数ある世界遺産の中でも人気のあるモン・サン・ミッシェル。
フランスを訪れるなら一度は足を運んでみたい!と思う方も多いのではないでしょうか。
正直タイミングを逃してあまり期待していなかったのですが、天気もよく本当に気持ちの良い最高のデイトリップとなり、ぜひみなさんにも足を運んでいただきたいスポットだと思います。
パリから約284kmもの距離があるので少しアクセスしにくいのが難点。しかし訪れてはじめてそれだけの価値があるのだなぁと理解しました!
このページでは、モンサンミッシェルの歴史と見どころ、現地で買えるお土産をご紹介します。
- 歴史を知りたい
- 楽しみ方を知りたい
- お土産情報を知りたい
モンサンミッシェル
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その他、行き方やおすすめ現地ツアーは
別記事で詳しく取り上げています
このページの目次
モン・サン・ミッシェルの見どころ・観光情報
対岸からバスまたは徒歩でモン・サン・ミッシェルへ向かいます。近づくにつれその見事なフォルムにため息が止まりません。
外観の美しさ
モン・サン・ミッシェルの見どころはなんといっても、外観の美しさ!
間近で見る修道院も迫力がありますが、ぽつんと佇む修道院の姿を引きで見るのが一番感動しました。
また、モン・サン・ミッシェルは、潮の満ち引きや太陽の傾きで景色が大きく変わって見えるのが特徴。
歴史や建物に興味がなくても、人を惹きつける何かがあります。片道4.5時間かけてきただけのことはある・・・!!
1日の中でもいろんな顔を持っているので、ぜひ1泊して楽しんでみてください。
修道院の入口への道にはたくさんのお土産屋さんやレストラン、ホテルなどもあるので修道院の見学以外にもついつい足が止まってしまいます。
修道院までの道のり
てっぺんにある修道院までは2種類の行き方があります。
グランド・リュと呼ばれる大通りを歩くか、脇道の城壁をまわるかどちらかなのですが、わたしのおすすめは城壁から上り、グランドリュから降りてくる方法です。
まっすぐ歩けば約20分の道のりですが、石畳&階段のコンボなので足が悪い人にはかなり難しいかも。
ハァハァ言いながらも城壁を上るとそこは絶景かな…。
モン・サン・ミッシェルの景色も素晴らしいですが、モン・サン・ミッシェルから見える景色もまた素晴らしかった!
それではおまちかね、モン・サン・ミッシェル修道院へ入場しましょう。
モン・サン・ミッシェル修道院の歴史
モンサンミッシェルは英仏海峡に面した、サン・マロ湾に浮かぶ小島に建てられた修道院。
大天使ミカエルがオベール司教の夢に現れ、「あの島に、修道院を建てよ!」と命じたことがはじまりという言い伝えがあります。
なんでも夢に出てきたのは計3回。2回は無視したそうで、最後は脳天に指を突き刺したのだとか(笑)怖すぎますね!!
その時の様子が描かれたレリーフも修道院内で見ることができます。グサッと指が刺さってますね~。
実際に穴のあいた頭蓋骨が見つかっていて、そこから伝説が生み出されたみたい!(現代では腫瘍の跡だと解析されています。)
モン・サン・ミッシェルは日本語に直すと、「聖ミカエルの山」
ミカエルはフランス語でミッシェル、夫に聞いたらポルトガル語ではミゲル(サンミゲルと言えばフィリピンのビールw)。そして英語ではマイケル!
10世紀ころにベネディクト派の修道院として建設が始まり、増改築を経て13世紀頃に現在の姿になったとされています。
改築までの変遷は島内で見ることもできなかなかおもしろいですよ!
14~15世紀に英仏が繰り広げた100年戦争では軍事要塞として使用され、ところどころにその跡が見られます。
実際に行ってみると中は迷路のように複雑で、子供のころに探検をしているようなそんなワクワクした気持ちが蘇るようです。
それでは修道院内の見どころを詳しく解説していきます。
モン・サン・ミッシェル修道院の見どころ・観光情報
入場口を入ると、以下のように順路を進んで行くことになります。
中の見学は1~1.5時間くらいみておきましょう!
- 大階段
- 西のテラス
- 修道院付属教会
- 回廊
- 食堂
- 貴賓室
- サント・マドレーヌ礼拝堂
- 巨柱の間
- サン・マルタン礼拝堂
- 大車輪
- サン・テティエンヌ礼拝堂
- 階段
- 散策の間
- 騎士の間
- 出口階段&聖ミカエル像
- 施物分配室(お土産ショップ)
①大階段 Grand Degré
西のテラスへ向かう90段の大階段、上に見える橋には石落としがついていて、敵の襲来に備えていることが分かります。
道も狭いしこんなところから石を投げられたら前に進むのも大変!
