「花の都」と称され、華やかなイメージをもつパリ。
そんなパリの地下には、たくさんの骸骨がひしめいているのをご存知でしょうか?
今回は、ちょっと怖いパリの裏観光名所である「カタコンブ・ド・パリ」をご紹介していきます!
日本人はそれほど見かけませんが、欧米人には大変人気スポットになっているためハイシーズンは2時間待ちになることもザラ。
事前の予約を強くおすすめします。
- フランスの文化・慣習に興味がある
- 外国のお墓を見てみたい
- パリの裏観光名所が知りたい
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このページの目次
カタコンブ・ド・パリ観光情報

パリのイメージとは、かなりかけ離れた観光スポットのカタコンブ(Les Catacombes de Paris)。
英語読みのカタコンベといえば聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
実はパリのカタコンブは世界最大の地下納骨堂で、600万人以上の遺骨がここに納骨されています。
ヨーロッパにあるほとんどのカタコンブは、はじめから地下墓地にすることを目的に作られていますが、パリのカタコンブは、地下採石場跡に遺体を移したのが始まり。
街の発展とともに採石場は拡大し、地下空洞がどんどん広がっていきました。
次第に採石場が老朽化すると、地盤沈下などのさまざま問題が起こります。
ちょうどその頃、パリでは遺体の埋葬場所に困っていました。そこで溢れかえった遺体をこの採石場跡に移送することになったのです。
18世紀後半になるとカタコンブは一般公開され、次第にパリの裏観光名所として人気を集めるようになりました。
おすすめ観光の周り方

カタコンブ・ド・パリのあるパリ14区は、19世紀末にブルターニュからたくさんの人がこの界隈に移住したため、郷土料理であるクレープ屋さんがたくさん集まります。
周辺にはモンパルナス墓地やカルティエ財団現代美術館などがあります。

街歩きに疲れたら、ラ・クーポールやラ・ロトンド、ル・セレクトなどの老舗ブラッスリーで一息つくのもいいですね。
カタコンブ・ド・パリから徒歩圏内の代表的なスポットは以下の通り。
- モンパルナス墓地(徒歩6分)
- カルティエ財団現代美術館(徒歩6分)
- モンパルナスタワー(徒歩18分)
- リュクサンブール公園(徒歩19分)
ぜひ併せて観光を楽しんでくださいね!
周辺には他にも見どころがあり、「パリ14区・15区(モンパルナス)で絶対行きたい人気観光スポット」で詳しい歩き方の解説をしています。
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
地球の歩き方が苦手な人におすすめしたいのは、写真が多めで読みやすい雑誌タイプのガイドブック。(るるぶやトリコガイドなど)
30日間無料で体験できるKindleUnlimitedで読めるものも多いので、サラッと立ち読みして好みのガイドブックを見つけるのも◎

シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、ヨーロッパのある程度の都市に行くと必ずシティパスがないか確認します。
限られた日数でパリを効率的に楽しむなら、「Paris Museum Pass」がとっても便利!
ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿をはじめとした、パリの主要な美術館や歴史的建造物など50ヶ所以上の施設に入場できる共通パスポート。日本で事前に購入も可能。

短期間で複数の観光スポットを周るスケジュールでない場合は、チケットのみを事前購入するのがおすすめです。
現地でチケット列に並ぶ時間は本当にもったいないので、ぜひ事前購入を検討してみてくださいね。
現地ツアーに参加する
パリは治安の悪い場所もありますが、気を付けていれば個人旅行で問題なく観光できます。
わたしも大抵の場合は個人で滞在しますが、ガイド付きで周った時の経験は忘れられません。
自分では知らなかった観光スポットや豆知識など楽しいお話がたくさん聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。
日本語で予約できるベルトラがおすすめ。
英語や仏語でもよければGetYourGuideで安くツアーに参加できます。ぜひ一度チェックしてみてください。
カタコンブ・ド・パリ見どころ
カタコンブの地下トンネル

地下トンネルは、パリ市内全域に広がっています。
カタコンブとして一般公開されている見学コースは、その一部で、地下20mのところにあります。

入口から131段の螺旋階段を降りていくと、ひんやりとした空間に積み上げられた骸骨の壁が続きます。まさにスリル満点の世界!!

