地中海の高台に位置するSaint Paul de Venceは、プロヴァンスの宝石と呼ばれ、多くの芸術家たちに愛された村でした。
エズと雰囲気も似ていて車で入ることができないので、ゆったりと街歩きを楽しめます。
シャガールもまたサン・ポール・ド・ヴァンスを愛した芸術家の1人で、1985年に97歳で亡くなるまでの約20年間をここで暮らし、現在もここで眠りについています。
またこのあたりの小さな村と違うのは、散策する際に訪れたいおしゃれなブティックが沢山あること!
素敵なお店が多く、つい足を止めてしまうため散策に時間がかかってしまうかもしれません。
ツアーと迷いましたが、少し長めに滞在したくなったのでバスを利用して行ってきました。
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日本語ガイドではないけど
英語力はそれほど必要ありません
※ガイドと言うより移動が中心のお得なツアーです
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少し予算が上がってしまいますが
「日本語ガイドでないと不安」
という方にはベルトラ予約がおすすめ
このページの目次
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの観光情報
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスもまた「鷲の巣村」の1つで、村は城壁に囲まれ、中世を彷彿とさせる街並みが残っています。
村からは海と山が見え、狭い路地には素敵なお店やギャラリーが並び、街散策が楽しめます。
お時間に余裕のある方は、1日のんびりと過ごすのがおすすめです。
おすすめ観光の周り方
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの見どころは、中世の街並みとマーグ財団美術館です。
マーグ財団美術館は離れた場所にあるので、移動時間は片道20分みておきましょう。
芸術家たちを魅了したサン・ポール・ドゥ・ヴァンスは、マーク・シャガールが約20年間住んだ村です。
村の墓地にはシャガールのお墓もあり、シャガールファンには見逃せません。
→ サンポールドゥヴァンスの観光名所一覧
→ サンポールドゥヴァンスのおすすめホテル一覧
→ サンポールドゥヴァンスにゆかりのある偉人一覧
近隣の観光スポット
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスから車で約1時間で行ける観光地も沢山あります!
鉄道やレンタカーを使って周るのは大変おすすめです。
現地ツアーに参加する
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの現地ツアーを調べてみました。
ベルトラの現地ツアーは日本語ガイド付きツアーが多くて価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
- ニース発
コートダジュール日帰りツアー
(日本語ガイド / サン・ポール・ド・ヴァンス / ビオット / グルドン / トゥレット・シュル・ルー) - ニース発
芸術家が愛した風景日帰りツアー
(日本語ガイド / カーニュ・シュル・メール / アンティーブ / サンポール・ド・ヴァンス / グラース)
英語ガイドのツアーでも問題なければ、種類豊富なGetYourGuideのツアーがおすすめです。
- ニース発
ホテル送迎付き日帰りツアー
(英語または仏語ガイド / エズ / モナコ / アンティーブ / サン・ポール・ド・ヴァンス / カンヌ) - ニース発
ワイン試飲付き半日ツアー
(英語または仏語ガイド / サン・ポール・ド・ヴァンス / サンジェネのワイナリー)
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスで泊まりたいおすすめホテル
わたしがサン・ポール・ドゥ・ヴァンスでおすすめしたいホテルはホテル ル サン ポール。
ホテル ル サン ポール(Hotel Le Saint Paul)
ホテル ル サン ポールは1511年に建設された大変歴史あるホテル。2008年に全面改装され、より滞在しやすくなりました。
シーズン以外は長期でクローズしているので、注意してください。
Hotel Les Messugues
車移動が可能で、街から少し離れてもよければ、Hotel Les Messuguesもおすすめしたいホテル。
プールがとっても素敵で、バカンスを過ごすにもぴったりですよ♡
参考までにサン・ポール・ドゥ・ヴァンス観光の拠点となりそうなニースのおすすめホテルも紹介しておきます。
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの観光名所と見どころ
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの美しい街並みは歩いているだけでも楽しいので、ぜひゆったりと散策を楽しんでください。
①サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの路地
観光客で賑わうサン・ポール・ドゥ・ヴァンス。エズに比べ、坂道が少ないため歩きやすいです。
狭い路地にはお洒落なお店がギャラリーが立ち並び、お土産探しにも困りません。
②シャガールのお墓
アート好きの方なら絶対に見逃せないのが、サン・ポール・ドゥ・ヴァンスに20年間ほど住んだシャガールのお墓。村の墓地に埋葬されています。
墓地の入口に地図があるので、お墓の位置を確認されてから行くと簡単に見つけることができますよ!
