南フランスの街アルルは、古代ローマ時代、プロヴァンス屈指の大都市として繁栄。
実際に滞在してみると街の随所に古代ローマ遺跡が残っており驚きました。円形闘技場や劇場は今でも利用されているほどその形を保っています。
世界遺産の街として知られているのも納得。
「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」と「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としてユネスコの世界遺産に重複登録されています。
また、アルルといえば、ゴッホのゆかりの地。
わたしの場合、目当ては世界遺産というよりゴッホでしたが、遺跡も素晴らしかったし、マルシェは大変な活気で歩いているだけでとても楽しい街でした。
2泊とゆっくり時間をとって観光できたのも非常によかったです。
プロヴァンスは美しい村が沢山あるので駆け足で周遊される方が多いのですが、ぜひ1日はのんびりと街の雰囲気にどっぷりつかるくらいの気持ちで街歩きを楽しんでみてください。
これだけの遺跡が街の中心にありながらゴッホはどうして描かなかったのだろう。ひまわりはこんな風にマルシェで購入したのかなぁと思いを馳せながら旅をするのは最高でした。
それでは、ゴッホが愛したアルルの観光スポット、おすすめのグルメ・お土産・ホテルなど、アルルの魅力をたっぷりご紹介していきましょう!
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このページの目次
- アルルの観光情報
- アルルの観光名所と見どころ
- ①アルルの円形闘技場(Arènes d’Arles)☆☆☆
- ②古代劇場(Théâtre antique d’Arles)☆☆
- ③サン・トロフィーム教会(Église Saint-Trophime)☆☆
- ④レピュブリック広場(Place de la République)
- ⑤アルル市庁舎(Hôtel de ville d’Arles)
- ⑥カフェ・ヴァン・ゴッホ(Café Van Gogh)☆
- ⑦アルル・フィンセント・ファン・ゴッホ財団美術館(Fondation Vincent Van Gogh Arles)
- ⑧黄色い家(La Maison Jaune)
- ⑨エスパス・ファン・ゴッホ(Espace Van Gogh)☆☆☆
- ⑩アルル古代博物館(Musée Départemental Arles Antique)
- ⑪アリスカン(Alyscamps)
- ⑫アルルの跳ね橋(Le Pont de l’Anglois)
- アルルで泊まりたいおすすめホテル
- アルルで絶対買いたいおすすめ土産
- アルルのマルシェで掘り出し物を探そう
- アルルで絶対食べたいおすすめグルメ・郷土料理
- アルルにゆかりのある偉人・アーティスト
- アルルへの行き方・アクセス・最寄り駅
- アルルの治安
- アルルをもっと楽しむ
- アルルまとめ
アルルの観光情報
アルルといえば、ゴッホのゆかりの地として知られています。晩年アルルで過ごしたゴッホは、ここで数々の傑作を生み出しました。
街を歩いているだけで、名作のモデルになった場所がいくつもあらわれ、感動の連続。
アルルという街を知るための情報をしっかり詰め込んだので、かなり長編になってしまいました。
必要なところだけピックアップして旅の準備や観光のお供にご利用ください。
特に見逃せない施設には、おすすめ☆マークを3段階でつけておきました。旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
おすすめ観光の周り方・所要時間・日数
アルルの観光スポットは、旧市街に集中しています。基本的に徒歩でまわればOK。
わたしは地球の歩き方など、ガイドブックを参考に地図を見ながら街歩きの計画を立てましたが、美術館に行かないなら半日~1日あればじゅうぶん散策できます。
ローマの遺跡が好きならぜひシティパスを使って散策してみてください。遺跡と美術館がセットで格安でまわれます。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
シティパスを活用する
ローマの遺跡が好きなら、アルルで使えるシティパスの活用が断然おすすめ!
