サン・レミ・ド・プロヴァンスは、プロヴァンス地方の小さな街です。
ゴッホのファンでなければ一生この街のことを知らずにいたでしょう。
アルルで耳切事件が起こった後、ゴッホは1年余りサンレミのサン・ポール・ド・モーゾール修道院精神病院に入院しました。
ゴッホのゆかりの地として知られ、ゴッホが描いた景色を街のいたるところで楽しむことができます。

またサン・レミ・ド・プロヴァンスは、「ノストラダムスの大予言」で有名なノストラダムスの生誕の地でもあります。
意外なところで名前が出てきてびっくり!ノストラダムスがフランス人だったなんてことすら考えたことがありませんでした。
ツアーだと1時間未満の滞在がほとんどですが、ゆっくり楽しみたかったので個人旅行で5歳の娘と一緒に行ってきました。

プロヴァンスは美しい村が沢山あるので駆け足で周遊される方が多いのですが、できればのんびりと半日~1日かけて街歩きを楽しんでみてください。
当ブログ「フランスボックス」では、サン・レミ・ド・プロヴァンスの見どころをご紹介していきます。オーヴェル・シュル・オワーズと同様大好きな街になりました。
それでは、ゴッホが暮らしたサンレミの観光スポット、おすすめのグルメ・お土産・ホテルなど、サンレミの魅力をたっぷりご紹介していきましょう!
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このページの目次
サンレミドプロヴァンスの観光情報
プロヴァンス地方には個性的な街や村が多く点在しており、アクセスは悪いものの魅力いっぱいで行きたいところだらけ。
なかでもサン・レミ・ド・プロヴァンスは、Vincent van Goghのゆかりの地として知られ、世界中からファンが訪れる聖地でもあります。
療養中のゴッホは1年間サンレミに滞在し、ここで数々の名画を生み出しました。

Googleマップで検索しても公共交通機関の移動方法が出てこないので車でしか行けないのかと不安でしたが、アヴィニョンやアルルからバスが出ています。
ガイドブックでも情報が少なくどんな街なのだろうと不安と期待でいっぱいの滞在。
みなさんがもっとサンレミに興味をもてるよう、街を知るための情報をしっかり詰め込んだので、必要なところだけピックアップして旅の準備や観光のお供にご利用ください。
特に見逃せない施設には、おすすめ☆マークを3段階でつけておきました。旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
おすすめ観光の周り方

サンレミの街は小さいので基本的に徒歩でまわればOK。
ツアーだと1時間以内とかなり短い滞在時間のものが多く、個人旅行でも長くて半日ほどという感じ。

観光スポットもそれほど多くないので街をぶらぶらしたり、アイスクリームを食べたりしてのんびり過ごしたいですね。
わたしは地球の歩き方など、ガイドブックを参考に地図を見ながら街歩きの計画を立てました。美術館に行かないなら半日~1日あればじゅうぶん散策できます。

観光案内所では隣のLes-Beax-de-Provenceとセットで1日観光することをおすすめされたので、わたしもそのコースで周りました。

ツアーだと短すぎるので、これがちょうどよかった!
↓観光地の位置関係をGoogleマップにまとめました。ぜひ活用ください。
シティパスを活用する
わたしは美術館好きなので、観光案内所では必ずシティパスがないか確認します。サンレミは観光スポットは少なく、特にパスはありませんでした。
ゴッホゆかりの地をめぐる

