フランス南西部アルズー渓谷の絶壁にあるRocamadourは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路としてユネスコの世界遺産に登録されています。
当ブログ「フランスボックス」では、巡礼地として有名なロカマドゥールの見どころをご紹介していきます。
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このページの目次
ロカマドゥールの観光情報
歴史
ロカマドゥールは、キリスト教の重要な巡礼地の1つ。
1166年にロカマドゥールで、聖アマドゥールの遺骸が腐敗せず完全に保存された状態で見つかりました。
それ以来、歴代のフランス国王をはじめ、たくさんの巡礼者がこの地を訪れるようになります。
ロカマドゥールの地名は、「la roque de Saint Amadour」=アマドゥールの岩に由来するもの。
聖アマドゥールの遺骸を納めた地下礼拝堂とサン・ソヴール・バジリカ聖堂(Basilique Saint-Sauveur)は、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一部としてユネスコの世界遺産に登録されました。
おすすめ観光の周り方
村の一部は世界遺産に登録されており、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路になっています。
ロカマドゥールは、サンクチュアリ(聖域)とシテ(街)に見どころが集まっています。
現地ツアーで周る
ロカマドゥールに行ってみたいなら、バスの観光ツアーがおすすめ。
日本語ガイド付きのツアーは見つかりませんでしたが、英語ドライバーというだけならそこまでの英語力は求められないと思われます。
ロカマドゥールの観光名所と見どころ
ロカマドゥールの村は、3つの階層から成りたちます。
上層部に城、中層部に礼拝堂などのサンクチュアリ(聖域)、下層部にシテ(街)と分かれています。
シテと呼ばれる門前町には、ホテルやレストラン、お土産ショップが立ち並び賑やかな雰囲気。
「巡礼者の大階段(Grand escalier des pèlerins)」と呼ばれる216段の階段は、シテから上方のサンクチュアリへと通じています。
ここにはサン・ソヴール・バジリカ聖堂に付属する6つの礼拝堂があります。
ノートルダム礼拝堂(Chapelle Notre-Dame)
「奇跡の礼拝堂」と呼ばれているノートルダム礼拝堂(聖母マリア礼拝堂)には、有名な「黒い聖母子像(黒いマリア像)が黄金装飾の祭壇の最上部に納められています。
またノートルダム礼拝堂の右隣の地下には、聖アマドゥールを埋葬した地下礼拝堂(Crypte Saint-Amadour)があります。
ノートルダム礼拝堂 | |
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住所 | Rue de la Mercerie, 46500 Rocamadour 地図 |
行き方 | Rocamadour駅からタクシーで約10分 |
時間 | 11月1日-3月30日 8:30-18:30 4月1日-6月30日/9月1日-9月30日 8:00-20:00 7月1日-8月31日 7:00-22:00 10月1日-10月31日 8:00-19:00 |
定休 | なし |
料金 | 無料 |
HP | https://www.sanctuairerocamadour.com/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
聖ミッシェル礼拝堂(Chapelle Saint-Michel)
ノートルダム礼拝堂の左隣には、聖ミッシェル礼拝堂があります。ここでは、12世紀のフレスコ画を見ることができます。
他に、聖アンヌ礼拝堂(Chapelles Sainte-Anne)、聖ブレーズ礼拝堂(Saint-Blaise)、聖ジャン・バティスト礼拝堂(Saint-Jean-Baptiste)、聖ルイ礼拝堂(Chapelle Saint-Louis)があります。
十字架の道(Chemin de Croix)
ロカマドゥールのサンクチュアリを抜けると、「十字架の道」と呼ばれる道があり、その途中には、お城の入り口へと続く道があります。
もともと上層部の城は、巡礼者を守るために作られたものですが、19世紀に改築されています。
城内には2ユーロで入れますが、建物内部の見学はできません。
城壁の上を歩くことができ、そこからサンクチュアリやシテなどの絶景が楽しめます。
十字架の道 | |
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住所 | Pl. du Château, 46500 Rocamadour 地図 |
ロカマドゥールで絶対に買いたいおすすめ土産
ロカマドゥールのチーズ
ロカマドゥールのあるケルシー地方は、山羊の放牧が盛んで、その生乳から作られたチーズが、村の名前でもあるロカマドゥールです。
円盤形のクリーミィなチーズで、山羊チーズ特有のクセがなく、ほんの少し甘味があります。
左側のフレッシュなロカマドゥールは、まろやかでとっても優しい味。右側の少し寝かせたものはギュッと味が濃くなってどちらも美味しいので、ぜひ食べ比べてみてください!
