フランスを代表する作曲家のClaude Debussy。
ドビュッシーが生まれた場所は、パリ西部の郊外Saint-Germain-en-Layeという街です。
現在、サン・ジェルマン・アン・レーにあるドビュッシーの生家は小さな博物館として一般向けに公開中。
このページでは、ドビュッシー好きのわたしが、ドビュッシー生家への行き方や見どころを丁寧にご紹介していきます。
- ドビュッシーゆかりの地に行きたい
- 芸術/音楽に興味がある
- 周辺の治安が気になる
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このページの目次
ドビュッシーの生家の見どころ・観光情報
ドビュッシーの生家があるサン・ジェルマン・アン・レーは、ヴェルサイユと並ぶ高級住宅地。
休日はパリの喧騒を離れてゆっくり過ごす…といったパリジャンからも人気のある場所です。
ドビュッシーの生家の他にも、ルイ14世が住んでいたお城「サン=ジェルマン=アン=レー城」や「サン・ジェルマン教会」などの見どころもあります。
街のメインストリートであるパン通り(Rue au Pain)に小さな観光案内所があるのですが、実はその観光案内所がドビュッシーの生家・博物館。
クロード・ドビュッシー
ドビュッシーが生まれたのは1862年。今から150年以上前のこと。
あまりお金持ちではなかったドビュッシー一家。
サン・ジェルマン・アン・レーの小さなお家で、陶器店を営んでいましたが経営が立ち行かなくなりパリへ引っ越しました。
このときドビュッシーはわずか2歳。ドビュッシーが住んでいた期間はたった2年でした。
ドビュッシーはピアノの才能は素晴らしいものがありましたが、女性関係は聞いていられないほどひどく、過去付き合った女性(と妻)が2人も自殺未遂をしているのだとか。
月の光、亜麻色の髪の乙女、2つのアラベスク。ドビュッシーファンでなくても色んな場所で絶対に聞いたことがあるはず!
あんなに繊細で優しいメロディを奏でられたら確かに好きになってしまいそう…(笑)。
ドビュッシーの人物や歴史について掘り下げた「ドビュッシーゆかりの地2選!フランス・パリを巡る旅」も人気です。
ドビュッシーの生家見どころ
それではドビュッシーの生家へ入っていきましょう。
2階の展示室にはドビュッシーが実際に使用していた机や指揮棒、メトロノームなどが展示されています。
《博物館》と銘打つにはちょっと小さいかも!(笑)
というのが正直な感想ではありますが、ドビュッシーが好きな方にはたまらない場所だと思います。
観光案内所から中庭に出て、階段をあがるといよいよ展示室。
2階の展示室には、ドビュッシーにまつわるものがたくさん!
愛用の杖や、直筆の楽譜に手紙、娘の写真まで。
手書きの楽譜からは、ドビュッシーの繊細な性格が伝わってくるようです。
また、映像第2集の第3曲《金色の魚 Poisson d’or》の着想のもとになったと言われている日本の漆絵が展示されていました。
東洋が好きだったドビュッシー。漆絵以外にも東洋の香りがする調度品が多かったです。
日本製のカエルの置物も!
ドビュッシーが好きな者同士で訪れれば最高に楽しいと思うのですが、なかなかそういう訳にはいかないですよね…。
連れがドビュッシーに興味がない、クラシックにも興味がない、音符をおたまじゃくしだと思っている…などなど、そんな人におすすめなのが、ドビュッシーのデスマスク。
デスマスクとはその名の通り、死者の顔の型を取ったものです。
17世紀ごろから告別式でデスマスクを飾ったり、肖像画を描くための資料にしてたんだとか。ちょっぴり怖いような気もしますね(笑)
デスマスクを見ていると、写真や肖像画で見るより「実在した」という事実を目の当たりにできる感じがしませんか?
