みなさんは、フランスに世界遺産がいくつあるか知っていますか??
フランスの世界遺産は2024年現在、53ヶ所もあります!!
さすが観光大国、フランス。日本は26ヶ所なので倍くらいあることになりますね!
わたしは世界遺産が大好きなので、死ぬまでにフランスの世界遺産を制覇したい!世界遺産検定を取ってみたい!と夢みています。
かなり長くなってしまいましたが、実際に行ったことのある世界遺産については詳細の記事も用意していこうと思います。
目次から気になるスポットへ直接飛ぶこともできるので、ぜひ利用してみてください!
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このページの目次
- フランス世界遺産マップ(53件)
- パリから日帰りできる世界遺産
- フランスの世界遺産全53ヵ所ご紹介
- 1.モン・サン・ミシェルとその湾
- 2.シャルトル大聖堂
- 3.ヴェルサイユの宮殿と庭園
- 4.ヴェズレーの教会と丘
- 5.ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群
- 6.フォンテーヌブローの宮殿と庭園
- 7.アミアン大聖堂
- 8.オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」
- 9.アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群
- 10.フォントネーのシトー会修道院
- 11.サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産
- 12.ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場
- 13.サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会
- 14.ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾
- 15.ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)
- 16.ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット
- 17.パリのセーヌ河岸
- 18.ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿
- 19.ブールジュ大聖堂
- 20.アヴィニョン歴史地区:教皇庁、大司教座総体およびアヴィニョン橋
- 21.ミディ運河
- 22.歴史的城塞都市カルカッソンヌ
- 23.ピレネー山脈のモン・ペルデュ
- 24.フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
- 25.リヨン歴史地区
- 26.サン・テミリオン地域
- 27.ベルギーとフランスの鐘楼群
- 28.シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷
- 29.中世市場都市プロヴァン
- 30.オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル
- 31.月の港ボルドー
- 32.ヴォーバンの防衛施設群
- 33.ニューカレドニアのラグーン
- 34.アルビの司教都市
- 35.レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群
- 36.コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観
- 37.アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
- 38.ノール=パ・ド・カレーの炭田地帯
- 39.ショーヴェ=ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟
- 40.シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ
- 41.ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ
- 42.ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
- 43.タプタプアテア
- 44.ピュイ山地とリマーニュ断層の地殻変動地域
- 45.フランス領南方・南極地域の土地と海
- 46.ヨーロッパの大温泉保養都市群
- 47.コルドゥアン灯台
- 48.リヴィエラの冬季行楽都市ニース
- 49.カルパチア山脈などの欧州各地のブナ原生林群
- 50.ニームのメゾン・カレ
- 51.プレー山の火山と森、マルティニーク北部の峰々
- 52.第一次世界大戦の墓地と記憶の地(西部戦線)
- 53.テ・ヘヌア・エナタ マルキーズ諸島
- フランスの世界遺産まとめ
フランス世界遺産マップ(53件)
実はニューカレドニアや南極など世界中に点在しているのでまとめるのが難しかったです。
聖地巡礼やブドウ畑については、全ての場所をマッピングすることはできないのでざっくりの中心地を選んでいます。
パリから日帰りできる世界遺産
フランス旅行というと、パリを拠点に観光する方が多いのではないでしょうか。
パリから日帰りで行ける世界遺産は意外と多いです。
世界遺産 | パリから片道 |
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モンサンミッシェル | 電車で約2時間(駅からバスで約1時間30分) |
ヴェルサイユ宮殿 | 電車で約15~30分(駅から徒歩で約20分) |
シャルトル大聖堂 | 電車や車で約1~1時間半 |
ヴェズレーの教会 | 車で約2~3時間 |
フォンテーヌブローの宮殿と庭園 | 電車で約40分(駅前からフォンテーヌブロー宮殿までバスで15分) |
アミアン大聖堂 | 電車や車で約1~1時間半 |
フォントネーのシトー会修道院 | 電車で約1時間半~2時間半 |
ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場 | 電車で約1時間40分 |
ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット | 電車で約2時間半 |
ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿 | 電車で約1時間 |
リヨン歴史地区 | 電車で約2時間 |
中世市場都市プロヴァン | 電車で約1時間半 |
オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル | 電車で約2時間半 |
シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ | 電車で約1時間半 |
また、パリの中だとセーヌ河岸が世界遺産に登録されているほか、フランスで活躍した近代建築三大巨匠のひとりとも数えられる建築家の「ル・コルビュジエ」の建築作品群が世界遺産として登録されており、その一部がパリとイル・ド・フランスにあります。
セーヌ川を楽しむなら、セーヌ川クルーズか橋めぐりがおすすめ。
単なる対岸への移動手段としてだけでなく観光名所になっている橋もあり、エッフェル塔、ノートルダム、美術館などを背景に写真を撮るのはとてもおすすめです。
フランスの世界遺産全53ヵ所ご紹介
1.モン・サン・ミシェルとその湾
モン・サン・ミシェルは、英仏海峡に面したサン・マロ湾にうかぶ小島に建てられた修道院です。
大天使ミカエルの予言により建てられ、時代によっては要塞や監獄として使われていました。
潮の満ち引きや、日の傾きで表情が変わり、自然の力が神秘的なたたずまいをさらに美しく見せてくれます。
修道院までの道「グランド・リュ」には、お土産屋さんやレストランも並び、にぎやかな雰囲気を楽しむこともできますよ。
ただ美しいだけでなく、ひんやりとした空気や厳かな雰囲気が、心をスッと落ち着かせてくれます。
ベストシーズンは、夏期の6~9月
比較的温暖ですが、1年を通して降水量が多いので、雨具や服装に注意してくださいね。
1.モン・サン・ミシェルとその湾 | |
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登録年 | 1979年 |
住所 | PBP 4 50170 Le Mont Saint-Michel 地図 |
アクセス | パリ モンパルナス駅からTGVでレンヌまで約2時間、レンヌからバスで約1時間30分 |
ツアー | ー |
2.シャルトル大聖堂
パリから南西87㎞にある、美しいステンドグラスが有名なシャルトル大聖堂。
外観が特徴的で、ロマネスクとゴシック2つの様式が混在しているフランスでもめずらしい建築物です。
聖堂内はとても天井が高く、その高さは10階建てのビルに相当するとも言われています。
窓にある大きなステンドグラスは深い青が印象的で、その美しさからシャルトル・ブルーとも呼ばれているんですよ。
ステンドグラスだけではなく、大聖堂の至る所で見ることができる細やかな彫刻もとても美しいので注目してみてくださいね。
ベストシーズンは、日が長くなる5月~10月。
春や秋はかなり冷え込むこともあるので、服装に注意が必要です。
2.シャルトル大聖堂 | |
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登録年 | 1979年 |
住所 | 16 Cloître Notre Dame, 28000 Chartres地図 |
アクセス | パリから電車や車で約1~1時間半 |
ツアー | ー |
3.ヴェルサイユの宮殿と庭園
フランスで最も有名な宮殿。パリからほど近い場所にあり、世界中から多くのファンが訪れます。
「有史以来、最も大きく、最も豪華な宮殿を!」という太陽王ルイ14世の一声で、50年もの歳月をかけて造られたヴェルサイユ。
フランス王室はその後民衆を敵に回して崩壊してしまいますが、この宮殿を建ててくれてありがとうと言わずにはいられません。
もはや、1つの町のように広いので、1周するにもかなり時間がかかります。
メインの宮殿の他にも、庭園やマリーアントワネットの小離宮など見どころ満載。
中にはレストランやカフェ、お土産屋さんも充実しているので1日過ごせてしまいそう。
ヴェルサイユ宮殿についてもっと、詳しく知りたい方は「ヴェルサイユ宮殿見どころ・アクセス・所要時間など完全ガイド!」で見どころを解説しています。
ベストシーズンは、大噴水祭が行われている夏期のうち、6月~9月中旬で、パリ・ミュージアム・パスの使用が可能。
わたしは真冬に訪れましたが、長く庭園を見るにはちょっと厳しいかな…という印象でした。
その分旅行者が少なく、人気の鏡の間をほぼ貸切で見ることができましたよ♪
3.ヴェルサイユの宮殿と庭園 | |
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登録年 | 1979年 |
住所 | Place d’Armes, 78000 Versailles, フランス地図 |
アクセス | パリから電車で約15~30分 駅から徒歩で約15分 |
ツアー | ー |
4.ヴェズレーの教会と丘
フランスで最も美しい村、ヴェズレーの丘の上にあるサント=マドレーヌ大聖堂というバシリカ式の教会堂です。
ロマネスク様式の教会と丘の美しい景観が世界遺産に登録されました。
ヴェズレーの教会は、マグダラのマリアの遺骨が奉られていたとして、たくさんの巡礼者が訪れる場所でもあります。
教会の見どころは、柱の上の美しい彫刻。聖書の物語などが細やかに彫られています。
丘の上からの眺めもとても美しく、ブルゴーニュの豊かな平原を望むことができますよ。
ワインが美味しい地方なので、ワイナリー巡をしたい方にもおすすめ!