サンレミはゴッホが亡くなる2か月前まで療養していた街。1年間に150作品残しています。


糸杉やオリーブの木など絵の中の世界が目の前に広がり胸がいっぱい。

サンレミやアルルにはゴッホゆかりの地がいくつも存在しますので、ゴッホ好きの方はお見逃しなく。

現地ツアーに参加する
基本的にはすべてバスか鉄道で移動できるプロヴァンスですが、2時間に1本しかない・バス停がわかりづらい・待ってても止まってくれない等、困ったことも起こります。
限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
ベルトラの現地ツアーは日本語ガイド付きツアーが多くて価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
- アヴィニョン発
ローマ遺跡とゴッホゆかりの地ツアー
(日本語または英語ガイド / 世界遺産ポン・デュ・ガール / アルル / レ・ボー・ド・プロヴァンス / サン・レミ・ド・プロヴァンス)
英語ガイドのツアーでも問題なければ、種類豊富なGetYourGuideのツアーがおすすめです。
アヴィニョンからサンレミを含むリュベロンのツアーがいくつか出ておりどれも魅力的でした。
- アヴィニョン発
プロヴァンス1日周遊ツアー
(英語または仏語 / ルシヨン / ゴルドの村 / フォンテーヌ・ ド・ヴォクリューズ / サン・レミ・ド・プロヴァンス / レ・ボー・ド・プロヴァンス / 世界遺産ポン・デュ・ガール) - アヴィニョン発
ゴッホゆかりの地&ワインツアー
(英語または仏語 / サン・レミ・ド・プロヴァンス / アルル / シャトーヌフ・デュ・パプのぶどう畑とワインテイスティング)
わたしは個人旅行で周ったのとプラスして、プロヴァンス1日周遊ツアーに参加。
ツアーの場合午後にサンレミとレボーを周るスケジュールだったのでそれぞれの滞在時間は1時間程度になりそうです。
近隣の観光スポット
サンレミとセットで周るならさきほどご紹介したLes-Beax-de-Provenceがおすすめです。

かつて城塞都市だった岩山にそびえる村でサンレミとは雰囲気が全く違うのでその差も楽しめました。
レ・ボー・ド・プロヴァンス
フランスの美しい村に数えられる大人気観光地
死の町と生の町が織り成すこの景色!! pic.twitter.com/Jm6NVLpuBQ
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈東京 (@makiro77) August 24, 2022
街の規模はサンレミの方が大きいので、午前中にサンレミ、ランチを食べてからレ・ボーという流れがよいのではないかと思います。
サンレミドプロヴァンスで泊まりたいおすすめホテル

わたしがサンレミで紹介したいホテルはHôtel et Restaurant de Tourrel。
フランスのホテルはエレベーターがない場合も多いので、荷物が多いなら駅やバス停から近いホテルがおすすめです。
タクシーもいないことがあるので、徒歩で移動可能か考慮しながら決めるのが大切。
わたしが実際泊まったホテルや、ホテルを選ぶ際に重視している立地や料金を元におすすめホテルを紹介しています。
当初は絶対にサンレミへ1泊したいと思っていましたが、アルルへ抜けずにアヴィニョンへ往復することを考えると荷物の移動が大変なので断念。
いつか時間に余裕ができたらプロヴァンスの小さな町をゆっくりとまわりたいものです。
↓観光地との位置関係はこんな感じ
イチオシはHôtel et Restaurant de Tourrel
まさかサンレミにマリオットボンヴォイグループのホテルがあったとは驚きました。そして本当に素晴らしい立地と内装。うっとりしてため息が止まりません。

ハイシーズンは料金がどんどん跳ね上がります。予約は遅くとも3ヵ月前にはすませておきたいですね!
参考までにサンレミの拠点となりそうなアルルとアヴィニョンのおすすめホテルも紹介しておきます。
サンレミドプロヴァンスの観光名所と見どころ
サン・レミ・ド・プロヴァンスの美しい街並みは歩いているだけでも楽しめます。
でも、帰ってから「こんなところもあったの?」と後悔するのはもったいないので、観光大好きなわたしが主要な観光名所をご案内したいと思います!
地図の番号順に紹介していくので、興味のある場所だけチェックしてみてくださいね。
特に見逃せない施設には、おすすめ☆マークを3段階でつけておきました。旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
①サン・マルタン教会(Collégiale Saint-Martin de Saint-Rémy-de-Provence)☆

まるで古代ギリシャの神殿を思わせるような美しい外観をもつサン・マルタン教会。

もともと14世紀に作られた教会で、19世紀初めに一部が再建されました。

ゴシック様式の鐘楼は14世紀のもので、1984年に歴史的建造物に指定されています。
マルシェは大賑わいでしたが教会は貸し切り。外の喧騒は聞こえてきません。まばゆい光が差し込み神秘的な空間でした。
サン・マルタン教会 | |
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住所 | 2 Rue Daniel Millaud, 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | ノストラダムス生家から徒歩約1分 |
②ノストラダムスの泉(La fontaine Nostradamus)

