念願だった7年ぶりのパリへ出かけてきました。大学時代に訪れたはじめてのヨーロッパがフランス。
それ以来フランスに恋すること約20年。7度目のフランス、6度目のパリは最高で、またひとつ人生の宝物が増えたような気がします。
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このページの目次
パリ女子ひとり旅!《7泊8日フランス旅行記7日目》
昨日は小さなトラブル続き(スリ未遂、SIMカード、メトロチケットの磁器不良)で少し疲れてしまったので今朝はゆっくり家族と電話し8時半頃ホテルを出た。
フランスボックスでは現在パリ在住のライターさんにも協力してもらって記事を作成しているのだけど、立ち上げ当初からずっとお世話になっているミモザさん(在パリ16年)とついにお会いできることに!
もう2年くらいの付き合いになるというのに、会うのはおろか話したことすらなく、旅行直前に初めて電話させていただいた。
今日のハイライトは
ミモザさんと一緒に周るパリ!
そして、数年前からFacebookでゆる~く繋がっていたこちらもまたパリ在住のお姉さま、Hirokoさんと急遽ご一緒することになった夕食である。
旅先で在住者と過ごせるというのがこんなにも楽しく刺激的だとは夢にも思わず感動の1日となった。
コンシェルジュリー
コンシェルジュリーと言われても、どんな場所なのかよくわからず行き先リストに入っていなかったのだが、サントシャペルの隣でセット入場する人も多いと聞いて行ってみることに。
実はコンシェルジュから由来しているらしく、マリーアントワネットが処刑される前に投獄されていた歴史的に重要な場所だった。
どちらもミュージアムパスを使って無料なので、もう一度サントシャペルも覗いていくことにした。
あまり日が差していなかったので、前回との違いも感じられて良い。
わたしはあまり同じ場所へ何度も行かないので馴染みの場所というのが多くない。
3回以上行った都市は片手で数えられるくらいかな。
パリも7日目となると、なんとなく知っている道や知っているお店が増えて楽しい。
サントシャペルを一度出て、30mほど歩くとコンシェルジュリーの入り口だ。
牢獄として使われていただけあって他の華やかな施設と比べて質素で暗い雰囲気。
革命時に牢獄だったスペースは、現在展示スペースになっており、フランス革命の歴史を紹介している。
とにかく知識がなかったので、帰国後も結構色々調べて勉強した。フランス革命、マリーアントワネットの処刑、ナポレオンの台頭。
このあたりはフランス史でも超重要かつおもしろいところなので、ぜひ行く予定がなくてもコンシェルジュリーの個別記事を読んでみて欲しい。
マリーアントワネットゆかりの場所だけあってお土産のセンスはなかなかのもの。
暗い場所とは裏腹に、ついついに手に取りたくなるおしゃれな文房具や雑貨がたくさんあるので要チェック!
関連記事コンシェルジュリーへ行ってきた!行き方・入場料・見どころ料金徹底ガイド
コンシェルジュリー | |
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住所 | 2 Boulevard du Palais, 75001 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Cité駅 メトロ1,4,7,11,14号線Châtelet駅 |
時間 | 9:30-18:00 |
定休 | 5月1日、12月25日 |
料金 | 13ユーロ 18歳未満無料 ミュージアムパスOK |
HP | http://www.paris-conciergerie.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
この辺りでSIMカードのデータが完全になくなったのか、スマホがほとんど使い物にならなくなった。
バスを待っているもなかなか来ない。
ミモザさんとの待ち合わせ時間もあるし、次の目的地であるケ・ブランリー美術館まではタクシーで向かうことに。
ケ・ブランリー美術館
ケ・ブランリー美術館と聞いてどんな印象を受けるだろうか。
正直なところ、わたしは何の印象も浮かんでこなかった・・・。
有名なところを優先的に周ってきたため、7日目ともなると前知識がかなり乏しい場所が増える。
パリミュージアムパスの対象施設になっていたので名前は知っていたけれど、全然パリっぽくないし、その他の美術館でお腹いっぱいなので在住者やリピーターでなければなかなか足を運ぶ機会はないだろう。
しかし、ここがまたかなりのおもしろスポットだった。
正直なところ、はじめてのパリで1週間以内の滞在ならケ・ブランリーへ来る必要はないと思う。
