芸術家・アーティスト

シャガールのゆかりの地10選!フランス・パリを巡る旅

「愛の画家」や「色彩の魔術師」と呼ばれたロシア出身のユダヤ系画家マルク・シャガールは、20世紀を代表する画家です。

フランスを拠点として活躍し、絵画はもちろん、版画にも情熱を注ぎ、リトグラフ(石版画)、銅版画、木版画、リノカットなど数多くの版画作品を残したことでも知られています。

シャガールの鮮やかな色彩で描く幻想的な世界は、世界中の人々に愛され、ピカソと並ぶ20世紀の巨匠といえるでしょう。

今回は、「色使いの天才」といわれたシャガールのゆかりの地をご紹介しています。

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マルク・シャガール(Marc Chagall)とは?

マルク・シャガールは、1887年に帝政ロシア領ヴィテプスク(現ベラルーシ共和国)のユダヤ人家庭に誕生。

サンクトペテルブルクの美術学校とズヴァンツェヴァ美術学校で学び、1910年にロシアバレエ団の装飾デザイナーであったレオン・バクストと共にパリに渡ります。

モンパルナス近くの芸術都市「ラ・リュシュ」に居を構え、そこでパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラック、アメデオ・モディリアーニ、ギヨーム・アポリネールなどの著名な芸術家たちと交流しました。

シャガールは、1915年にベラ・ローゼンフェルトと結婚。

おにちゃん
おにちゃん
ベラへの愛や結婚をテーマとした作品をたくさん描いたことから、「愛の画家」と呼ばれるようになりました。

しばらくロシアで制作活動をしていましたが、再びフランスへ戻ります。

1941年に第二次世界大戦が勃発すると、ナチスのユダヤ人迫害を避けるため、アメリカへ亡命。

亡命中、妻のベラは病死し、シャガールは失意に陥ります。

晩年、シャガールはフランスに戻り、フランス国籍を取得。ニース近郊のVenceヴァンスに居を移し、ヴァランティーナ・ブロツキーと2度目の結婚をします。

1966年シャガールはSaint-Paul de Venceサン・ポール・ド・ヴァンスに拠点を移し、1985年までの約20年間をここで暮らしました。

サン・ポール・ド・ヴァンスの墓地には、シャガールのお墓があります。

シャガールは、パリの初期前衛芸術(アヴァンギャルド)運動の代表的な画家で、エコール・ド・パリの中心的な人物でした。

絵画のほかにも版画、ステンドグラス、タペストリー、モザイク、陶芸、彫刻、舞台デザイン、本、イラストレーションなどさまざまジャンルで活躍し、多くの作品を残しました。

なかでも版画の制作にはことのほか情熱を傾けます。

《ダフニスとクロエ Daphnis et Chloé》はシャガールの版画作品の最高傑作といわれ、アラビアンナイトからの4つの物語》では、シャガールがはじめて色彩リトグラフを手がけています。

マルク・シャガールゆかりの地巡りのベストシーズン

フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。

どの季節も素晴らしいのですが、日が長く観光が楽しめる季節と言えばやはり春から秋にかけて。

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美術館だけがお目当てであれば、あえて、オフシーズンでリーズナブルな冬の期間も良いと思います。

マルク・シャガールゆかりの地10選

①オペラ座ガルニエ宮(Opéra Garnier)

オペラ座・ガルニエ宮オペラ座・ガルニエ宮

パリを代表するモニュメント「オペラ・ガルニエ」は、19世紀後半にナポレオン3世の都市改造計画により建設を命じられました。

約2000席の大観客席をもつ世界最大級の規模を誇る劇場で、建築家シャルル・ガルニエによって15年の歳月をかけて完成しました。「ガルニエ宮(Palais Garnier)」または「オペラ座(l’Opera)」とも呼ばれています。

オペラ・ガルニエを世界的に有名にした理由の1つに、マルク・シャガールの天井画があります。

1960年、シャガールは親交のあったフランス文化大臣André Malrauxアンドレ・マルローによって、オペラ・ガルニエの天井画を依頼されました。

1964年に完成した天井画《夢の花束」には、エッフェル塔や凱旋門、オペラ座などパリを象徴するモニュメントのほか、モーツァルトの《魔笛》、ベートーヴェンの《フィデリオ」、チャイコフスキーの《白鳥の湖》、アダムの《ジゼル》、ベルリーズの《ロメオとジュリエット》などオペラやバレエの名作からイメージされた人物やモチーフが描かれています。