ワイナリー巡りをするなら冬以外がおすすめ。
11月下旬にはブドウの収穫祭も。
夏の暑さ、冬の寒さともに厳しいので、温度調節しやすい恰好がおすすめです。
4.ヴェズレーの教会と丘 | |
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登録年 | 1979年 |
住所 | Presbytere, 89450 Vezelay地図 |
アクセス | パリから車で約2~3時間 |
ツアー | ー |
5.ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群
ペリゴール地方に点在する、洞窟に描かれた色とりどりの壁画群。
クロマニョン人が描いた動物や人の姿は、一体なにを表しているのでしょうか?
ラスコーの洞窟にある壁画は、1940年に犬を探していた4人の少年が偶然発見したものです。
わたしは、映画「スタンド・バイ・ミー」みたいだなーと思ってちょっとワクワクしました♪
このラスコーの洞窟は保存のため、公開されていません。
少し離れたところに「ラスコー2」とされたコピーを見学することになります。
コピーとはいえ、本物とそっくりな洞窟を再現し、壁画も同じ素材を使って精密に描かれています。
ルフィニャック洞窟は、本物の壁画を見ることができます。
トロッコに乗って洞窟を見学するスタイルが面白くて好評なようですよ。
ベストシーズンは、5~10月。
11月~4月中旬あたりまで洞窟自体がクローズしているので、注意が必要です!
夏でも洞窟内は冷えるので、防寒着を忘れずに。
5.ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群 | |
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登録年 | 1979年 |
住所 | グロット・ド・ラスコー モンティニャック,フランス【ラスコーの洞窟】 Grandville, 24580 Rouffignac-Saint-Cernin-de-Reilhac, フランス【ルフィニャック洞窟】地図 |
アクセス | 【ラスコーの洞窟】モンテニャック中心街から約2km。 【ルフィニャック洞窟】レゼジーから約18km。2カ所とも電車やバスなどがないので、アクセスが難しく、ツアーやタクシーで訪れる方が多いです。 |
ツアー | ー |
6.フォンテーヌブローの宮殿と庭園
パリ南東のセーヌ=エ=マルヌ県にある、フォンテーヌブローはフランスで最も大きな宮殿です。
もともとは、フォンテーヌブローの森で狩りを楽しむ時に泊まる小さな家として建てられました。
その後フランソワ1世など歴代の王たちが次々と増築し、現在の豪華な宮殿の姿になったと言われています。
正面の庭では、ナポレオンがエルバ島に流される前に、別れの演説をしたことから「別離の中庭」とも呼ばれています。
豪華な宮殿内も見どころたくさんですが、歴代の王を魅了してきたルネサンス庭園もとてもきれいです。
庭園を見ることを考えると、『4~9月』の暖かい季節がおすすめ。10~3月は営業時間も短くなるので、注意が必要です。
パリ・ミュージアム・パスの使用が可能。
6.フォンテーヌブローの宮殿と庭園 | |
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登録年 | 1981年 |
住所 | 77300 Fontainebleau地図 |
アクセス | パリから電車で約40分 駅前からフォンテーヌブローの宮殿までバスで15分 |
ツアー | ー |
7.アミアン大聖堂
パリの北に位置するピカルディ地方の都市アミアンにある大聖堂で、アミアンのノートルダム大聖堂とも呼ばれています。
アミアン大聖堂には、イエス・キリストの先駆者、バプテスマのヨハネの頭蓋骨が安置されています。
フランスで最も高さが高い大聖堂と言われているゴシック様式のアミアン大聖堂。
ゴシック様式らしく、石の彫刻がたくさん並んでいますが、建てられた頃はひとつ一つの彫刻に、きれいに着色がしてあったそうですよ。
夏の夜と新年には、ライトアップショーも行われ、多くの人でにぎわいます。
ベストシーズンは、過ごしやすい気温の7月~10月。
夏の7~8月でも比較的涼しいので、夕方や夜には羽織れるものがあると便利です。
7.アミアン大聖堂 | |
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登録年 | 1981年 |
住所 | Place Notre-Dame BP 11018 80010, Amiens cedex 1地図 |
アクセス | パリから電車や車で約1~1時間半 |
ツアー | ー |
8.オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」
南フランスのプロヴァンス地方にある町オランジュ。
かつてローマ帝国の重要な町として栄えたこの町には、完ぺきな形で残された古代劇場と凱旋門があります。
特に古代劇場は、舞台背後の石壁が2000年前と同じように残っている貴重な遺跡なんだとか。
そして現在でも、オペラ&音楽フェスティバルが開催されたりと劇場としての役割を担っているから驚きです!
凱旋門は、カエサルのプロヴァンスでの勝利を記念して造られました。
※カエサルとは、「ブルータス、お前もか」でおなじみの、ガイウス・ユリウス・カエサルです!
カエサルの功績をたたえるように、躍動感のある戦闘の場面が彫刻で表現されています。
パリの凱旋門より小さいですが、迫力のある彫刻は必見です!
ベストシーズンは、春から秋にかけて。
10月~3月までは古代劇場の営業時間が短くなるので注意が必要です!
8.オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」 | |
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登録年 | 1981年 |
住所 | Rue Madeleine Roch, 84100 Orange, フランス地図 |
アクセス | パリから電車で約3時間半 |
ツアー | ー |
9.アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群
紀元前5000年~500年ころ、アルプス山脈のまわりに建てられた杭上住居の遺跡群が世界遺産に登録されました。
フランスだけではなく、スイス、イタリア、ドイツ、オーストリア、スロベニアの6か国111件が該当します。
杭上住居とは、簡単に言うと水上コテージのような建物のことです。
111件のうち、フランスで世界遺産に登録されたのは11件。
ですが、、、
じつはフランスの杭上住居は、杭しか残っていません…。
アヌシー湖などの湖に残された杭上住居群は、一見すると湖から突き出てるただの棒。
ガイドブックや旅行記でもなかなかお目にかかれない、ひっそりとした世界遺産のようです…(笑)
ですが、アヌシー湖は自然に恵まれた大変きれいなところですから、バカンスを過ごす方で賑わっていますよ!
せっかくなので、アヌシー湖について記しておきますね!
ベストシーズンは、夏~初秋。
ヨーロッパで最も透明度が高いとされるアヌシー湖。
湖畔には小さな村やアヌシー城があり、まるで絵本のなかの風景みたい!
