フランス南部の港湾都市マルセイユ。フランス最大級の港を誇り、地中海の貿易の拠点として栄えてきました。
アルメニア人、イタリア人、ユダヤ人などさまざまな民族が流入し、多民族が共存する街で、どこかエキゾチックな雰囲気が漂う街。
また手付かずの自然が多く残っており、その豊かな自然と美しい地中海に多くの人々が魅了されています。
マルセイユとは縁があり、過去3度滞在。
当ブログ「フランスボックス」では、フランス最古の港湾都市マルセイユの見どころや素敵なお店、街歩きで見かけたストリートアートなど盛りだくさんで紹介していきます。
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英語力はそれほど必要ありません
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「日本語ガイドでないと不安」
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このページの目次
- マルセイユの観光情報
- マルセイユの観光名所と見どころ
- ①ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院(Basilique Notre-Dame de la Garde)☆☆☆
- ②サン・ヴィクトール修道院(Abbaye Saint-Victor)☆
- ③マルセイユ石けん博物館(Le Musée du Savon de Marseille)
- ④マルセイユ旧港(Vieux Port de Marseille)☆☆☆
- ⑤サント・マリー・マジョール大聖堂(Cathédrale La Major)☆
- ⑥ヨーロッパ地中海文明博物館(MuCEM)☆☆
- ⑦イフ城(Château d’If)☆
- ⑧パレ・ロンシャン(Palais Longchamp)☆
- ⑨マルセイユ美術館(Musée des Beaux Arts de Marseille)
- ⑩ユニテ・ダビタシオン(Unité d’Habitation)
- マルセイユで絶対買いたいおすすめ土産
- マルセイユで絶対食べたいおすすめグルメ
- マルセイユで泊まりたいおすすめホテル
- マルセイユにゆかりのある偉人・アーティスト
- マルセイユへの行き方・アクセス・最寄り駅
- マルセイユの交通情報
- マルセイユの治安
- マルセイユをもっと楽しむ
- マルセイユまとめ
マルセイユの観光情報
おすすめ観光の周り方
紀元前600年から港街として栄えてきたマルセイユ。見どころは、港周辺に集中しています。
治安の悪さで有名だったマルセイユですが、近年治安が改善されつつあります。
マルセイユ市内の移動手段として、地下鉄、バス、トラムが便利ですが、主要観光地を巡回している「Petit Train」もおすすめ!
→ マルセイユの観光名所一覧
→ マルセイユのおすすめホテル一覧
→ マルセイユにゆかりのある偉人一覧
シティパス
マルセイユで使えるシティパスを調べました。Marseille CityPassという名前で24時間、48時間、72時間有効の3種類のパスが販売されています。
料金は2024年現在、共交通機関が乗り放題になるプランで料金は下記の通り。
- 24時間(29ユーロ)
- 48時間(39ユーロ)
- 72時間(47ユーロ)
行きたい施設がこの金額くらいになりそうなら購入を検討してみてください。水上トラム、バス、自転車、ボートも対象です。
わたしは48時間のパスを利用して、イフ島や美術館を楽しみました。
毎年変更があったりするので、到着後観光案内所で最新情報をゲットしておきましょう!