カタコンブの見学時間は約45分間。距離は、約1.5㎞あります。

小さい子供と一緒だと怖がってしまって進めない可能性も大なので、しっかり説明してから参加しましょう!

カタコンブ・ド・パリ口コミ・評判
真夏の炎天下の中、2時間待ちました。地下に入るととっても涼しくて不思議な感覚になりました。
辺り一面骸骨で埋め尽くされており、迷路みたいな感じでした。人数制限がされてるからなのか、広いからなのか、地下では1人になる瞬間がたくさんありました。
1人で行くにはすこし怖かったですが、考えさせられることがたくさんありました。もっとたくさん調べてから、また行ってみたいです。
引用:Googleレビュー
カタコンブ・ド・パリ行き方・アクセス・最寄り駅
メトロ・RERで行く
最寄りはRERB・メトロ4,6号線、Denfert-Rochereau駅。
駅を降りて目の前ダンフェール・ロシュロー広場の近くにあります。
入口から出口が離れているのもカタコンブ・ド・パリの特徴。
出口の最寄りはお隣のメトロ4号線、Mouton-Duvernet駅。

入口の住所:1, avenue du Colonel Henri Rol-Tanguy 75014
出口の住所:21bis, avenue René-Coty 75014
関連記事パリの地下鉄(メトロ)の乗り方・料金支払い方法徹底ガイド

カタコンブ・ド・パリの入場料金・営業時間・所要時間
入場料金
- 大人14ユーロ
- 子供(18歳以下)無料
- オーディオガイド 1人につき5ユーロ(フランス語・英語・スペイン語)
※14歳以下の子供は、成人の同伴者が必要です。
事前予約
事前に予約をすると、カタコンブの入場が優先になります。
事前予約の場合の入場料金:大人29ユーロ(オーディオガイドを含む)
子供5ユーロ
営業時間・定休日
- 営業時間
10:00-20:30(火〜日)
※入場受付は19:30まで - 定休日
月・祝(ただし7月14日, 8月15日, 11月1日, 11月11日を除く)
所要時間
所要時間はいつ行くかによって異なります。
1~2時間待つこともザラなのと、狭い地下道を1.5km歩いていくため混雑しているとかなり時間がかかります。
列に並ばない前提で45分~1時間くらいはみておくことをおすすめします。
カタコンブ・ド・パリ入場時の注意点
カタコンブに入場する際には、手荷物の大きさが決まっています
40×30㎝以内の大きさのバッグで、背中にバッグを背負うことは禁止されています。
地下道へは、狭い螺旋階段を上り下りします。また入口から出口までは、約1.5㎞の地下道を歩きますので、歩きやすい靴で行きましょう。
カタコンブの入口と出口の場所は異なりますのでご注意ください。
カタコンブ・ド・パリ周辺の治安
14・15区ともにパリ市内の中では比較的安全な地区ですが、フランス国鉄の主要ターミナル駅である北駅、東駅構内は注意する必要があります。
他のエリアと同じく夜道のひとり歩きはあまりおすすめできませんが、日中は最低限注意して過ごせば特に問題ありません。
スリ対策の基本
また、パリ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしたちがパリで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。

また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険に入る
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)


カタコンブ・ド・パリまとめ
カタコンブでは、日常では味わうことのない衝撃的な世界を見ることができます。
数えきれない亡骸を目にしたとき、人は様々なことを想うでしょう。
いつもと違ったパリ観光を楽しみたい方にはかなりおすすめのスポットです!
偉人のお墓をテーマに「パリに眠る偉人を訪ねる!在住者おすすめの有名墓地と見どころ」というまとめ記事を書いてみました。
意外な場所も沢山あると思うので、ぜひ読んでみてください!
カタコンブ・ド・パリ | |
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住所 | 1 Avenue du Colonel Henri Rol-Tanguy, 75014 Paris 地図 |
最寄り駅 | RERB線、メトロ4・6号線、Denfert-Rochereau駅 メトロ4号線、Mouton-Duvernet駅 |
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルです。
サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!
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