パリの南東65kmに位置するフォンテーヌブロー。
ここには広大な森と、その森の中には世界遺産に登録された豪華絢爛な宮殿と庭園があります。
パリから日帰りで行ける場所にありながら、市内とは全く違った落ち着いた雰囲気を味わえるので、とってもおすすめです!
- フランスの田舎も見てみたい
- ヴェルサイユ宮殿など優美なお城が好き
- ミュージアムパスを利用して郊外へ行ってみたい
パリ観光におすすめ!!
パリミュージアムパスって知ってる?
パリ市内とパリ近郊の
美術館や観光スポットなど
50ヶ所以上へ入場し放題のパス
これがあればチケット売り場に並ぶ
無駄な待ち時間を無くせます!!
この記事で紹介している施設はミュージアムパス対象スポットなので、パスの利用を検討してみる価値は十分アリ◎
このページの目次
フォンテーヌブローの観光情報
フォンテーヌブローは、かつて王族の狩猟地。
イル・ド・フランス屈指の美しい森といわれ、カペー王朝の時代には、狩猟用の城館がありました。
フランソワ1世の時代に、イタリアからレオナルド・ダ・ヴィンチやロッソ・フィオレンティーノ、フランチェスコ・プリマティッチョなどが招かれ、ルネッサンス様式の大規模な城館に建て替え。
その後も歴代の王たちによって増改築がされ、現在の姿に至ります。
そのためフォンテーヌブロー宮殿は、さまざまな時代の建築様式を見ることができる特別な場所となっています♪
フォンテーヌブローは宮殿のほかにも庭園や森など見どころたくさん♪
とにかく広いので、どこを見学したいか前もってチェックしておきましょう!
フォンテーヌブローはパリミュージアムパス対象スポット
あらかじめパスを持っていれば混雑しているチケット売り場に並ぶ必要がありません。
さらに、期間中にパス対象スポットを複数周れるなら入場料金が割安に!
2日券を購入した場合
4〜5ヶ所程度周ればお得!
パス対象の観光スポットには美術館を中心に、宮殿や教会も多数含まれているので、観光スポットをたくさん周りたい方にぴったりです。
ただし、短期間で複数の観光スポットを周るスケジュールでない場合は、チケットのみを事前購入するのがおすすめです。
現地でチケット列に並ぶ時間は本当にもったいないので、ぜひ事前購入を検討してみてくださいね。
パリミュージアムパス
購入はklookから
当サイト限定3〜6%オフクーポンで
お得に購入できます
割引クーポンコード
『KLOOKOHAYO』
※2025年7月1日まで / 割引上限1,000円
3回まで利用可能
※出発前に郵送で欲しい場合は、ミュージアムパス日本代理店サイトの利用がおすすめ
※春から夏にかけてのハイシーズンは1ヶ月前の予約を推奨しています。
ハイシーズンはミュージアムパスを持っていても予約が必要な施設もあるので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
(過去に予約が必要だった施設 → ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル教会、コンシェルジュリー *ルーブル美術館は常に予約が必要です)
フォンテーヌブローの見どころ
フォンテーヌブロー宮殿
フォンテーヌブロー宮殿は、12世紀から19世紀にかけて歴代のフランス国王が過ごしたパリ近郊の三大宮殿の1つ!
フランス・ルネッサンスの傑作といわれ、1981年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
ルイ9世によって建てられた「三位一体礼拝堂」は、のちにルネッサンス様式に改修され、ルイ5世の結婚式やナポレオン3世の洗礼式と結婚式が行われた礼拝堂です。
また、アンリ4世の王妃のために作られた「ディアナの回廊」は、王政復古後にナポレオン3世によって図書室に改装され、1万6千冊もの書物が所蔵されています!
他にも華やかな祝宴が行われた華麗なる大広間「舞踏会の間」や歴代の王の寝室であった「玉座の間」、歴代の王妃や皇后の寝室であった「王妃の寝室」、ロッソ・フィオレンティーノのフレスコ画など見どころが盛りだくさん♡
華麗なる宮廷文化を垣間見ることができますよ!
フォンテーヌブロー庭園
130ヘクタールもある広大なフォンテーヌブロー庭園は、宮殿とともに世界遺産に登録されています。
フランソワ1世やアンリ4世によるルネッサンス庭園とナポレオン1世による英国式庭園の2種類の庭園を楽しむことができます♡
中でも有名なのは「白馬の中庭」。
1814年にナポレオンが退位し、エルバ島へ流刑されることになったとき、この中庭で近衛兵たちに別れを告げました。
そのため中庭にある馬蹄形の階段は、「別れの階段」と呼ばれています。
子連れフォンテーヌブロー宮殿注意点
宮殿にはベビーカーをもちこめません。
入り口向かいにあるロッカールームにベビーカーを置いておく必要があるので注意してください!
