アルザスで最も美しい村はどこかと聞かれると、やはり最初に名前があがるのはリクヴィルでしょう。
大きな都市があまり得意でない旅行者の中は、ストラスブールやコルマールよりリクヴィルの方が良かったという人も少なくありません。
人口1,000人ほどの小さな村に、毎日その何倍もの旅行者が訪れます。
当ブログ「フランスボックス」では、アルザス地方に数日滞在するならぜひ足を運んでもらいたい、とっても可愛いリクヴィルを紹介します!
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このページの目次
リクヴィルの観光情報
アルザス地方を代表する観光スポットコルマールからほど近い、ワイン街道道沿いの街で、その可愛らしさから日本人旅行者の間でもとても人気があります。
ワインが好きな人はワインを、特にアルコールに興味がない人でもとっても素敵な景色が楽しめるので、のんびり過ごすにはもってこいの村です。
この一帯は建築をはじめ、言葉や料理などドイツ文化の影響を大きく受けており、フランスでありながらも両国の文化が入り交じり合ったアルザス地方特有の文化に触れることができます。
おすすめ観光の周り方
リクヴィルは小さな村なので、1時間もあれば散策できます。あとはのんびり食事をしたり、ワインを楽しんだり、ゆっくりと過ごしてください。
近隣の観光スポット
リクヴィルを訪れる際は
- リボーヴィレ
- エギスハイム
の小さな村を併せて観光するのもおすすめです。
リクヴィルの観光名所と見どころ
素敵な街並みが魅力のリクヴィル。特別な見どころや名所というのはほとんどなく、その中世から変わらない街並み自体がリクヴィルの魅力です。
16世紀にプロテスタントに改宗したことから、他の地域で見られるような豪華なカトリック教会はありません。
木の骨組みで作られたカラフルな建物や石畳の通りは、まるでおとぎの国の世界!色とりどりの建物を眺めながら街歩きを楽しみましょう!
リクヴィル市庁舎(Hotel de Ville)
フランスでHotel de Villeと言えば役所の庁舎のこと。
名前からホテルだと勘違いされることも多いのですが(わたしも昔はそう思っていました笑)違います。
リクヴィル市庁舎 | |
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住所 | Pl. Voltaire, 68340 Riquewihr 地図 |
行き方 | バス停・駐車場から徒歩約1分 |
ドルダーの塔 (La Tour du Dolder)
1291年に建設されたリクヴィルのシンボル的建物で、かつては監視塔であり、防衛門として機能していました。
12世紀から17世紀までの町の歴史を伝える小さな博物館も併設されています。
リクヴィルの領主であったオルブール家とヴュルテンベルク家の要塞や、当時の防衛手段、住民がどのような役割をこなしていたのかなど街の歴史が気になる方はぜひ見学してみてください。
4階からはアルザス平野の景色も楽しめます。
ドルダーの塔 | |
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住所 | 57 Rue du Général de Gaulle, 68340 Riquewihr 地図 |
行き方 | 市庁舎から徒歩約4分 |
時間 | 10:30-13:00、14:00-18:00 |
料金 | 大人3ユーロ、14歳以下無料(塔とセットで7ユーロのチケットあり) |
HP | https://musee-riquewihr.fr/ |
泥棒博物館(Musée de la Tour des Voleurs)
高さ18メートルもある盗賊の塔は、かつて防御塔として機能していたもの。
刑務所としての役割もあり、自白を引き出すために激しい拷問も行われていたとか…(リクヴィルのメルヘンな雰囲気とは対照的…)。
階段が狭くて急なので、移動に自信がない人はやめておいたほうがいいかも。
泥棒博物館 | |
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住所 | 14 Rue des Juifs, 68340 Riquewihr 地図 |
行き方 | 市庁舎から徒歩約5分 |
時間 | 10:30-13:00、14:00-18:00 |
料金 | 大人5ユーロ、14歳以下無料(塔とセットで7ユーロのチケットあり) |
HP | https://musee-riquewihr.fr/ |
リクヴィルクリスマスマーケット
もしクリスマスの季節に滞在できるなら、ぜひクリスマスマーケットを楽しんできてください。
街中がクリスマス飾りで装飾され、光り輝くイルミネーションに包まれます。
2024年のマルシェ・ド・ノエル開催期間・営業時間
今年の開催期間は11月29日~12月22日まで。営業時間は下記の通りです。
- 10:00-18:30(月~金)
- 10:00-19:30(土・日)
変更になる可能性もあるため、詳しくは公式ページで確認ください。
リクヴィルで絶対食べたいおすすめグルメ
リクヴィルのあるアルザス地方には、美味しい郷土料理がたくさんあります。
代表的なものとしては、シュークルート、タルトフランベ、ベッコフなど。
名物を一気に堪能するなら、街の中心にあるビストロがおすすめ♡自家製シュークルートやベッコフなど、手ごろな価格で美味しい料理が楽しめます。
リクヴィルで買いたいおすすめ土産
ワイン
リボーヴィレ=リクヴィール地方のワインは、アルザスの最高級ワインとしても知られています。
降水量が少なく、ブドウを育てるのに理想的な地質と日照条件が整うことで美味しいワインが醸造されます。
AOCアルザス グラン クリュの称号を得ることが認められているブドウ品種は下記の4つ。
- リースリング(Riesling)
- ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)
- ピノ・グリ(Pinot Gris)
- アルザス地方のマスカット(Muscat)
ぜひ試飲をして、お好みの味を探してみましょう!