現地ツアーで周る
マルセイユの現地ツアーを調べてみました。
ベルトラの現地ツアーは日本語ガイド付きツアーが多くて価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
- マルセイユ発 プライベートツアー
(日本語ガイド / 時間内であれば好きなところへ行けます) - マルセイユ半日観光ツアー
(日本語ガイド / サン・ビクトール修道院 / サン・ニコラ要塞 / バロン・デ・ゾッフ / ノートラダム大聖堂 / ミケランジェロのダビデ像 / コルビュジエ設計の世界遺産ユニテ・ダビタシオン)
英語ガイドのツアーでも問題なければ、種類豊富なGetYourGuideのツアーがおすすめです。
- マルセイユ
絶景カランククルーズ
(仏語 / 昼食付き / 5時間) - マルセイユ
サンセットディナークルーズ
(英語または仏語 / ディナー付き / 3時間) - マルセイユ
ガイド付きカヤックツアー
(英語または仏語など) - マルセイユ観光バスツアー
(日本語音声ガイドあり / 乗り降り自由のバス) - マルセイユ セーリングツアー
(英語または仏語など / フリウル島に向かう / セーリング / シュノーケリング) - マルセイユ
ガイド付きレストランツアー
(英語または仏語 / 伝統的な郷土料理など)
近隣の観光スポット
マルセイユから車で約1時間で行ける観光地も沢山あります!鉄道やレンタカーを使って周るのは大変おすすめです。
- カランク国立公園
- カシス
- ラ・シオタ
マルセイユの観光名所と見どころ
マルセイユは観光名所を巡るというより海を眺めながらのんびり食事を楽しんだり、ストリートアートを楽しみながらお買い物をしたり、少し足を延ばしてビーチで遊ぶのがフランス流。
旧港周辺の雰囲気は抜群で、マルセイユに来たなぁと気分を盛り上げてくれます。
そうはいっても見どころはないの?という方のためにもちろん観光スポットはまとめています。
地図の番号順に紹介していくので、興味のある場所だけチェックしてみてくださいね。
特に見逃せない施設には、おすすめ☆マークを3段階でつけておきました。旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
①ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院(Basilique Notre-Dame de la Garde)☆☆☆
マルセイユの港を見下ろすノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院は、マルセイユのシンボル的存在です。
1853年から1864年にかけて建てられたロマネスク・ビザンチン様式の寺院で、鐘楼に立つ金色のマリア像が街の人々と船乗りたちを見守ってきました。
テラスからの眺めが素晴らしく、マルセイユの街並を360度見渡すことができます。
ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院へは、旧港から石畳の坂道を上って20分ほどで行くことができますが、歩くと本当にしんどいです(笑)
プチトランを利用すれば簡単にのぼれるので、ぜひ検討してみてください。
ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院 | |
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住所 | Rue Fort du Sanctuaire, 13006 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から徒歩約16分 |
時間 | 7:00-18:00 |
料金 | 無料 |
HP | http://notredamedelagarde.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
②サン・ヴィクトール修道院(Abbaye Saint-Victor)☆
サン・ヴィクトール修道院は、殉教した聖ヴィクトール(漁師の守護聖人)を祀るため、5世紀初頭に建てられた修道院。
旧港から少し路地を入ると一気に人通りが減ります。
クリプト(地下聖堂)以外はイスラム教徒に破壊されたため、11世紀半ばに要塞のような建物に再建されています。
修道院の塔は、長い間マルセイユの人々のランドマークとなりました。12世紀の終わりから13世紀にかけて、修道院は完全に再建されます。
教皇ウルバヌス5世 (元聖ヴィクトル修道院長) は、後に修道院全体を要塞化し、港湾防衛システムの一部となりました。
毎年2月2日「シャンドリュールの日(聖母お清めの祝日)」には聖母マリアのマルセイユ到来を祝う祭礼が催され、ナヴェットを食べてお祝いする習慣があります。
サン・ヴィクトール修道院 | |
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住所 | Place Saint-Victor, 13007 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から徒歩約13分 |
時間 | 8:00-12:00 14:00-18:00 |
料金 | 無料(地下聖堂のみ有料) |
③マルセイユ石けん博物館(Le Musée du Savon de Marseille)
マルセイユといえば「マルセイユ石けん!」といわれるほど、フランス人の暮らしに欠かせない石けん。
日本でも知られるようになりましたが、マルセイユ石けんにはさまざまな規定があり、成分や製法を守られたものだけが「マルセイユ石けん」と呼ぶことができます。
2017年にオープンしたマルセイユ石けん博物館では、石けん製造の歴史にまつわる史料や実演が楽しめるプロヴァンスならではの博物館!