ただ、長期滞在や在住者や、西洋の美術品にいまいち興味がでないなんて方がいたらぜひ足を運んでみて欲しい。
ケ・ブランリーはオセアニア、アジア、アフリカ、南北アメリカの民族美術コレクションを楽しめるヨーロッパではなかなか珍しい美術館。
まず外観、そして庭に足を踏み入れた時点で目を惹くデザインになっている。
ちょうど春風が吹いて、何をせずとも歩いているだけで本当に気持ちが良い。
今回の滞在は本当にハードスケジュールで、気が抜けない日が続いたのだけど、この時だけは風や木々の匂いを感じ、心がホッと休まるような瞬間だった。
中の展示も子供心をくすぐるようなものが多く、1時間という短い時間ではあったが、終始ワクワクが止まらない滞在だった。
きっと、こんな風に観光客にとっては知名度は高くないけど楽しめるような場所って世界中にたくさんあって、わたしはそれを死ぬまでにできる限り探して足を運ぶんだろうな。
歳をとっても、見たことのない場所へ行ってみたいという欲求だけは子供のころのまま。
できれば生涯現役で、歩けなくなるまで旅を続けたいな。
関連記事ケ・ブランリー美術館へ行ってきた!行き方・入場料・見どころ徹底ガイド
ケ・ブランリー美術館 | |
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住所 | 27, quai de Branly, 75007 Paris 地図 |
最寄 | メトロ9号線Iéna駅 メトロ6号線Boissière駅 |
時間 | 10:30-19:00 木曜のみ22:00まで |
定休 | 月曜日、5月1日、12月25日 |
料金 | 〈常設展+特別展〉大人14ユーロ 18歳以下無料 ミュージアムパスOK |
HP | http://www.quaibranly.fr/en/ |
そんなことを考えている間に待ち合わせ時間が近づいてくる。
美術館を後にし、エッフェル塔を抜け、約束のトロカデロ広場へ向かう。
スマホが使えないので、無事会えるか不安になり、近くにいた日本人の学生にちょっとだけWiFiを借りてミモザさんへ連絡をいれておいた。
トロカデロ広場
昨日までスムーズに連絡がとれていたのに、急に返信遅くなって不信に思われていないだろうかと思いつつ、トロカデロ広場へ無事到着。
広い上に、かなり人も多かったので少し焦ったけれどなんとか合流。
ミモザさんは笑顔がとても素敵で、想像以上にチャーミングな人だった。
文章ではお互い簡潔なやり取りしかしていなかったので、どんな方なのか全く想像できなかったのだけど、素敵なパリジェンヌと1日過ごせることに胸が躍る。
わたしのメトロチケットが磁器不良で使えないのに、駅員に全く相手にしてもらえず悔しい思いをしていたのだが、ミモザさんが交渉するとすぐに磁気を投入してもらえた。
これはミモザさんに書いてもらった「フランス人の国民性・人種・特徴をパリ在住ライターが徹底解説!」を読むとよくわかってもらえると思う。
今回滞在中に接したパリの駅員は9割方かなり冷たかった。
5、6人たらい回しにされ「あなたのせいで使えないのだから買い直して」と言われ本当に悲しい気分になる。
嫌な思い出1位がスリ未遂で、2位が駅員との攻防だな。その他はみんな優しくてよかった。
チケットが復活して一安心。あたりの有名なカフェ、カレットやパリで人気のパティスリーなどを紹介してもらいながら街歩き。
カレット 本店 | |
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住所 | 4 Place du Trocadéro et du 11 Novembre 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ6,9号線Trocadéro駅 |
関連記事トロカデロ広場と庭園へ行ってきた!行き方・営業時間・見どころ徹底ガイド
わたしがどんな記事を書いているか知っているので、記事になりそうな場所や、ちょっとツウ好みの場所を次々と案内してくれる。
ザーッと突然強い雨が降ってきたので、まずはランチをとることにした。
それにしてもパリのパティスリーは斬新なデザインのケーキがたくさんあって見ていて飽きないなぁ。
ランチ(Le Galliera)
ランチはフレンチ定番のフォアグラやエスカルゴが食べたいとリクエストしておいた。
雨を避けるように小走りでミモザさんが選んでくれていたブラッスリー「Le Galliera」に入る。
誰かととれる食事というのも嬉しいし、フランス語が堪能なミモザさんに注文をお願いできるというのも気が楽でほっとする。
ひとりだと時々メニューが読めなくて、食べたいものをうまく注文できないことがある(笑)
大好きなバゲットとエスカルゴが到着!
牛肉のタルタルに、フォアグラとまさにフランスで食べたい王道メニュー!
