ポール・セザンヌは、ゴーギャンやゴッホと並んで、「ポスト印象派」を代表する画家。
キュビスムをはじめとする20世紀の美術に多大な影響を与え、偉大な画家ピカソが「父」、マティスが「神」と呼ぶほど崇拝した人物でした。
学生時代の美術教師もセザンヌの愛好家で、絵を学びたければセザンヌを勉強しろとよく言っていましたが、知れば知るほどその意味がわかります。
当ブログ「フランスボックス」では、生まれ故郷であるエクス・アン・プロヴァンスをこよなく愛したポール・セザンヌゆかりの地をご紹介していきます。
セザンヌを知ることで、現代美術の見方も変わってくると思うので、参考になると嬉しいです!
当サイト限定クーポン
フランスのツアーやチケットは
現在どこも価格が高騰中
クーポンで少しでもお得に購入しよう!
現地ツアーはもちろん
入場チケット・バス送迎にも使えるよ
このページの目次
- ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)とは?
- ポール・セザンヌゆかりの地巡りのベストシーズン
- ポール・セザンヌゆかりの地11選
- ①グラネ美術館(Musée Granet)
- ②セザンヌのアトリエ(Atelier de Cezanne)
- ③ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファン(La Bastide du Jas de Bouffan)
- ④レ ローブの丘(Terrain des peintres)
- ⑤ビベミュスの石切り場(Carrière de Bibémus)
- ⑥サント・ヴィクトワール山(Montagne Sainte Victoire)
- ⑦サン・ピエール墓地(Cimetière Saint-Pierre)
- ⑧サン・ソヴール大聖堂(Cathédrale Saint-Sauveur)
- ⑨オルセー美術館(Musée d’Orsay)
- ⑩オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)
- ⑪パリ市立美術館/プチ・パレ(Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris)
- ポール・セザンヌゆかりの地まとめ
ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)とは?
ポールセザンヌ(Paul Cézanne) | |
---|---|
出没年 | 1939年1月19日-1906年10月22日 63歳で肺炎により死去 |
様式・流派 | ポスト印象派、近代絵画の父と呼ばれる |
出身 | フランス(エクス・アン・プロヴァンス) |
代表作 | 《りんごとオレンジのある静物》オルセー美術館 《サント・ヴィクトワール山》オルセー美術館 《オーヴェルの首吊りの家》オルセー美術館 |
影響を受けた人物 | エミールゾラ、ドラクロワ、マネ、ピサロ |
影響を与えた人物 | ブラック、マティス、ピカソ、アーシルゴーキー |
幼少期から学生時代
セザンヌは、1839年に南フランスのエクス・アン・プロヴァンス生まれ。父親は銀行家で、裕福な家庭に育ちました。
1852年、セザンヌはブルボン大学に入学し、のちの小説家Émile Zolaや天文学者Jean Baptistin Bailleと知り合います。
後にゾラとは仲違いしていますが、親友とも呼ばれたゾラとの出会いはセザンヌに大きな影響を与えたことでしょう。
父の希望に従い、法学部に通っていましたが、1861年に絵を志してパリに行き、画塾Académie Suisseに通いました。
芸術キャリア
一度は故郷に戻るものの、再びパリの画塾アカデミー・シュイスで絵の勉強をはじめ、そこでピサロやモネ、ルノワールと交流をもつように。
この時期、セザンヌはピサロから印象主義の技法を教わり、画風にも変化が現れます。
しかしパリのサロンでは、落選の連続だったセザンヌ。
1866年に制作した《レヴェヌマン紙を読む画家の父 Portrait de Louis Auguste Cézanne, père de I’artiste》は、唯一サロンで入選した作品です。
この作品の男性は、セザンヌの父親ルイ・オーギュスト・セザンヌで、セザンヌが画家になることを反対していた厳格な父を描き上げました。
1874年、印象派の画家たちによって初めてのグループ展「第1回印象派展」が開かれ、セザンヌも第1回と第3回の印象派展に出品。
印象派の一員としてしばらく活動していましたが、1880年頃からセザンヌは、モネやピサロ、ルノワールとの友情は保ちながらもグループを離れ、独自の絵画様式を探求するようになります。
1895年に画商Ambroise Vollardは、セザンヌの初個展をパリで開きました。
見事に成功し、セザンヌの知名度は徐々に上がります。
パリのサロンでは落選の繰り返しだったセザンヌも、晩年には古典主義的な造形性と印象派の色彩感覚を融合させた独自の絵画様式を確立し、名声を高めていきます。
セザンヌの最も大きな功績はなんといっても「多視点絵画」でしょう。
《りんごとオレンジのある静物 Pommes et oranges》は一見すると気づかないかもしれませんが、固定された1点からではなく複数の視点から見た姿を描ききっています。
セザンヌの死後、サロン・ドートンヌで開催されたセザンヌの回顧展では、ピカソをはじめ、ブラック、レジェ、マティスなどに大きな影響を及ぼしました。
ポール・セザンヌゆかりの地巡りのベストシーズン
フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。
どの季節も素晴らしいのですが、郊外へ行くなら気候の良い春から秋にかけてがおすすめです。
夏のプロヴァンスは本当に素晴らしく、毎年訪れたいほど。
4月~10月までは営業時間が延びる施設が多く、多くのスポットを観光することができますよ!