シャガールのお墓には、シャガールの2番目の妻ヴァランティーナ・ブロツキーも一緒に眠っています。
シャガールのお墓 | |
---|---|
住所 | Chemin de Nice, 06570 Saint-Paul-de-Vence 地図 |
行き方 | 村の中心部から徒歩約5分 |
時間 | 8:00-19:30 |
HP | http://www.saintpauldevence.org/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
③マーグ財団美術館(Fondation Maeght)
村の外れには、近代・現代アートの私立美術館「マーグ財団美術館」があり、マルク・シャガールをはじめ、アンリ・マティス、ジョアン・ミロ、ピエール・ボナール、ジョルジュ・ブラックなどの貴重なコレクションを所蔵してします。
自然と現代アートが融合した屋外展示場もあり、自然と一体したミロの彫像やシャガールのモザイク、ジャコメッティの中庭などを見ることができます。
室内展示室には、シャガールの《人生 La Vie》やミロのステンドグラスなど巨匠たちの素晴らしいコレクションが展示され、まさに現代アートの宝庫といえるでしょう。
マーグ財団美術館 | |
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住所 | 623 Chemin des Gardettes, 06570 Saint-Paul-de-Vence 地図 |
行き方 | 村の入口から徒歩約15分 |
時間 | 10:00-19:00(7、8月) 10:00-18:00(上記以外の月) |
料金 | 大人16ユーロ 子供(10〜18歳) 10歳未満無料 |
HP | https://www.fondation-maeght.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスで絶対買いたいおすすめ土産
せっかくサン・ポール・ドゥ・ヴァンスまで来たら、プロヴァンスならではのお土産を買って帰りたいですよね!
おすすめのお土産をご紹介していきますので、ぜひショッピングの参考にしてください。
La Maison Godet(ラ・メゾン・ゴデ)の香水
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスでおすすめのお土産は、ラ・メゾン・ゴデの香水。
地元産の花や果物を原料にこだわった香水を作っています。
スミレの花の香水「FOLIE BLEUE」や柑橘系の香水「VOYAGE A SAINT PAUL」などがおすすめです。
ラ・メゾン・ゴデ | |
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住所 | 98 Rue Grande, 06570 Saint-Paul-de-Vence 地図 |
行き方 | 村の中心部から徒歩約3分 |
時間 | 10:00-19:00(月〜土曜日) 10:30-18:30(日曜日) |
定休 | – |
料金 | 香水125ユーロ〜、石けん15ユーロ、キャンドル69ユーロ |
HP | http://www.parfumsgodet.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
カリソン(Calisson)
カリソンは、プロヴァンス地方の伝統的なお菓子。サン・ポール・ドゥ・ヴァンスでもよく見かけました。
アーモンドとフルーツの砂糖漬けを練り合わせてひし形に焼いたもので、表面にグラス・ロワイヤル(アイシング)がかけてあります。
フランスでは「幸せのお菓子」と呼ばれており、定番のお土産となっています。
味は店によって結構違って、甘めのものもあればちょっと苦みが(柑橘系の苦み)強いものも。日本人にはあまり好まれないため、一つ買って味をチェックすることをおすすめします。
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスで絶対食べたいおすすめグルメ
コロンブ・ドール La Colombe d’Or
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスでおすすめのレストランといえば、La Colombe d’Or。
アーティストや映画スターなど、多くの著名人が訪れることで知られる有名レストランです。
レストランには、かつてシャガールやピカソ、ミロなどの画家たちが、宿泊代や食事代の代わりに置いていったといわれる作品が並んでいます。
ラ・コロンブ・ドール | |
---|---|
住所 | Place du Général de Gaulle, 06570 Saint-Paul-de-Vence 地図 |
行き方 | 村の入口付近 |
HP | http://www.la-colombe-dor.com/indexEN.html |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
アラン・ロルカ Alain Llorca
アラン・ロルカは、ミシュランガイド1つ星のレストラン。村の全景を見ながら食事が楽しめます。
食事を目当てに宿泊する旅行者も少なくありません。
アラン・ロルカ | |
---|---|
住所 | 350 Rte de Saint-Paul, 06480 La Colle-sur-Loup 地図 |
行き方 | 村の中心部から徒歩約20分 |
HP | https://www.restaurant-llorca.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスにゆかりのある偉人・アーティスト
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスにゆかりのある偉人、アーティストと言えば画家のマルク・シャガールでしょう。
その他出身者や滞在歴のある著名人を並べてみました。