関連記事在住者厳選!フランス土産におすすめの人気ワイン銘柄と選び方のコツ
リクヴィルの行き方・アクセス・最寄り駅
パリからコルマールまでのアクセス方法については、コルマールの記事で紹介しているので、そちらで確認ください。
冬のアルザス地方は発売と同時に予約しておいた方がいいと思います。わたしは2カ月半前にチェックしたら2倍の料金になっていて、やむなくユーレイルパスを購入しました。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
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フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
コルマールからバスで行く場合
コルマール駅のバス停から106号線バス【Ribeauvillé方面行き】で、リクヴィル郵便局( Riquew Poste)まで29分。
日曜と祝日には、セレスタ駅(Sélestat)からリクヴィルへのTERバスが運行しています(1日5往復の運行がある場合があります)。
運行都市は、 セレスタ(Sélestat)、キンツハイム(Kintzheim)、オルシュヴィラー(Orschwiller)、サン ティポリット(Saint-Hippolyte)、ロールシュヴィール ベルクハイム(Rorschwihr Bergheim)、リボーヴィレ(Ribeauvilé)、ツェレンベルク(Zellenberg )、 リクヴィール(Riquewihr)。
クリスマスシャトルバス(NAVETTE DE NOEL)
クリスマスシーズン限定にはなりますが、「NAVETTE DE NOEL」というシャトルバスが運行しており、周辺の村をぐるぐると周ってくれます。
2024年は、11月29日から12月22日まで運行予定。
ルートは5種類あり、料金は3号線のみ8ユーロで、その他は15ユーロ、11歳以下が無料。
公式ホームページで細かい時刻表も閲覧できるので、時間を確認しながら計画を立てましょう!
コルマールからから車で行く場合
- 走行距離約15キロ
- 約20分
フランスの村を周るなら、断然レンタカーが便利ですね。このあたりはタクシーを呼ぶのも難しいようです。
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
リクヴィルの治安
リクヴィルは自然いっぱいで治安の良い村です。自然が豊かで、街中は安心して歩くことができます。
とはいえ、置き引きやスリには十分注意!有名観光地なことは間違いないので、スリやひったくりをはじめとする犯罪への警戒も怠らないようにしましょう!
スリ対策の基本
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
リクヴィルをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏とクリスマスシーズン
フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。リクヴィルの夏は湿度が低く爽やかで、冬は非常に寒いです。
どの季節も素晴らしいのですが、気候的にはやっぱり夏がおすすめです。
クリスマスマーケット
リクヴィルといえばクリスマスマーケット。シーズンになると町全体がイルミネーションで輝き、素晴らしい景色が楽しめます。
フランスの中でも、アルザス地方は特にクリスマスマーケットが人気で、シーズンのホテルはかなり高騰するため、早めの予約をおすすめします。
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報も詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
リクヴィルまとめ
リクヴィルは小さな村ですが、訪れた旅行者を魅了するアルザス地方特有の文化をもちます。
パリや南仏とは全く違った趣があり、足を伸ばす甲斐のあるエリアです。ぜひワインやチーズ、ドイツ風の料理も楽しんできてください!
リクヴィール | |
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住所 | 68340 Riquewihr地図 |
行き方 | コルマール駅のバス停から106号線バス【Ribeauvillé方面行き】で、リクヴィル郵便局( Riquew Poste)まで29分 |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!