フランスでの外食は少し高いなと思うことも多いけれど、ボリュームを考えると納得。
日本でだってこのボリュームと味なら結構な値段になるでしょう。
食事が終わるころには雨が弱まり、十分歩けるお天気に変わった。
ブラッスリーから、マルシェを抜け、パッシープラザまで歩く。
マルシェ・プレジダン・ウィルソン(Marché Président Wilson)
次に向かったのがミモザさんがぜひ案内したいと教えてくれたマルシェ!
パリの高級住宅街にあるマルシェ・プレジダン・ウィルソンは、クオリティーの高い食材が並び、他のマルシェに比べ、値段もやや高め。
しかし、ここには星付きレストランのシェフ達が仕入れにくるほど有名なJöel Thiébault氏のスタンドがあって、野菜がとっても美味しいらしい。
野菜作りの名人と呼ばれ、いつも長蛇の列ができているほど大人気店。珍しい野菜も並んでいて見ているだけで楽しい。
一流シェフと同じお店で気軽に買い物できるとはなんとも羨ましい限り。
今回の旅ではマルシェで食べ物を買う機会があまりなかったけれど、次に来た時はテイクアウトしてホテルでゆっくり食べてもいいかもしれない。
マルシェ・プレジダン・ウィルソン | |
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住所 | Avenue du Président Wilson 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ9号線 Iéna駅すぐ |
営業時間 | 7:00-14:30(水) 7:00-15:00(金) |
トロカデロに戻り、パリジェンヌ御用達のショッピングモール、パッシープラザまで歩く。
歩いている間、ずっと聞きたかったミモザさんの家族の事、フランスに住むことになったきっかけ、パリでの暮らしや子育ての話をたくさん聞くことができた。
初めて会ったとは思えないほど、会話は弾み、終始楽しい時間。
昨日までに行った、数ある観光地ももちろん最高だけれど、こうやって誰かと《外国の街を歩く》ということが記憶に残ることも多い。
パッシー・プラザ
パッシープラザは人気の高級住宅地パッシー地区にあり、地下にはスーパーマーケットのモノプリ、1階部分にはZARA home、ロクシタン、ユニクロなどが入ってる。
ロクシタン
わたしのブログでも人気のあるロクシタン記事を最新情報に更新するため、店内をササッと探索。
ミモザさんも日本へ帰国する時のお土産に時々購入するみたい。
やっぱり人へのお土産って全然知らないブランドより、有名ブランドの方が喜ばれることが多い。
おもしろくはないかもしれないけれど、定番だし、ハズレがないので限定品など見つけて買ってみてはどうだろう。
Accessorize
また、ミモザさんの娘さんお気に入りのショップAccessorizeも教えてもらった。
女の子が喜びそうなカラフルでポップな雑貨や水着がとっても可愛い♡
去年から今年にかけて、世界中どこへ行ってもユニコーン、パステルカラー調のレインボーカラーが流行していた。
わたしはいかにも女の子らしいカラーよりグリーンやブルーが好きだけれど娘はカラフルなものが大好きなのできっと気に入ると思う。
もう少し大きくなったらパリへ連れてきて色んなものを一緒に選んだりしたいな。
マルシェ前に置かれたミモザの花。春の訪れを感じる。
外国のお花屋さんの写真を撮るのってすごく楽しい。
いつも滞在が短いので購入したことはないけど、同じ場所へ1ヶ月くらい滞在して、部屋に花を飾ったりしたらまたそれも素敵だろうなぁ。
「パリのフルーツや野菜って本当にディスプレイが上手で、どれも美味しく見えるんですよ。」とミモザさんが教えてくれた通り、本当にどこもかしこも高級店のような飾り付け。
小さな頃からたくさんアートに触れてみんな美的センスが磨かれているのかな(笑)。
次に向かったのは在住者がこぞっておすすめするLa Grande Epicerie de Paris。
ラ・グラン・エピスリー・ド・パリ右岸店
美味しいものが買いたいならここ!