他にもナポレオンやベートヴェン、ゲーテなど著名人のデスマスクが存在するようなので、いつか見てみたいです。
ドビュッシーの生家 口コミ・評判
観光案内所の二階にある小さな無料の博物館です。作曲家ドビュッシーが2歳まで過ごした家だそうです。展示品の数は多くありませんが、彼ゆかりの品々が展示されています。個人的には彼のデスマスクが大変リアルで印象に残りました。
観光案内所の2階がドビュッシーミュージアムです。
リサーチが足りなかった自分のせいなのですが、14時からの営業でサンジェルマンアンレーを午後には離れてしまう必要があったため、入ることはできませんでした。
1階の観光案内所で、入りたいといったら、14時以降は2階に案内してもらえるようでした。
特に専用の入り口というのはなく観光案内所と共用みたいです。観光案内所はとてもアットホームで感じがよかったです。
サン・ジェルマン・アン・レ―の町のインフォメーションの建物がドビュッシーの生家です。現在は1階が町のインフォメーション、2階が展示場、3階がコンサートホールになっています。
1階のインフォメーションデスクはドビュッシーとは関係なく普通に町の情報を提供しています。2階の展示場は、ドビュッシーの身の回りの遺品や、肖像画、彫刻などが置かれています。
ドビュッシーの音楽が流れていて、雰囲気がとても良かったです。
4travelの口コミから抜粋しました!やはり、ドビュッシーファンなら一度訪れておくべき場所ですね♡
ドビュッシーの生家への行き方・アクセス・最寄り駅
RERで行く
パリのベッドタウンでもあるSaint-Germain-en-Layeへは、パリから高速郊外鉄道(RER A線)直通。
凱旋門のあるCharles de Gaulle – Étoile駅からRERに乗ると、約22分で終点のSaint-Germain-en-Laye駅に到着します。
サンジェルマンアンレーに向かうRER A線は路線が3種類あります。
どれもパリ市内では同じ駅に止まりますが、郊外に出るとそれぞれ違う終着駅に向かって分岐するので、何行きの電車に乗るかを間違えないように!
- Saint-Germain en Laye駅行き
- Poissy駅行き
- Cergy le Haut駅行き
サンジェルマンアンレーに訪れる際は、必ずSaint-Germain en Laye駅行きのA線に乗りましょう。
Saint-Germain en Laye駅出口のエスカレーターをのぼると、すぐに大きなお城と森が見えます。
サンジェルマンアンレー城の庭園は自由に出入りできるので、天気のいい日はお散歩するのも楽しいですよ。
また、庭園内にある全長2400mのテラスはヴェルサイユ宮殿の庭園を手掛けたル・ノートルが手掛けたもの。
テラスからは遠くにパリを見渡すことができます。
ドビュッシーの生家へは、お城の前にある「サン・ジェルマン教会」の近くにある小道を入っていくと徒歩5分ほどで到着します。
この小道にはたくさんお店があるので、ウィンドウショッピングしがら向かうのもいいかも♡
ドビュッシーの生家の入場料金・営業時間・所要時間
入場料金
- 無料
営業時間・定休日
ドビュッシーの家の一階は、観光案内所になっていますがドビュッシー博物館とは営業時間が異なるので注意してください。
営業時間がすごく遅いです。
- 営業時間
14:00-17:00(火〜土) - 定休日
日・月・祝日
所要時間
ドビュッシーの生家だけであればサッと周れば30分。好きな方は思う存分ゆっくりしてください。
1~2時間かけて街を散策してはいかがでしょう。
ドビュッシーの生家周辺の治安
パリの郊外、イルドフランスは場所によっては大変治安が悪いのですが、ドビュッシーの生家があるサン・ジェルマン・アン・レーは高級住宅街。
日本人もたくさん住んでいるとても治安の良いエリアとして知られています。
もちろん外国ですから、気を抜きすぎるのはNG。しかしパリの中心地と比べると随分のんびり観光できると思います。
パリ全体の治安に関しては「パリ旅行の治安情報|在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策・撃退方法」で詳しく解説しています。
パリに行く全ての旅行者に読んでいただきたいおすすめ記事です。
ドビュッシーのお墓
ドビュッシーはパリのパッシー墓地に埋葬されています。
ドビュッシーがパリで住んでいたアパルトマンが16区や17区にもありますが、特に博物館というわけではなく、見学は難しいのでお墓参りがおすすめです。
ドビュッシーの生家まとめ
サン・ジェルマン・アン・レーにひっそりとたたずむドビュッシーの生家。
大きくて派手な展示はありませんが、ドビュッシーの生きた証を見ることができます。
ドビュッシーファンには特におすすめ♡
近くには、サン・ジェルマン教会やサン=ジェルマン=アン=レー城があるので、お散歩がてら足を運んでみてください!
ドビュッシーの生家 | |
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住所 | Pl. du Carles de Gaulle , Saint-Germain-en-Laye 78105 Saint-germain-en-laye 地図 |
最寄り | RERA線 Saint-Germain-en-Laye駅 |
HP | https://www.saintgermainenlaye.fr/ |
※最新情報は公式サイトでご確認ください。
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かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
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