古代遺跡を周れるお得なパスは2種類。
- Pass Avantage(6施設)
- Pass Liberté(4施設)
わたしはPass Avantageを購入し、対象の施設に入場できました。
6つの遺跡+レアチュー美術館、考古学博物館、カマルグ博物館 (車で20分) にも入場できるのでかなり節約できます。
駆け足でまわれば1日でも元はとれるでしょう。予定に応じて購入を検討ください。
現地の観光案内所や各入場施設にパスを買いたいです。と言うと案内してくれますが、聞かないと教えてくれません。こちらから聞くようにしましょう。
わたしはたまたま訪れた教会で運良くパスの表示を見かけて購入しました。
ゴッホゆかりの地をめぐる
アルルには《夜のカフェテラス》のモデルとなったお店「カフェ・ヴァン・ゴッホ」をはじめ、《アルルの跳ね橋》を再現した橋など、絵画で見た風景が目の前に広がります。
《ローヌ川の星月夜》は大好きな作品の一つ。同じ夕暮れをゴッホも見たのだろうなと想像するだけで感無量でした。
アルルにはゴッホゆかりの地がいくつも存在しますので、ゴッホ好きの方はお見逃しなく。
現地ツアーに参加する
基本的にはすべてバスか鉄道で移動できるプロヴァンスですが、2時間に1本しかない・バス停がわかりづらい・待ってても止まってくれない等、困ったことも起こります。
限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
前日にチェックすると全て売り切れで、観光案内所のスタッフに交渉してもらってなんとかフランス語のツアーにまぜてもらいました。
ベルトラの現地ツアーは日本語ガイド付きツアーが多くて価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
- アヴィニョン発
ローマ遺跡とゴッホゆかりの地ツアー
(日本語または英語ガイド / 世界遺産ポン・デュ・ガール / アルル / レ・ボー・ド・プロヴァンス / サン・レミ・ド・プロヴァンス)
英語ガイドのツアーでも問題なければ、種類豊富なGetYourGuideのツアーがおすすめです。
- アルル発
カマルグ半日サファリツアー
(英語または仏語 / カマルグ自然地域公園の野生の動物たちを車で探索) - アルル発
アルピーユ地方公園ツアー
(英語または仏語 / アルピーユ地方公園 / レ・ボー・ド・プロヴァンス / オリーブ工場でオリーブオイルを味わう) - アヴィニョン発
ゴッホゆかりの地&ワインツアー
(英語または仏語 / サン・レミ・ド・プロヴァンス / アルル / シャトーヌフ・デュ・パプのぶどう畑とワインテイスティング)
近隣の観光スポット
アルルからは車で約1時間で行ける観光地が沢山あります!
プロヴァンス地方を鉄道やレンタカーを使って周るのは大変おすすめです。本数は少ないですがバスも発達しているのでぜひ近隣にも足をのばしてみてください。
- アヴィニョン
- マルセイユ
- サン・レミ・ド・プロヴァンス
- ポン・デュ・ガール
- ニーム
- カマルグ
アルルの観光名所と見どころ
アルルの美しい街並みは歩いているだけでも楽しめます。
でも、帰ってから「こんなところもあったの?」と後悔するのはもったいないので、観光大好きなわたしが主要な観光名所をご案内したいと思います!
地図の番号順に紹介していくので、興味のある場所だけチェックしてみてくださいね。
特に見逃せない施設には、おすすめ☆マークを3段階でつけておきました。旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
①アルルの円形闘技場(Arènes d’Arles)☆☆☆
アルルの円形闘技場は、古代ローマ時代のアンフィテアトルムの1つで、紀元前1世紀末頃に建造されました。
当時は3層構造で2万人を収容できたといわれていますが、現存するのは2層のみで、最上層は失われています。
アルルに現存する古代ローマ遺跡の中では最大のもので、スケールの大きさに圧倒されます。
現在も闘牛場やコンサート会場として使われており、興味のある方はその時期に合わせて行くのもいいですね!
闘技場の最上階からは、アルルの街並が一望できますよ♡
ゴッホが描いた数少ないローマ遺跡の作品。《アルルの競技場の観衆》のプレートもありました。
アルルの円形闘技場 | |
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住所 | 1 Rond-Point des Arènes, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約6分 |
時間 | 9:00-18:00(3・4・10月) 9:00-19:00(5〜9月) 10:30-16:30(11〜2月) |
定休 | 1月1日、11月1日、12月25日 |
料金 | 9ユーロ 18歳以下無料 |
HP | https://www.arenes-arles.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
②古代劇場(Théâtre antique d’Arles)☆☆
アルル市内に現存する古代遺跡群の1つ「アルル古代劇場」は、アルルの円形闘技場とほぼ同時代に建造されたローマ劇場の遺跡です。
1651年に古代劇場でアルルのヴィーナス像が発掘されましたが、破損が激しく両腕がない状態でした。
両腕は見つからなかったため、ルイ14世の命により王室の彫刻家フランソワ・ジラルドンにより復元されました。現在アルルのヴィーナスは、ルーヴル美術館に収蔵されています。
1981年にアルル市内の他の古代遺跡とともに「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
古代劇場は現在も現役の劇場として使われており、毎年夏になるとオペラやコンサートなどが開催されています。
古代から中世の姿を感じたいなら、ムルグの塔(Tour des Mourgues)やカヴァルリ門(Porte de la Cavalerie)もおすすめですよ!