自分だけのオリジナル石けんを作ってお土産にできますよ♡
マルセイユ石けん博物館 | |
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住所 | 25 Quai de Rive Neuve, 13007 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から徒歩約17分 |
時間 | 【美術館】10:00-18:00 【ブティック】9:00-20:00 |
料金 | 美術館見学+マルセイユ石鹸100gプレゼント 2.5ユーロ 美術館見学+アトリエ体験+マルセイユ石鹸100gプレゼント 5.5ユーロ |
HP | https://www.savon-de-marseille-licorne.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
④マルセイユ旧港(Vieux Port de Marseille)☆☆☆
マルセイユ旧港は、フランス最古の港です。
現在は小型船用のヨットハーバーになっており、旧港を囲んでレストランやカフェが軒を連ねます。またマルシェが開かれ、地元の人や観光客で賑わいます。
マルセイユ旧港から少し離れていますが、漁港として知られるバロン・デ・ゾッフは、マルセイユで最も絵になる場所のひとつ。
港町だけに、美味しいブイヤベースを出すレストランが並びます。
マルセイユ旧港 | |
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住所 | Vieux Port, 13001 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ観光案内所から徒歩約13分 |
バロン・デ・ゾッフ | |
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住所 | Port du Vallon des Auffes, 13007 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から地下鉄83号線で約18分 |
⑤サント・マリー・マジョール大聖堂(Cathédrale La Major)☆
通称マルセイユ大聖堂と呼ばれるサント・マリー・マジョール大聖堂は、シマシマ模様で遠くからでもとっても目を惹きます。
19世紀(教皇レオ13世の時代に奉献)に建てられたビザンチン様式の大聖堂。
実際には古いマジョールと、新しいマジョールの2つの教会が重なって構成されており、古いマジョールはマルセイユで最も古く4世紀に建てられました。
1852年に新しい大聖堂の建設が開始した後、最初の石はナポレオン3世が直接置いたと言います。
全長142メートル、主塔の高さ60メートル、3000人を収容できるというフランス最大規模を誇る大聖堂で、1906年に歴史的建造物に指定。
聖堂内はモザイク画や壁画、大理石で装飾された豪華な造りですが、どこかエキゾチックな雰囲気が漂います。
ローマとオリエンタルスタイルが組み合わされているため、他のフランスの大聖堂と違った趣を感じられとっても新鮮!ぜひ足を運んでほしい大聖堂です。
サント・マリー・マジョール大聖堂 | |
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住所 | Place de la Major, 13002 MarseilleArles 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から徒歩約10分 |
時間 | 10:00-19:00 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 無料 |
HP | https://marseille.catholique.fr/La-Major-cathedrale/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑥ヨーロッパ地中海文明博物館(MuCEM)☆☆
2013年に開館したヨーロッパ地中海文明博物館。
フランス人建築家Rudi Ricciottiによる斬新な建物で、地中海沿岸地域の先史時代から現代までの100万点に及ぶコレクションを所蔵します。
すぐお隣のサン・ジャン要塞とはガラス張りの空中回廊でつながっていて、地中海を一望することができます。また屋上のテラスからの眺めもおすすめですよ!
子供のアクティビティも用意されていて、とっても楽しそうでした。フランス語ができれば参加したかった!!
ヨーロッパ地中海文明博物館 | |
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住所 | 1 Esplanade du J4, 13002 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から徒歩約4分 |
時間 | 10:00-20:00(7月9日-8月30日) 10:00-19:00(8月31日-11月6日) 10:00-18:00(11月7日-4月5日) 10:00-19:00(4月6日-7月8日) |
定休 | 火曜日、5月1日、12月25日 |
料金 | 11ユーロ 18歳以下無料 毎月第一日曜日無料 |
HP | http://mucem.org/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑦イフ城(Château d’If)☆
フランスを代表する文豪Alexandre Dumasの小説「モンテ・クリスト伯」の中で登場するイフ城は、マルセイユの沖合約3㎞に浮ぶイフ島にあります。
島まではフェリーで約20分。8月はヴァカンスシーズンとあって、チケットは売り切れ続出。
予定していた日ではなく、翌日とりなおすことにしたほど大人気で、マルセイユで1番並んだのがフェリーの予約でした。
お城の見学はもちろん、船がとっても気持ちよく、旅行気分を盛り上げてくれるのでおすすめです。
16世紀に港を守るための要塞として建てられ、のちに政治犯や死刑囚を収容する監獄として使われました。またペストが流行した際には、ここで患者を収容していました。
モンテ・クリスト伯の舞台となったイフ城は、主人公エドモン・ダンテス(モンテ・クリスト伯)が無実の罪を着せられて幽閉された場所です。14年間も牢獄に閉じ込められたダンテスは、のちに脱獄を図って復讐をします。
内部を見学することができ、ダンテスとファリア司祭の独房と2人の独房を繋いだ穴も見ることができます。
美しい地中海の青。マルセイユの街並も見渡せ、めちゃくちゃ気持ちい~!!!