②西のテラス Terrasse de l’Ouest
階段を登りきるとそこは西のテラス。西はブルターニュ地方、東はノルマンディ地方になります。
西のテラスからの眺めは素晴らしく、多くの訪問者がここで一休みしながら、何度もシャッターを切っていました。
ちょうどカモメがやってきて、良い子に写真を撮らせてくれました。
③修道院付属教会
11世紀初頭に建設されたものの、ロマネスク様式の内陣が崩壊してしまったため急遽再建したのがフランボワイヤン ゴシック式と呼ばれる新しい内陣でした。
ゴシック様式の極致といわれ、窓からはたくさんの光が降り注ぎます。
④回廊
ラ・メルヴェイユの最上階にあるのが、修道士たち専用の回廊。ラ・メルヴェイユとは驚嘆すべきものという意味で、修道院のゴシック様式の部分を指します。
修道士たちはこの回廊で、散歩、瞑想をしていたといいます。若者たちのインスタスポットとなっており、みなポーズをとって写真撮影大会(笑)
海と空の間にある空間で、みな何を思っていたのでしょうか。
⑤食堂
順路へ進むと食堂へ出ます。両側の小窓の数はなんと59!
修道士たちは食事中話すことはなく、沈黙のまま過ごしたそうです。
ひとりが説教台から福音書を読むと、音響効果で声が響き渡り、それぞれが耳を傾けながら食事をとりました。
⑥貴賓室
大事な来客があった時に使用した貴賓室。貴族、王室の方など身分の高い人たちを接待する場所でした。
ちょうど食堂の真下に位置します。ルイ9世やフィリップ4世もここで過ごしたのだとか。
現在は何もないガランとした場所ですが、部屋の中央に暖炉があり、主賓が座ったそうです。
⑦サント・マドレーヌ礼拝堂
⑧巨柱の間
巨柱の間と名前の通り、ものすごい巨大な柱がすごい威圧感(笑)
珍しい黒マリアを発見!悩みや苦しみをすべて請け負ってくれるとかなんとか。
⑨サン・マルタン礼拝堂
サン・マルタン礼拝堂は小さく地味で見逃してしまいそうですが、11世紀完成当時のまま残存する貴重な教会です。
1030年から40年に作られたこれぞロマネスク!という半円アーチをぜひ自分の目で確認してみてください。
壁も天井も非常に厚い。
礼拝堂を抜けると吹き抜けで気持ち良い風が。この景色ドラクエみたいだなぁ。ゲームの世界にいるような錯覚を覚えます。
⑩大車輪(旧納骨堂)
次はなかなか迫力のある大車輪!!
モンサンミッシェルは長期にわたって修繕、増築が行われていたため、この大車輪の中に人間が入って貨物機を動かし、食物などを運んでいました。
ハムスターが走ってるのは見たことがあるけど、人が動かすのは大変だったろなぁ。
6人で2トン分だとか。ちなみにこれはレプリカ。
元々は納骨堂だったそう。死体をここから捨てていたらしい(;’∀’)
⑪サン・テティエンヌ礼拝堂
サン・テティエンヌ礼拝堂は死者のための礼拝堂。ここでお葬式をしてから納骨堂へ運ばれたのでしょう。
お隣は病院だったということで、とても機能的な導線になっていたのですね。
一部壁画が残っています。牢獄時代にほとんど失われてしまったというのがとても残念。美しく装飾された礼拝堂、見てみたかった!
⑫階段
昔巡礼者のメイン階段として使用されていた階段。
⑬散策の間
西側テラスの真下にあるのが散策の間。ロマネスク様式からゴシック様式へ。
⑭騎士の間
修道士たちの仕事場、勉強の場として使われていました。
回廊を支えるために作られたとあって柱がたくさんあります。
写経や細密画を製作していたので、インクや絵の具が固まらない&手がかじかまないようこの部屋だけ暖炉が設置されました。
⑮出口階段&聖ミカエル像
狭い螺旋階段を降りて、修道院の観光も終わり!
最後に大天使ミカエルにお別れをいって戻ります。
⑯施物分配室(お土産ショップ)
施物分配室は現在お土産ショップとして賑わいを見せていますが、昔は巡礼者に施し(食べ物)を与える場所として使用されていました。
結構いまどきで、デザインの素敵なお土産も売られています。外で売られている商品とはまた違うので気に入ったものがあればここで買ってしまうのもおすすめ。
モン・サン・ミッシェルのお土産
島内にあるお土産やさんには、モンサンミッシェルがプリントされたポストカードやマグカップなどがたくさん!
わたしのおすすめ商品をご紹介しましょう♪
ラ・メール・プラールのサブレ
モンサンミッシェルの大定番、プラールおばさんのサブレが結局一番人気!パリのボンマルシェで試食をさせてもらって美味しかったので購入しました。
小さいサイズがかなりお買い得!モンサンミッシェルで買いそびれたという方もパリ市内で購入することもできますよ。
リンゴの発泡酒「シードル」
ノルマンディー地方の特産シードルも人気です。お酒の苦手なわたしでも飲めるほどとっても甘い!