ちなみにシャガールは、この天井画を無償で引き受けています。

②国立近代美術館(Musée National d’Art Moderne)

ポンピドゥー芸術文化センター内にある「国立近代美術館」は、20世紀から現代までの美術作品を鑑賞できる世界屈指の近代美術館。

1950年代からのフォーヴィスム、キュビスム、抽象派、エコール・ド・パリ、シュールレアリスム、ポップアート、ヌーヴォー・レアリスムなどのコレクションが展示されています。

マルク・シャガールの作品は、《ロシアとロバとその他のものに(1911年)》ワイングラスを掲げる二人の肖像(1917年)》《白い襟のベラ(1917年)》
《青いサーカス(1950年)》イカルスの墜落(1974年)》などが所蔵されています。

③パリ市立近代美術館(Musée d’Art Moderne de la Ville de Paris)

パリ市立近代美術館パリ市立近代美術館

「パリ市立近代美術館」は、1937年のパリ万国博覧会の日本館として建てられた「Palais de Tokyoパレ・ド・トーキョー」の東棟にある美術館です。

近代美術というと、ポンピドゥー芸術文化センターの国立近代美術館を思い浮かべますが、パリ市立近代美術館はフォーヴィスムとキュビスム、エコール・ド・パリを中心とした近現代美術が展示されています。

エコール・ド・パリの画家たちの作品が展示された部屋には、シャガールの名作「夢」もあります!

さまざまな形態のモダンアートが楽しめ、しかも常設展は無料ですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

パリ市立近代美術館
住所11 Avenue du Président Wilson, 75116 Paris 地図
最寄りメトロ9号線Alma-Marceauアルマ・マルソー
時間
定休1月1日、5月1日、11月1日、12月25日
料金7-13ユーロ
18歳未満無料
HPhttps://www.mam.paris.fr/

※最新情報は公式サイトでご確認ください。

④ランスのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Reims)

1991年にユネスコの世界遺産に登録されたランスの「ノートルダム大聖堂」は、歴代のフランス王の戴冠式が行われた場所として知られています。

ジャンヌ・ダルクゆかりの地としても有名で、シャルル7世の戴冠式に列席していました。

ゴシック様式の傑作といわれ、ファサードの彫像が素晴らしく、中でも「微笑みの天使」は有名です。

聖堂内には眩いほどの煌めきを放つステンドグラスがありますが、その中でも来訪者の熱い視線を1番に集めているのが、シャガールによって手がけられたステンドグラス。

「シャガール・ブルー」と呼ばれる独自の青い色彩は、鑑賞者を神秘的で幻想的な世界に引き込みます。

⑤メッスのサン・テティエンヌ大聖堂(Cathédrale Saint-Étienne de Metz)

メッスのサン・テティエンヌ大聖堂メッスのサン・テティエンヌ大聖堂

ドイツ国境に程近いアルザス・ロレーヌ地方の中心都市「Metzメッス」は、要塞都市として栄えました。

19世紀後半にメッスはドイツ領となったため、ドイツの文化も垣間見ることができます。

街の1番の見どころは、旧市街にあるゴシック様式の「サン・テティエンヌ大聖堂」

13世紀から16世紀にかけて建てられた街のシンボルともいえる建物で、内部の壁面を飾るステンドグラスは圧巻です。

サン・テティエンヌ大聖堂のステンドグラスの総面積は6,500m²で、ヨーロッパ最大級の規模を誇ります。

総勢16人のアーティストがステンドグラスの制作に携わり、その中にはシャガールも含まれています。

シャガールのステンドグラスといえば、ランスのノートルダム大聖堂が真っ先に思い浮かびますが、サン・テティエンヌ大聖堂でも青を基調とした「シャガール・ブルー」のほか、黄色を基調としたシャガールの素晴らしいステンドグラスを見ることができます。

⑥デ・コルドリエール礼拝堂(Chapelle des Cordeliers)

ストラスブールの北西にSarrebourgサルブールという小さな街があります。

そこにあるのが13世紀に建てられたゴシック様式の小さな礼拝堂「デ・コルドリエール礼拝堂 Chapelle des Cordeliers」

その礼拝堂の中には、なんとシャガールが手がけたステンドグラスが!

