フランス北西部ロレーヌ地方の街ナンシーは、アール・ヌーヴォー発祥の地。
日本とも大変が縁がある都市で、石川県の金沢市と1973年に姉妹都市提携を締結しています。
パンデミック前はナンシーの旅行者の中で世界で5番目に旅行者が多かったと聞くと、驚かれるのではないでしょうか(EUを除けば第1位)。
そんなナンシーは、アール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレの生誕の地でもあり、エミール・ガレを中心に活躍した芸術家はナンシー派と呼ばれています。
また日本ではあまり知られていませんが、ナンシーはスイーツの街としても有名で、ババ・オ・ラムやメレンゲ、マカロン、マドレーヌなど、日本でも人気のお菓子が生まれました。
当ブログ「フランスボックス」では、アートにグルメ、フランスらしさがつまったナンシーの街をご紹介していきます♪
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このページの目次
ナンシーの観光情報
歴史
フランス北東部に位置するロレーヌ地方。
かつてこの地はロレーヌ公国として栄えた場所で、ナンシーはその首都でした。
ナンシーにある3つの広場「スタニスラス広場」、「カリエール広場」、「アリアンス広場」はナンシーの観光名所で、3つの広場は一括してユネスコの世界遺産に登録されています。
中でもナンシーの顔であり、街の中心となっている「スタニスラス広場」は元ポーランド国王スタニスラス・レスチンスキーによって発案され、その名が付けられました。
実はスタニスラスの娘はルイ15世の妻となったマリー・レクザンスカ。80人もの候補から選ばれ、フランス王の義理の父という地位を得ました。
フランスに亡命していたスタニスラスは、ルイ15世からロレーヌ公国を譲られ、1738年からロレーヌ公として晩年を過ごします。
また、ナンシーと言えばアール・ヌーヴォー。
アール・ヌーヴォーが発展した背景には悲しい歴史がありました。
1870年、普仏戦争が勃発。プロイセンがフランスに勝利し、メッスやストラスブールなどアルザス=ロレーヌ地方全域とロレーヌの一部を失います。
フランスに留まることを希望する多くのフランス人のために、ナンシーは大きな受け入れ先となり、そこに含まれていた多くの文化人たちの活動がナンシー派となり、アール・ヌーヴォーの発展につながりました。
おすすめ観光の周り方
ナンシーはそれほど大きな街ではありません。まる1日あれば主要スポットをまわることができます。
ナンシー駅に着いたらまずは中心のスタニスラス広場へ。歩いて10分ほどの距離です。
1番の見どころは、やはり1983年に世界遺産に登録された3つの広場「スタニスラス広場」、「カリエール広場」、「アリアンス広場」でしょう。
またアール・ヌーヴォーの作品が集まる美術館をはじめ、アール・ヌーヴォー様式の商店や銀行、個人邸宅などが街中に残され、目を楽しませてくれます。
シティパスを活用する
ナンシーには美術館・博物館や公共交通機関に行き放題&乗り放題の「ナンシーシティパス」があります。
- ナンシー美術館
- ナンシー派美術館
- マジョレル邸
- ナンシー博物館・美術館
など10箇所(2023年11月現在)
24時間 | 48時間 | 72時間 | |
---|---|---|---|
ソロパス 大人1人 |
20ユーロ | 30ユーロ | 35ユーロ |
ペアパス 大人2人 |
35ユーロ | 50ユーロ | 65ユーロ |
ユースパス 26歳未満 |
5ユーロ | 10ユーロ | 15ユーロ |
対象美術館への入場が無料になるだけでなく
- ナンシーのバス・トラム乗り放題
- 観光局ガイド付きツアー(要予約)
- 観光列車(Petit train)
- 観光局ショップで15%割引
など盛りだくさんの内容。
当ページでご紹介する人気観光地の「ナンシー美術館」「ナンシー派美術館」「マジョレル邸」すべてに行くなら入場料よりも24時間ソロパスの購入がお得!
ぜひ利用してみてくださいね。
近隣の観光スポット
ナンシーから車で約1時間で行ける観光地もあります!