- パブロ・ピカソ
- アンリ・マティス
- アメデオ・モディリアーニ
- ポール・シニャック
- ラウル・デュフィ
- シャイム・スーティン
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスへの行き方・アクセス・最寄り駅
プロヴァンス、コートダジュールの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、どこかで経由してマルセイユ・ プロヴァンス空港へ入るか、パリや周辺都市からTGV(新幹線)で直接移動する方法、長距離バスを使う方法などが主な交通手段となります。
ニースからバスで行く
サン=ポール=ド=ヴァンスへは400番のバスが通っています。
山道なので酔いやすく、バス内でスマホを見るのはおすすめしません。時間は行きも帰りも大幅に遅れたので、余裕を持って移動されることを推奨します。
ニースから車で行く
わたしが海外で運転できるスキルがあるなら、迷わずレンタカーを利用します。
時間に振り回されず、満足するまで滞在時間を自由に決められるのは大きな魅力。
ただし、ハイシーズンは混みあい、近くの駐車場はいっぱいになります。少し離れた場所に駐車したり、待ったりすることを考えるとバスやツアーもいいなと迷いどころ。
ニースからツアーに参加する
1日に複数の場所をまわりたい人、各観光地の見どころを教えてほしい、案内してほしい人はツアーを利用するのがおすすめ。
現地を知り尽くしたガイドの解説があるとないとでは、土地の理解に大きな差が出ます。
また、人との交流自体が旅の楽しみのひとつであり、思い出になります。
ベルトラの現地ツアーは日本語ガイド付きツアーが多くて価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
- ニース発
コートダジュール日帰りツアー
(日本語ガイド / サン・ポール・ド・ヴァンス / ビオット / グルドン / トゥレット・シュル・ルー) - ニース発
芸術家が愛した風景日帰りツアー
(日本語ガイド / カーニュ・シュル・メール / アンティーブ / サンポール・ド・ヴァンス / グラース)
英語ガイドのツアーでも問題なければ、種類豊富なGetYourGuideのツアーがおすすめです。
- ニース発
ホテル送迎付き日帰りツアー
(英語または仏語ガイド / エズ / モナコ / アンティーブ / サン・ポール・ド・ヴァンス / カンヌ) - ニース発
ワイン試飲付き半日ツアー
(英語または仏語ガイド / サン・ポール・ド・ヴァンス / サンジェネのワイナリー)
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの治安
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスの治安は良好で危険を感じることは全くありませんでした。
とはいえ、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。特に人気の観光地周辺は注意しましょう。
スリ対策の基本
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏
フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスは地中海性気候で一年中温暖な気候であり、一年を通じて気候は安定しています。どの季節も素晴らしいのですが、やっぱり夏がおすすめです。
光に満ちた南仏の太陽を求めて、多くの芸術家がこの地にやってきた理由が分かるはず!
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報も詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
また地球の歩き方以外であれば、FIGAROの南仏特集が素晴らしかったです。
おしゃれな写真と洗練された文章で南仏の魅力が爆発していて、買ってよかった1冊でした。
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスまとめ
サン・ポール・ドゥ・ヴァンスは、シャガールをはじめ、ピカソやマティスなど多くの画家たちを魅了した村です。またジャン・コクトーやイヴ・モンタンなど、昔からさまざま著名人が集まりました。
ニースから1時間ほどで行けるので、ぜひサン・ポール・ドゥ・ヴァンスへ足を運んでみてください。
サン・ポール・ド・ヴァンスを訪れる現地ツアーも多いので、ぜひツアーも利用してみてくださいね。
- ニース発
コートダジュール日帰りツアー
(日本語ガイド / サン・ポール・ド・ヴァンス / ビオット / グルドン / トゥレット・シュル・ルー) - ニース発
芸術家が愛した風景日帰りツアー
(日本語ガイド / カーニュ・シュル・メール / アンティーブ / サンポール・ド・ヴァンス / グラース)
英語ガイドのツアーでも問題なければ、種類豊富なGetYourGuideのツアーがおすすめです。
- ニース発
ホテル送迎付き日帰りツアー
(英語または仏語ガイド / エズ / モナコ / アンティーブ / サン・ポール・ド・ヴァンス / カンヌ) - ニース発
ワイン試飲付き半日ツアー
(英語または仏語ガイド / サン・ポール・ド・ヴァンス / サンジェネのワイナリー)
サン・ポール・ド・ヴァンス | |
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住所 | 06570 Saint-Paul-de-Vence 地図 |
行き方 | パリ・シャルル・ド・ゴール空港またはオルリー空港からニース・コート・ダジュール空港まで約1時間30分。ニース・コート・ダジュール空港からサン・ポール・ド・ヴァンスまでタクシーで約30分。 |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!