フランス旅行をする際に、一番神経を使うのが、迷わず、ミスせず目的地につけるか。
毎月のように海外旅行するわたしでも、新しい場所へ行くのは毎回緊張します。
ひとり旅ならまだしも、子供や両親、友人など同行者がいたらなおさら失敗したくない(笑)
当ブログ「フランスボックス」では、これから旅をする方のために、旅行先での移動方法について各都市を紹介していきます。
今回の記事でご紹介するのはパリ⇔ブリュッセル。
この記事を読んで、旅の不安が少しでも解消できると嬉しいです!
このページの目次
パリからブリュッセルへの移動手段・アクセス方法は4つ
パリからブリュッセルは直線距離で約320km。日本でいうと新横浜⇔名古屋ぐらいの距離感なので、国をまたぐものの結構近いです。
主な移動手段は、
- 高速鉄道(ユーロスター)
- 高速バス
- レンタカー、マイカー
- 飛行機
の4つ。
飛行機に乗るため空港へ行く時間とお金を考えると、最も効率よく適正価格で移動できるのは鉄道でしょう。
料金 | 時間 | 総評 | |
---|---|---|---|
高速鉄道 | 〇 | 1.5時間 | ◎ |
高速バス | ◎ | 4時間 | 〇 |
レンタカー | 〇 (複数人なら) |
4時間 | 〇 |
飛行機 | × | 1時間 | △ |
それぞれの移動方法や料金の相場、注意点などを詳しく紹介していきます。
おすすめ順に並べたので、ぜひ興味ある項目をご覧ください。
パリからブリュッセルは高速鉄道が最もおすすめ(所要時間は約1.5時間)
パリからブリュッセルへの鉄道の所要時間は約1.5時間。
パリからブリュッセルへの最速の鉄道は、ユーロスター(旧タリス)と呼ばれる高速列車です。
2023年10月、合併により「タリス」から「ユーロスター」に名称が変更されました。
鉄道チケット購入方法
鉄道のチケットは、駅の窓口やユーロスター公式サイトから購入できますが、わたしのおすすめは断然Omioなどの一括検索サービスを使うこと!
比較検討対象となるバスの料金や時間が一発でわかるので、ヨーロッパ旅行の時は手放せない存在になっています。
毎回個人情報を入力する必要もなく、チケット紛失のリスクもありません。
気になる手数料はたった数ユーロ。
さらに日本語対応でわかりやすく本当に旅がしやすい時代になったなと、驚いています。
しかし、ヨーロッパの鉄道料金は期間によって金額が激しく変動します。
日付や時間を少し変えるだけで、日本人からすると、信じられないくらい料金が上がるんです。
たとえば、1か月後のパリ⇔ブリュッセルの鉄道チケットはユーロスターが68ユーロとなっているのに、直前の週末となると126ユーロに跳ね上がっています。
4人で家族旅行をしている場合、そもそもチケットが取れない、数万円高くなってしまったということもザラにあるので、早め早めの予約を強くおすすめします。
鉄道の発着駅
パリからブリュッセルに向かう際の発着駅はパリ北駅(Paris Gare du Nord)。
駅の詳しい情報は「パリ北駅の治安・発着駅・構内図・トイレ・コインロッカー情報」にまとめているので、心配な人は雰囲気など写真で確認してください。
鉄道移動の注意点・座席選びのコツ
座席・クラスの選び方
高速列車の車内は快適で座席は広々としています。
日本の新幹線にグリーン車と普通車があるように、ユーロスターも1等車と2等車の2クラスに分かれていますが、普通車でも十分快適なので、わたしは2等車を利用することが多いです。
座席のクラスは3つあり、
- 1等車両(ビジネスプレミア料金、スタンダードプレミア料金)
- 2等車両(スタンダード料金)
- ビュッフェ車両
となっています。
特にこだわりがなければ、スタンダードで十分だと思います。
チェックインが必要なため1時間前には到着を
ユーロスターは飛行機と同じくチェックイン制。
クラスによって締め切り時刻は異なりますが、スタンダードの場合、遅くても出発の30分前の到着を目指しましょう。ビジネスプレミアであれば、20分前でも大丈夫です。
車内に持ち込める手荷物は2点まで
車内に持ち込めるのは
- 1つの小さいバッグ(ハンドバッグなど)
- 2つの手荷物(85cm以内)
の合計3点まで。
高速列車(TGV inOuiやTERなど)のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、乗る直前に駅で切符を買うのはおすすめできません。
なぜなら、座席指定のある電車の場合は予定していた切符が売り切れていたり、券売機のトラブルなどで1時間以上待った経験があるから。
予約が遅くなると料金も2倍以上になることがあるので、予定通りの切符を購入するためにも、安く買うためにも、事前に購入は必須!!
