音楽家・作曲家

フランソワ・クープランゆかりの地2選!フランス・パリを巡る旅

この記事を書いた人
マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム
当ブログ「フランスボックス」はフランスが大好きな旅ブロガーのマリと、パリに2年間芸術留学していたねるのふたりで運営しています。 インスタX(Twitter)ではブログに載せていない写真や、日々の様子も発信しています。記事が役に立ったらSNSや友人にシェアしてくださると嬉しいです!
当ページのリンクには広告が含まれる場合がありますが、紹介しているサービス・製品はどれも自ら選定したものです。

バロック音楽を代表する音楽家の1人フランソワ・クープランは、国王のオルガニストとしても活躍した作曲家です。

クープラン家は代々音楽家の家系で、オルガニストとして活躍していました。

太陽王ルイ14世の目に留まったフランソワ・クープランは、宮廷オルガニストとなり、さらには宮廷作曲家としてルイ14世のために作曲もしています。

今回は、洗練された優美な音楽を数多く残したフランソワ・クープランゆかりの地をご紹介していきます。

お得情報

当サイト限定クーポン

フランスのツアーやチケットは
現在どこも価格が高騰中
クーポンで少しでもお得に購入しよう!

フランス割引クーポン

現地ツアーはもちろん
入場チケット・バス送迎にも使えるよ

随時最新情報を更新

パリ観光をお得にする
割引クーポン一覧

フランソワ・クープラン(François Couperin)とは?

フランソワ・クープランフランソワ・クープラン
フランソワクープラン(François Couperin)
出没年 1668年11月10日-1733年9月11日 64歳で死去
様式・流派 バロック
出身 パリ
代表作 《クラヴサン曲集1巻-4巻》
影響を受けた人物
影響を与えた人物 ラヴェル

クープラン家は16世紀の終わり頃から19世紀中頃にかけて、多くの音楽家を輩出した音楽家の家系でした。

代々、パリのサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会(L’église Saint-Gervais-Saint-Protais)のオルガニストを務めていたことでも知られています。

中でもとりわけ有名なのが、「大クープラン(Couperin le Grand)」と呼ばれたフランソワ・クープラン。

幼少期

フランソワ・クープランは、1668年11月10日にパリで誕生しました。

父親のCharles Couperinシャルル・クープランは、パリのサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会のオルガニストだったLouis Couperinルイ・クープランの弟で、1661年からはルイの後任としてオルガニストを務めていました。

1679年、クープランが11歳のときに父親が他界したため、サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会のオルガニストは、クープランが18歳の誕生日を迎えるまで Michel Richard Delalandeミシェル・リシャール・ドラランドが代理を務めます。

父親に代わってクープランの音楽教育は、サン・ジャック・ド・ラ・ブシュリー教会(L’église Saint-Jacques la Boucherie)のオルガニストで、宮廷オルガニストでもあったJacques Thomelinジャック・トムランが指導にあたりました。

キャリア

クープランは18歳の誕生日を迎える前の1685年に、サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会のオルガニストの職に就いています。

1689年、クープランはMarie-Anne Ansaultマリ・アンヌ・アッソーと結婚。

ヴェルサイユ宮殿ヴェルサイユ宮殿

1690年に2つのオルガン曲集を出版し、1693年にはトムランの後任として、ヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂のオルガニストに就任しましす。

また王室楽団の常任クラヴサン(チェンバロ)奏者として務め、宮廷作曲家としての活動も始めました。

かわしまねる
かわしまねる
クープランは室内楽曲のほかに、王室礼拝堂用の宗教音楽も手がけています。

1730年、健康を害したクープランは、宮廷オルガニストの地位を娘のMarguerite-Antoinette Couperinマルグリット・アントワネット・クープランに譲ります。

その3年後の1733年9月11日に、フランソワ・クープランはパリで64年の生涯を閉じました。

埋葬先を調べてたところ、サン・ジェルヴェではなくサンヨゼフ教会の墓地に埋葬され、フランス革命中に墓地がなくなってしまい行方不明になっているようです。

mari
mari
名オルガニストの最後が不明というのは大変残念です。

フランソワ・クープランゆかりの地巡りのベストシーズン

フランスのベストシーズンは1年中と言っても過言ではありません。

どの季節も素晴らしいのですが、せっかく地方まで足を延ばすなら気候の良い春から秋にかけてがおすすめです。

4月~10月までは営業時間が延びる施設が多く、多くのスポットを観光することができますよ!

フランス・パリ旅行ベストシーズンは夏(6月~8月)おすすめ季節と旅費の安い時期・月別の気温 せっかく旅行に行くならベストシーズンがいいですよね! 旅行会社に質問すると「フランスのベストシーズンは夏(6~8月)」と回...