9.アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群 | |
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登録年 | 2011年 |
住所 | アヌシー, フランス地図 |
アクセス | パリから電車で約4時間 |
ツアー | ー |
10.フォントネーのシトー会修道院
ブルゴーニュ地方コート=ドール、モンバールにあるフランスで最も古いシトー派の修道院です。
フランス革命後は、いったん製紙工場になりましたが、20世紀には人々の手によってきれいに修復され、公開されました。
禁欲的な修道士たちが必要最低限のもので暮らしていたことがわかる生活空間がそのまま残されています。
建物はいたって質素でステンドグラスや彫刻など、華美な装飾などは一切ありません。
そのシンプルさがとても美しいです。
修道士たちが瞑想や祈りを捧げている様子が思い浮かぶような、厳かな雰囲気を味わうことができます。
ワインがおいしいブルゴーニュ地方なので、ワインも楽しみたい方は『9~12月』がおすすめです。
6~8月は日が長いので観光にぴったりですが、暑さが厳しいので温度調節しやすい恰好を心がけましょう。
10.フォントネーのシトー会修道院 | |
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登録年 | 1981年 |
住所 | Combe Saint Bernard Montbard, France地図 |
アクセス | パリから電車で約1時間半~2時間半 |
ツアー | ー |
11.サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産
サラン=レ=バンの大製塩所とアル=ケ=スナンの王立製塩所は、スイスの国境に近いフランシュ=コンテ地方にある製塩所です。
「白い黄金」と呼ばれるほど塩が貴重品だった時代に活躍した、2つの製塩所。
現在は、製塩所としての役割を終えましたが、博物館として人々に愛され続けています。
高い塀に囲まれているのにはきちんと理由があって、大切な塩を盗まれないようにするためなんですって!
はじめに登録された、アル=ケ=スナンの王立製塩所は、王政の製塩所でした。
ルイ16世の命令により、製塩所だけでなく浴場や住居などを含む都市計画までされていたそうです。
結局、財政的に厳しいということで計画は中止。
理想都市の完成には至りませんでしたが、その計画は博物館で見ることができますよ。
ベストシーズンは、博物館の見学時間が長い『6~9月』。
これ以外の季節だと、見学時間が短いうえ、お昼どきには閉館するので注意が必要!
11.サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産 | |
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登録年 | 1982年,2009年拡大【サラン=レ=バンの大製塩所】 |
住所 | Place des Salines, 39110 Salins-les-Bains, フランス Grande Rue, 25610 Arc-et-Senans, フランス(サラン=レ=バンの大製塩所)地図 |
アクセス | リヨンから電車でムシャールまで約2時間半 リヨンからブザンソンまで電車で約2時間半 ブザンソンからアルケ・スナン電車で約30分(サラン=レ=バンの大製塩所) |
12.ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場
フランス北東部ロレーヌ地方の都市ナンシーにある3つの広場からなる世界遺産です。
この3つの広場は、大規模な都市計画によって設計され、文化的価値が認められて登録されました。
スタニスラス広場は、バロック調の建物と、華やかな装飾がされた門に囲まれた広場です。
広場の中央には、スタニスラスの像が立っています。
カリエール広場は、元馬上槍試合が行われていた競技場でした。カリエールは「競技場」という意味に由来しているそうですよ。
噴水が目印のアリアンス広場は他の2つの広場より、小さく質素な印象です。
アリアンスは「同盟」を意味し、ロレーヌ公家とフランス王家との同盟を示したものと言われているんだとか。
ナンシーの町は、19世紀末に新芸術が生まれた町でもあり、美術館や博物館などの見どころもたくさんあります。
ベストシーズンは、6月中旬~9月中旬。
この期間は、ナンシーの夏の風物詩、音と光のショーが毎晩行われています。
夏でも朝晩は冷え込むこともあるので、羽織ものは必須です!
12.ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場 | |
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登録年 | 1983年 |
住所 | Place Stanislas・Place de la Carrière・ Place d’Alliance 54000 Nancy フランス地図 |
アクセス | パリから電車で約1時間40分 |
ツアー | ー |
13.サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会
フランス西部ポワトゥー・シャラント地方にある小さな町サン=サヴァン。
この美しくて小さな町に、サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会があります。
ロマネスク様式の中世の教会堂で、良好な状態のフレスコ画が多数残されていることで有名。
1960年に聖堂の修復作業が行われ、壁画を見た文化相のアンドレ・マルローが「フランス、ここに始まる!」と叫んでしまうほど、人びとに愛され信仰されている場所です。
フレスコ画の題材は主に旧約聖書。
有名な場面が美しく描かれていますが作者は明らかにされていません。
高い天井までのびる柱には、複雑で綺麗なもようが描かれているので注目してみてくださいね。
ベストシーズンは、過ごしやすい6~8月。
サン=サヴァンのあるフランス西部は、夏でも最高気温は25度前後なので夏がおすすめです。
朝晩は肌寒いこともありますので、羽織ものは必須!
13.サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会 | |
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登録年 | 1983年 |
住所 | Place de la Libération, 86310 Saint-Savin, フランス地図 |
アクセス | パリからポアティエへ電車で2時間、ポアティエからバス・車で約2時間 |
ツアー | ー |
14.ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾
フランスのコルシカ島、カルヴィとアジャクシオの間にあるポルト湾。
赤みを帯びた岩でできた崖と青い海が織りなす、とても美しい自然遺産です。
ピアナのカランケがある「ピアナ」はフランスの最も美しい村々にも選ばれています。
フランスの秘境とも呼ばれるコルシカ島は、バカンスを過ごす人々で賑わっています♪
エビやイカなどのシーフードが美味しいので、ぜひ白ワインとともに味わいましょう♡
ベストシーズンは、5~9月。
コルシカ島はオフシーズン(11月~3月頃)は、船が運休になったり、レストランやホテルも休業しがちなので注意。
14.ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾 | |
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登録年 | 1983年 |
住所 | Quartier la Marine, 20150 Ota Porto, フランス(ポルトの観光案内所)地図 |
アクセス | ニース港から船で約4時間 夜間便だと約8時間15分 毎日2~3便運航 |
ツアー | ー |
15.ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)
プロヴァンス地方のニームとアヴィニョンの中間あたりにあるローマ時代の水道橋です。
なんと高さは48m!!
2000年も前に建てられた橋とは思えないほど大きな水道橋です。当時はこの橋を使って、50kmも先の町に水を流していたそうですよ。
現在は、最下層のアーチの上を道路として使用しているので、実際に歩いてみることもできます。
橋の左岸には、ポン・デュ・ガールのミュージアムが併設されています。
橋の下を流れるガルドン川やその周りは大自然に囲まれているので、橋からの眺めもとても美しいです♪
ベストシーズンは、5~9月。
大自然の中にたたずむ橋の美しい景観を楽しむなら、暖かい時期がおすすめです!
アクセス方法がバスになってしまうので、本数が少ない冬は避けたほうがベター。
15.ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋) | |
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登録年 | 1985年 |
住所 | 400 Route du Pont du Gard, 30210 Vers-Pont-du-Gard, フランス地図 |
アクセス | ニームもしくは、アヴィニョンからバスで約40~45分 |
ツアー | ー |
16.ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット
フランスの北部にあるストラスブール。
1988年には旧市街が、2017年には新市街まで世界遺産に登録されました。
木組みの建物が特徴的で、まるでドイツみたい!
これは、過去の歴史でこの町がフランスとドイツの間で何度も揺れ動いたから。
もちろん、建物だけでなく、食べ物やビールなどもドイツ風です。
からくり人形が出てくる天文時計が有名なノートルダム大聖堂など、みどころもたくさんありますよ♪
日が長くて気候が穏やかな5~6月やクリスマスマーケットがある12月もおすすめ。
街の雰囲気を楽しみたいなら、暖かい時期の方が良いかも!