南仏プロヴァンスのラベンダー畑を楽しみたいなら、6月後半~7月前半。北海道富良野とはまた違ったフランスのラベンダーをぜひ満喫ください。
10月を過ぎると、ブドウ畑が紅葉し、秋ならではの美しさに変わります。
ポール・セザンヌゆかりの地11選
①グラネ美術館(Musée Granet)
芸術の街として知られるエクス・アン・プロヴァンスは、近代絵画の父と呼ばれるPaul Cézanneの生まれ故郷。
グラネ美術館は、エクス・アン・プロヴァンス出身の画家François Marius Granetの遺贈により1984年に美術館として開館しました。
グラネの作品をはじめ、Dominique Ingresの《グラネの肖像画》、セザンヌの《ジャス・ド・ブッファンの眺め》、ジャコメッティの寄贈作品など14世紀から20世紀の絵画コレクションを所蔵し、とりわけセザンヌの貴重なコレクションを取り揃えています。
中学時代からのセザンヌの友人を描いた《エミール・ゾラの肖像 Portrait d’Émile Zola》や《砂糖壷、梨、青いティーカップのある静物画 Nature morte, sucrier, poires et tasse bleue》、《セザンヌ夫人の肖像 Portrait of Madame Cézanne》など10点の作品が収蔵されています。
グラネ美術館 | |
---|---|
住所 | Place Saint-Jean de Malte, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からグラネ美術館まで徒歩約10分 |
時間 | 10:00-18:00(2022年10月2日まで) 12:00-18:00(2022年10月4日から) |
定休 | 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 大人8ユーロ(2022年10月4日から6ユーロ) 18歳以下無料 |
HP | http://www.museegranet-aixenprovence.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
②セザンヌのアトリエ(Atelier de Cezanne)
ゼザンヌは、1901年にエクス・アン・プロヴァンスを見下ろすローヴの丘にある一軒家を購入しました。
2階部分に大きなアトリエを作り、1902年から1906年に死去するまで制作を続け、《大水浴図 Les Grandes Baigneuses》などの多くの作品がこのアトリエから生み出されました。
セザンヌが愛した数々のオブジェをはじめ、家具や画材、作業着、道具など、セザンヌのゆかりの品々が当時のまま展示されており、セザンヌの生きていた時代にまるでタイムスリップしたかのような気分にさせられます。
絵なのか写真なのかわからないくらいセザンヌそのままの空気を保ったアトリエ。
セザンヌのアトリエ
画家としてどれほど恵まれていたかわかる、立派なアトリエ
まさに実家が太い画家 pic.twitter.com/N9o5iMUo1M
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 22, 2022
燦燦と降り注ぐ日の光があまりにも美しく、気難しく不機嫌なセザンヌの顔がイメージできない。
本当に気持ちの良い場所でした。ぜひ晴れた日に訪問されることを強く推奨します。
セザンヌのアトリエ | |
---|---|
住所 | 9 Avenue Paul Cézanne, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎からセザンヌのアトリエまで徒歩約15分 |
時間 | 9:30-12:30 14:00-17:00(1月11日〜4月4日/10月1日〜12月31日) 9:30-12:30 14:00-18:00(4月5日〜5月31日) 9:30-18:00(6月1日〜9月30日) |
定休 | 日曜日、月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 大人6.5ユーロ 13-25歳3.5ユーロ 13歳以下無料 |
HP | https://www.cezanne-en-provence.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
③ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファン(La Bastide du Jas de Bouffan)
エクス・アン・プロヴァンスの郊外にある「ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファン」は、銀行家だったセザンヌの父が1859年に購入した別荘。