フランソワ・クープランゆかりの地2選

①サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会(L’église Saint-Gervais-Saint-Protais)

サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会

パリ市庁舎の裏手にあるサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会は、殉教した双子のジェルヴェとプロテに捧げられた教会として建てられました。

1494年に建設が始まり、長い年月をかけて1657年に完成しています。

ファサードは第一次世界大戦中にドイツ軍による攻撃で損害を受けたため、1919年に再建。

教会内にはパリで最も古いパイプオルガンがあります。

1653年にルイ・クープランがこの教会のオルガニストとしての地位を得てから、174年(ルイ14世からナポレオン1世の時代まで)にわたり、クープラン家が代々オルガニストを務めました。

フランソワ・クープランの就任は、1685年。18歳で譲り受けた世襲の重みはいかほどだったのでしょう。

②ヴェルサイユ宮殿(Palais de Versailles)

ヴェルサイユ宮殿 外観ヴェルサイユ宮殿 外観

パリから南西約20㎞に位置するヴェルサイユ宮殿は、1682年にフランス王ルイ14世によって建てられた豪華絢爛な宮殿です。

パリから日帰りでも行けるため、世界中からたくさんの旅行者が訪れるフランスを代表する観光施設でもありますね。

ヴェルサイユ宮殿 鏡の間ヴェルサイユ宮殿 鏡の間

フランス絶対王政時代の象徴的建造物で、贅を尽くした「鏡の間」や「王妃の寝室」など目もくらむほどの煌びやかな装飾は、訪れた人々を魅了します。

mari
mari
わたしも過去3度足を運びました。数々の王宮を見てきましたがその豪華絢爛な佇まいは圧巻です。

ヴェルサイユ宮殿には、1710年に完成した「王室礼拝堂」があります。

ヴェルサイユ宮殿 礼拝堂ヴェルサイユ宮殿 礼拝堂

ルイ16世とマリー・アントワネットの婚礼もここで行われました。

1693年にフランソワ・クープランは、ヴェルサイユ宮殿の専属オルガニストに就任しており、クープランの肖像画もヴェルサイユ宮殿で所蔵されています。

ヴェルサイユ宮殿
住所 Place d’Armes, 78000 Versailles地図
最寄り RER C線 Versailles Château Rive Gaucheヴェルサイユ シャトー リヴ ゴーシュ
時間 [宮殿]
9:00-18:30(4月-10月)
9:00-17:30(11月-3月)
[プチトリアノンとグラントリアノン]
12:00-18:30(4月-10月)
12:00-17:30(11月-3月)
定休 毎週月曜日、5月1日
料金 21ユーロ
18歳未満無料
ミュージアムパスOK
HP http://www.chateauversailles.fr/

※最新情報は公式サイトでご確認ください。

フランソワ・クープランゆかりの地まとめ

多くの音楽家を輩出したフランス名門一族のクープラン家。その中で最も成功したのが、フランソワ・クープランです。

オルガニストだけでなく、クラヴサン奏者としても頭角を現し、太陽王ルイ14世のお抱え音楽家となりました。

繊細で優美な音楽を数多く残し、中でもクラヴサン曲集はフランソワ・クープランの代表作となりました。

一般的にオルガンは教会の楽器という認識が高く、身近な楽器として親しみをもちにくい楽器ですが、パリを訪れる機会があれば、ぜひ教会へ足を運び、フランソワ・クープランに思いを馳せながらオルガンの音色に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

パリに訪れるなら一度は泊まってほしい!

パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!

当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。

日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!

予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。

ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。

かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。

ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。

絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!

オテルリッツの料金を
チェックしてみる

関連記事
no image 音楽家・作曲家

エリック・サティゆかりの地を巡るフランス旅!パリ・オンフルールの暮らしと音楽家の生涯【出没年・墓地】

2024年3月4日
フランスボックス|フランス旅行情報
《ジムノペディ》《ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)》などで知られるエリック・サティ。 今聞いても全く色あせない素敵な楽曲です …
音楽家・作曲家

ショパンゆかりの地と教会を巡るフランス旅!パリの暮らしと音楽家の生涯【出没年・墓地】

2023年1月17日
フランスボックス|フランス旅行情報
ロマン派を代表する作曲家と聞いて、まず連想するのがフレデリック・ショパンではないでしょうか。 ショパンはポーランド生まれの作曲 …
音楽家・作曲家

ビゼーゆかりの地と教会を巡るフランス旅!パリの暮らしと音楽家の生涯【出没年・墓地】

2024年3月3日
フランスボックス|フランス旅行情報
《カルメン》や《アルルの女》で知られるフランスの作曲家ジョルジュ・ビゼー。 生前には作品があまり評価されず、死後ようやく認めら …