16.ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット | |
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登録年 | 1988年,2017年拡大 |
住所 | 17 place de la Cathédrale 67082 STRASBOURG(ストラスブール大聖堂 観光局)地図 |
アクセス | パリから電車で約2時間半 |
ツアー | ー |
17.パリのセーヌ河岸
パリの中心を流れる川は、あまりにも有名なので知らない人はいないハズ。
セーヌ川の河岸のうち、シュリー橋からイエナ橋までの約8kmが登録の対象になっています。
この地区には、ノートルダム大聖堂やエッフェル塔、オルセー美術館などのパリを代表する建物・観光名所がそろっています。
わたしは、セーヌ川のクルーズに参加したことがありますが、船に乗っているだけで様々な場所を見ることができます。
パリの街並みを一通り見たいという方にはおすすめですよ!
ベストシーズンは6月~10月。6月はまだ肌寒ことが多いので暖かい服も用意したほうがベター。
7~8月は30度前後になることも。
温度調節のしやすい恰好がおすすめです。
17.パリのセーヌ河岸 | |
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登録年 | 1991年 |
住所 | Port de la Conférence, 75008 Paris 地図(遊覧船乗り場) |
アクセス | シャルル・ド・ゴール空港から電車で約40~50分 |
ツアー | ー |
18.ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿
パリから東北東約130kmに位置する街ランスにある3つの建物です。
※YouTubeの動画は、ランスのノートルダム大聖堂
ランスのノートルダム大聖堂は、その美しいたたずまいからゴシック建築の女王と讃えられています。
建築資金のために重い税金を課したので、民衆の反乱が起き、完成までに260年の歳月がかかりました…。
外の壁にはなんと、2,300体もの彫刻が!文字を読めない人のために、聖書の物語を表現しています。
トー宮殿は、ノートルダム大聖堂の隣に位置する大司教の公邸です。
大聖堂で戴冠式が行われる時には、国王や王族たちが宿泊したと言われています。
現在は博物館となり、たくさんの宝物殿やナポレオン1世が結婚式のために作った十字架と燭台などが展示されていますよ。
サン=レミ旧大修道院は、聖レミ(レミギウス)の遺体が聖遺物として安置されています。
隣には元修道院のサン=レミ博物館があり、たくさんのカトリック彫刻遺産を見学することができます。
内部の彫刻やステンドグラスもとても美しいですよ。
ベストシーズンは、過ごしやすい気温の6月中旬から9月上旬。
冬は寒さが厳しく、5月~6月上旬は降水量が多いので避けた方が良いかもしれません。
18.ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿 | |
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登録年 | 1991年 |
住所 | 【ランスのノートルダム大聖堂】Place du Cardinal Luçon, 51100 Reims 【トー宮殿】2 Place du Cardinal Luçon, 51100 Reims 【サン=レミ旧大修道院】Rue Saint-Julien, 51100 Reims地図 |
アクセス | パリから電車で1時間 |
ツアー | ー |
19.ブールジュ大聖堂
パリから南に200㎞、フランスの中央部サントル地方の町ブルージュにある、ブールジュ大聖堂。
正式名称を「サン・テティエンヌ大聖堂」と言います。
ブールジュは、古代ローマの時代よりキリスト教の拠点として栄え、キリスト教団ができたことでも有名。
ブールジュ大聖堂は、12世紀末にロマネスク様式だった聖堂をゴシック式の聖堂に改修して建築されました。
その後、長い歴史の中で改修や崩壊をくり返し、19世紀に今の姿に。
様々な時代に何度も改修工事を重ねたため、色んな建築様式が混ざり合った珍しい聖堂となりました。
中央の入口には「最後の審判」の様子が彫刻として彫られています。
シャルトルのノートル・ダム大聖堂と並ぶほど美しいと言われている、大きなステンドグラスが見どころです。
ベストシーズンは、過ごしやすい気温の3月~9月。夏でも最高気温は25℃前後。
たまに猛暑日を記録する日もありますが、基本的には過ごしやすいです。
19.ブールジュ大聖堂 | |
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登録年 | 1992年 |
住所 | Place Etienne Dolet, 18000 Bourges, フランス地図 |
アクセス | パリから電車で3~4時間 |
ツアー | ー |
20.アヴィニョン歴史地区:教皇庁、大司教座総体およびアヴィニョン橋
南フランスの都市アヴィニョンの、教皇宮殿やプチ・パレ(小宮殿)、ノートルダム・デ・ドン大聖堂、アヴィニョン橋などが登録されています。
アヴィニョンは14世紀に教皇庁が置かれ、栄えた町です。
教皇宮殿は、アヴィニョン捕囚(1309年~1377年)の時に教皇が住んだ宮殿で、旧宮殿(パレ・ヴィユー)と新宮殿(パレ・ヌフ)の2つの区画に分けられます。
中には大きな礼拝堂もあり、毎年7月に開かれる演劇祭はとても人気があるそうですよ。
ノートルダム・デ・ドン大聖堂は、教皇ヨハネス22世を葬ったゴシック様式のチャペルがあることで有名。
そのほかにも、美しいフレスコ画や八角形のドームなど、見どころがたくさんありますよ。
アヴィニョン橋は、「アヴィニョンの橋の上で」というフランスの動揺が有名ですね。
日本語にも訳されてよく歌われるので、知っている方も多いハズ。
「はっしの~上で~お~どろよ、おどろよ♪」のあの歌ですよ!(笑)
気になる方は、どうぞ♪
ベストシーズンは、気温が10度以上になる4月~10月末。
夏は日差しが強く、カラっとした暑さなので紫外線対策や水分補給は忘れずに!
20.アヴィニョン歴史地区:教皇庁、大司教座総体およびアヴィニョン橋 | |
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登録年 | 1995年 |
住所 | Place du Palais, 84000 Avignon, フランス地図 |
アクセス | パリから電車で3時間半~4時間 |
ツアー | ー |
21.ミディ運河
ミディ運河は、フランス南部トゥールーズから地中海までを結ぶ240kmの運河です。
カルカソンヌやトゥールーズの観光スポットとしても有名です。
17世紀に、南仏の物流をよくするため、地中海と大西洋を結ぶ大運河計画によってはじまりました。
鉄道が発達し、ミディ運河は役割を終えましたが、今では遊覧船が行き来して旅行者や散歩を楽しむ人たちでにぎわっています。
運河沿いには、ポプラの木立がならび、水辺には鳥や植物など自然がいっぱい!
とてものどかな雰囲気で、お散歩にぴったりなコースです。
ベストシーズンは、クルーズが営業している4~10月。カルカッソンヌ方面は盆地なので、風が強いです。
ミディ運河のクルーズに乗るのであれば、厚手のジャケットなどがあった方が良いかも。
紫外線も強いので、日焼け対策も忘れずに!
21.ミディ運河 | |
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登録年 | 1996年 |
住所 | フランス トゥールーズ、ガロン川 地図 |
アクセス | パリから電車で約6~7時間 |
ツアー | ー |
22.歴史的城塞都市カルカッソンヌ
フランス南西部の都市カルカッソンヌの中で、城壁に囲まれた部分が世界遺産に登録されました。
「カルカソンヌを見ずして死ぬな」と言われるほど、魅力にあふれた城塞都市。
まるで、中世の世界に迷い込んだようです。
見どころは「シテ」と呼ばれる3kmに及ぶ城壁と、52の塔。
シテ内にあるサン・ナゼール・バジリカ聖堂もステンドグラスが美しく、見ごたえがあります。
カルカソンヌのベストシーズンは、春から秋にかけて。曇り空でも雰囲気があっていい感じでした。
22.歴史的城塞都市カルカッソンヌ | |
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登録年 | 1997年 |
住所 | P1 Rue Viollet le Duc, 11000 Carcassonne 地図 |
アクセス | パリから夜行列車で約8時間 |
ツアー | ー |
23.ピレネー山脈のモン・ペルデュ
ピレネー山脈のペルデュ山は、フランスとスペインの国境にまたがる大きな山です。
山で暮らす農牧民族の生活様式が現在まで残っていることと、ピレネー山脈の豊かな自然が評価され、自然遺産と文化遺産の複合遺産として、登録されました。
古き良き時代の、農家や畑、納屋などの牧場的な風景が現在でも見ることができます。
ピレネー山脈にあるピレネー国立公園は、フランスで最も古い国立公園で、ここでしか見られない動植物を見ることができるので人気の観光スポットとなっています。
冬は、スキーも楽しめますよ!
