パリから西に1時間ほど離れた場所にあるマルメゾン城は、こじんまりとした可愛らしいお城です。
ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ妃が愛した館で、パリから日帰りで行くことができます。
当ブログ「フランスボックス」では、ナポレオンとジョゼフィーヌの暮らしぶりが垣間見れるマルメゾン城の魅力に迫ります。
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パリ観光におすすめ!!
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この記事で紹介している施設はミュージアムパス対象スポットなので、パスの利用を検討してみる価値は十分アリ◎
このページの目次
マルメゾン城の観光情報
パリ西部郊外にあるマルメゾン城は、皇帝ナポレオンの妃ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネが暮らしたお城です。
ジョゼフィーヌはフランス領マルティニーク島の出身で、ナポレオン・ボナパルトの最初の妻。
16歳の時にアレクサンドル・ド・ボアルネ子爵と結婚し、一男一女をもうけましたが1783年に離婚。
1796年にナポレオン・ボナパルトと結婚して、1804年ナポレオンが皇帝として即位すると、ジョゼフィーヌにも皇后陛下の称号が与えられました。
1810年、ジョゼフィーヌに嫡子が生まれないことを理由にナポレオンはジョゼフィーヌを離縁し、ジョゼフィーヌはマルメゾン城で余生を送りました。
歴史
1771年に銀行家ル・クトゥール・デュモレーがマルメゾン城を購入。
デュモレー夫人はここで文学サロンを開きました。
1799年4月21日にジョゼフィーヌ・ボナパルトがマルメゾン城を購入し、世界各地の珍しい種類の外来動物や植物を収集しています。
1809年にナポレオンとジョゼフィーヌは離婚しましたが、ナポレオンはこの城とすべてのコレクションをジョゼフィーヌに与え、1814年5月29日に亡くなるまでジョゼフィーヌはここで暮らしました。
現在は国立博物館として一般公開されています。
マルメゾン城の見どころ
城館
1799年4月21日にジョゼフィーヌ・ボナパルトがマルメゾン城を購入。
1800年から1802年までチュイルリー宮殿とともにマルメゾン城にフランス政府機能が置かれました。
ジョゼフィーヌは自分好みに少しずつ手を加え、亡くなるまでを過ごしました。
現在は国立博物館になっており、総裁政府時代から第一帝政時代までの暮らしぶりを見ることができます。
庭園
マルメゾン城の庭園はイギリス式様式で、ジョゼフィーヌは世界各地の珍しい外来動物など様々な動植物を熱心に収集しました。
カンガルー、コクチョウ、シマウマ、ヒツジ、ガゼル、ダチョウ、シャモア、アザラシ、レイヨウ、リャマといった動物を飼っていたそうです。
またバラを愛し、250種類のバラを育てていました。
ベルギーの画家ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテを雇い、庭の花を絵を描かせていたことでも有名です。
マルメゾン城の行き方・アクセス・最寄り駅
マルメゾン城は、パリから西に1時間ほど離れた場所にあります。
パリから高速鉄道RERで行く場合
パリからRER A線でRueil-Malmaison駅まで約22分。
6227番バスでEcole La Malmaison下車。
マルメゾン城まで徒歩約6分。
パリから車で行く場合
N185、D985、D180の順に進む。
約1時間。
マルメゾン城の入場料金・営業時間・所要時間
入場料金
大人6.5ユーロ、18歳未満無料
短期間でパリを観光するならパリ・ミュージアム・パス
マルメゾン城はパリ・ミュージアム・パスを利用できる施設です。
パリミュージアムパスは優先入場に対応。
入口でパスを提示するだけで施設に入場できるので、チケット買う必要がなくなって大幅な時短になります。
期間中にパス対象の観光スポットを複数周れるなら入場料金もお得に!