18世紀に建てられた美しい邸宅で、歴史的建造物に指定されています。セザンヌは、サロンの壁に12点の壁画を描いています。
ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファンは、セザンヌが最後を迎えた家で、《カード遊びをする人々 Les Joueurs de cartes》や《パイプをくわえた男 L’Homme à la pipe》などの名作がここで生まれました。
ラ・バスティッド・ジャ・ド・ブッファン | |
---|---|
住所 | 17 route de Galice, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
※工事のため閉鎖中
④レ ローブの丘(Terrain des peintres)
「画家たちの活動の場所」という意味をもつ「テラン・デ・パントル」は、セザンヌが生涯を通して描き続けた《サント・ヴィクトワール山》を描くために通った場所です。
ここには、セザンヌの描いた《サント・ヴィクトワール山》の中でも有名な9枚の絵の複製が展示されており、実際の景色と絵画を照らし合わせながらゆっくり鑑賞することができます。
サント・ヴィクトワール山を題材にした作品だけでも、油絵が44枚、水彩画が43枚もあり、セザンヌはこの山に固執し続けたことがよく分かります。
なかでもイギリスのコートールド美術館(Courtauld Gallery)が所蔵する《サント・ヴィクトワール山 Mont Sainte-Victoire》は、セザンヌの傑作。
セザンヌアトリエから少し歩きますが、ぜひその風景をこの目で体験してみてください。
テラン・デ・パントル | |
---|---|
住所 | 49 Av. Paul Cézanne, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVでAix-en-Provence TGV駅まで約3時間。エクス・アン・プロヴァンスTGV駅から中心部までシャトルバスで約25分。中心部からセザンヌのアトリエまで徒歩約15分。セザンヌのアトリエからさらに北へ徒歩16分。 |
料金 | 無料 |
HP | http://terrain-des-peintres-aix-en-provence.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑤ビベミュスの石切り場(Carrière de Bibémus)
サント・ヴィクトワール山に連なるなだらかな丘陵地帯にある「ビベミュスの石切り場」は、18世紀までエクス・アン・プロヴァンス地方の建物に使う石の採掘をしていた場所です。
放置されたままになっていたこの場所をセザンヌは発見し、「ビベミュスの石切り場」はセザンヌを魅了します。
セザンヌはこの石切り場の景色を描きながら、キュビスムに辿り着いたといわれており、《赤い岩 Le Rocher rouge》などの作品が生まれました。
ビベミュスの石切り場 | |
---|---|
住所 | 3090 chemin de Bibémus, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | エクス・アン・プロヴァンス中心部からビベミュスの石切り場までタクシーで約5分 |
時間 | 【6月11日-10月31日】 ※ガイドツアーのみの公開で、事前の予約が必要です。 《プログラム》 DE BIBÉMUS À L’ATELIER:9:30-13:00(火・水・金・土曜日) CEZANNE AU GRAND AIR:14:30-18:30(土曜日) OCRE, VERT ET BLANC:9:30-13:00/14:30-18:00(日・月曜日) DU GOÛT A LA COULEUR:14:30-18:30(火・水・木・金曜日) |
定休 | 11月1日-6月10日 |
料金 | 38ユーロ(Du goût à la couleurのみ45ユーロ) |
HP | https://www.cezanne-en-provence.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑥サント・ヴィクトワール山(Montagne Sainte Victoire)
セザンヌは、サント・ヴィクトワール山を生涯にわたって描き続けたことで知られています。
サント・ヴィクトワール山を題材にした作品だけでも、油絵が44枚、水彩画が43枚もあり、セザンヌはこの山に固執し続けたことが分かります。
なかでもイギリスのコートールド美術館(Courtauld Gallery)が所蔵する《サント・ヴィクトワール山 Mont Sainte-Victoire》は、セザンヌの傑作といえるでしょう。
⑦サン・ピエール墓地(Cimetière Saint-Pierre)