ボンマルシェの食品館La Grande Epicerie de Parisはリーズナブルとはいえないかもしれないが、どれもこれも美味しそうなものでいっぱいだ。
お土産は翌日まとめて買おうと思っていたけれど、ミモザさんのおすすめを聞きながら買い物したほうがいいと思い立ち、ここだけで200ユーロ近く買い物してしまった。
プライベートの旅行なら、ちょっと節約心がでて金額を気にしてしまうところだが、今回は出張だし、お土産のレビュー記事を書かなければいけない。
ブログのためと思うと財布の紐も緩み、いまだかつてない充実したお土産ショッピングを楽しめた(笑)
結果的にその後数ヶ月間、コロナのせいで一切海外へは行けなくなってしまったので、パリで思う存分散財しておいて本当によかったと心から思う。
ラ・グラン・エピスリー・ド・パリ右岸店 | |
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住所 | 80, rue de Passy, 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ9号線La Muettte駅 |
営業時間 | 8:30-21:00(月〜土) 9:00-12:45(日) |
HP | https://www.lagrandeepicerie.com/en/rive-droite |
パッシー通りのブティックを眺めながら次に向かったのはマルモッタンモネ美術館。
マルモッタンモネ美術館
マルモッタンモネ美術館はその名の通りモネの絵画がコレクションされ、その数世界最大で。
ねるちゃんから、かなりおすすめと聞いていてとても楽しみにしていたのだけど、まさかの大行列!
ミモザさんも何度もこの前を通っているけど、こんなに行列ができているのは初めてというほど混み合っていた。
なぜだろうと近くまで行ってみると、なるほどセザンヌの企画展が始まったばかり。
旅行者ではなく地元のパリジャンが並んでいるみたい。
並ぶか迷ったけれど、時間ももったいないので明日の朝一で再訪することにし、急遽ミモザさんからおすすめされていたジャックマールアンドレ美術館へプラン変更。
この急遽予定変更のおかげで、パリの美術館を10倍楽しむコツという記事が誕生した。
美術館の休館日や企画展を事前に確認しておこうという内容で、パリ以外の旅行先でもだいたい流用できると思うのでぜひ読んでみて欲しい。
というわけで、マルモッタンモネの記事は8日目の記事をお楽しみに!
マルモッタン・モネ美術館 | |
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住所 | 2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris 地図 |
最寄り | メトロ9号線La Muette駅 |
時間 | 10:00-18:00(火-水、金-日) 10:00-21:00(木) ※最終入場時間 閉館30分前まで |
定休 | 毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 14ユーロ 18歳以下9ユーロ |
HP | http://marmottan.fr |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
翌日も再訪したのでわかったのだけど、地図を見ての通りマルモッタンモネは主要観光エリアの端っこにあるうえに最寄りの駅からも少し歩くのであまりアクセスがよくない。
時間に余裕があるなら緑いっぱいのこの辺りを歩くのも楽しいけれど、効率的に周るならバスやタクシーが使えたほうが楽かも。
再び雨が降ってきて、わたしたちはバスでジャックマールアンドレへ向かうことにした。
ジャックマールアンドレ美術館
ジャックマールアンドレも、ブログを始めるまでちっとも知らなかった。
ケブランリーと同じく、在住者からの評価がとても高くかなりおすすめの穴場スポット!
ジャックマール・アンドレ美術館は、熱狂的な美術品コレクターでもあった銀行家のEdouard Andréとその妻で画家のNélie Jacquemartの個人邸宅を改装したもの。
あの人気漫画「ベルばら」でオスカルの家のモデルにもなったと言われており、多くのベルばらファンからも人気の場所となっている。
個人の邸宅とはとても思えない。日本のお金持ちとはまた次元が違う別世界。
さりげなくボッティチェリが飾ってあったりするすごさが分かるだろうか…。
一番素敵だなと思ったのが、写真の温室。
こんな都会のど真ん中で、太陽の光がたっぷり降り注ぐ家に住めるって素晴らしいと思うよ、本当に。
一通り美術品の鑑賞を楽しんだ後は、記事を書いて以来ずっと来てみたかった「カフェ・ジャックマール・アンドレ」へ。
なんと美術館内のカフェで子供たちの誕生日会も開けるのだとか!