ノストラダムスの生家の近くには、ノストラダムスを記念して作られた泉があります。
1859年にLiotard de Lambescによって彫られたノストラダムスの胸像が目印です!
ノストラダムスの泉の前ではパフォーマーが歌を歌い多くの人が集まっていました。
ノストラダムスの泉 | |
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住所 | Rue Nostradamus, 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | ノストラダムスの生家から徒歩約2分 |
③ノストラダムスの生家(Maison de Nostradamus)

「ノストラダムスの大予言」で知られるノストラダムスは、1503年にサン・レミ・ド・プロヴァンスで生まれました。
本名はMichel de Nostredameで、ペンネームをラテン語風にNostradamusと綴っていました。

医師であり、占星術師、詩人、料理研究家と多彩な才能をもっていたノストラダムスの生家がサン・レミ・ド・プロヴァンスに残っています。
残念ながら、中を見学することはできませんが、建物の外観にノストラダムスの生家であることが書かれたプレートが掲げられています。
ノストラダムスの生家 | |
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住所 | 6 Rue Hoche, 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎から徒歩約2分 |
④エストリネ美術館(Musée Estrine)

エストリネ美術館はサンレミの領主であったモナコ公の邸宅で、1749年建造の歴史ある建物。現在は近現代美術館として運営されています。
館内には近現代美術におけるゴッホの貢献を理解するためのCENTRE OF INTERPRETATION OF VAN GOGH(ゴッホセンター)があります。
残念ながらゴッホ作品の展示はありませんが、実物大の写真複製や、手紙、ビデオなどを鑑賞できるので時間が許せば立ち寄りたい場所。
エストリネ美術館 | |
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住所 | 8 Rue Lucien Estrine, 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎から徒歩約1分 |
時間 | 14:00-17:30(3月・11月・12月) 10:00-12:00、14:00-18:00(4月・10月) 10:00-18:00(5月~9月) |
定休 | – |
料金 | 大人7ユーロ 18歳以下無料 |
HP | https://www.musee-estrine.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑤サン・ポール・ドゥ・モゾール修道院(Saint Paul de Mausole)☆☆☆

サン・ポール・ド・モーゾール修道院は、サン・レミ・ド・プロヴァンスの中心から少し離れた場所にあります。

12世紀に建てられたロマネスク様式の修道院で、1806年以降、精神病院となりました。
精神を病んだフィンセント・ファン・ゴッホは、1889年5月から1890年5月までの1年間、自らが希望してサン・ポール・ド・モーゾール修道院精神病院に入院し、精神科治療を受けます。
弟のテオはゴッホのために3部屋を借り、アトリエを与えられました。
ここからオーヴェル・シュル・オワーズへ移り自死するまでたった2ヶ月。苦しい時間だったにもかかわらず、ここで150点以上もの絵画を制作しています。

わたしの大好きな《星月夜》や《アイリス》、《アーモンドの花》はサンレミで描かれたもの。

現在、ゴッホの部屋は復元され、一般公開されています。部屋の窓からは、昔と変わらぬのどかな風景が広がっています。
ゴッホファンなら修道院そのものはもちろんですが、修道院までの道のりがたまりません。
足を進める度にプレートが置いてあり絵画と共にゴッホが書いた手紙の内容を読むことができます。

同じものが修道院にありますが、駆け足で全部読んでいない人がほとんど。ゆっくり歩いて向かうからこその楽しみです。
この道をキャンバスを持って歩いたのだろうかと想像しながら、翻訳カメラを使いながらひとつひとつ娘に説明しながら歩きました。
車で来てる人が多いけど断然徒歩が良い
道なりにずぅーっとゴッホの描いた作品と日記や手紙とその景色そのものを楽しめるから
サンレミドプロヴァンス pic.twitter.com/nYsLpWRmrX
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈東京 (@makiro77) August 24, 2022
サン・ポール・ド・モーゾール修道院 | |
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住所 | Chemin Saint-Paul, 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | 中心地から徒歩約20分 |
時間 | 9:30-19:00(2022年10月1日以降、時間の変更あり) |
定休 | – |
料金 | 大人7ユーロ 子供5ユーロ |
HP | https://www.saintpauldemausole.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
⑥グラヌム遺跡(Site Archéologique de Glanum)☆☆

サン・レミ・ド・プロヴァンスの南に位置するグラヌム遺跡は、1921年に発掘されました。
アルルやニーム、オランジュなど南仏にこんなにもたくさんローマ遺跡が眠っていたとは知らなかった。