船は大混雑でしたが、イフ島で降りたのは2割程度。多くの旅行者は海で泳ぐのを楽しみに、フリウル島へ向かっているようでした。
イフ城 | |
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住所 | Embarcadère Frioul If, 1 Quai de la Fraternité, 13001 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港からフェリーで約20分 |
時間 | 10:30-17:15(10月1日-3月31日) 10:30-18:00(4月1日-9月30日) |
定休 | 月曜日(10月1日-3月31日) 無休(4月1日-9月30日) |
料金 | 7ユーロ 18歳以下無料 シティパスOK |
HP | http://if.monuments-nationaux.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑧パレ・ロンシャン(Palais Longchamp)☆
まるで宮殿のような美しい建物のパレ・ロンシャンは、19世紀に給水所として建てられました。
1869年にモニュメントが造られ、凱旋門を軸に左右対称の半円形の回廊が続きます。中央には「水の賛美歌」をテーマにした彫刻群と噴水もあります。
現在、左翼がマルセイユ美術館、右翼が自然史博物館になっています。
信じられませんが、この噴水(あまりきれいなようには見えない)で泳いでいる家族がいました。さすが海外!とびっくり仰天の体験でした。
パレ・ロンシャン | |
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住所 | Boulevard Jard. Zoologique, 13004 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から地下鉄で約24分 |
⑨マルセイユ美術館(Musée des Beaux Arts de Marseille)
パレ・ロンシャンの左翼にあるマルセイユ美術館は、1801年に開館しました。
16〜17世紀の絵画をはじめ、プロヴァンス地方で活躍したエコール・ド・プロヴァンスの画家たちの作品を中心に展示されています。
マルセイユ美術館 | |
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住所 | Palais Longchamp Aile gauche, 13004 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から地下鉄で約24分 |
時間 | 9:00-18:00 |
定休 | 月曜日、1月1日、5月1日、11月1日、11月11日、12月25日 |
料金 | 常設展 無料 |
HP | https://musees.marseille.fr/musee-des-beaux-arts-mba |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑩ユニテ・ダビタシオン(Unité d’Habitation)
ユニテ・ダビタシオンは建築家ル・コルビュジエが手掛けた集合住宅で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
商店や郵便局、屋上には保育園、プールなどもあり、生活のすべてをここで完結できる理想都市の構想を実現しました。
メゾネットタイプの住居を中心に、1人~4人向けまでの様々なユニットが立体的に組み合わされられた構造になっており建築ファンの聖地となっています。
現在も住民が住み、3階と4階のフロアは旅行客も宿泊可能なホテルになっています。
ユニテ・ダビタシオン | |
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住所 | 280 Boulevard Michelet, 13008 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から地下鉄で約36分 |
時間 | 見学のみ希望の場合、ガイド付きツアーの予約が必要 |
定休 | 日曜日 |
料金 | 8ユーロ |
HP | http://www.marseille-citeradieuse.org/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
マルセイユで絶対買いたいおすすめ土産
せっかくマルセイユまで来たら、プロヴァンスならではのお土産を買って帰りたいですよね!
おすすめのお土産をご紹介していきますので、ぜひショッピングの参考にしてください。
ここで紹介した以外にも沢山素敵なお土産があるので、「プロヴァンス旅行の人気定番お土産7選と特産品|旅のプロおすすめ心ときめく商品」をぜひご覧ください。
マルセイユ石けん
マルセイユ製法という伝統的な製法で作られたマルセイユ石けんは、すべて職人の手によって作られた高品質な石けんです。
純粋な植物油脂成分が72%以上であるという条件を満たしたものでなければ、「マルセイユ石けん」とは名乗れません!
フランスでは古くから愛されており、香りのバリエーションがとても豊富。
無添加で肌にも優しいので、赤ちゃんや敏感肌の人にもおすすめですよ!
マルセイユ・イン・ザ・ボックス(Marseille In The Box) | |
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住所 | 13 Rue Reine Elisabeth, 13001 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から徒歩約10分 |
時間 | 10:02-13:07 15:0219:09(火-土曜日) |
定休 | 日、月曜日 |
料金 | マルセイユ石けん(缶入り100g)7.5ユーロ〜 |
HP | https://www.marseilleinthebox.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
セミグッズ
南フランスへ行くと、必ずと言っていいほどお土産屋さんで見かけるセミグッズ。
セミは南フランスにしか生息しないため、とても貴重で「幸運」のシンボルとして愛されています。
セミの形をした陶器をはじめ、セミのモチーフを使った商品がずらりと並び、定番のお土産とは違ったものを探している方におすすめです!