ハイキングをするなら初夏~秋にかけてがベストシーズン。
歩くことが心配な方でも気軽に参加できるツアーや、トロッコ列車で断崖を走ることもできるのでアウトドアに慣れていない方でも楽しめそうです!
23.ピレネー山脈のモン・ペルデュ | |
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登録年 | 1997年,1999年拡大 |
住所 | Parc national des Pyrénée地図 |
アクセス | パリからルルドまで電車で約7時間~8時間半、ルルドからピレネー国立公園まで車で約15分 |
ツアー | ー |
24.フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、1つの建物や景勝地ではありません。
フランスの4都市を起点とした、フランスとスペインを貫く長いルートをサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と呼んでいます。
(※スペイン側のルートも、スペインの世界遺産として登録)
日本でいうと、神社や仏閣をめぐるお遍路といったところでしょうか。
9世紀のはじめ、聖ヤコブ(スペイン名:サンティアゴ)の遺骸が発見された場所に大聖堂が建てられました。
祈りを捧げるため、人々は各地方から歩いてこのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指します。
多くの巡礼者が歩く道の途中には、巡礼者を世話するため、修道院クリュニー会が宿や食事を用意するようになりました。
その道沿いには、ロマネスク様式の修道院や聖堂も次々と建てられ、聖地に続く巡礼路ができ上がったと言われています。
ブルージュ大聖堂や、今までご紹介した教会や修道院がこの巡礼路の一部として、登録されているのもありますよ。
ルートはいくつかあり、すべて歩くと…なんと780~900kmもあるとか!
すべて見るのは厳しいですが、当時の巡礼者の気持ちになって、聖なる道を歩いてみるのも良いかもしれませんね。
とても長い道のりなので、一言でベストシーズンはまとめられませんが、歩くことを考えると、春~秋にかけての過ごしやすい気温の時期が良いかもしれません。
訪れたい地方の気候を調べてから計画を立てると良いと思います!
24.フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 | |
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登録年 | 1999年 |
住所 | ・トゥールの道 パリ – オルレアン – トゥール – ポワティエ – サント – ボルドー – オスタバ=アスム ・リモージュの道(ヴェズレーの道、サン・レオナールの道) ヴェズレー – ブールジュ/ヌヴェール – サン=レオナール=ド=ノブラ – リモージュ – ペリグー – オスタバ=アスム ・ル・ピュイの道 ル・ピュイ – コンク – モワサック – オスタバ=アスム ・トゥールーズの道(サン・ジルの道) アルル – サン=ジル – モンペリエ – トゥールーズ – オロロン=サント=マリー地図 |
25.リヨン歴史地区
フランス南東部のリヨン市内西部、ソーヌ川沿いの旧市街からクロワ・ソーヌにかけての地区が登録されました。
リヨンは、フランス第2の都市と呼ばれ、イタリアのルネッサンス様式の建物が並ぶとても美しい街です。
サン・ジャン大聖堂やサン・ポール教会などの宗教的な建物をはじめ、博物館や劇場などみどころはたくさん!
星の王子さまの作者、サン=テグジュペリが生まれたアパルトマンも有名です。
美食の町とも言われているので、グルメを楽しみたい方にもぴったりですよ。
ベストシーズンは、日が長く過ごしやすい気温の5~10月頃。
7~8月の真夏は暑いですが、夜9時頃まで明るいので観光にぴったりです。
25.リヨン歴史地区 | |
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登録年 | 1998年 |
住所 | ヴュー・リヨン 地図 |
アクセス | パリから電車で約2時間 |
ツアー | ー |
26.サン・テミリオン地域
サン=テミリオンは、ボルドー近郊の丘の上にある、ブドウ畑が美しい小さな町です。
サン=テミリオンのブドウ畑を含む8つの村が世界遺産の登録の対象となりました。
なんといってもボルドーワインが有名!
広大なブドウ畑に石造りの建物…まるで絵画のように美しいです…。
石畳の道の両側には、ワインセラーやカフェが並び、ワインを気軽に楽しめますよ。
美しいブドウ畑を堪能した後は、ぜひ美味しいワインを♪
ベストシーズンは、夏と秋。それぞれ、特徴が異なります。
夏は、ブドウが葉を付けて、緑が広がり美しい時期です。
秋はブドウが実り葉が茶色く色づき、ワインのお祭りなども開催されるにぎやかな時期です。
26.サン・テミリオン地域 | |
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登録年 | 1999年 |
住所 | 33330 Saint-Émilion 地図 |
アクセス | パリから列車で約4~5時間、ボルドーからTERで約40分 |
ツアー | ー |
27.ベルギーとフランスの鐘楼群
ベルギーとフランスにある55棟の鐘楼が世界遺産に登録されています。
フランスは、北部のル・パ・ド・カレ地方とピカルディ地方の鐘楼群23棟が対象とされています。
鐘楼とは、鐘を鳴らす塔のこと。
教会の建物の一部でや市役所などの公共建築に付けられることが多いです。
バイユールの市庁舎やアミアンの鐘楼など23カ所もあるので、すべて見るのは難しいかもれませんが、近くの街を訪れる時にはぜひ立ち寄ってみたいですね。
フランス北部は過ごしやすい気温の春~秋がおすすめ。
場所によって気候が違うので出かける前にチェックしてみてくださいね。
27.ベルギーとフランスの鐘楼群 | |
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登録年 | 1999年,2005年拡大 |
住所 | 55棟あるため各住所は割愛 |
28.シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷
※動画は、シャンボール城です
メーヌ川からシュリー=シュル=ロワールまでの渓谷が世界遺産に登録されました。
既に単独で登録されていたシャンボール城もこの中に含まれています。
様々なお城が点在するロワール地方。
まるで、おとぎ話の世界に迷い込んでしまったような雰囲気を味わうことができます。
シャンボール城の他にも、アンボワーズ城、シュノンソー城、ブロワ城など有名なお城がたくさん。
効率的に古城めぐりをするのであれば、ミニバスツアーやパリ発の日帰りバスツアーなどが便利です。
わたしもツアーに参加したことがありますが、効率よくバスで回れるのでとっても楽でした♪
古城めぐりをするなら、晴れた日の多い6月~9月がおすすめです。真冬も寒くて困るということはあまりないと思いますが、お天気が若干不安で曇り空が多くなるのでちょっともったいないかもしれません。
28.シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷 | |
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登録年 | 2000年 |
住所 | Château, 41250 Chambord, フランス(シャンボール城)地図 |
アクセス | パリから車で約2時間 |
ツアー | ー |
29.中世市場都市プロヴァン
パリから南東90kmほどにある小さな町、プロヴァン。
11~13世紀にかけて、シャンパーニュ地方で最も栄えた町の一つと言われています。
当時の市場都市の面影を残す、美しい街並みが世界遺産に登録されました。
町のシンボル「セザール塔」の上から、中世の古い街並みを一望できますよ。
ちなみに、南フランスの地方プロヴァンスとは全くの別物です!(笑)
ベストシーズンは、過ごしやすい気温の4~10月。6月には、当時のシャンパーニュ大市を再現した「中世祭」が開催されます。
29.中世市場都市プロヴァン | |
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登録年 | 2001年 |
住所 | Gare de Provins地図 |
アクセス | パリから電車で約1時間半 |
ツアー | ー |
30.オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル
フランスの北部の港町、ル・アーヴルの都市景観が世界遺産に登録されました。
第二次世界大戦で大きな被害を受け、街並みのほとんどが失われたル・アーヴル。
現在の街並みは、大戦後、建築家のオーギュスト・ペレによって再開発されたものです。
初めて見た時は、「えっ?これがフランスの街??」とびっくりしました。
コンクリートでできた建物群は、モダンな雰囲気で中世の街並みとは違った美しさがあります。
ベストシーズンは、春から秋にかけて。
真夏でも平均気温が20~21度なので、羽織ものは必須です!
