フランス西南部に位置するペリゴール地方。
ペリゴールは、旧ギュイエンヌ州の地方名で、現在のアキテーヌ地方ドルドーニュ県地域にあたります。
ペリゴールは、
- ペリゴール・ノワール
- ペリゴール・ブラン
- ペリゴール・ヴェール
- ペリゴール・プルプル
の4つの地域に分かれており、今回は、ペリゴール南東に位置するペリゴール・ノワールの中心地である「Sarlat-la-Canéda」の街をご紹介していきます。
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このページの目次
サルラ・ラ・カネダの観光情報

中世から17世紀にかけての建物が残るサルラ・ラ・カネダ。
1965年にサルラとラ・カネダのコミューンが合併してできた街です。
サルラは、13〜14世紀に商業の中心地として栄えた街でしたが、1337年に始まったイギリスとの百年戦争により、美しい中世の街並が破壊されてしまいました。
1962年に文化大臣であったアンドレ・マルローによって、国内の景観保護地域の復興のため「マルロー法」が定められ、
サルラの街はフランス国内で初めて景観保護地域の指定を受け、かつての美しい街並に復元されました。
おすすめ観光の周り方
サルラ・ラ・カネダの見どころは、なんといっても中世の美しい街並みです。
ここに行かなければ!というスポットは他の観光地に比べると多くありませんが、景色を楽しみながらのんびり散策するのがおすすめです。
所要時間
村を歩いてまわるだけなら、1時間あれば十分ですが、ランチをはさんで3~4時間ゆっくり滞在するのも楽しいです。
近隣の観光スポット
サルラ・ラ・カネダから車で約1時間で行ける観光地も沢山あります!
鉄道やバス、レンタカーを使って周るのは大変おすすめです。
- ロカマドゥール
- ペリグー
サルラ・ラ・カネダの行き方・アクセス・最寄り駅
パリから車で行く場合
高速道路A20で約6時間。
パリから電車で行く場合
パリのモンパルナス駅(Gare Montparnasse)からTGV(フランス高速鉄道)でボルドー・サン・ジャン駅(Bordeaux Saint-Jean )まで直通で約2時間。
ボルドー・サン・ジャン駅からサルラ駅(Sarlat)まで約3時間25分。
サルラ・ラ・カネダの観光名所と見どころ

リベルテ広場(Place de la Liberté)
街の中心にある大きなリベルテ広場。ここでは、毎週土曜日の朝にマルシェ(朝市)が開かれます。
この地方名産のフォアグラをはじめ、トリュフやくるみ、ワインなどが所狭しと並びます。もちろん新鮮な野菜やフルーツ、豊富な種類のオリーブやサラミ、チーズなど、活気にあふれたマルシェには、地元の人や旅行者で賑わいます。
ちょっと歩き疲れたら、広場に張り出したカフェやレストランでくつろぐこともできますよ。
リベルテ広場 | |
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住所 | Place de la Liberté, 24200 Sarlat-la-Canéda 地図 |
サン・サセルド大聖堂(Cathédrale St-Sacerdos)
16〜17世紀に建てられたサン・サセルド大聖堂。

外観も聖堂内も実にシンプルで、それ故に色鮮やかなステンドグラスの美しさが一際引き立てられています。

大聖堂の裏手には、共同墓地があり、そこには円錐形の屋根が特徴の「死者の灯明塔(Lanterne des morts)」を見ることができます。

サン・サセルド大聖堂 | |
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住所 | Pl. du Peyrou, 24200 Sarlat-la-Canéda 地図 |
行き方 | リベルテ広場から徒歩約2分 |
ラ・ボエシの家(Maison de la Boetie)
サン・サセルド大聖堂の向かいには、「ラ・ボエシの家」と呼ばれるエティエンヌ・ド・ラ・ボエシ(Etienne de la Boétie)の生家が堂々とした佇まいで建っています。

ラ・ボエシは、フランスを代表する哲学者モンテーニュと親交があり、現代の政治哲学の創始者といわれる人物です。
ラ・ボエシの家 | |
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住所 | Pl. du Peyrou, 24200 Sarlat-la-Canéda 地図 |
行き方 | リベルテ広場から徒歩約2分 |
ガチョウの広場(Statues des Trois Oies)
サルラ・ラ・カネダのシンボルは、フォアグラが有名なこともあり「ガチョウ」。
街の至るところで、ガチョウのマークを目にします。
中でもガチョウ広場とよばれる広場には、3匹のガチョウの像が置かれており、記念撮影をする旅行者が後を絶ちません。

ガチョウの広場 | |
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住所 | 2 Pl. du Marché aux Oies, 24200 Sarlat-la-Canéda 地図 |
行き方 | リベルテ広場から徒歩約1分 |
サルラ・ラ・カネダで絶対食べたいおすすめグルメ
サルラ・ラ・カネダは、グルメの街です。
フォアグラやトリュフをはじめ、くるみや赤ワインなどの産地とあって、美食を堪能することができます。
ドリュフ入りオムレツや鴨のマグレなど、ペリゴール名産の赤ワイン「ベルジュラック」とともに時間をたっぷりかけて郷土料理に舌鼓してみてはいかがでしょうか?
サルラ・ラ・カネダの治安
スリ対策の基本
サルラ・ラ・カネダの治安は比較的良好ですが、フランス旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
特に観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険は必要
ことフランスに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、パリへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)


サルラ・ラ・カネダもっと楽しむ
ガイドブックは持っておいて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
フランス関連の書籍を20冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックは地球の歩き方です。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
全579ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
パリやニース以外の地方都市の情報も詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
フランスのハイライトはもちろん、文化やアート情報、お土産屋グルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
地方にしか行かないという方は分冊版がおすすめです。通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
まとめ
サルラ・ラ・カネダは、日本ではまだあまり知られていない街ですが、ヨーロッパでは人気の高い街の1つです。
また余談ですが、フランス国内で映画のロケ地として第3位を誇る街でもあるのです。
中世の時代にタイムスリップしたかのような美しい街ですので、ぜひ足を伸ばしてみてください!
サルラ・ラ・カネダ | |
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住所 | 24200 Sarlat-la-Canéda 地図 |
行き方 | パリのモンパルナス駅からTGV(フランス高速鉄道)でボルドー・サン・ジャン駅(Bordeaux Saint-Jean )まで直通で約2時間。 ボルドー・サン・ジャン駅からサルラ駅(Sarlat)まで約3時間25分。 |
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