わたしたちのおすすめは日本語で一括検索が可能なOmioです。
また、クーポン利用ができるならklookでもオンライン事前予約が可能。
【klook
当サイト限定クーポンで最大6%割引】
クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
パリからブリュッセルへ安く行くなら高速バス(所要時間は約4時間)
パリからブリュッセルへのバスの所要時間は約4時間。
鉄道の所要時間は約1.5時間なので、コストは抑えられますが時間はかかります。
バス会社の種類
パリからリヨンへのバスは、いくつかの会社が運行しています。
- BlaBlaCarBus(旧OUIBUS)
- Flixbus
※バス乗り場は各バス会社のチケットを確認してください。
バスチケット購入方法
バスのチケットは各バス会社のウェブサイトから購入できますが、ここでもわたしは鉄道と同じくOmioでの事前購入を推します。
なぜなら、違う会社のバスと金額や時間を比較しやすいから。
バスも鉄道と同じく、席がうまってくるとジワジワ値上がりするので、早め早めの購入がおすすめ。
鉄道の時間と料金とにらめっこしながら、都合の良い便を見つけてください。
バスの発着地
パリは「ベルシー(Bercy)」駅が利用されることが多いです。
ブリュッセルからパリへ向かうバス乗り場は「ブリュッセル南」駅にあります。間違って「ブリュッセル北」や「ブリュッセル中央」駅に行かないよう注意しましょう!
バス移動の注意点
多くのバスではWiFiや充電用の電源があるため、意外と快適に過ごせると思います。
注意点は絶対に乗り遅れないこと!
ほとんどの場合、バス停留所は、鉄道駅を見つけるより難しいと思います。
なかなか情報も出てこないし、歩いている人に聞いてもわからないということが多く、バス自体も遅れたりするので、無事に乗車できるまで気が抜けません。
ホテルから乗り場がそれほど遠くなければ、荷物を持たずに下見に行くのもおすすめです。
場所が確実にわかっていれば、出発時に大きな荷物を持って長時間待たずにすみます。
車を使ってパリからブリュッセルへ行く(所要時間は約5時間)
パリからブリュッセルへのドライブは、約4時間です。
道中にはコンピエーニュやリールなど、公共交通機関を使うと時間がかかる場所もあるので、運転が好きで複数にの旅であればレンタカーの利用は大変おすすめです。
パリからブリュッセルへの車での移動は、約4時間。
パリから出発したら、A1を北上し、E19を約2時間30分ほど走ると、ブリュッセルに到着します。
パリからブリュッセルへの車での移動は、比較的簡単です。高速道路を走るだけなので、迷う心配もありません。
ただし、高速道路の料金は、フランスとベルギーで違いがあります。
フランスの高速道路料金は、車種や走行距離によって異なり、ベルギーの高速道路料金は、車種によって異なります。
レンタカー予約の注意点
車での旅は本当に素晴らしい思い出ですが、必ずフルカバーの保険に入っておきましょう。
以前、事前に安いプランで借りていたにも関わらず、当日保険がフルカバーになっていないと言われ追加料金がかかったことがあります。
そのときは返却時に「少しだけこすった跡がある」という指摘が入ったものの、追加料金を払っていたために高額請求を免れることになりました。保険には必ず入っておきましょう。
また、車の故障など万が一のことが起きた際、近くに人がいない場所だと、スマホがないと助けを呼ぶことができません。
道に迷って地図が必要になったり、危険情報をチェックするためにも、現地でのネット環境を整えておくことを忘れずに。現地で使えるSIMカードを購入するかWi-Fiをレンタルしましょう。
また、行く先にもよりますが、繁忙期だと希望の車種がレンタルできない可能性や、直前の予約だと値段が高くなる恐れがあります。日程が決まった段階の早めの予約がおすすめ。
パリからブリュッセルへ飛行機で行くのは不便
パリからブリュッセルへのフライト時間は約1時間と短いですが、料金は鉄道の倍以上になるのでおすすめしません。
空港までの時間や待機時間を考えても、利用価値は低いと思います。
パリ市内への空港アクセスは「シャルルドゴール空港⇔パリ市内移動手段別アクセス方法」の記事で詳しく紹介しています。
パリ⇔ブリュッセルのおすすめ移動手段・アクセス方法まとめ
自分が旅行前に知りたかった詳しい移動方法を、しっかり詰め込んだ内容になっているのではないでしょうか!
初めて行く場所は、治安や駅の大きさ、迷わず行けるのか不安になることも多いと思います。
しかしその不安こそが、色んなリスクからあなたの身を守ってくれます!どんなに旅慣れても気を抜いたところでスリにあったり、荷物を盗まれたりするものです。
特に大きな駅周辺は、注意しすぎるくらいしてちょうどいいので、ホテルに到着するまでは緊張感を持って無事移動してくださいね!良い旅を!
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!