パスティス(Pastis)
パスティスとはマルセイユで生まれたリキュールのことで、南フランスでよく飲まれているお酒です。
薬草リキュールに分類され、さまざまなハーブが使われています。水で割ると乳白色に変わり、清涼感のある味わいが特徴です。アルコール度数40〜45度と高いので、アルコールに弱い人は注意が必要です。
一般的に水で割って飲みます。食前酒として飲まれることが多く、フランスでは日常的に飲まれています。
口に含むと鼻に抜ける強いハーブの香りがあり、お酒好きの方におすすめします!
マルセイユで絶対食べたいおすすめグルメ
ブイヤベース(Bouillabaisse)
マルセイユの郷土料理といったらブイヤベース。魚貝類と香味野菜を煮込んだ海鮮料理で、マルセイユの名物になっています。
もともとは、漁師たちが売り物にならない魚貝類を香味野菜と一緒に煮込んで食べていた料理です。
今ではレシピも洗練され、マルセイユでは「ブイヤベース憲章」が定められており、ブイヤベースに入れる食材などが決められています。
ぜひ本場の味をマルセイユで堪能してみてください。
そんなときはスープ・ド・ポワソン(魚のスープ)を注文しましょう。小食の人にもおすすめです。
船の形をしたビスケット「ナベット」はオリーブオイルとオレンジフラワーウォーターを練りこんだ素朴なビスケット。
18世紀にマルセイユのパン屋さんによって考案され、船乗りたちの航海のお守りであり、保存食でもありました。
毎年2月2日には聖母マリアのマルセイユ到来を祝う祭礼が催され、ナベットを食べてお祝いをします。
ナベットを買うなら、1781年創業のマルセイユの「Four des Navettes」がおすすめです。日持ちするので、お土産にも最適!
フール・デ・ナベット(Four des Navettes) | |
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住所 | 136 Rue Sainte, 13007 Marseille 地図 |
行き方 | マルセイユ旧港から徒歩約24分 |
時間 | 8:00-19:00(月-土曜日) 9:00-13:00 15:00-19:00(日曜日) |
料金 | ナベット袋入り(12個)12ユーロ、箱入り(12個)19ユーロ |
HP | http://www.fourdesnavettes.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
マルセイユで泊まりたいおすすめホテル
わたしがマルセイユでおすすめしたいホテルは3箇所。
↓有名観光地との位置関係はこんな感じ
マルセイユはパリやニースと比べると信じられないほどホテルがリーズナブル。
圧倒的におすすめなのはやはりインターコンチネンタル。他のフランス都市ではまず難しい金額でラグジュアリーなステイができます。
そしてマルセイユならではのホテル ル コルビュジエ。世界遺産のユニテ・ダビタシオン内にあるホテルに泊まれるなんて夢のような体験です。
わたしの好きなマリオットグループも「ACホテル」が格安であったのですが、ちょっと立地が悪いので今回はホリデイインへ宿泊することにしました。
マルセイユには日本人にはおなじみの「東横INN」までありました。
マルセイユにゆかりのある偉人・アーティスト
マルセイユにゆかりのある偉人・アーティストといえば、マルセイユ出身の芸術家(彫刻家・画家・建築家)ピエール・ピュジェや彫刻家ジュール・カンティーニ、画家ポール・セザンヌなどがいます。
その他出身者や滞在歴のある著名人を並べてみました。
- アレクサンドル・デュマ
- ポール・シニャック
- ラウル・デュフィ
- アドルフ・モンティセリ
- ル・コルビュジエ
マルセイユへの行き方・アクセス・最寄り駅
プロヴァンスの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、どこかで経由してマルセイユ・ プロヴァンス空港へ入るか、パリや周辺都市からTGV(新幹線)で直接移動する方法、長距離バスを使う方法などが主な交通手段となります。
パリから電車で行く場合
パリのリヨン駅(Gare de Lyon)からマルセイユ・サン・シャルル駅(Marseille Saint-Charles)までTGV inOuiで約3.5時間。
マルセイユ・サン・シャルル駅からマルセイユ市内中心まで徒歩で約17分。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
当サイト限定クーポンで最大6%割引】
クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリからバスで行く場合
パリのベルシー(Bercy)からマルセイユ駅(Marseille-Saint-Charles)まで約10~12時間の長旅です。
直通の本数は少なく、多くはリヨン経由になるものも多いので購入時は注意してください。
バスのチケットは各バス会社のウェブサイトから購入できますが、ここでもわたしは鉄道と同じくOmioでの事前購入を推します。
なぜなら、違う会社のバスと金額や時間を比較しやすいから。
- BlaBlaCarBus(旧OUIBUS)
- Flixbus
パリから飛行機で行く場合
パリ・シャルルドゴール空港、オルリー空港からマルセイユ・プロヴァンス空港まで約1時間20分。
マルセイユ・プロヴァンス空港からマルセイユ市内中心までシャトルバスで約25分です。
航空券をとる場合
スカイスキャナーなど比較サイトで
検索して探すのが一般的ですが
わたしは最近Trip.comで
予約することが多いです!