ケルト系民族が建造した古代ローマ帝国時代の都市で、凱旋門や死者記念塔など紀元前6世紀から3世紀頃までに築かれた建造物が残っています。
イタリアで見るより、他の国で遺跡を目にした方がより古代ローマ帝国の強大さを感じることができますね。
グラヌム遺跡 | |
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住所 | Av. Vincent Van Gogh, 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | 中心地から徒歩約22分 |
時間 | 9:30-18:00(4月1日-9月30日) 10:00-17:00(10月1日-3月31日) |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人8ユーロ 18歳以下無料 |
HP | http://www.site-glanum.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
サンレミドプロヴァンスで絶対買いたいおすすめ土産
せっかくここまで来たら、プロヴァンスならではのお土産を買って帰りたいですよね!
わたしがサンレミで見つけたおすすめのお土産をご紹介します。色んな街で買い物しましたが、サンレミが一番心躍るようなお店が多かった。
ここで紹介した以外にも沢山素敵なお土産があるので、「プロヴァンス旅行の人気定番お土産7選と特産品|旅のプロおすすめ心ときめく商品」をぜひご覧ください。
ラベンダー(lavande)

プロヴァンス地方の代表的なお土産で真っ先に思い浮かぶのが、ラベンダー。
サシェをはじめ、エッセンシャルオイル、マルセイユ石けんなど、さまざまなラベンダー製品が手に入ります。パッケージもさすがフランス。

洗練されて素敵なものが多く目移りしてしまいます。娘も香りが好きだというのでサシェと石けん、ラベンダーのはちみつを購入しました。
持ち帰りはできませんがアイスクリームも爽やかでとっても美味しいのでみつけたらぜひ食べてみてください。
オリーブオイル(Huile d’olive)

ラベンダーと並んで人気のお土産なのがオリーブオイル。
プロヴァンス地方はオリーブオイルの産地として有名で、質の高いオリーブオイルが手に入ります!
カリソン(Calisson)
カリソンは、プロヴァンス地方の伝統的なお菓子。本当にあちこちで見かけました。
アーモンドとフルーツの砂糖漬けを練り合わせてひし形に焼いたもので、表面にグラス・ロワイヤル(アイシング)がかけてあります。
フランスでは「幸せのお菓子」と呼ばれており、定番のお土産となっています。

味は店によって結構違って、甘めのものもあればちょっと苦みが(柑橘系の苦み)強いものも。わたしはサンレミドプロヴァンスで有名な「Le petit duc」のものが一番好きです。
その他、とっても素敵な陶器や香水、アクセサリーなどすべて持ち帰りたいくらい魅力的な商品が沢山ありました。

パッケージもさることながら、ディスプレイもとても美しい…。

サンレミドプロヴァンスのマルシェで掘り出し物を探そう

サンレミのマルシェは水曜日の午前中から13時ころまで開かれます。
フランスではどこのマルシェも楽しいですが、プロヴァンスは特に素敵なものが多く色々お買い物をしてしまいました。


物価の高いフランスでも、マルシェならまだまだ手の届く掘り出し物が沢山あるなという印象。とっても楽しかった!
マルシェ | |
---|---|
住所 | Place Jules Pelissier, 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | 市庁舎前 |
時間 | 水曜日の午前中 |
サンレミドプロヴァンスで絶対食べたいおすすめグルメ・郷土料理
プロヴァンスはとても食事が美味しく日本人の口に合う料理が多いと思います。
地中海料理やフランス定番のタルタルに、ご当地のものなどいろいろ食べました。