ロカマドゥールの行き方・アクセス・最寄り駅
オクシタニーの主要都市と観光地の位置関係を確認するためマップでまとめてみました。
日本から直行便はないため、どこかで経由してトゥールーズ空港へ入るか、パリや周辺都市からTGV inOui(新幹線)でトゥールーズやボルドーまで行って乗り換えることになります。
トゥールーズからツアーで行く場合
ロカマドゥールに行ってみたいなら、バスの観光ツアーがおすすめ。
日本語ガイド付きのツアーは見つかりませんでしたが、英語ドライバーというだけならそこまでの英語力は求められないと思われます。
パリから電車で行く場合
パリのオステルリッツ駅(Gare d’Austerlitz)からブリーヴ=ラ=ガイヤルド(Brive-la-Gaillarde)まで在来線特急のIntercitésで約4.5時間。
ブリーヴ=ラ=ガイヤルド駅からロカマドゥール駅(Rocamadour)まで普通列車のTERで約40分。
ロカマドゥール駅からロカマドゥールのシテ(街)までタクシーで約10分。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
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フランス国鉄SNCFの乗り方や注意点については「フランス国鉄SNCFのTGVとTERの乗り方・料金支払い方法徹底ガイド」で詳しく解説しています。
パリから飛行機で行く場合
ボルドー経由
パリ・シャルルドゴール空港からボルドー・メリニャック空港まで約1時間15分。
ボルドー=サン=ジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)からブリーヴ=ラ=ガイヤルド(Brive-la-Gaillarde)まで普通列車のTERで約3時間。
トゥールーズ経由
パリ・オルリー空港からトゥールーズ・ブラニャック空港まで約1時間15分。
トゥールーズ駅(Toulouse, Gare Routière)からブリーヴ=ラ=ガイヤルド駅(Brive-la-Gaillarde)までIntercitésで約2.5時間。
航空券をとる場合
スカイスキャナーなど比較サイトで
検索して探すのが一般的ですが
わたしは最近Trip.comで
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サイト自体も使いやすいので
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パリから車で行く場合
- 走行距離約530km
- 約5時間30分
ボルドーからは約260km、トゥールーズからは170kmの距離です。
フランスではオートマ車はかなり少ないです。繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性もあるので早めに予約しておきたいところ。
行く先にもよりますが
繁忙期だと希望の車種が
レンタルできない可能性も…!
直前の予約の場合
値段が高くなるおそれもあるため
日程が決まった段階で予約がベスト
複数レンタカー会社を
日本語で比較できる
klookがおすすめです
日本と違った交通ルールもたくさんあるので、「フランスでレンタカーを借りるなら知っておきたい注意点と交通ルール」を事前にチェックしておきましょう!
ロカマドゥールの治安
ロカマドゥールの治安は比較的良好ですが、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
特に観光地周辺は注意が必要です。
昼間は旅行者で賑わう場所なので、荷物に気をつけていれば特段問題なく観光できますよ。
スリ対策の基本
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
→ エポスカードの保険の付帯条件や特典内容についてもっと詳しく
ロカマドゥールをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏
フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。
どの季節も素晴らしいのですが、やっぱり夏がおすすめです。
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報も詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
ロカマドゥールまとめ
ロカマドゥールは、パリもアクセスしづらい場所にあり、日本人旅行者を見かけることがほとんどありません。
しかし、フランス南西部の中でぜひ足を運びたい素晴らしい観光地です。
フランス好きのリピーターの方にはかなりおすすめなので、次の旅行先として加えていただけると嬉しいです!
ロカマドゥール | |
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住所 | 46500 Rocamadour 地図 |
行き方 | パリのオステルリッツ駅(Gare d’Austerlitz)からブリーヴ=ラ=ガイヤルド(Brive-la-Gaillarde)まで在来線特急のIntercitésで約4.5時間。ブリーヴ=ラ=ガイヤルド駅からロカマドゥール駅(Rocamadour)まで普通列車のTERで約40分。ロカマドゥール駅からシテ(街)までタクシーで約10分。 |
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!