古代劇場 | |
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住所 | 1 Rue du Cloître, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約3分 |
時間 | 9:00-18:00(3・4・10月) 9:00-19:00(5〜9月) 10:30-16:30(11〜2月) |
定休 | 1月1日、11月1日、12月25日 |
料金 | 9ユーロ 18歳以下無料 |
③サン・トロフィーム教会(Église Saint-Trophime)☆☆
元々、ここには7世紀に建てられた聖堂がありました。
聖トロフィームの聖遺物を祀るため、11世紀にロマネスク様式の教会として再建。
15世紀にはゴシック様式の内陣が加えられました。
見どころは、西正面の扉を飾るロマネスク様式の彫刻とロマネスクとゴシックの折衷様式の中庭回廊です!
教会の内部からは入れないので一度外に出てから右手にまわり、料金を払って入場しましょう。
サン・トロフィーム教会 | |
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住所 | 6 Place de la République, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約1分 |
時間 | 9:00-12:00 14:00-18:00 |
定休 | – |
料金 | 教会は無料、中庭回廊は5.5ユーロ |
④レピュブリック広場(Place de la République)
レピュブリック広場は、アルル旧市街の中心に位置する広場です。
広場の中心には、噴水と円形闘技場跡から運ばれた巨大なオベリスクが建っていて、広場の周囲にはアルル市庁舎とサン・トロフィーム教会があります。
レピュブリック広場 | |
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住所 | Place de la République, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約1分 |
⑤アルル市庁舎(Hôtel de ville d’Arles)
1676年に完成したアルル市庁舎。
地下には、紀元前40年頃に造られたローマ時代の地下回廊「Les Cryptoportiques du forum」があります。
「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」の一部として世界遺産に登録されており、見学することができます。
まさか地下にこんな場所があるなんて大変驚きました。真夏でも冷たく気持ちが良いですが暗いので足元注意。
アルル市庁舎 | |
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住所 | Place de la République, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル駅から徒歩約15分 |
時間 | 9:00-18:00(3月1日〜4月30日) 9:00-19:00(5月1日〜9月30日) 9:00-18:00(10月1日〜10月31日) 10:30-16:30(11月2日〜2月28日) |
定休 | 1月1日、12月25日 |
料金 | 4.5ユーロ |
HP | https://www.arlestourisme.com |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑥カフェ・ヴァン・ゴッホ(Café Van Gogh)☆
《夜のカフェテラス》の舞台となったカフェは、今でもフォリュム広場に「Café Van Gogh」という名前で残っています。
ゴッホの絵の世界に浸ることができるとあって、アルルの人気観光スポット♡
カフェ・ヴァン・ゴッホ | |
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住所 | 11 Place du Forum, 13200 Arles 地図 |
行き方 | パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVとTERを乗り継いでArles駅で下車。徒歩13分。 |
時間 | – |
定休 | – |
HP | – |
⑦アルル・フィンセント・ファン・ゴッホ財団美術館(Fondation Vincent Van Gogh Arles)
15世紀建造の個人邸宅「レオトー・ド・ドニヌ邸(Léautaud de Donines)」を改装してできた美術館で、ゴッホの作品とゴッホに影響を受けたアーティストたちの作品が展示されています。
ファン・ゴッホは、アルルにおよそ15ヶ月間滞在しました。
その間に《夜のカフェテラス》、《ひまわり》、《ラングロワの跳ね橋 Le Pont de l’Anglois》などの名画を含む油彩画・水彩画・デッサンを合わせて300点を超える作品を描きました。
ゴッホが最も精力的に活動をした時期ですね。
アルル・フィンセント・ファン・ゴッホ財団美術館 | |
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住所 | 35 Rue du Dr Fanton, 13200 Arles 地図 |
行き方 | パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVとTERを乗り継いでArles駅で下車。徒歩13分。 |
時間 | – |
定休 | – |
料金 | 9ユーロ 18歳未満無料 |
HP | http://www.fondation-vincentvangogh-arles.org/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑧黄色い家(La Maison Jaune)
ゴッホの絵で知られる「黄色い家」は、ゴッホがアルル在住時に借りていた家。
残念ながら黄色い家は、第二次世界大戦により損傷し、取り壊されています。
ここに住み、ここから川や道行く人を眺め沢山の作品を生み出したのだなと想像するとジーンときます。
黄色い家 | |