日本食、ベトナム料理もよく見かけたので、西洋料理がに得意でない人も食べ物の心配は無用です!
マルシェの食べ物も美味しくてレストランで食べるよりずっと安い!ぜひ色々食べ歩いてみてください。
また、代表的な郷土料理・家庭料理についても調べてみたので、食べられるタイミングがあったらぜひプロヴァンスの味を堪能してみてくださいね。
カマルグの代表的な郷土料理、Gardiane de Taureau
元々、この地域で盛んな闘牛の廃用牛の処理のために考案された料理で、香味野菜、赤ワイン、オリーブオイルなどでマリネし、長時間かけてじっくり煮込みます。
付け合わせには、カマルグ産のお米がでてきます。
日本人の口にも合う料理でおすすめです。
Daube de bœufとは牛肉のワイン煮込みのことで、赤ワインと白ワインを使ったそれぞれの調理法があります。
ワインでマリネされた牛肉は、8〜9時間かけて煮込み、とろけるような柔らかさになります。
プロヴァンス地方の代表的な家庭料理ですので、ぜひ味わってみてください。
Brandadeは、干し鱈とジャガイモを混ぜ合わせて作った南フランスの郷土料理です。
鱈の美味しい季節である冬に作られる家庭料理ですが、南フランスのレストランやビストロでは年中定番のメニューです!
サンレミドプロヴァンスにゆかりのある偉人・アーティスト
サン・レミ・ド・プロヴァンスにゆかりのある偉人、アーティストといえば、ここまでしつこいくらいに紹介してきたゴッホとノストラダムスです。
その他出身者や滞在歴のある著名人は下記の通り。
- ノストラダムス
- フィンセント・ファン・ゴッホ
- シャルル・グノー
- アルベール・グレーズ
サンレミドプロヴァンスへの行き方・アクセス・最寄り駅
プロヴァンス、コートダジュールの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、どこかで経由してマルセイユ・ プロヴァンス空港へ入るか、パリや周辺都市からTGV(新幹線)で直接移動する方法、長距離バスを使う方法などが主な交通手段となります。
サン・レミ・ド・プロヴァンスへ行くためには、アルルかアヴィニョンを経由したバスかツアーがおすすめですが、アルルは本数が少なく柔軟性が低いと判断し、わたしはアヴィニョンから往復しました。
パリから電車で行く場合
- パリのLyon駅からAvignonTGV駅までTGVで約2時間40分
- アヴィニョンTGV駅からAvignon中央駅までTERで約5分
- アヴィニョン中央駅からArles駅までTERで約20分
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
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クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)

フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリから車で行く場合
- 走行距離約830km
- 約8時間30分
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!

サンレミドプロヴァンスの治安
スリ対策の基本
サンレミの治安は良好で、不安になるような場所は全くありませんでした。しかし、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
特にマルシェの人込みはすごいので、注意が必要だと感じました。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。

海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
→ エポスカードの保険の付帯条件や特典内容についてもっと詳しく
そのほかクレジットカードについては「フランス・パリ旅行に必携!現地で使えるおすすめクレジットカード」の記事で詳しく解説しています。
サンレミドプロヴァンスをもっと楽しむ
気候・ベストシーズン(春〜秋)

プロヴァンスは地中海性気候で、年間を通して300日間も晴れるといわれています。
冬は毎日曇ってばかりのパリとは大違いで、陽射しが強く明るいため驚かれるかもしれません。
年中楽しめますが、初夏のはじまりとなる4月中旬頃から9月までが夏を感じられる季節です。
真夏には40度を超えることもあり、ベストとは言えないかもしれませんが、フランスのバカンスのハイシーズンでもあるため街に活気があり、音楽イベントも活発になります。
春のはじめや秋から冬にかけてはミストラルという季節風が吹き、一気に寒くなることも。また秋は雨が降りやすい季節でもあります。


ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
地方にしか行かないという方は分冊版がおすすめです。通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
また地球の歩き方以外であれば、以前、旅行のあいだに「南フランスの休日 プロヴァンスへ」をずっと持ち歩いていました。
普通のガイドブックよりエッセイの要素が入っているので読みやすく、どの街に行こうかなと考えているときの参考にもってこい。読んでいてワクワクします。

サンレミドプロヴァンスまとめ
サン・レミ・ド・プロヴァンスは小さな街なので、1日あれば十分に楽しめます。
プロヴァンス地方の中心部にあるためアクセスも良く、アルルやアヴィニョンなど周辺地域の観光もおすすめですよ!
サン・レミ・ド・プロヴァンス | |
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住所 | 13210 Saint-Rémy-de-Provence 地図 |
行き方 | パリのCharles-de-Gaulle空港からMarseille Provencn空港まで約1時間15分マルセイユ・プロヴァンス空港からサン・レミ・ド・プロヴァンスまでタクシーで約1時間 |
HP | https://www.alpillesenprovence.com/nos-villages/saint-remy-de-provence/ |

パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!

予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!