30.オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル | |
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登録年 | 2005年 |
住所 | 186,db. Clemenceau(観光案内所)地図 |
アクセス | パリから電車で約2時間半 |
ツアー | ー |
31.月の港ボルドー
世界的に有名なワインの生産地ボルドー。
このボルドーの市街区域の1,810ヘクタールが、世界遺産に登録されました。
登録名になっている「月の港」の由来は、町を通るガロンヌ川が、三日月のように湾曲しているからだそうですよ。
ガロンヌ川に面したブルス広場の水鏡が有名。
ライトアップされた建物が水面に映ると、本当に幻想的です…。
ベストシーズンは、春から秋にかけて。
偶数年の6月には、大規模なワイン祭り「ボルドーワインフェスティバル」が開催されます。
31.月の港ボルドー | |
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登録年 | 2007年 |
住所 | 12,cours du 30 Juillet(ボルドー中心地、観光案内所)地図 |
アクセス | パリから電車で約3時間半 |
ツアー | ー |
32.ヴォーバンの防衛施設群
ルイ14世の命令により、17~18世紀にかけてフランス全土に150ヶ所もの要塞や要塞都市が作られました。
そのうち、12の要塞や都市の城壁が「ヴォーバンの防衛施設群」として世界遺産に登録。
- アラス(パ=ド=カレー県)
- ブザンソン(ドゥー県)
- ブライとキュサック=フォール=メドック(ジロンド県)
- ブリアンソン(オート=アルプ県)
- カマレ=シュル=メール(フィニステール県)
- ロンウィ(ムルト=エ=モゼル県)
- モン=ドーファン(オート=アルプ県)
- モン=ルイ(ピレネー=オリアンタル県)
- ヌフ=ブリザック(オー=ラン県)
- サン=マルタン=ド=レ(シャラント=マリティーム県)
- サン=ヴァースト=ラ=ウーグ/タチウ(マンシュ県)
- ヴィルフランシュ=ド=コンフラン(ピレネー=オリアンタル県)
大きさも小さな砦から、都市1つ分に及ぶものまで実に様々です。
特にきれいな状態で残されているのが動画でご紹介した、アルザス地方のヌフ・ブリザック。
壁に囲まれたオレンジ屋根の建物群がとても綺麗です。
他にも、ブザンソンの城砦やブライの城砦など見ごたえのある場所がたくさんありますよ。
様々な場所にあるので、訪れる地域の気候などを事前に調べることをおすすめします。
32.ヴォーバンの防衛施設群 | |
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登録年 | 2008年 |
住所 | Neuf-Brisach フランス(ヌフ・ブリザック)地図 |
アクセス | パリから電車で約3時間半~4時間 |
ツアー | ー |
33.ニューカレドニアのラグーン
透明度が高い海とサンゴ礁が美しく、「天国に一番近い」とも称されるニューカレドニアのラグーン。
日本でも人気の旅行先ですが実は、フランスの海外特別自治体とされている島なのです。
ニューカレドニアにあるバリア・リーフは、オーストラリアのグレート・バリア・リーフに次ぐ、世界で2番目に長いサンゴ礁地帯です。
美しさはもちろん、ラグーンには、たくさんの固有種や絶滅危惧種などが生息していることから世界遺産に登録されました。
ニューカレドニアは、バニラの名産地でもあります。
高品質なものがリーズナブルに購入できるので、お土産にも最適!
ニューカレドニアは離島なので、原産以外の物価はかなりお高め。ヌメア付近は海の透明度もそれなりなので、せっかくならイルデパンに足を延ばすことをおすすめします。
フランス領だけあって、エアカラン航空もフランス人搭乗率かなり高めです。
ニューカレドニアは、1年を通して過ごしやすい気候です。
バリア・リーフを楽しむのであれば、夏に当たる1月~3月がおすすめ。
33.ニューカレドニアのラグーン | |
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登録年 | 2008年 |
住所 | Nouvelle-Calédonie地図 |
アクセス | 日本から直行便で約8時間半 |
ツアー | ー |
34.アルビの司教都市
中世の歴史的建造物が世界遺産に登録されたアルビは、フランス南西部のスペイン国境近くにある都市です。
ローマ・カトリック教会が権勢を振るっていた司教都市で、画家のロートレック出身の街としても知られています。
要塞のようなサント・セシル大聖堂には、巨大なパイプオルガンと、下にそびえる15世紀にフランドルの画家たちによって手掛けられた《最後の審判》。
アルビは建築材料の石が取れず、旧市街の建物はレンガで造られています。
内部は外観から想像もできぬほど、豪華な彫刻とフラスコ画で埋め尽くされ、こんなにも素晴らしい教会を今まで知らないまま生きてきたのかと後悔するほどの衝撃でした。
ベストシーズンは、春から秋。一年を通じて温暖な気候ですが、朝晩は冷え込むので防寒着を持っておいた方がいいでしょう。
34.アルビの司教都市 | |
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登録年 | 2010年 |
住所 | 5 Boulevard Général Sibille, 81000 Albi, フランス(サント・セシル大聖堂)地図 |
アクセス | パリから電車で約7~8時間 |
ツアー | ー |
35.レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群
インド洋の南西部、マダガスカルとモーリシャスの間にあるレユニオン島。
レユニオン島の2つの火山と3つの圏谷が、フランスの海外県の世界遺産として登録されました。
その中でも、ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズは、地球上で最も活発な火山に数えられるほど噴火をくり返している活火山です。
夜に噴火口ちかくまで行くと、闇の中に赤く光るマグマが見られることもあるそうですよ!
レユニオン国立公園の中心部分にあたる圏谷が世界遺産に登録されています。
有名なリゾート地である、マダガスカルとモーリシャスの近くだけあって、海もとてもキレイ♪
フランス人のバカンス旅行の定番とも言われています。
ベストシーズンは、12~3月。
常夏の島ですが、山岳部になると気温が下がるので、防寒対策は必要です。
35.レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群 | |
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登録年 | 2010年 |
住所 | 58 Rue de la République, 97431 レユニオン(レユニオン国立公園)地図 |
アクセス | 日本から飛行機で平均約30時間 直行便なし |
ツアー | ー |
36.コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観
コース地方とセヴェンヌ地方は羊の牧畜が盛んな地域です。
羊の乳でできた、ロックフォールチーズという青カビ系のチーズが有名です。
伝統のある農業や畜産業の発展と、ゆたかな自然が認められ世界遺産に登録されました。
なんと、総面積3000平方km以上( ゚Д゚)広すぎる…。
広いからこそ、つかみどころのない世界遺産でもあります。
「ここからが世界遺産に登録された場所ですよ~!」というのがないので、セヴェンヌ国立公園を目印にすると良いようです。
セヴェンヌ国立公園のまわりには、農地・牧場的な雰囲気を味わえる小さな村があります。
ベストシーズンは夏!