サン・ピエール墓地には、1906年に死去したセザンヌの遺骸が埋葬されています。
入口から入って、ざっくり左奥の方にセザンヌ墓があります。標識もあるので多くのファンが訪れるのでしょう。
モネ、ゴッホとフランスの地方墓地を巡ってきたけど今回はついにセザンヌのお墓参りができた
墓地で働くおじさんがカートに乗せて案内してくれたそのお墓の向こう見えたのはサント・ヴィクトワール
毎日ここから眺められるんだね
良いところで眠れてよかった pic.twitter.com/IyXCSMY7P2
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 22, 2022
たまたま墓地で管理人をしているおじさんに話しかけると、子供が一緒だったからかカートで墓の前まで連れて行ってくれることに。
到着すると、墓の右側からちょうどサント・ヴィクトワール山がのぞいていることを教えてくれました。
そして少し離れたところで立ち止まると、John Rewaldの墓を指し、「彼は印象派の研究者の第一人者なんだ。誰よりもセザンヌついて書いた人物だよ」と言って仕事に戻っていきました。
ガイドなしでは絶対に知りえなかった素敵な情報を沢山教えてもらったので、読者のみなさんとシェアできることも嬉しい。
セザンヌが繋いでくれた縁。忘れられない素敵な思い出です。
サン・ピエール墓地にはその他エミール・ゾラの父François Zolaやフランス6人組のひとり作曲家Darius Milhaudの墓もあります。
サン・ピエール墓地 | |
---|---|
住所 | Avenue des Déportés de la Résistance Aixoise, 13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVでAix-en-Provence TGV駅まで約3時間。エクス・アン・プロヴァンスTGV駅から中心部までシャトルバスで約25分。中心部からサン・ピエール墓地まで徒歩約10分。 |
時間 | 【10月16日-3月14日】 9:00-17:00 【3月15日-10月15日】 9:00-18:30 |
料金 | 無料 |
HP | https://www.aixenprovence.fr/Cimetiere-Saint-Pierre |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑧サン・ソヴール大聖堂(Cathédrale Saint-Sauveur)
旧市街にある「サン・ソヴール大聖堂」は、5世紀から17世紀までのさまざまな建築様式が入り交じった壮麗な佇まいの大聖堂です。
見どころは、12世紀のロマネスク様式の列柱回廊やメロヴィング朝(5~8世紀)時代の洗礼堂。
画家ニコラ・フロマンによる三連祭壇画《燃ゆる茨》などがあります。
1906年10月24日、この大聖堂でセザンヌの葬儀が執り行われました。
サン・ソヴール大聖堂 | |
---|---|
住所 | 34, place Martyrs de la Résistance,13100 Aix-en-Provence 地図 |
行き方 | パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVでAix-en-Provence TGV駅まで約3時間。エクス・アン・プロヴァンスTGV駅から中心部までシャトルバスで約25分。中心部からサン・ソヴール大聖堂まで徒歩約5分。 |
時間 | 8:00-19:00 【ガイド付き見学】 10:00-12:00 14:30-17:30 日曜日のみ10:00-12:00 |
定休 | – |
料金 | 無料 |
⑨オルセー美術館(Musée d’Orsay)
セザンヌのコレクションは、パリで最も人気の高い美術館の1つ「オルセー美術館」でも見ることができます。
館内は、分野別に分かれており、ポスト印象派の「セザンヌの部屋」には、《サント・ヴィクトワール山 Mont Sainte-Victoire》をはじめ、《水浴する男たち Baigneurs》などが展示されています。
《オーヴェルの首吊りの家 La Maison du pendu, à Auvers》は、セザンヌが1874年の第1回印象派展に出品した作品のひとつで、ピサロの影響を受け、暗く重い雰囲気の画風から明るい色調へと変化していった時期の作品。
2つの家の間に連なる屋根の先にはオーヴェールの景観と美しい空が広がっています。
また1899年に制作された《りんごとオレンジのある静物 Pommes et oranges》は、セザンヌの数ある静物画のなかでも最高傑作と称されている作品。
今にもこぼれ落ちそうなリンゴ、アンバランスでありながらギリギリ均衡を保ち不思議と安定感があるのがわかります。
右上の布はサント・ヴィクトワール山の形がのぞいているのでぜひチェックしてみてください!