例えば、2日券を購入した場合、2日間で4~5ヶ所くらい周ればお得になります。
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※春から夏にかけてのハイシーズンは1ヶ月前の予約を推奨しています。
ハイシーズンはミュージアムパスを持っていても予約が必要な施設もあるので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
(過去に予約が必要だった施設 → ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル教会、コンシェルジュリー *ルーブル美術館は常に予約が必要です)
営業時間
〈10月1日〜3月31日〉
10:00-12:30 13:30-17:15 (土・日10:00-12:30 13:30-17:45)
〈4月1日〜9月30日〉
10:00-12:30 13:30-17:45 (土・日10:00-12:30 13:30-18:15)
定休日
火曜日、12月25日、1月1日
所要時間
お城だけの見学なら1〜1時間30分。
庭園も見学するなら2〜3時間が目安です。
マルメゾン城周辺の治安
パリの郊外は場所によっては治安があまりよくありませんが、マルメゾン城周辺はのどかで治安の良いエリア。
スリ対策の基本
パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
パリをもっと楽しむ
ガイドブックは地球の歩き方がおすすめ
パリを楽しむならガイドブックは必須。
スマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎
ガイドブックより深く事前知識を身につけて
パリの美術館を周るなら、ガイドブックだけでなく動画や書籍を利用して事前知識を身に着けておきましょう。
なぜなら「来てみたはいいけど、よくわからなかった」「イマイチ楽しめなかった」と感じてしまうのは本当にもったいないから。
普通は画家や作品を褒めることに終始している書籍や動画が多いのですが、五郎さんは「あいつは変人で友達がいないから~」とか「絵が下手だから~」とわたしたちがちょっと感じているような、素直な表現を多用しています。
ゴシップも取り入れてくれるのでエンタメ要素が強く美術ファン以外も飽きずに楽しめる五郎さんならではの解説。
とはいえ、動画は1本30分近くあるものが多く、どれから見たらいいか迷ってしまいます。
そんな時におすすめなのが、山田五郎のYouTube動画を時代別にまとめた書籍。
有名な作品がコンパクトにまとめられ、美術館の前で広げて読むのにもぴったりです。
各ページに動画のQRコードがついているので、気になる作品だけ動画をじっくり見れば予習はバッチリ!
ガイド付き現地ツアーをぜひ体験して
書籍で予習する時間が取れない方は、ぜひガイド付き現地ツアーを体験してみてください。
特にルーブルやオルセーくらい大きな美術館の場合は、ガイド付きの現地ツアー参加がおすすめ。
料金だけを比べるとチケット単体の価格より高くなってしまいますが、絵画のプロが見どころを詳しく解説してくれる体験は唯一無二。
特にプライベートツアーの場合、少人数でどんどん質問もできますし、作品への情熱を直接ガイドさんから聞けるというのは、驚くほどおもしろくて感動レベルでした。
日本語ガイドのツアーを申し込むならベルトラがおすすめです。
英語ガイドでも問題なければGetYourGuideで探してみてくださいね。
ゆかりの地をめぐろう
フランスには歴史上の人物や著名な芸術家のゆかりの地が多く存在しています。
フランスゆかりの著名人。名前くらいは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば
かつて彼らが過ごした場所、思い出の街並みが、現在も残っていることは珍しくありません。
実際にその場所に足を運ぶとなんともいえない感慨深い思いがこみ上げてきます。
また、美術館で見た有名な絵画と同じ風景が実在していることも珍しくありません。
当サイトでは約50名の偉人に関して、それぞれのゆかりの地をまとめた記事をご用意しています。旅の参考にしていただけたら幸いです。
マルメゾン城まとめ
マルメゾン城はパリから気軽に行けるお城です。
都会の喧騒を離れて、のんびりとしたフランスを感じることができます。
マルメゾン城のバラ園は有名なので、タイミングが合えば、薔薇の季節に行くことをおすすめします。
マルメゾン城 | |
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住所 | 12 Av. du Château de la Malmaison, 92500 Rueil-Malmaison 地図 |
最寄り | Rueil-Malmaison駅 |
HP | https://musees-nationaux-malmaison.fr/chateau-malmaison/ |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
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