セヴェンヌ地方の春と秋は、雷を伴う雨が降ることがあり、降水量も多いので避けたほうがベター。
36.コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観 | |
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登録年 | 1982年,2011年拡大 |
住所 | Parc national des Cévennes,フランス地図 |
アクセス | 調査中(公共交通機関では難しい様子…) |
ツアー | ー |
37.アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
ゴッホゆかりの地として有名な観光地でもある、アルルの町は南フランスのプロヴァンス地方にあります。
「ガリアの小ローマ」と呼ばれていたほどローマ帝国では重要な町だったアルル。
今でも数多くの古いローマ遺跡が残されています。
円形競技場や古代劇場、地下回廊や浴場など見どころがたくさん!どことなく、イタリアのコロッセオやポンペイ遺跡のような雰囲気が…。
かつて、ローマ帝国だったことを思わせる歴史のある町並みです。
ベストシーズンは、春から秋にかけて。この時期は、各古代遺跡の入場時間が19時までと長いのでおすすめです。
37.アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 | |
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登録年 | 1981年 |
住所 | 1 Rond-Point des Arènes, 13200 Arles, フランス【円形闘技場】地図 |
アクセス | パリから電車で約4時間 |
ツアー | ー |
38.ノール=パ・ド・カレーの炭田地帯
フランス北部ベルギーとの国境近くにある、鉱脈と工業都市から構成される世界遺産です。
産業革命以降、フランスの繁栄を支えた炭鉱の町です。
採鉱坑や石炭採掘施設だけでなく住宅や駅、学校など、炭鉱で働く人たちを支えた施設が109も登録されています。
日本でも軍艦島など、炭鉱で栄えては衰退していった町はいくつもありますよね。
きれいに残された建物群は、ヨーロッパらしいオレンジ屋根が特徴的です。
ルーブル美術館の分館「ルーブル・ランス」からこの世界遺産を眺めることができます。
ベストシーズンは、6月中旬から9月上旬。
炭鉱に関する施設がいたるところに点在するので、車で回ったほうが効率的かも。
38.ノール=パ・ド・カレーの炭田地帯 | |
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登録年 | 2012年,2011年拡大 |
住所 | 59287 Lewarde,フランス地図 |
アクセス | パリからランスまで電車で約3時間 ランスからバスや車で約30分 |
ツアー | ー |
39.ショーヴェ=ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟
フランス南部のアルデシュ県、ヴァロン=ポン=ダルク付近にある、洞窟壁画が世界遺産に登録されました。
発見されたのは、ごく最近の1994年12月18日のこと。
約3万2000年も前の、古代人の生活を表す貴重な壁画が、かなりきれいな状態で見つかりました。
壁画には絶滅した野生の牛や、サイ、ライオン、フクロウやハイエナなどの動物が描かれています。
どうやらこの時代の壁画に、フクロウなどの鳥が描かれることはとても珍しいようですよ!
ですが、キャベルヌ・デュ・ポンダルクという観光施設で複製を見ることができますよ。
最新の技術でかなり精巧に作られているので、必見です!
博物館なので、どの季節も楽しめそうです。
7月~8月が観光シーズン。
この期間の見学時間は、夜20時30分までと遅いのでおすすめです。
39.ショーヴェ=ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟 | |
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登録年 | 2014年 |
住所 | Plateau du Razal 07150 Vallon-Pont-d’Arc地図 |
アクセス | パリからモンテリマールまで電車で約2時間半~3時間 モンテリマールから車で約30分 |
ツアー | ー |
40.シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ
シャンパーニュワインを生んだ場所、シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ。
ブドウ栽培・ワイン製造の文化的景観が評価され、世界遺産に登録されました。
シャンパーニュの丘、葡萄畑、通り、メゾン(醸造所)、カーヴ(ワイン貯蔵庫)などの施設が含まれています。
「シャンパン」と呼べるのは、シャンパーニュ地方で造られ、厳しい基準をクリアしたものだけです!
シャンパーニュ大通りには、モエ・エ・シャンドンをはじめとする有名なシャンパンメーカーが軒を連ねています。
同じく瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインは他にもありますが、やはりシャンパンはひときわ美味しく感じます♪(価格のせいかもしれませんが…笑)
青々としたブドウ畑を見学したいなら、やはり夏がおすすめ!ブドウ畑が広がる道を散策したいなら、シャンパーニュ街道へ。
セラーも見学できる場所がありますが、真夏でも冷えるので上着を忘れずに。
40.シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ | |
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登録年 | 2015年 |
住所 | 7 Avenue de Champagne, 51200 Épernay, フランス(エペルネ・シャンパーニュ通りの観光案内所)地図 |
アクセス | パリからエペルネまで電車で約1時間半 |
ツアー | ー |
41.ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ
ブルゴーニュのブドウ畑のクリマは、長い歴史をかけて培われたブドウ栽培のモデルが評価され、世界遺産に登録されました。
クリマとは、ブドウ畑の方角や土壌、気候などによって、区画が細分化されたブドウ畑を差すブルゴーニュの言葉です。
クリマが異なれば、ワインの味わいも香りも全く違うものになるんだとか!
ブルゴーニュ地方の60kmにわたる広い範囲が指定され、140もの市町村が含まれています。
ヴォーヌ・ロマネ村の「ロマネ・コンティ」というワインは、お酒を飲まない方でも一度は聞いたことがあると思います。
とっても希少価値が高くそのお値段もすごいのです…Amazonで見ると、30万~230万くらいでした(笑)
ワインの値段にもびっくりですが、そんな高額商品が買えるAmazonにもびっくりです!
コート・ドール(黄金の丘)とも呼ばれる黄色のブドウ畑を楽しみたいのであれば、9月~10頃の秋がおすすめです。
ブドウ畑やセラーをめぐるなら、レンタカーやタクシーなどの車移動がおすすめ。
41.ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ | |
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登録年 | 2015年 |
住所 | Plateau du Razal 07150 Vallon-Pont-d’Arc地図 |
アクセス | パリからモンテリマールまで電車で約2時間半~3時間 モンテリマールから約車で30分 |
ツアー | ー |
42.ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
フランスで活躍した建築家で、近代建築三大巨匠のひとりとも数えられる、「ル・コルビュジエ」の建築作品群が世界遺産として登録されています。
ドイツ、ベルギー、スイス、アルゼンチン、インド、日本にある17の資産で構成されています。
こんなに色んな国にあるなんて驚きました…!
日本では「国立西洋美術館本館」が唯一の作品です。
この規模の大きさが評価され、3度目の登録申請で登録されました。
ル・コルビュジエは現在の鉄筋コンクリートの建築を確立させたことで有名。建物の雰囲気は、とっても近代的ですよね。
色々な場所に建物があるので、土地によって過ごしやすい気候を確認すると良いと思います。
フランスでは10棟の建物が世界遺産に指定されていますが、住居や事務所として現在も使われているものも多いです。
- ラ・ロッシュ-ジャンヌレ邸(パリ)
- ペサックの集合住宅(ペサック)
- サヴォア邸と庭師小屋(ポワシー)
- ポルト・モリトーの集合住宅(ブローニュ=ビヤンクール)
- マルセイユのユニテ・ダビタシオン(マルセイユ)
- サン・ディエの工場(サン=ディエ=デ=ヴォージュ)
- ロンシャンの礼拝堂(ロンシャン)
- カップ・マルタンの休暇小屋(ロクブリュヌ=カップ=マルタン)
- ラ・トゥーレットの修道院(エヴー)
- フィルミニの文化の家(フィルミニ)
一部、見学できる場所やホテルとして営業している所もあるのでそういった場所を訪れるのが良いかもしれません。
42.ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献- | |
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登録年 | 2016年(ほか7か国と共有) |
住所 | 10棟あるため各住所は割愛 |
43.タプタプアテア
タプタプアテアとは、タヒチのライアテア島にあるポリネシア古代宗教の祭祀遺跡です。
タヒチの正式名称は、フランス領ポリネシア。フランスの海外県の世界遺産として登録されました。
昔、ポリネシアの祖先が精神的な力の源とされる「マナ」が宿ると信じられていた石を何百も並べたものだそうです。
わたしのような知識がない人が見ると、石が並んでいるだけにしか見せませんが、当時は聖なる力が宿ると信じられていたそうですよ。
それにしても、タヒチの海は本当にきれいですね!きれいな海を眺めてぼーっとしたいです。
ベストシーズンは、天候が安定する『5月から10月』
晴れる日が多いので観光にはぴったりですが、紫外線対策は忘れずに!