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住所 | 1 Avenue de Stalingrad, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約10分 |
⑨エスパス・ファン・ゴッホ(Espace Van Gogh)☆☆☆
かつてゴッホが入院したアルル市立病院。
現在は「エスパス・ファン・ゴッホ」と呼ばれるメモリアルセンターになっており、図書館や資料展示室、お土産ショップ、カフェなどを併設した総合文化施設になっています。
エスパス・ファン・ゴッホの中庭には、ゴッホが療養中に描いた《アルルの療養所の庭》のモデルとなった庭園も復元されています。
エスパス・ファン・ゴッホ | |
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住所 | Place Félix Rey, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約3分 |
時間 | 7:00-19:00 |
定休 | 日曜日 |
料金 | 無料 |
⑩アルル古代博物館(Musée Départemental Arles Antique)
アルル古代博物館は「青いミュゼ」と呼ばれるモダンな外観の建物で、アルルで発見された紀元前2500年の先史時代から古代ローマ時代にかけての出土品などを所蔵しています。
見どころは、2011年にローヌ川の底から発見されて話題を呼んだ2000年前の古代ローマ時代の全長31mもある木造船。
アウグストゥスの巨大像やカエサルの大理石像などもお見逃しなく!
アルル古代博物館 | |
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住所 | Presqu’île du Cirque Romain, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約17分 |
時間 | 10:00-18:00 |
定休 | 火曜日、1月1日、5月1日、11月1日、12月25日 |
料金 | 8ユーロ 18歳以下無料 |
HP | https://www.arlesantique.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑪アリスカン(Alyscamps)
アリスカンはアルル旧市街の外れにあります。マルシェの端からは歩いてすぐ。
古代ローマ時代から中世の墓地の遺跡で、「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」の一部として世界遺産に登録されています。
ゴッホやゴーギャンもアリスカンの並木道を描いているのでどこかで聞いたことがあるかもしれません。
静謐な空気が流れる不思議な場所です。
アリスカン | |
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住所 | Avenue des Alyscamps, 13200 Arles 地図 |
行き方 | アルル市庁舎から徒歩約10分 |
時間 | 9:00-18:00(3月1日〜4月30日) 9:00-19:00(5月2日〜9月30日) 9:00-18:00(10月1日〜10月31日) 10:30-16:30(11月2日〜2月28日) |
定休 | 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 4.5ユーロ 18歳以下無料 |
HP | https://www.arlestourisme.com |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑫アルルの跳ね橋(Le Pont de l’Anglois)
日本では「アルルの跳ね橋」でお馴染みの「ラングロワの跳ね橋」。
「ファン・ゴッホ橋(Le Pont Van-Gogh)」とも呼ばれ、この橋を題材にした作品が5点残されています。
なかでもオランダのクレラー・ミュラー美術館(Kröller Müller Museum)が所蔵する《アルルのラングロワ橋と洗濯する女性たち Le pont de Langlois aux Lavandières》は、ゴッホの傑作の1つです。
中心地からは3kmと離れているのでガイドブックにはタクシー推奨と書かれていますが、Lgine6のバスを使えば往復1ユーロで行けます。
乗ってきたバスが15分後くらいに折り返すのでそのまま乗って帰るのがおすすめ。
滞在は15分あれば大丈夫。観光案内所から5分ほど歩いたところがバス停です。本数が少ないので時刻表の確認を忘れずに!
アルルの跳ね橋(ラングロワの跳ね橋) | |
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住所 | qaui Pont Van Gogh ARLES, 13200 Arles 地図 |
行き方 | パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からTGVとTERを乗り継いでArles駅で下車。徒歩47分。 |
HP | https://www.arlestourisme.com/fr/le-pont-van-gogh.html |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
アルルで泊まりたいおすすめホテル
わたしがアルルで紹介したいホテルは3箇所。
フランスのホテルはエレベーターがない場合も多いので、荷物が多いなら駅から近いホテルがおすすめです。
タクシーもいないことがあるので、徒歩で移動可能か考慮しながら決めるのが大切。
わたしが実際泊まったホテルや、ホテルを選ぶ際に重視している立地や料金を元におすすめ順を考えました。
↓観光地との位置関係はこんな感じ
イチオシはグラン ホテル ノールピニュ
わたしがおすすめしたいのはマリアカラスやピカソやコクトーなど文化人に愛されたグラン ホテル ノールピニュ。
1920年代に建てられたエレガントで有名なブティックホテルで、円形闘技場やサン・トロフィーム教会の回廊もすぐ。
人気ホテルのためすでに予約がうまってしまい宿泊はかないませんでしたが、次回は早めに準備するつもり!