☑料金が安い
☑ポイントが貯めやすい
☑プラチナ会員以上で
なんと空港ラウンジ無料
サイト自体も使いやすいので
ぜひ一度使ってみてください!
パリから車で行く場合
- 走行距離約850km
- 約8時間
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
マルセイユの交通情報
マルセイユ市内の移動手段として、地下鉄、バス、トラム、フェリーがあります。RTMが運航してる公共交通機関は全て一律運賃なので計算は楽ちん。
1時間有効の1回券が1.7ユーロで2回券、10回券、24時間券などお得なチケットもあります。
主要観光地を巡回している「Petit Train」もとっても楽しくておすすめですよ!
子供料金
RTMが運航してる公共交通機関は大人同伴の場合5歳以下の子供は無料。
プチトランは3~11歳、ColorBüs(いわゆるホップオンバス)は4~13歳までが子供料金。
フェリー ボート(渡し舟)
マルセイユ市庁舎前とケ・ド・リヴ・ヌーヴを結ぶ283メートルしかない世界一短い?!渡し舟もおすすすめです。
料金はなんと0.5ユーロ。7:30-20:30まで10分ごとに運航。
マルセイユの治安
スリ対策の基本
マルセイユの治安はあまり良好とはいえません。治安が改善され、かつて言われていたほど危険な街ではありませんが、移民の多く住んでいる地区などは近づかないようにしましょう。
マルセイユ久しぶり!!
マルセイユはなぜか3度も来ている街
治安はフランスの中ではかなり悪い方なので(最近はかなり改善された)今日はアクセサリーはつけない
駅から5分歩いただけでこれ
これこれ!って感じ(笑) pic.twitter.com/oAdXtjvQzb
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈東京 (@makiro77) August 28, 2022
また高価なブランド品を身につけたり、夜遅くに人通りの少ない場所へ行くのは非常に危険です。
フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。駅周辺や観光地周辺は注意が必要です!
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
→ エポスカードの保険の付帯条件や特典内容についてもっと詳しく
そのほかクレジットカードについては「フランス・パリ旅行に必携!現地で使えるおすすめクレジットカード」の記事で詳しく解説しています。
マルセイユをもっと楽しむ
ベストシーズンは春から秋にかけて
マルセイユは地中海性気候で、1年を通して温暖な気候です。冬は毎日曇ってばかりのパリとは大違いで陽射しが強く明るいので驚かれるかもしれません。
年中楽しめますが、初夏のはじまりとなる4月中旬頃から9月までが夏を感じられる季節です。
真夏には40度を超えることもあり、ベストとは言えないかもしれませんが、フランスのバカンスのハイシーズンでもあるため街に活気があります。
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
地方にしか行かないという方は分冊版がおすすめです。通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
また地球の歩き方以外であれば、以前、旅行のあいだに「南フランスの休日 プロヴァンスへ」をずっと持ち歩いていました。
普通のガイドブックよりエッセイの要素が入っているので読みやすく、どの街に行こうかなと考えているときの参考にもってこい。読んでいてワクワクします。
マルセイユまとめ
マルセイユは地中海を望む美しい港街です。異国情緒に溢れ、パリや南フランスにある街や村とは違った魅力があります。
時間に余裕のある方は、「カランク」と呼ばれる入江へ行くのものおすすめです。自然の作り出す美しい景色が楽しめますよ!
マルセイユ | |
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住所 | 13000 Marseille 地図 |
行き方 | パリのLyon駅からMarseille Saint-Charles駅までTGVで約3時間30分。マルセイユ・サン・シャルル駅からマルセイユ市内まで徒歩で約17分。 |
HP | https://www.marseille-tourisme.com/ |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
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日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
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ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
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