広くて気持ちの良い場所なので、子供ものんびり楽しめると思います♪
フォンテーヌブローの森
パリジャンの憩いの場となっているフォンテーヌブローの森。
2万5千ヘクタールある広大な森では、ハイキングや自転車などさまざまなアウトドアスポーツが楽しめます。
またプラス・ドゥ・キュビエ(Place de Cuvier)という場所は、知る人ぞ知る!岩登りのメッカで、世界中からロッククライマーが集まります。
フォンテーヌブローの森はとっても広いので、森の地図を購入しておくと安心ですよ!
フォンテーヌブローおすすめのパティスリー
フレデリック・カッセル (Frédéric Cassel)
日本でも人気パティスリー「フレデリック・カッセル」の本店がフォンテーヌブローにあります!
フォンテーヌブローで歩き疲れたら、フレデリック・カッセルのサロン・ド・テで休息してみてはいかがでしょうか。
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住所:71-73, rue Grande 77300 Fontainebleau営業時間:
7:30-19:30(火〜金)
7:00-20:00(土)
7:00-13:30(日)
住所:21, rue des Sablons 77300 Fontainebleau
営業時間:10:00-19:00(火〜金)
10:00-19:30(土)
10:00-13:00(日)
フォンテーヌブロー口コミ・レビュー
フランスで最も大きな宮殿。
フランソワ1世の時代に建てられ、歴代の王、そして皇帝ナポレオン一世とその甥の三世にもこよなく愛された。ながらくフランス王政の歴史の舞台となってきた。
1685年にはルイ14世が「フォンテーヌブローの勅令」を発令し、1598年のナントの勅令が破棄されることとなった。
建物は堂々とした造り。まず、正面にある立派な馬車寄せはとても眼を引く。そして緑豊かな中庭を囲むように展開し、実に壮麗である。
白亜の美しいフォンテーヌブローの街は、かつての王の狩猟場だったフォンテーヌブローの森の跡を取り囲むかのように広がっている。(Googleレビュー)
フォンテーヌブロー宮殿への行き方・アクセス・最寄り駅
フォンテーヌブロー宮殿は、町の中心部から少し離れたところにあります。
国鉄の駅から約3km離れているので、電車+バスで行くのがおすすめ!
パリから電車で行く場合
パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からフォンテーヌブロー・アヴォン駅(Fontainebleau Avon)までTransilien Rに乗って約40分。
東口にあるFontainebleau Avon駅のバス停から停留所Châteauまで約15分。
2番のバス停から、1番系統「1Les Lilas」行きのバスに乗ればOK。
関連記事フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド
パリからツアーで行く場合
個人で行くのも楽しいですが、パリ郊外への散策はツアーに参加すると移動が楽で時短できるのでおすすめです。
学生時代は節約のためツアーなんて使わないと心に誓っていたのに、今ではすっかり現地ツアーで効率良い旅をするようになりました。
ツアー会社のベルトラでは事前に口コミも読めますので迷っている方はぜひ検討してみてください!
パリから車で行く場合
高速道路A6号線から国道N7号線沿い、約40分。
フォンテーヌブロー宮殿の入場料金・営業時間・所要時間
入場料金
- 大人14ユーロ
- 18歳未満無料
- ビデオガイド携帯端末貸出料4ユーロ
※9月~6月の第1日曜日は無料
短期間でパリを観光するならパリ・ミュージアム・パス
フォンテーヌブロー宮殿はパリ・ミュージアム・パスを利用できる施設です。
パリミュージアムパスは優先入場に対応。
入口でパスを提示するだけで施設に入場できるので、チケット買う必要がなくなって大幅な時短になります。
期間中にパス対象の観光スポットを複数周れるなら入場料金もお得に!