43.タプタプアテア | |
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登録年 | 2017年 |
住所 | Marae Taputapuātea Opoa, フランス領ポリネシア地図 |
アクセス | 日本からタヒチ島まで飛行機で約11時間10分 タヒチ島からライアテア島まで飛行機で約1時間 |
ツアー | ー |
44.ピュイ山地とリマーニュ断層の地殻変動地域
ピュイ山地とリマーニュ断層の地殻変動地域はフランス・オーベルニュ地方にある火山地帯のこと。
約80の山脈や旧火山があり自然豊かなオーベルニュは人気ハイキングスポットとして有名です。
ミネラルウォーターで有名な「ボルヴィック社」がかつてペットボトルのラベルにピュイ・ド・ドームを描いていたので目にしたことがある方も多いかもしれません。
ハイキングが楽しめる5月~8月がオーベルニュ地方のハイシーズンです。
冬に訪れる旅行者はほぼいません。混雑を避けるなら春と秋がおすすめです。
44.ピュイ山地とリマーニュ断層の地殻変動地域 | |
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登録年 | 2018年 |
住所 | 63680 Chastreix 地図 |
アクセス | パリからTGVで サン・テティエンヌ駅まで約3時間、サン・テティエンヌ駅からクレルモン・フェランまでTERで約45分 |
ツアー | ー |
45.フランス領南方・南極地域の土地と海
クローゼー諸島、ケルゲレン諸島、サンポール・ヌーヴェル・アムステルダム諸島の陸地、および一部の海域が対象。
世界最大のキングペンギンやキバナアホウドリの群れを含む 5,000万羽以上の鳥類の生息地であり、世界第2位のゾウアザラシの群れを含む膨大な数の海洋哺乳類の生息地でもあります。
45.フランス領南方・南極地域の土地と海 | |
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登録年 | 2019年 |
住所 | ー |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
46.ヨーロッパの大温泉保養都市群
ほか6か国と共有の世界遺産でフランスはヴィシーが登録されました。
古くから温泉の街として知られたヴィシーは、ミネラルウォーターや、温泉水を使用した化粧品の生産でも有名です。
46.ヨーロッパの大温泉保養都市群 | |
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登録年 | 2021年 |
住所 | 03200 Vichy |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
47.コルドゥアン灯台
ジロンド川の河口に立つ、16世紀に建造された灯台。
「海のヴェルサイユ」との異名を持ち、内部には礼拝堂も。フランス最後の灯台守のいる灯台です。
47.コルドゥアン灯台 | |
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登録年 | 2021年 |
住所 | 33123 Le Verdon-sur-Mer |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
48.リヴィエラの冬季行楽都市ニース
18世紀半ば以降、その温暖な気候と美しい景観から、ニースにはイギリス人を中心とした貴族や上流階級の家族が集まり、冬を過ごすリゾート地として繁栄しました。
マティスやシャガールなど、素晴らしい美術館もたくさんあり、冬でも楽しみがある街です。
48.リヴィエラの冬季行楽都市ニース | |
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登録年 | 2021年 |
住所 | 06000 Nice 地図 |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
49.カルパチア山脈などの欧州各地のブナ原生林群
カルパチア山脈などの欧州各地のブナ原生林群はなんと17ヶ国を跨いで登録された特別な世界遺産。
もともと2007年にウクライナとスロバキアの世界遺産として登録されたあと、段階を経て2021年フランス含む全18ヵ国、94ヵ所まで拡張されています。
東西185km、総面積2万9278ヘクタールという世界最大のブナの原生は日本のブナとは違い、家畜のえさや紙の原料として使用されています。
フランスではプロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方、グラン・テスト地方、オクシタニー地方、のほか、以下4つの自然保護区が追加登録されました。
シャピトル・プティ・ビュエッシュ(オット・ザルプ県)、グラン・ヴァントロン(ヴォージュ県とオー・ラン県)、マサヌ(ピレネー・オリエンタル県)
49.カルパチア山脈などの欧州各地のブナ原生林群 | |
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登録年 | 2021年 |
住所 | カルパチア山脈 |
アクセス | カルパチア山脈東西に渡って広い範囲でブナ原生を見ることができます |
ツアー | ー |
50.ニームのメゾン・カレ
5世紀に建てられた古代ローマの神殿「メゾン・カレ」。
コリント様式の柱頭など、ギリシア風の様式がうかがえます。
神殿は前庭高台の上に建設されており、当時その前には市民が集まる広場がありました。市民を前に、屋外でお祈りが行われていたのです
50.ニームのメゾン・カレ | |
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登録年 | 2023年 |
住所 | ー |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
51.プレー山の火山と森、マルティニーク北部の峰々
1902年の火山噴火で壊滅したサン・ピエールの町を見下ろすプレー山は、生物多様性の宝庫です。
両生類アロバート、クレスヘビ 、鳥類マルティニーク・オリオールなど、絶滅危惧種が生息しています。
14,000ヘクタールのユネスコ登録地域には、島の10%以上を占めているマルティニーク北部の峰々が含まれます。
51.プレー山の火山と森、マルティニーク北部の峰々 | |
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登録年 | 2023年 |
住所 | ー |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
52.第一次世界大戦の墓地と記憶の地(西部戦線)
ロレーヌ地方のドゥオモン納骨堂、グラン・テスト地方のフォントネル戦没者墓地、オー・ド・フランスのフロメル・オーストラリア人戦没者メモリアルパーク、アミアンのミリテール・デュ・フォーブール・ダミアン墓地、アラス慰霊碑など、フランスとベルギーにある第一次世界大戦の西部戦線の139の記念碑と墓地が登録されました。
これは、フランスのみならず世界中の1,000万人にも及ぶ紛争犠牲者の記憶を称えるものです。
52.第一次世界大戦の墓地と記憶の地(西部戦線) | |
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登録年 | 2023年 |
住所 | ー |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
53.テ・ヘヌア・エナタ マルキーズ諸島
南太平洋のフランス領ポリネシアにある5つの諸島の一つ。
「テ・ヘヌア・エナタ」とは先住民の言葉でマルキーズ諸島のことを指します。
紀元1000年頃に海を渡ってマルキーズ諸島に到達した人々が、孤立した環境で10世紀から19世紀にかけて文明を発展させた証を残しています。
自然の美しさと、ポリネシア文化の象徴としての価値が認められ、自然と文化の両方の複合遺産として認定されました。
53.テ・ヘヌア・エナタ マルキーズ諸島 | |
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登録年 | 2024年 |
住所 | ー |
アクセス | ー |
ツアー | ー |
フランスの世界遺産まとめ
フランスの世界遺産、知らない所もたくさんあって驚きました!
死ぬまでにあといくつ行けるだろうか・・・とため息がでますが、どこも素晴らしい場所ばかりなのでぜひ足を運んでみてくださいね!
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
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ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!