セザンヌは、《カード遊びをする人々 Les Joueurs de cartes》という同じ題材の絵を5枚描いています。
オルセー美術館に所蔵された《カード遊びをする人々》は、1番最後に描かれたもので、5枚の中で最も有名な作品です。
別の1枚は2011年カタール王室によって約300億円(2億5000万ドルから3億ドル)で落札したらしいですよ…( ゚Д゚)
オルセー美術館 | |
---|---|
住所 | 1 Rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris 地図 |
最寄り | メトロ12号線Solférino駅 |
時間 | 9:30-18:00(火水金土) 9:30-21:45(木) ※閉館時間の45分前まで入場可能 |
定休 | 毎週月曜日、5月1日、12月25日 |
料金 | 16ユーロ 18歳以下無料 ミュージアムパスOK |
HP | https://www.musee-orsay.fr/ |
チケット | オルセー美術館チケット |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑩オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)
小規模ながらも印象派のコレクションが充実したオランジュリー美術館は、クロード・モネの大作《睡蓮》を真っ先に思い浮かべる方も多いかと思います。
印象派を中心とした美術館ですが、印象派のコレクションのほかにもフォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリの作品も展示されています。
《草上の昼食 Le Dejeuner sur l’herbe》や《セザンヌ夫人の肖像 Portrait de Madame Cézanne》、《リンゴとビスケット Pommes et biscuit》など、近代美術への架け橋となったセザンヌの作品を見ることができます。
オランジュリー美術館 | |
---|---|
住所 | Jardin Tuileries, 75001 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1, 8, 12号線Concorde駅 |
時間 | 9:00-18:00 |
定休 | 毎週火曜日、5月1日、7月14日の午前、12月25日 |
料金 | 12.5ユーロ 18歳未満無料 ミュージアムパスOK |
HP | https://www.musee-orangerie.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑪パリ市立美術館/プチ・パレ(Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris)
パリ市立プチ・パレ美術館は、向いにあるグラン・パレ(Le Grand Palais)同様、1900年にパリ万国博覧会の美術展示場として建設された美術館です。
コレクションは多岐にわたりますが、19世紀から20世紀初頭の優れた作品を取り揃えており、Eugène Delacroixやクロード・モネ、Alfred Sisley、カミーユ・ピサロ、ポール・セザンヌなどといった巨匠の作品を鑑賞することができます。
セザンヌの作品は、《アンブロワーズ・ヴォラールの肖像(Portrait d’Ambroise Vollard》や《3人の水浴図 Trois baigneuses》などが展示されています。
プチ・パレ | |
---|---|
住所 | Avenue Winston Churchill, 75008 Paris 地図 |
最寄り | メトロ1,13号線Champs-Elysées-Clémenceau駅 |
時間 | 10:00-18:00 |
定休 | 月曜日 1月1日、5月1日、7月14日、11月11日、12月25日 |
料金 | 11ユーロ 常設展は無料 |
HP | https://www.petitpalais.paris.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
ポール・セザンヌゆかりの地まとめ
19世紀から20世紀初頭の前衛芸術の架け橋となったポール・セザンヌは、南フランス特有の光と色彩にインスピレーションを受けました。
生まれ故郷の風景を愛し、なかでもサント・ヴィクトワール山に魅せられ、たくさんの作品を残しています。
少しでも知識をいれて鑑賞するとまた楽しみ方が変わってくるのでこの記事が参考になると嬉しいです!
セザンヌに思いを馳せながら、エクス・アン・プロヴァンスをはじめとするゆかりの地を訪れてみませんか?
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!