小さな瓶ならバラマキ土産にもぴったり♡
キャラメル
いつだったか日本でも大ブームになったキャラメル。普段は絶対買わないのに、なぜかひとつ手に取ってしまいました。
バスの中でまさかの半分完食という恐ろしいカロリーの取り方をしてしまうくらい美味しかったです。➝残りは帰国後娘にあげました(笑)
フランスは本当にバターが美味しいからなぁ・・・。
モンサンミッシェルグッズ
修道院内にあるお土産ショップも充実しています。
子供用の書籍も置いてあってとっても可愛い♡わたしはここでモンサンミッシェルのガイドブックを買って帰りました。
陶器のお土産
島内のお土産ショップではセンスの良いお皿やコップ、陶器の置物なども見かけました。このあたりで時間をかけすぎてタイムオーバーに・・・。
モン・サン・ミッシェルのおすすめお土産ショップ
モンサンミッシェルには島内にもお土産やさんがたくさんありますが、島内のショップは比較的規模が小さめ。
さまざまなお土産品をゆっくり見るなら、対岸のバス発着場所の近くにあるLes Galeries du Mont Saint-Michelで買うのがおすすめです。
レ ギャルリー デュ モンサンミッシェル Les Galeries du Mont Saint-Michel
対岸ホテル街にあるお土産ショップ。モン・サン・ミッシェルの定番グッズから食品・お酒類など豊富に取り揃えられています。
島内のショップは比較的小さめなので、レ ギャルリー デュ モン サン ミッシェルは品ぞろえもよくおすすめです。
島内のお土産屋さんより若干値段は安めな気がしました。
バスの時間もあるので、慌てて移動するより対岸でゆっくりお買い物をした方がいいかもしれません。
前述のとおり、モンサンミッシェルで買いそびれても、パリ市内のデパートやスーパーで後から購入することもできるので、迷ったらいったん買わないという選択肢もあり。
とはいえお土産は思い出の一部にもなりますので、せっかくならぜひ現地で購入してみてくださいね!
モン・サン・ミッシェルの名物ラメールプラールふわふわオムレツ
ラメールプラールの名物オムレツ
モンサンミッシェルはオムレツで有名な「ラ・メール・プラール」の本店があります。
赤い屋根と看板が目印
ふわっふわでとろけるような口あたりのオムレツは「新感覚!」という感じでした。
トマトソースなどの味付けはなし。
卵がふわふわに泡立てられていて、見た目のボリュームがすごいです。泡の部分がお皿からはみ出そうになってますね。
好みが分かれることでも有名です。
モンサンミッシェルを訪れたならぜひ一度は食べてみてください♪そしてぜひ感想を教えてください!!
現地バスツアーの場合
バスツアーの場合、島内ではなく対岸のレストランで食事となる可能性が高いです。
わたしはてっきりラメールプラールで食事をとるとばかり思っていたら、対岸レストランでちょっとがっかりました(;’∀’)
味は思ったより悪くなかったし、ケチャップかけ放題だったので、こっちの方が案外好評だったりして・・・(笑)
モン・サン・ミッシェルの入場料金・営業時間・所要時間
入場料金(修道院)
- 13ユーロ
- 18歳未満無料
オンライン購入のチケットは待ち時間を短縮できます。
現地で当日券の列に並ぶ時間は本当に無駄なので、事前にオンラインで購入するかガイドツアーを予約するのがおすすめ。
オンライン購入はGetYourGuideで可能。
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営業時間・定休日
- 5月2日~8月31日 9:00-19:00
- 9月1日~4月30日 9:30-18:00
- 定休日は1月1日、5月1日、12月25日、一部の祝日
所要時間
パリから日帰りでも楽しめるモン・サン・ミッシェルですが、せっかくなので1泊してゆっくりするのがおすすめです。
数時間あれば島内を十分にまわることができますが、ライトアップされた夜のモンサンミッシェル見るならやはり1泊は必要。
モンサンミッシェルの口コミ・評判
後にも先にもこれ程自然の景色に溶け込んだ人工建造物を目にする事は無いかもしれない。
今のところは、、、。フランス人の造形に対する価値観と表現力は、日本人には真似のできない素晴らしい物があると思います。
結局、食事の時以外は夜も朝も日中も時間が許す限り目に焼き付けました。
文句無しの星5つ⭐️(Googleレビューより引用)
モンサンミッシェルの歴史と見どころまとめ
せっかく訪れるのであれば、ゆっくり観光したいモン・サン・ミッシェル。
おいしいグルメやお土産屋さんもたくさんあるので、ゆとりを持った計画を立てることをおすすめします。
日が暮れてライトアップされた修道院は本当に素晴らしく、きっと一生忘れられない思い出になることと思います。
ぜひ、いろんな角度から見て、心ゆくまで写真撮影も楽しんでみてください。
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モンサンミッシェル | |
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住所 | 50170 Le Mont St-Michel 地図 |
行き方 | TGVのRennes駅よりバス(もっと詳しく) |
時間 | 9:00-19:00(5月2日-8月31日) 9:30-18:00(9月1日-4月30日) |
定休 | 1月1日、5月1日、12月25日、一部の祝日 |
料金 | 13ユーロ 18歳以下無料 |
HP | http://www.abbaye-mont-saint-michel.fr |
チケット | モンサンミッシェルのチケット |
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