シャガールのステンドグラスとしては最大級のもので、西側の壁一面には、青を基調とした色彩豊かなステンドグラス、そして東側には、淡い青を基調としたステンドグラスを見ることができます。

ちょっと行きにくい場所にありますが、一見の価値がありますので、ストラスブールへの旅行の途中に、もしお時間があれば立ち寄って見てください。

⑦サイヤン礼拝堂(Chapelle du Saillant)

リムーザン地方コレーズ県にある小さな村Le Saillantル・サイヤンは、フランク王国メロヴィング朝の時代からある長い歴史をもつ村です。

村には17世紀前半に建てられた礼拝堂「サイヤン礼拝堂」があり、あまり知られていませんが、ここにシャガールのステンドグラスがあります。

現在礼拝堂は改装中で、2021年に再オープンする予定です。

⑧国立マルク・シャガール美術館(Musée national Marc Chagall)

南フランスのリゾート地「Niceニース」にある「国立マルク・シャガール美術館」は、フランスを拠点に活躍したマルク・シャガールのコレクションを集めた美術館です。

1967年、シャガールは17点からなる連作《聖書のメッセージ Message Biblique》を描き、フランス国家に寄贈しました。

フランス文化大臣アンドレ・マルローは、これを元にシャガールのコレクションを集めた美術館建設を進めました。ニース市が土地を提供し、1973年シャガールの86歳の誕生日(7月7日)に美術館が開館しました。

屋外展示もあり、予言者エリアの周りに黄道12正座を描いた大きなモザイク画があります。

一面ガラス張りになっていて、美術館の中からガラスの窓越しに見ることができます。

また館内には小さなコンサートホールがあり、窓には「天地創造の7日間」が描かれた3枚のステンドグラスがはめ込まれています。

シャガールの色彩に富んだ幻想的な世界が楽しめます!

⑨ノートルダム・ド・ラ・ナティヴィテ大聖堂(Cathdérale Notre-Dame de la Nativité)

コート・ダジュールに点在する「鷲の巣村」の1つヴァンスは、中世の面影を残した城壁都市。

ここにシャガールは、1950年から1966年まで住んでいました。

街のシンボル「ノートルダム・ド・ラ・ナティヴィテ大聖堂」の聖堂内では、シャガールのモザイク画《モーゼの発見 Moïse sauvé des eaux》を見ることができます。

また旧市街の外れには、Henri Matisseアンリ・マティスの手がけたロザリオ礼拝堂(La Chapelle du Rosaire)もあり、合わせて見学することをおすすめします!

⑩サンポール・ド・ヴァンス(Saint-Paul de Vence)

ヴァンスと同様に、Saint-Paul de Venceサンポール・ド・ヴァンスもまた「鷲の巣村」の1つで、多くの芸術家たちに愛された村でした。

村の外れには、近代・現代アートの私立美術館「マーグ財団美術館」があり、マルク・シャガールをはじめ、アンリ・マティス、ジョアン・ミロ、ピエール・ボナール、ジョルジュ・ブラックなどの貴重なコレクションを所蔵してします。

自然と現代アートが融合した屋外展示場もあり、自然と一体したミロの彫像やシャガールのモザイク、ジャコメッティの中庭などを見ることができます。

室内展示室には、シャガールの《人生 La Vie》やミロのステンドグラスなど巨匠たちの素晴らしいコレクションが展示され、まさに現代アートの宝庫といえるでしょう。

シャガールもまたサン・ポール・ド・ヴァンスを愛した芸術家の1人で、1985年に97歳で亡くなるまでの約20年間をここで暮らしました。

村の墓地には、シャガールのお墓があり、シャガールの2番目の妻ヴァランティーナ・ブロツキーと一緒に眠っています。

マルク・シャガールゆかりの地まとめ

20世紀を代表する芸術家マルク・シャガール。

色彩画家としてだけでなく版画家としても高い評価を受け、鮮烈な色彩で幻想的な世界を作り上げ、愛や結婚をテーマにした数多くの作品を残しました。

マルク・シャガールの独特の世界観はいつの時代も世界中の人々を魅了しています。

フランスに点在したシャガールの作品をぜひこの目で確かめてみましょう。

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