ホテル ドゥ ランフィテアトルやオテル デュ ミュゼもフランスらしい可愛いホテルで立地もよくとてもおすすめです。
ハイシーズンの予約は遅くとも3ヵ月前にはすませておきたいですね!
アルルで絶対買いたいおすすめ土産
せっかくアルルまで来たら、プロヴァンスならではのお土産を買って帰りたいですよね!
わたしがアルルで見つけたおすすめのお土産をご紹介します。
ここで紹介した以外にも沢山素敵なお土産があるので、「プロヴァンス旅行の人気定番お土産7選と特産品|旅のプロおすすめ心ときめく商品」をぜひご覧ください。
ラベンダー(lavande)
プロヴァンス地方の代表的なお土産で真っ先に思い浮かぶのが、ラベンダー。
サシェをはじめ、エッセンシャルオイル、マルセイユ石けんなど、さまざまなラベンダー製品が手に入ります。パッケージもさすがフランス。
洗練されて素敵なものが多く目移りしてしまいます。娘も香りが好きだというのでサシェと石けん、ラベンダーのはちみつを購入しました。
持ち帰りはできませんがアイスクリームも爽やかでとっても美味しいのでみつけたらぜひ食べてみてください。
オリーブオイル(Huile d’olive)
ラベンダーと並んで人気のお土産なのがオリーブオイル。
プロヴァンス地方はオリーブオイルの産地として有名で、質の高いオリーブオイルが手に入ります!
カリソン(Calisson)
カリソンは、プロヴァンス地方の伝統的なお菓子。本当にあちこちで見かけました。
アーモンドとフルーツの砂糖漬けを練り合わせてひし形に焼いたもので、表面にグラス・ロワイヤル(アイシング)がかけてあります。
フランスでは「幸せのお菓子」と呼ばれており、定番のお土産となっています。
味は店によって結構違って、甘めのものもあればちょっと苦みが(柑橘系の苦み)強いものも。わたしはサンレミドプロヴァンスで有名な「Le petit duc」のものが一番好きです。
その他、とっても素敵な陶器や香水、アクセサリーなどすべて持ち帰りたいくらい魅力的な商品が沢山ありました。
パッケージもさることながら、ディスプレイもとても美しい…。
アルルのマルシェで掘り出し物を探そう
アルルのマルシェは水曜日と土曜日の午前中から13時ころまで開かれます。
フランスではどこのマルシェも楽しいですが、プロヴァンスは特に素敵なものが多く色々お買い物をしてしまいました。
物価の高いフランスでも、マルシェならまだまだ手の届く掘り出し物が沢山あるなという印象。とっても楽しかった!
ココナツやりんごのドライフルーツがとても美味しかったので旅のおやつにおすすめです。
土産物屋の半額以下で大変お得でした。
アルルで絶対食べたいおすすめグルメ・郷土料理
プロヴァンスはとても食事が美味しく日本人の口に合う料理が多いと思います。
地中海料理やフランス定番のタルタルに、ご当地のものなどいろいろ食べました。
日本食、ベトナム料理もよく見かけたので、西洋料理がに得意でない人も食べ物の心配は無用です!
マルシェの食べ物も美味しくてレストランで食べるよりずっと安い!ぜひ色々食べ歩いてみてください。
また、代表的な郷土料理・家庭料理についても調べてみたので、食べられるタイミングがあったらぜひアルルの味を堪能してみてくださいね。
カマルグの代表的な郷土料理、Gardiane de Taureau
元々、この地域で盛んな闘牛の廃用牛の処理のために考案された料理で、香味野菜、赤ワイン、オリーブオイルなどでマリネし、長時間かけてじっくり煮込みます。
付け合わせには、カマルグ産のお米がでてきます。
日本人の口にも合う料理でおすすめです。
Daube de bœufとは牛肉のワイン煮込みのことで、赤ワインと白ワインを使ったそれぞれの調理法があります。
ワインでマリネされた牛肉は、8〜9時間かけて煮込み、とろけるような柔らかさになります。
プロヴァンス地方の代表的な家庭料理ですので、ぜひ味わってみてください。
Brandadeは、干し鱈とジャガイモを混ぜ合わせて作った南フランスの郷土料理です。
鱈の美味しい季節である冬に作られる家庭料理ですが、南フランスのレストランやビストロでは年中定番のメニューです!