ロレーヌ地方を鉄道やレンタカーを使って周るのは大変おすすめです。
- メッス
- ストラスブール
- ルクセンブルク
ナンシーの観光名所と見どころ
ナンシーで最も有名な場所はスタニスラス広場。ナンシー観光の拠点となる場所で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
広場の周辺は由緒ある建物が立ち並び、街の至るところでアール・ヌーヴォーを見つけることができます。
スタニスラス広場(Place Stanislas)
ナンシーの観光は、まずスタニスラス広場からスタートします。
もともとこの広場は国王広場と呼ばれていましたが、フランス革命後、ロレーヌ公としてこの地を治めた元ポーランド国王スタニスラス・レスチンスキーの名前が付けられました。
スタニスラス・レスチンスキーは、フランス王ルイ15世の妃マリー・レクザンスカの父で、ポーランド国王およびリトアニア大公の後、ロレーヌ公となりました。
1755年にフランス国王を称え、広場にルイ15世の像を設置しましたが、革命時に破壊されました。
その後、スタニスラスの像が設置され、広場もスタニスラス広場に改称。
広場の設計はナンシー出身の建築家エマニュエル・エレによるもので、金属細工の施されたロココ様式の美しい鉄柵が見どころです。
隣接するカリエール広場、アリアンス広場とともに世界遺産に登録されています。
スタニスラス広場 | |
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住所 | Pl. Stanislas, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | ナンシー美術館から徒歩1分 |
カリエール広場(Place de la Carrière)
スタニスラス広場とアリアンス広場とともに世界遺産に登録されているカリエール広場は、スタニスラス広場からエレ門を抜けたところにあります。
スタニスラス広場と同様に建築家エマニュエル・エレによって設計されました。
カリエール広場 | |
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住所 | Pl. de la Carrière, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | ナンシー美術館から徒歩4分 |
アリアンス広場(Place d’Alliance)
アリアンス広場はスタニスラス広場の数百メートルほど東にある広場で、18世紀に整備されました。
スタニスラス広場とカリエール広場とともに世界遺産に登録されています。
アリアンス広場 | |
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住所 | Pl. d’Alliance, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | ナンシー美術館から徒歩5分 |
ナンシー美術館(Musée des Beaux-Arts de Nancy)
スタニスラス広場に建つナンシー美術館は、1793年にスタニスラス宮殿のパビリオンの一角に創設されました。
アール・ヌーヴォーをテーマにした世界でも唯一の美術館として、世界中からファンが訪れます。
ルーベンス、ドラクロワ、モネ、ピカソ、モディリアニ、カラヴァッジョなど有名画家の作品を所蔵するほか、ロレーヌ地方出身の画家クロード・ロランやエミール・フリアン、ヴィクトール・プルーヴェ、ジュール・バスティアン=ルパージュ、ガラス作家ドーム兄弟の作品などのコレクションも充実しています。
ナンシー美術館 | |
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住所 | 3 Pl. Stanislas, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | スタニスラス広場から徒歩1分 |
時間 | 10:00-18:00 |
定休 | 火曜日、1月1日、5月1日、7月14日、11月1日、12月25日 |
料金 | 大人10ユーロ、26歳未満無料 |
HP | https://musee-des-beaux-arts.nancy.fr/ |
ナンシー派美術館(Musée de l’École de Nancy)
ナンシー派美術館は、ナンシー派の収集家で重要なパトロンであったウジェーヌ・コルバンの邸宅を改装し、1964年にオープンした美術館です。
ナンシー派の芸術家、職人、産業界、そしてナンシー市の協力のもと40年の歳月をかけて作り上げた美術館で、室内空間がそのまま展示室として活かされています。
最大の見どころは、なんといってもエミール・ガレのコレクション。
ガラス工芸や家具など、ガレとナンシー派の作品が一堂に会することができます。
ナンシー派美術館 | |
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住所 | 38 Rue Sergent Blandan, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | 10・11・16線バス停パンルヴェから徒歩3分 |