例えば、2日券を購入した場合、2日間で4~5ヶ所くらい周ればお得になります。
パリミュージアムパス
購入はklookから
当サイト限定3〜6%オフクーポンで
お得に購入できます
割引クーポンコード
『KLOOKOHAYO』
※2025年7月1日まで / 割引上限1,000円
3回まで利用可能
※出発前に郵送で欲しい場合は、ミュージアムパス日本代理店サイトの利用がおすすめ
※春から夏にかけてのハイシーズンは1ヶ月前の予約を推奨しています。
ハイシーズンはミュージアムパスを持っていても予約が必要な施設もあるので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
(過去に予約が必要だった施設 → ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル教会、コンシェルジュリー *ルーブル美術館は常に予約が必要です)
営業時間
- 9:30-17:00(10月〜3月)
- 9:30-18:00(4月〜9月)
定休日
毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
所要時間
日帰りツアーの所要時間は約3時間。
時間が許せば半日以上かけてゆっくりと過ごしていただきたいと思います。
フォンテーヌブロー周辺の治安
パリの郊外、イルドフランスは場所によっては大変治安が悪いのですが、フォンテーヌブロー周辺は高級住宅街。
治安の良いエリアとして知られています。
もちろん外国ですから、気を抜きすぎるのはNG。しかしパリの中心地と比べると随分のんびり観光できると思います。
スリ対策の基本
パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
→ エポスカードの保険の付帯条件や特典内容についてもっと詳しく
パリをもっと楽しむ
ガイドブックは地球の歩き方がおすすめ
パリを楽しむならガイドブックは必須。
スマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
ガイドブックより深く事前知識を身につけて
パリの美術館を周るなら、ガイドブックだけでなく動画や書籍を利用して事前知識を身に着けておきましょう。
なぜなら「来てみたはいいけど、よくわからなかった」「イマイチ楽しめなかった」と感じてしまうのは本当にもったいないから。
普通は画家や作品を褒めることに終始している書籍や動画が多いのですが、五郎さんは「あいつは変人で友達がいないから~」とか「絵が下手だから~」とわたしたちがちょっと感じているような、素直な表現を多用しています。
ゴシップも取り入れてくれるのでエンタメ要素が強く美術ファン以外も飽きずに楽しめる五郎さんならではの解説。
とはいえ、動画は1本30分近くあるものが多く、どれから見たらいいか迷ってしまいます。
そんな時におすすめなのが、山田五郎のYouTube動画を時代別にまとめた書籍。
有名な作品がコンパクトにまとめられ、美術館の前で広げて読むのにもぴったりです。
各ページに動画のQRコードがついているので、気になる作品だけ動画をじっくり見れば予習はバッチリ!
ガイド付き現地ツアーをぜひ体験して
書籍で予習する時間が取れない方は、ぜひガイド付き現地ツアーを体験してみてください。
特にルーブルやオルセーくらい大きな美術館の場合は、ガイド付きの現地ツアー参加がおすすめ。
料金だけを比べるとチケット単体の価格より高くなってしまいますが、絵画のプロが見どころを詳しく解説してくれる体験は唯一無二。
特にプライベートツアーの場合、少人数でどんどん質問もできますし、作品への情熱を直接ガイドさんから聞けるというのは、驚くほどおもしろくて感動レベルでした。
日本語ガイドのツアーを申し込むならベルトラがおすすめです。
英語ガイドでも問題なければGetYourGuideで探してみてくださいね。
ゆかりの地をめぐろう
フランスには歴史上の人物や著名な芸術家のゆかりの地が多く存在しています。
フランスゆかりの著名人。名前くらいは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば
かつて彼らが過ごした場所、思い出の街並みが、現在も残っていることは珍しくありません。
実際にその場所に足を運ぶとなんともいえない感慨深い思いがこみ上げてきます。
また、美術館で見た有名な絵画と同じ風景が実在していることも珍しくありません。
当サイトでは約50名の偉人に関して、それぞれのゆかりの地をまとめた記事をご用意しています。旅の参考にしていただけたら幸いです。
フォンテーヌブローまとめ
パリから日帰りで行ける世界遺産。
フォンテーヌブローは、時代の流れとともに築き上げてきた独自の文化を感じさせてくれるフランス人にとっても、特別な場所です。
ヴェルサイユ宮殿も素敵ですが、フォンテーヌブロー宮殿は旅行者が少ないためのんびりとくつろぎながら見学できるのが魅力。
パリとは一味も二味も違ったフランスの田舎、ぜひ楽しんできてください!
フォンテーヌブロー宮殿 | |
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住所 | 77300 Fontainebleau 地図 |
最寄り | Fontainebleau Avon駅 |
料金 | 14ユーロ ミュージアムパスOK |
HP | musee-chateau-fontainebleau.fr |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!