アルルにゆかりのある偉人・アーティスト
アルルにゆかりのある偉人、アーティストといえば、画家のフィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャンの2人でしょう。
ふたりが描いた場所や暮らした場所を訪ねるのはとても楽しい経験でした。
アルルのマルシェで見つけたひまわり
こんな風にマルシェで売られていた花を買ったのかな
などと思いを馳せる
実際行かなかったらそんなこと考えなかったからやっぱり旅っていいよね pic.twitter.com/ja6pOPvikb
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈東京 (@makiro77) September 5, 2022
その他出身者や滞在歴のある著名人は下記の通り。
- アントワーヌ・ラスパル
- フランソワ・アラール
- クリスチャン・ラクロワ
- 李禹煥(リー・ウーファン)
アルルへの行き方・アクセス・最寄り駅
プロヴァンスの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、どこかで経由してマルセイユ・ プロヴァンス空港へ入るか、パリや周辺都市からTGV(新幹線)で直接移動する方法、長距離バスを使う方法などが主な交通手段となります。
パリから電車で行く場合
直通
パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からアルル駅(Gare d’Avignon TGV)までTGV inOui直通で約4時間。
直通は本数が少ないので、アヴィニョンで乗り換えるパターンも紹介します。
アヴィニョン乗り換え
パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からアヴィニョン・TGV駅(Gare d’Avignon TGV)までTGV inOuiで約2時間40分。
アヴィニョン・TGV駅からアヴィニョン中央駅(Gare d’Avignon Centre)まで普通列車のTERで約5分。
アヴィニョン中央駅からアルル駅(Arles)までTERで約20分。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
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☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリから車で行く場合
- 走行距離約830km
- 約8時間30分
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
アルルの治安
スリ対策の基本
アルルの治安は比較的良好で特に心配するような雰囲気の場所はありませんでした。しかし、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。
駅周辺や人でにぎわう観光地やマルシェ周辺はやはり気が抜けません。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
→ エポスカードの保険の付帯条件や特典内容についてもっと詳しく
そのほかクレジットカードについては「フランス・パリ旅行に必携!現地で使えるおすすめクレジットカード」の記事で詳しく解説しています。
アルルをもっと楽しむ
気候・ベストシーズン(春〜秋)
プロヴァンスは地中海性気候で、年間を通して300日間も晴れるといわれています。
冬は毎日曇ってばかりのパリとは大違いで、陽射しが強く明るいため驚かれるかもしれません。
年中楽しめますが、初夏のはじまりとなる4月中旬頃から9月までが夏を感じられる季節です。
真夏には40度を超えることもあり、ベストシーズンとはいえないかもしれませんが、フランスはバカンスのハイシーズンであるため街に活気があり、衣装祭や闘牛祭などのイベントなどが活発になります。
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
地方にしか行かないという方は分冊版がおすすめです。通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
また地球の歩き方以外であれば、以前、旅行のあいだに「南フランスの休日 プロヴァンスへ」をずっと持ち歩いていました。
普通のガイドブックよりエッセイの要素が入っているので読みやすく、どの街に行こうかなと考えているときの参考にもってこい。読んでいてワクワクします。
アルルまとめ
アルルは「芸術と歴史の街」として知られ、素晴らしい世界遺産の集まる街です。
定期市や音楽祭などさまざまなイベントが開催され、観光地としても高い人気を誇ります。
またフィンセント・ファン・ゴッホのゆかりの地としても知られ、ゴッホファンには絶対に見逃せない観光地。
ファン・ゴッホの人生に思いを馳せながら、ファン・ゴッホの足跡を辿ってみてください!
アルル | |
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住所 | 13200 Arles 地図 |
行き方 | パリのLyon駅からAvignonTGV駅までTGVで約2時間40分 アヴィニョンTGV駅からAvignon中央駅までTERで約5分 アヴィニョン中央駅からArles駅までTERで約20分 |
HP | https://www.arlestourisme.com/ |
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ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
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