時間 | 10:00-18:00 |
定休 | 月・火曜日、1月1日、5月1日、7月14日、11月1日、12月25日 |
料金 | 大人7ユーロ、26歳未満無料 |
HP | https://musee-ecole-de-nancy.nancy.fr/ |
マジョレル邸(Villa Majorelle)
マジョレル邸はアール・ヌーヴォー様式の家具職人ルイ・マジョレルの邸宅だった場所で、マジョレル自身が内装を手がけたため、家の至るところにアール・ヌーヴォー様式を見ることができます。
アール・ヌーヴォー建築の傑作と称され、2011年に歴史的建造物に指定されました。
マジョレル邸 | |
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住所 | 1 Rue Louis Majorelle, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | ナンシー派美術館から徒歩9分 |
時間 | 14:00-18:00 |
定休 | 月・火曜日 |
料金 | 大人6ユーロ、26歳未満無料 |
HP | https://villamajorelle-nancy.tickeasy.com/fr-FR/billetterie |
ナンシーで泊まりたいおすすめホテル
普段はわたしが実際泊まったホテルや、ホテルを選ぶ際に重視している立地や料金を元におすすめホテルを紹介しています。
ナンシーはフランスの中でも比較的ホテルの料金がリーズナブル。
短い滞在なら駅前のホテルがおすすめです。
わたしが、ナンシーでご紹介したいホテルは3箇所。
中心地まではそれほど離れているわけではありませんが、すぐに荷物を預けて身軽になると後々の疲れが違います。
↓観光地との位置関係はこんな感じ
ル・グラン・トテル・ド・ラ・レーヌ(Le Grand Hôtel de la Reine)
街で一番のホテルを選ぶなら、創業1889年、伝統と格式あるル・グラン・トテル・ド・ラ・レーヌをおすすめします。
王妃の館という名前にふさわしい名門ホテルです。
スタニスラス広場に面し、隣はオペラ座という立地。夜のプロジェクションマッピングを楽しむにも最適です。
駅前のホテルなら、メルキュールホテルとベスト・ウエスタン・プリュス・クリスタルホテル&スパが便利です。
ナンシーで絶対買いたいおすすめ土産
マカロン
ナンシーのマカロンはパリのマカロンより歴史が古く、アーモンドと砂糖、卵白を使ったシンプルな焼き菓子です。
表は固くひび割れしていて、中は柔らかくしっとりとしています。
修道院で作られていたマカロンのレシピを今も引き継ぐマカロンの老舗「Maison des soeurs macarons」では、昔ながらのマカロンの味が楽しめます。
メゾン・デ・スール・マカロン | |
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住所 | 21 Rue Gambetta, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | ナンシー(Nancy)駅から徒歩4分 |
時間 | 9:30-19:00(月曜日のみ14:00-19:00) |
定休 | 日・月曜日の午前中 |
HP | http://www.macaron-de-nancy.com/ |
ベルガモット・キャンディ
ベルガモット・キャンディは、ロレーヌ産のベルガモット(柑橘)を使ったキャンディで、「ベルガモット・ド・ナンシー」と呼ばれています。
マカロンと同様にナンシーの名物で、お土産屋さんで必ず目にするキャンディです。
ベルガモット・キャンディをお土産にするなら、老舗スイーツ店「Lefèvre Lemoine」がおすすめです。
スタニスラス広場の門が描かれたレトロなキャンディ缶が人気で、映画「アメリ」で一躍有名になりました。
ルフェーヴル・ルモワーヌ | |
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住所 | 47 Rue Henri-Poincaré, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | ナンシー(Nancy)駅から徒歩4分 |
時間 | 8:30-19:00(日曜日のみ12:30まで) |
HP | http://www.lefevre-lemoine.fr/ |
ナンシーで絶対食べたいおすすめグルメ
キッシュ・ロレーヌ
ナンシーの代表的な郷土料理はキッシュ・ロレーヌ。
その他に、お土産でも紹介したマカロン、ベルガモットキャンディー、ババオラムが名物。
ナンシー市長によると、日本食も大変人気で、Maison Kanazawaやナンシーの中央市場にあるAu Petit Japon、一風堂など数々のお店が見つかります。
ブラッスリー・エクセルシオール(Brasserie L’Excelsior)
どこで食事しようか迷ったなら、ブラッスリー・エクセルシオールをおすすめします。
