食のフランスにはおいしいジャムがたくさん!
日本ではボンヌママンが有名ですが、それ以外のジャムもたくさん売られています。日本よりたくさんフレーバーの種類があるので目移りしてしまいます。
大きな瓶で1瓶5~9ユーロ程度。
クリスティーヌ・フェルベールはお高いですが、信じられないほど美味しかったので一度お試ししてみてください♡
パリの公共交通機関・タクシー料金の値段
メトロ・トラム・バス


パリ交通公団RATPが運営するメトロやトラム(路面電車)、バスは、パリ市内の路線ゾーンであれば、どこへ行っても一律料金です。
利用する日数や頻度に合わせてチケットを賢く購入しましょう。
- チケット1枚(Ticket t+) 1.9ユーロ (※但し、バスで買う場合、1ユーロ)
- チケット10枚綴り(Carnet de 10) 14.90ユーロ
- チケット10枚綴り(Carnet de 10 tarif réduit)〈4〜10歳まで〉 7.45ユーロ
- 1日乗車券(Mobilis) 7.5ユーロ
- 1日乗車券(Forfait Navigo Jour) 7.5ユーロ
- 1週間乗車券(Forfait Navigo Jour) 22.80ユーロ(すべてのゾーン)
- 1ヶ月乗車券(Forfait Navigo Jour) 75.20ユーロ(すべてのゾーン)
タクシー
パリのタクシーは、日本に比べると比較的リーズナブル。
認可のあるタクシーには、「Taxis Parisiens」と書かれたタクシーランプが付いているので、一目で分かります!
ほとんどが個人タクシーであるため、車種や色はさまざま。客引きをしている無許可タクシーには、くれぐれも乗らないようご注意ください!
- 初乗り料金 2.6ユーロ
- 最低支払料金 7ユーロ
- 2つ以上の大きな荷物 1ユーロ
パリの有名観光スポットの料金目安
エッフェル塔


エッフェル塔はどこまで登るかによって料金が異なりますが、6~17ユーロかかります。
詳しくは「エッフェル塔の行き方・入場料金・見どころガイド」で解説しています。



ディズニーランド・パリ


ヨーロッパ唯一のディズニーランド「ディズニーランド・パリ」。
入場料金はシーズンや日程(混雑状況)、購入方法によって価格が変動しますが、1DAY・2パーク用チケットで、87~130ユーロ。3年前の2倍の金額に…!
詳しくは「ディズニーランド・パリの行き方・料金・見どころ完全ガイド」で解説しています。






ルーブル美術館などパリの美術館の入場料金


パリの美術館の入場料金は、決して安いとは言えませんが、賢く利用する方法があります。それは、毎月第一日曜日に入館が無料になる美術館があること!
ただし、パリ市内にあるすべての美術館ではないので、事前に確認をしておきましょう。(※シーズンによっても実施しない場合があります。)
- ルーブル美術館(17ユーロ)
- オルセー美術館(14ユーロ)
- ポンピドゥーセンター/国立近代美術館(14ユーロ)
- オランジュリー美術館(12.5ユーロ)
- ピカソ美術館(14ユーロ)
- ロダン美術館(14ユーロ)
- ケ・ブランリー美術館(12ユーロ)
- ヴェルサイユ宮殿(20ユーロ)
- 凱旋門(13ユーロ)
- パンテオン(11.5ユーロ)
- コンシェルジュリー(11.5ユーロ)
- サント・シャペル教会(11.5ユーロ)



パリを遊びつくすなら「パリ・ミュージアム・パス」がおすすめ!
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「パリ・ミュージアムパス」がとっても便利!
パリ・ミュージアムパスを持っていれば、パリ市内とパリ近郊の美術館や観光スポットなど約60ヶ所以上の施設で入場チケットとして使うことができます。
しかも、ミュージアム・パス購入者限定の入口が設けられている対象スポットもあるので、スムーズな入場が可能♪時短につながります!
詳しくは、「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」で解説しています。



パリのお土産の物価
パリのお土産の物価についても、一言で言うのは難しく、安いものから高価なものまでいろいろあります。
ただ旅行者向けに売られている、いかにも「パリ土産品」というものは、割高に値段が設定されています。
また観光地周辺のお店も値段が高め。ここではお手軽に買える商品をいくつかご紹介しておきます!
パリを代表するスーパー「モノプリ」


観光地周辺の店舗なら、パリらしいお土産が揃っています。
中でもモノプリのエコバッグは、旅行者に大人気!



ボンヌママンのお菓子・ジャム
またボンヌママンシリーズのお菓子やジャムも人気で、日本未発売のものがおすすめです!


小さめの瓶だと2〜3ユーロ台とリーズナブルな価格なのも嬉しいですね。



高級バターのエシレ・ボルディエ


他にも日本で購入するとかなりの金額になってしまう高級バターの「エシレ」や「ボルディエ」は、パリでは約3〜5ユーロで購入することができます。
メダイユ


奇跡のメダイユ教会で販売されている「メダイユ」もパリの人気お土産の1つです。大きさや形・色・材料によって値段が異なりますが、1個あたり0.5〜4ユーロ程度です。
詳しくは「「奇跡のメダル教会」はパリのパワースポットだった!行き方・見どころガイド」で解説しています。
キーホルダー


パリのシンボルであるエッフェル塔のキーホルダーも大人気!
観光地周辺のお土産屋さんでは、1ユーロ前後で売っています。
ぐれぐれもお土産グッズを持った物売りからは買わないように!
美術館限定グッズ


またパリらしいお土産として人気の高いのが美術館限定グッズ。
料金は、商品によりさまざまですが、他では手に入らない商品ですので、気に入ったものがあれば迷わず購入しておきましょう♪
他にも有名ショコラティエのチョコレートやマカロン、ビスケット、紅茶、ワインなど、パリ土産をすべてあげたらキリがありませんが、価格もピンキリですので、お財布と相談しながら、賢くお買い物を楽しんでくださいね。
パリ物価まとめ
パリの物価は、日本に比べて全体的に高めです。
パリ旅行の際は、金銭的に余裕をもって旅費の計画を立てましょう!
パリは日本発の航空券付き+ホテル付のツアーがたくさんあります。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
予算オーバーなら「ベストウエスタン プレミア デュック ドゥ ブルゴーニュ」はコスパが良くおすすめです