たまたまこの日も誕生日絵がおこなわれ、子供たちだけの楽しく特別な時間を過ごしていた。
テーブルには完全に子供の姿しか見えず、親はどこに??と気になるほど。
フランスでは日本と違って子供がパーティーの間、親は親同士でカフェを楽しんでいたりするのだとか。
小さい頃から美術館へ課外授業へ行ったり、誕生日会を開いていれば、アートが特別なものではなく、生活や人生の一部になるんだろうな。
娘の誕生日会をここでやるのはさすがに叶わないと思うけど、出来る限りアートを身近なものにしてやりたいと強く感じた体験だった。
関連記事ジャックマール・アンドレ美術館へ行ってきた!行き方・見どころ・チケット徹底ガイド
ジャックマール・アンドレ美術館 | |
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住所 | 158, boulevard Haussmann 75008 Paris 地図 |
最寄り | メトロ9号線Saint-Philippe du Roule駅 メトロ9,13号線Miromesnil駅 |
HP | https://www.musee-jacquemart-andre.com/en/home |
あっという間に時間が来て、ミモザさんとお別れの時間。
わざわざ時間を作って案内していただいた上、パリの素敵なお土産までいただき感動の1日だった。
名残惜しいが、また次回パリで再会できるのを楽しみにいったんホテルへ戻る。
夕食はFacebookで繋がりのあったHirokoさんが、たまたまわたしが泊まったホテルの近くに住んでいたためご一緒出来ることに。
日が暮れたころ合流し、わがままを聞いていただき、一緒にファーマシー(薬局)のお買い物に付き合ってもらった後夕食へ向かう。
ファーマシーモンジュ
残りの重大ミッションのひとつ、パリの薬局でのお買い物。
このファーマシーモンジュとシティファルマが2大人気薬局店という感じでとにかくアジア人旅行者で溢れかえっている。
薬局での買い物が一番難しく、日本と同じ商品を見つけるのが至難の業!
フランス語のわかるHirokoさんに見てもらっての買い物ですらとても大変だった。
そもそも日本とフランスの商品仕様が違って全く同じ商品の取り扱いがないものが多かったので、早めに店員に聞いてみたほうがいいと思う。
もし目当てのもの、目当てのものに近い商品があれば日本の半額以下で帰るのでぜひゲットしておこう。
いくつかわたしのおすすめ商品を紹介しておく。
シャンプートリートメントメントで人気のあるクロラーヌも購入してみたのだけど、わたしには合わなかったようで全然髪が潤わずバサバサになって途中で使うのをやめてしまった。
水も髪質も違うから、コスメ系は結構難しいな。
ディナー(La Bièvre)
そろそろ胃も疲れてきて、できれば野菜がたくさん食べたいとリクエストしたのでHirokoさんがクスクスのお店をセレクトしてくれた。
クスクスは北アフリカの料理で、モロッコで食べて以来好きになった食べ物のひとつ。
モロッコ含め、アフリカはヨーロッパの植民地だった時代も長いから関係は深い。
わたしは植民地についてすごく興味があって、旅行に行く度に「占領していた国のことをどう思っている?」といろんな人に聞くのだけど、
大抵の場合「よく思っている、少なくとも悪い感情はない」という回答でおもしろい。
野菜たっぷりでほっとする。子供の頃は野菜嫌いだったのに、大人なると野菜を欲する不思議。
このお店はHirokoさんも初めてだったらしいのだけど、フランスの元大統領ミッテランが通ったことで有名なのだとか。
Hirokoさんが大統領のクスクスという料理を注文したら、すごいボリュームのお肉もついてきた!
食事をとりながら、Hirokoさんの生活、お仕事の話をしていただいた。
元々映画の仕事をしたくてパリにわたり、今もその仕事を続けながら子育てや別のお仕事もしているタフな女性だ。
なかなか初対面では話しづらい政治や教育のこと、文化や歴史のこと、色んな話ができて短い時間ではあったけれど会えてよかった。
パリでミントティーが飲めるのも嬉しい。お腹も心も満たされたパリ7日目。
結婚しても、出産してもこんな風に過ごしたいと強く強く願い、努力してきただけにちょっと涙が出そうな夜だった。
パリ女子ひとり旅!《7泊8日フランス旅行記7日目》
会社をやめてフリーランスになり、仕事で関わる人の数はとても少なくなったけれど、ブログを通して出会った人たちは大げさでなく本当に素敵な人たちばかり。
会社員を続けていたら決して知り合うこともなく、ましてや外国で実際に会えるなんてことは絶対になかったと思うと、当時の決断を自分でほめてやりたいです。
会社員時代にも好きな先輩や仲の良い先輩がいないわけではなかったけれど、《こんな風になりたい》と思える人はほとんどいませんでした。
今回のパリ旅行では、外国で強くしなやかに生きる美しい日本人女性に会えたことで、自分のやりたいことが少しずつ固まっていくのを感じることができました。
次回、パリ最終日、その後イタリアフィレンツェに向かいます。
前日の記事を読む《6日目》パリ市内観光・モンパルナス/ルイヴィトン財団/エルメ/オペラ座/ルーブル
翌日の記事を読む《8日目》パリ市内観光・サンスタッシュ/マルモッタン/ショコラティエ/百貨店/パンテオン
8日間の旅行記一覧は「旅行記カテゴリー」で観光地ごとに検索できるので、その他の旅行記が読みたい方はぜひカテゴリーからご覧ください。
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!