1911年創業の老舗ブラッスリーで、地元のフランス人からも人気のため、日付がわかっているなら予約しておいた方がいいでしょう。
美しい内装にうっとりしながら、どっぷりアール・ヌーヴォーの世界に浸ってください。もちろん美味しいロレーヌ地方の郷土料理も楽しめます。
ブラッスリー・エクセルシオール | |
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住所 | 50 Rue Henri-Poincaré, 54000 Nancy 地図 |
行き方 | ナンシー(Nancy)駅から徒歩4分 |
時間 | 8:00-00:30(日・月は23:00まで) |
HP | https://www.brasserie-excelsior-nancy.fr/ |
ナンシーへの行き方・アクセス・最寄り駅
ナンシーの主要都市と観光地の位置関係を確認するためグラン・テストエリアについてマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、パリ経由でTGV inOui(新幹線)で直接移動する方法、長距離バスを使う方法などが主な交通手段となります。
パリから電車で行く場合
パリの東駅(Gare de l’Est)からナンシー駅(Nancy-République)まで最短でTGV inOuiで約98分。
シャルルドゴール空港からは70分で到着します。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
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クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリからバスで行く場合
パリのベルシー(Bercy)からナンシー(Nancy, Parking Ile de Corse)まで約5~6時間の長旅です。
直通の本数は少なく、多くはリヨン経由になるものも多いので購入時は注意してください。
バスのチケットは各バス会社のウェブサイトから購入できますが、ここでもわたしは鉄道と同じくOmioでの事前購入を推します。
なぜなら、違う会社のバスと金額や時間を比較しやすいから。
- BlaBlaCarBus(旧OUIBUS)
- Flixbus
パリから車で行く場合
- 走行距離約385km
- 約4時間
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
ナンシーの治安
スリ対策の基本
ナンシーの治安は比較的良好です。
昼間は旅行者で賑わう場所なので、荷物に気をつけていれば特段問題なく観光できますし、大通りであれば夏の夜のお出かけも問題ありません。
とはいえ、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
また、空港からホテルまでの移動はバスや電車が手軽ですが、最近はスリも増えています。せっかくの旅行が台無しにならないよう、タクシーや送迎を使うという手もあります。
特にハイブランドで買い物をした場合はケチらず安心を買いましょう。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
ナンシーをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏
ナンシーのベストシーズンは、6月~9月中旬頃です。
ロレーヌ地方は暖かく乾燥した大陸性気候で、日照時間の長い時期に訪れるのがおすすめです。
夏の間は、毎晩スタニスラス広場の建物にプロジェクション・マッピングが施され夜の街を鮮やかに彩ります。
サン・ニコラ祭
フランス東部の冬のハイライトと言えば、ストラスブールのクリスマスマーケットとナンシーのサンニコラ祭り!
ナンシーの伝統的なお祭り、サン・ニコラ祭が開催されるのは11月~1月初旬(今年は2023年11月24日から2024年1月7日)です。
子供の守護神サン二コラと3人の子供の伝説を語るイベントで、美しいプロジェクションマッピングや行進が見どころ。
マルシェもとても楽しいですよ!
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
ナンシーまとめ
ナンシーは、アール・ヌーヴォーの代表的なアーティスト「エミール・ガレ」や「ドーム兄弟」などを多く輩出しました。
ヨーロッパ屈指のアール・ヌーヴォーの街ナンシーへは、TGVを使えばパリから気軽に行くことができるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ナンシー | |
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住所 | 54000 Nancy 地図 |
行き方 | パリの東駅(Gare de l’Est)からTGVでナンシー駅(Nancy-République)まで最短でTGV inOuiで約98分 |
HP | https://www.nancy-tourisme.fr/ja/ |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!